Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2018 年 5 月 Expense Standard Edition 管理サマリー

更新 #4

管理

SAP Concur フッターの新規クッキー設定リンク

5 月 12 日のリリースでは、ヨーロッパにおける特定の承認要件のため、クッキー関連のプロセスが変更され、リンクが追加されました。

ユーザーのコンピュータにクッキーの保存を許可する承認には 2 つの種類があります。以下のページに記載のとおり、使用されるオプションは国によって異なります。次のオプションがあります。

  • アクティブ承認: ユーザーはクッキーの受け入れをアクティブに承認します。この場合、ユーザーのコンピュータにクッキーをロードするには、SAP Concur はユーザーの承認を得る必要があります。
  • パッシブ承認: ユーザーはクッキーを阻止しません。

重要

このリリース ノートでは、クッキーの承認、およびクッキーの変更について説明しています。以下の点に注意してください。

  • グローバルなプライバシーとデータ ガバナンスのプロバイダである TrustArc は、SAP Concur のクッキー関連のプロセスを監視および管理します。

    いくつかの承認オプションが以下のページに記載されています。

    • TrustArc がすべての承認テキストを提供し、承認テキストのすべての翻訳を管理していることに注意してください。SAP Concur またはそのお客様がテキストや翻訳に影響を及ぼすことはありません。

    • 以下のページに記載のとおり、承認に関する規制は国によって異なります。TrustArc は、国別の規制に基づいて、各ユーザーに適切な承認オプションを決定します。SAP Concur が決定に影響を及ぼすことはなく、SAP Concur には国およびその承認に関する規制の一覧はありません。

    • "国" は、ユーザーが SAP Concur にサインインする際の物理的な所在地として定義され、ユーザーのプロファイルで定義されている母国や、ユーザーの会社の所在地ではないことに注意してください。

  • 規制に従って、ここに記載される承認および変更プロセスは、個々の SAP Concur ユーザーが完了する必要があります。会社がユーザーの代わりにこれらの選択を行うオプションはありません。
  • ユーザーがクッキーをアクティブに受け入れると、すべてのクッキーを削除してやり直さないかぎり、クッキーの受け入れを停止するようにクッキーのオプションを修正することはできません。

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更は、SAP Concur のプライバシーに関するグローバル要件に準拠しています。

ホワイトリストへの TrustArc.com の追加

SAP Concur フッターの新規クッキー設定リンク リリース ノートに記載のとおり、ヨーロッパにおける特定の承認に関する規制のため、クッキー関連のプロセスが変更されています。

SAP Concur は、この規制に適切かつ確実に対応するため、グローバルなプライバシーおよびデータ ガバナンス プロバイダである TrustArc の支援を得ています。TrustArc が適切にこれらのプロセスを監視および管理できるように、お客様の会社の IT 部門 (または類似の部門) が TrustArc をホワイトリストに追加していることを確認してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: ホワイトリストによって、SAP Concur に代わって承認要件を管理するための適切なアクセス権が TrustArc に付与されます。

[プライバシー規約] ページの削除、新しい SAP Concur プライバシー保護方針

現在、[プライバシー規約] ページをユーザーに表示しているお客様は、このリリースでそのページが削除されることに注意してください。つまり、既存の [プライバシー規約] ページがどのような状況においても表示されなくなります。同時に、プライバシー規約テキストをカスタマイズするオプション、およびポリシーを適用するオプション (ユーザーによるプライバシー規約の承認が必要な場合など) が削除されます。

また、このリリースでは、SAP Concur により、ページのフッターのリンクからアクセスできる標準プライバシー保護方針も提供されます。新しい SAP Concur プライバシー保護方針には、お客様データの "処理者" としての SAP Concur の責任について説明されています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更の目的は、すべてのお客様に、修正されていない同じ SAP Concur プライバシー保護方針が表示されるようにすることです。

