2018 年 3 月 Expense Standard Edition 管理サマリー
最終更新日: 2018 年 3 月 17 日
アクセシビリティ
サインイン ページのロゴの代替テキスト2017 年 6 月に、2017 年 6 月の VPAT のアクセシビリティ テストにおいて、W3 の WCAG 2.0 グローバル標準の例外が識別されました。これらの例外は、特定の WCAG 2.0 ルールの A または AA 標準に、ロケーションまたはアクションが準拠していないという問題を示しています。適切な WCAG 標準と整合することにより、この問題が解決し目標のロケーションまたはアクションのアクセシビリティ品質が向上します。
実際の問題と解決は次のとおりです: スクリーン リーダーは、それぞれの画面要素 (指示テキスト、フィールド、オプションなど) をユーザーに読み上げるユーザー補助技術の一種です。正しいコーディング (この場合は代替テキストまたはオルト (alt) テキストとして知られている) は、リーダーが確実に正しい情報をユーザーに読み上げるようにするために必要です。
現在は、[サインイン] ページのロゴに、ユーザーにロゴの説明を読み上げるための正しいコードがないことが問題となっています。このリリースでは、この問題が解決されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: 製品およびサービスをアクセシビリティに関する WCAG 2.0 標準にさらに整合させることにより、すべての Concur ユーザーの可能性が向上します。
[他のユーザーとして操作] クイック ヘルプのキーボード アクセス[他のユーザーとして操作] クイック ヘルプには重要な情報が含まれ、すべてのユーザーが利用可能です。現在は、マウスで "?" アイコンをクリックすることでのみ利用可能です。このリリースでは、[他のユーザーとして操作] クイック ヘルプがキーボードからアクセス可能になります。
業務目的/お客様にとってのメリット: [他のユーザーとして操作] クイック ヘルプはマウス ユーザーおよびキーボード ユーザーで利用可能になります。
管理
通知: カスタム フィールドには個人または機密データを記載しないすべての会社は従業員の個人および機密情報を保護するために適切なすべてのステップを取る必要があります。推奨されるセキュリティ関連のベスト プラクティスに従い、カスタム フィールドには個人および機密データを含めることはできません。
会社が現在、個人または機密データ (社会保障番号、家族の名前、またはその他の個人を特定する情報など) を保存するためにカスタム フィールドを使用している場合は、サービス内の既存のフィールドからこの情報を削除し、現在の設定を修正するよう計画する必要があります。
ブラウザを使用するユーザー レポートの更新ブラウザを使用するユーザー レポートが更新され、すべての情報が 1 つの場所に含まれるようになりました。すべてのユーザーと、ユーザーが使用するブラウザおよびログイン回数が一覧表示されるようになりました。
業務目的/お客様にとってのメリット: 管理者が、ブラウザごとにレポートを生成する必要がなくなりました。すべてのユーザーが、1 つのレポートに一覧表示されます。
予算
2018 年 3 月 19 日に一般で利用可能になる新しい予算機能予算機能により、お客様は予算のすべての要素 (予算期間を決定する会計年度、コストセンター (プロフィット センター) レベルの支出を追跡する予算追跡フィールド、予算の目的および実際の年次予算である予算の経費タイプをグループ化する予算カテゴリー、予算 (会計年度、予算所有者、予算名および説明を含む) を定義する予算項目) を設定できるようになります。
この機能により、承認者および予算所有者に対してリアルタイムで予算が表示され、処理可能になり、Expense のお客様の支出の意思決定を高い精度で行うことができます。
さらに、予算機能は Expense の Concur モバイル アプリで利用可能です。Concur モバイル アプリのリリースは、標準リリースの 7 日から 10 日後に行われることに注意してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、承認者および予算所有者に対してリアルタイムで予算が表示され、処理可能になり、Expense のお客様の支出の意思決定を高い精度で行うことができます。
Expense Pay
承諾の用語を "同意" から "承認" に明確化Expense Pay によって支払を受け取るすべてのユーザーは、グローバルとクラシック Expense Pay の両方において、用語 "同意" は Concur ユーザー インターフェイスで "承認" に変更されました。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更によって、クラシック Expense Pay の場合は Concur から、Expense Pay - グローバルの場合は Concur 支払処理パートナーからの口座振込をユーザーが承認するという指示の法的な明確さが向上します。
経費精算レポート
ワークフロー後半での不足勘定科目コードのチェックレポートで経費の 1 つまたは複数の勘定科目コードが不足している場合でも、従業員は経費精算レポートを提出することできます。ただし、勘定科目コードが提供されるまでは、処理者が経費精算レポートを承認することはできません。
この更新の前は、レポートで経費の 1 つまたは複数の勘定科目コードが不足している場合、従業員は経費精算レポートを提出できませんでした。
経費が保存されると、その経費タイプに対して正しい勘定科目コードが挿入されます ([製品設定] の勘定科目コード設定に基づく)。この更新により、勘定科目コードが経費タイプにマッピングされていない場合でも、レポートを提出できるようになりました。また、マネージャーが経費精算レポートを承認することもできます。
処理者がレポートを承認しようとする場合、勘定科目コードが不足していることが特定されると、経費タイプの勘定科目コード設定がチェックされ、経費の最終保存以降に勘定科目コードが追加されているかどうかが確認されます。利用できる場合は、正しい勘定科目コードが挿入され、承認が続行されます。利用できない場合は、Concur の法人管理者が経費タイプに対して勘定科目コードマッピングを提供するまでは、経費データの承認はブロックされます。
業務目的/お客様にとってのメリット: 従業員は、経費タイプ設定で勘定科目コードが不足している場合でも経費レポートの作成を続行することができます。
次世代 (NextGen)
Expense ユーザー インターフェイスSAP Concur は、製品の一貫性のある改善に力を注いでいます。それは提供する機能だけでなく、それらの機能を使用するエクスペリエンスについても言えます。ユーザーが技術にどのようにかかわるかは、ニーズおよび期待とともに経時的に変わります。SAP Concur は、常にお客様の声を聞き、ユーザー エクスペリエンスをどのように改善できるかについてのフィードバックを求めています。