**更新** 処理者プライバシー保護方針のリンク – 今週利用可能

これまで数カ月にわたり、リリース ノートには、5 月 12 日のリリースで、既存の [プライバシー規約] ページは廃止され、新たに [処理者プライバシー保護方針] リンクが SAP Concur フッターの左下隅で利用可能になる旨が記載されていました。

5 月 25 日に、[処理者プライバシー保護方針] リンクが SAP Concur フッターで利用可能になる予定です。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更の目的は、すべてのお客様に、修正されていない同じ SAP Concur プライバシー保護方針が表示されるようにすることです。

SAP Concur での sap.com メール アドレスへの更新

SAP Concur では、concur.com メール アドレスの代わりに、sap.com を使用するように従業員の送信メールが更新されています。つまり、お客様は両方のドメインからメール通信を受信します。お客様は、IT 部門に連絡してメールのホワイトリストに "sap.com" を追加するように要求する場合があります。

以下のような concur.com メール アドレスを使用して SAP Concur に送信される通信は、引き続きサポートされます。

  • plans@concur.com
  • receipts@concur.com

その他すべての既存の concur.com メール アドレス

背景: 今年の 1 月には、SAP Concur ロゴおよびブランドへの進化を共有しました。SAP Concur ブランドへの進化の一環であり、SAP ファミリーのメンバーとして利用可能な資産の活用の継続でもありますが、お客様は、@concur.com に加えて @sap.com メール ドメインから送信される、Concur からのメール通信を受信することとなります。いずれのアドレスからの通信も同じユーザーからのもので、どちらのアドレスを使用しても通信することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: SAP Concur は SAP ブランドに移行しています。それにはメール通信を更新し、sap.com ドメインのメール アドレスを使用することが含まれています。

予算

予算リリース ノート

お客様は、新しい予算リリース ノートで新しい予算機能および拡張を表示できます。このリリース ノートは、その他の製品リリース ノートと同じページに置かれています。

業務目的/お客様にとってのメリット: スタンドアロン リリース ノートは、Concur Budget に高い可視性を提供します。

法人カード

Yodlee への Income (収入) および Transfer (送金) 取引カテゴリーの追加

このリリースでは、Yodlee のユーザーが、[Income (収入)] および [Transfer (送金)] カテゴリーからの取引データを処理できるようになりました。この変更の前は、これらのいずれかのカテゴリーに含まれる取引は、未定義および非表示に設定されていました。この変更により、これらの取引は、お客様向けに正しく分類されるようになりました。

この機能拡張では、支払および口座決済として分類されている取引は経費精算レポート関連でないため、それらの取引は引き続き除外されることに注意してください。統合は個々の登録に基づくため、エンド ユーザーは、経費精算レポートの払戻に適していない取引は削除できます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、Expense 製品に不足している [Income (収入)] および [Transfer (送金)] カテゴリーのサポートを含めることで、Concur へのフロー範囲が拡張され、お客様がカード取引を処理できるようになります。

データ保持

期限切れデータの新しい早期アクセス機能

SAP Concur には、データ保持という新機能があります。この機能を使用すると、誰が、いつ、どこでという基準に基づいて、Concur ソリューションでデータが保存される期間をお客様が制御できます。

これにより、以下の機能が提供されます。

  • 会社が古いユーザー プロファイル、旅程、経費精算レポートなどのデータが削除されるまでの特定のカレンダー期間を設定できます。
  • メールを使用した、ポリシー構成への厳密なアクセスが提供されています。
  • 古いデータを保持することが必要または望ましい場合に、この機能でデータが除外される特定のユーザーを保留にする機能が含まれています。
  • 会社全体のデータ保持構成に関係なく、特定のユーザーのデータを削除する機能が含まれています。
  • データ保持アクティビティを監視するイベントの高レベルのサマリーが提供されています。

Standard Edition の Expense、Request、および Invoice では、既存の管理者ロールにデータ保持構成を管理 (設定および編集) する権限が付与されています。Standard Edition の Travel には、新しいロールであるデータ保持管理者が作成されました。

Concur サービス

ロール

説明

Expense

(Request を含む)

管理可能

(既存ロール)

[ツール] ページの [データ保持] リンクを表示してそのリンクにアクセスでき、構成変更が 72 時間後に有効となる旨の確認メールを受信します。

Invoice

Invoice 管理者

(既存ロール)

[ツール] ページの [データ保持] リンクを表示してそのリンクにアクセスでき、構成変更が 72 時間後に有効となる旨の確認メールを受信します。

Travel

データ保持管理者

(新規ロール)

[ツール] ページの [データ保持] リンクを表示してそのリンクにアクセスでき、構成変更が 72 時間後に有効となる旨の確認メールを受信します。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、データ保持に関するお客様固有のコンプライアンス ニーズを満たすことができます。

新しい 23 カ月フィルター

新しいデータ保持機能には 23 カ月フィルターが含まれます。このフィルターは、以下のエリアに影響を及ぼします。

  • レポートに追加できる経費
  • 法人カード取引
  • 未割り当ての仮払申請

この新しい機能では、古い取引が自動的にフィルター処理されます。23 カ月の期間を設定変更することはできません。新しいデータ保持機能を有効にするお客様には、23 カ月フィルターが自動的に有効化されます。

[法人カード取引] では、23 カ月を超える取引明細書もフィルター処理されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: このフィルターにより、長期にわたる未処理取引の蓄積が削減され、新しいデータ保持機能がサポートされます。

Expense Pay - グローバル

(カナダ) CAD でのサポート対象カード プログラムの追加

Expense の Expense Pay - グローバルでは、カナダ ドル (CAD $) で以下のクレジット カード プログラムがサポートされるようになりました。

  • Citibank MasterCard CAD
  • Citibank Visa CAD

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの追加オプションによって、クレジット カード経費の処理を促進することができます。

In-Product Messaging (IPM)

説明: In-Product Messaging のオプトアウト

これまで数カ月にわたり、ユーザーが In-Product Messaging (IPM) をオプトアウトできることに関するリリース ノートが発行されました。

概略:

  • EMEA データ センターに配置されたお客様の場合、オプトアウトする機能が昨年の後半にユーザーに提供されました。
  • 北米データ センターに配置されたお客様の場合、オプトアウト機能がユーザーに段階的に提供されます。SAP Concur では、4 月末までにこの機能を完全に使用可能にする予定です。

日本公共交通機関 (JPT)

領収書イメージからの IC カード番号の削除

Concur で日本公共交通機関 (JPT) の領収書イメージを表示する場合、IC カード番号が含まれなくなります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、Concur ユーザーの個人プライバシーが向上します。

ジョルダンのメンテナンス

駅および路線の日本公共交通機関 (JPT) データベースに対し、追加、名称変更、および削除などの定期メンテナンスでの変更が行われました。

業務目的/お客様にとってのメリット: Expense の一覧には、今後も JPT の最新の駅および路線が反映されます。

次世代 (NextGen) の Expense

**進行中** Concur Expense エンド ユーザーのための新しいユーザー インターフェイス

SAP Concur は、製品の一貫性のある改善に力を注いでいます。それは提供する機能だけでなく、それらの機能を使用するエクスペリエンスについても言えます。ユーザーが技術にどのようにかかわるかは、ニーズおよび期待とともに経時的に変わります。SAP Concur は、常にお客様の声を聞き、ユーザー エクスペリエンスをどのように改善できるかについてのフィードバックを求めています。

次世代 Expense は SAP Concur ユーザー エクスペリエンスの継続的な進化です。それは大規模なユーザー調査およびデータ分析から構築されました。680 回の 1 対 1 の対話、58 のユーザビリティ研究、調査への 3,000 以上の回答、および月間 13 億 のユーザー アクションがこれに含まれます。

今後 1 年間で、お客様は必須のカットオーバー日付よりも前に、次世代 Expense をプレビューし、オプトインできるようになります (以下のページに詳細を記載)。