次世代 Expense は SAP Concur ユーザー エクスペリエンスの継続的な進化です。それは大規模なユーザー調査およびデータ分析から構築されました。680 回の 1 対 1 の対話、58 のユーザビリティ研究、調査への 3,000 以上の回答、および月間 13 億 のユーザー アクションがこれに含まれます。
この結果は次世代の Expense ユーザー インターフェイスで、現代的で一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、拡張された UI を提供するだけでなく、お客様において、変化するニーズを満たすためのご要望が生まれたときに、SAP Concur がより迅速に対応できるようにもなります。
付加価値税 (VAT)
(英国) 更新された HMRC 燃料アドバイザリ レートConcur は英国歳入関税庁 (HMRC) のアドバイザリ燃料レート (AFR) に従って付加価値税 (VAT) 率を更新しました。
ガソリン車両タイプの変更:
2000cc を超えると 22 ペンス
業務目的/お客様にとってのメリット: 企業が、税法遵守のベストプラクティスに従うことができます。
計画変更
このセクションの項目は、今後のリリースを予定しています。Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
**計画変更** "ConcurAccessible" のすべてのインスタンスの削除このリリース ノートは削除されましたが、将来のリリースに含められます。
**計画変更** "プライバシー規約" ページの削除ユーザーに現在 [プライバシー規約] ページを表示するお客様は、2018 年 4 月 14 日にそのページがなくなることに注意してください。つまり、プライバシー規約がどのような状況においても表示されなくなります。さらに、プライバシー規約テキストをカスタマイズするオプション、およびポリシーを適用するオプション (ユーザーのプライバシー規約の承認が必要な場合など) が削除されます。
別のリリースでは、ページのフッターのリンクからアクセスできる標準プライバシー保護方針が提供されます。
このリリース ノートでは、[プライバシー規約] ページおよびその関連する設定オプションの削除について説明しています。新しい Concur プライバシー保護方針に関する情報は、将来のリリース ノートで提供されます。
変更の目的は、すべてのお客様が、修正されていない同じ Concur プライバシー保護方針を確認することです。
**計画変更** 期限切れデータの新機能この新機能によって、お客様は、誰が、いつ、どこでの基準に基づいてデータの保管期間を管理することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、データ保持に関するお客様固有のコンプライアンス ニーズを満たすことができます。
**計画変更** In-Product Messaging のオプトアウト (米国)昨年、ヨーロッパで In-Product Messaging (IPM) が導入された際には、ユーザーがメッセージングをオプトアウトする機能が含まれていました。
将来のリリースでは、米国のお客様にもオプトアウトする機能が提供されます。
**計画変更** IC カード リーダーで会社レベルの承認をサポート予定IC カード リーダーのソリューションは、認証プロセスを 2018 年 4 月 14 日と 15 日の週末に切り替えます。メンテナンス時間は、これらのリリース ノートの将来のバージョンで提供されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ユーザー アクティベーションが簡素化され、[レポートに追加できる経費] で取引をより迅速に表示できるようになります。
**計画変更** 新しい 23 カ月フィルター新しいデータ保持機能には 23 カ月フィルターが含まれます。このフィルターは、以下のエリアに影響を及ぼします。
- レポートに追加できる経費
- 法人カード取引
- 未割り当ての仮払申請
この新しい機能では、古い取引が自動的にフィルター処理されます。23 カ月の期間を設定することはできません。新しいデータ保持機能を有効にするお客様には、23 カ月フィルターが自動的に有効化されます。
[法人カード取引] では、23 カ月を超える取引明細書もフィルター処理されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: このフィルターにより、長期にわたる未処理取引の蓄積が削減され、新しいデータ保持機能がサポートされます。
**計画変更** 2018 年 5 月 15 日に終了予定のプレーン テキスト FTP のサポートConcur は、Concur との間でのデータの転送手段としてのプレーン テキスト FTP のサポートの終了を発表しています。
プレーン テキスト FTP は、セキュリティ保護されたプロトコルではなく、固有のセキュリティ脆弱性があります。2018 年 5 月 15 日に、Concur Operations は、ファイル転送インフラストラクチャに対してセキュリティ アップデートを適用します。これにより、お客様のデータを保護し、"Concur Trust Platform" の監査されたセキュリティ要件を満たすための継続的なコミットメントの一環として、プレーン テキスト FTP の使用が制限されます。
詳細については、Plain Text FTP Retirement FAQ を参照してください。
ユーザーへの影響: サポート終了日付以降のプレーン テキスト FTP を使用した Concur との間のデータ転送では、受信接続のエラーが発生します。プレーン テキスト FTP を使用しているお客様は、いずれかの承認済の安全な方法を使用して、File Transfer User Guide に記載のとおりに引き続きデータを転送してください。この変更はお客様側で行っていただく必要があり、Concur はこの変更処理をサポートします。
**計画変更** カテゴリー リストで表示される支出カテゴリー提案[製品設定] の [経費タイプ] ページ ([経費] > [経費タイプ]) の [カテゴリー] リストの上部に、支出カテゴリー提案が表示されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、経費タイプの支出カテゴリー選択プロセスが簡素化されます。
お客様通知
Concur Non-Affiliated Subprocessors「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。