業務目的/お客様にとってのメリット: この結果は次世代の Expense ユーザー インターフェイスで、現代的で一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、拡張された UI を提供するだけでなく、お客様の変化するニーズに応じたご要望に対して、SAP Concur がより迅速に対応できるようにもなります。

QuickBooks

QuickBooks Connector: QuickBooks 2015 のサポートの終了

Intuit によれば、2018 年 5 月 31 日を過ぎると、QuickBooks Desktop 2015 (Windows および Mac) のアドオン サービスにアクセスできなくなります。これには、QuickBooks Desktop 2015 のすべてのバージョン (Pro、Premier、Enterprise Solutions、Accountant Edition、Mac) が含まれます。Concur QuickBooks Connector は引き続き QuickBooks 2015 で動作しますが、Intuit の QuickBooks サポート ポリシーとの整合性を維持するために、2018 年 5 月 31 日より、Concur サポートは QuickBooks 2015 のサポートを終了します。

Concur サポートでは、QuickBooks の次のバージョンに対するサポートを提供いたします。

  • QuickBooks 2016
  • QuickBooks 2017
  • QuickBooks 2018

QuickBooks Web Connector の現在サポートされているバージョンは以下のとおりです。

  • 2.2.0.71
  • 2.2.0.80

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新によって、Concur サポート ポリシーが QuickBooks バージョンの Intuit サポート ポリシーと一致するようになります。

計画変更

このセクションの項目は、今後のリリースを予定しています。Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

**計画変更** 経費アシスタントによる出張ベースの経費精算レポートの作成が可能

管理者は経費アシスタント オプションをあらかじめ構成できるようになりました。

経費アシスタントでは出張ベースの経費精算レポートを自動的に作成でき、出張ベースの経費をそれらの経費精算レポートに追加することができます。現在、経費アシスタントでは、お客様の経費が Concur に入力されると毎月の経費精算レポートが自動的に作成されます。これは、カレンダー ベースの経費精算レポートの作成として知られています。

この拡張では、経費アシスタントで、カレンダー ベースまたは出張ベースという 2 種類の経費精算レポートのうちいずれかを作成することができます。経費アシスタントで出張ベースの経費精算レポートが作成されると、経費アシスタントでは、 Concur Travel で予約された特定の出張に基づいて経費精算レポートが自動的に作成され、出張の開始日と終了日の間に発生したお客様の経費が経費精算レポートに入力されます。

経費アシスタントを使用するユーザーは、経費アシスタントでカレンダー ベースまたは出張ベースのいずれかの経費精算レポートを自動的に作成できますが、両方のタイプの経費精算レポートを作成することはできません。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能によってさらに多くの経費精算レポートの処理が自動化され、エンド ユーザーの使いやすさが向上します。

**計画変更** 2018 年 9 月 1 日に終了予定のプレーン テキスト FTP のサポート

SAP Concur は、SAP Concur との間でデータを転送するためのプレーン テキスト FTP のサポート終了について発表しました。

プレーン テキスト FTP は、セキュリティ保護されたプロトコルではなく、固有のセキュリティ脆弱性があります。2018 年 9 月 1 日に、Concur Operations は、ファイル転送インフラストラクチャに対してセキュリティ アップデートを適用します。これにより、お客様のデータを保護し、"Concur Trust Platform" の監査されたセキュリティ要件を満たすための継続的なコミットメントの一環として、プレーン テキスト FTP の使用が制限されます。

詳細については、Plain Text FTP Retirement FAQ (英語のみ) を参照してください。

ユーザーへの影響: 2018 年 9 月 1 日以降は、従業員、リスト、同席者、その他のインポート ファイルなどのファイル タイプのアップロードや、プレーンテキスト FTP が使用される SAE およびその他の抽出ファイルのダウンロードは、SAP Concur の Filemover システムで許可されません。これにより、お客様による Concur Travel、Concur Expense、Concur Invoice などの SAP Concur 製品のご使用や、お客様の財務システムへの統合アクティビティが大きな影響を受けます。2018 年 9 月 1 日を越えて延長する例外はありません。

お客様通知

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。