2020 年 8 月 Request Standard Edition 管理サマリー
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リリース ノート サマリー
Concur Request の NextGen UI
**進行中** Concur Request エンド ユーザーのユーザー インターフェイス (UI) の更新Concur Request ソリューションのユーザー インターフェイス エクスペリエンスの継続的な進化は、申請プロセスに対して最新の直観的かつ合理的なエクスペリエンスを提供する思慮深い設計および調査の結果です。
Concur Request のお客様は、強制的な移行よりも前に、NextGen UI をプレビューしてオプトインできるようになります。
業務目的/お客様にとってのメリット: 次世代の Concur Request ユーザー インターフェイスは、最新かつ一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、ユーザー インターフェイスが拡張されるだけでなく、お客様の変化するニーズを満たすために、弊社がお客様のご要望により迅速に対応できるようにもなります。
認証
**進行中** Director SAML サービスの非推奨化と SAML v2 への移行これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。
Director SAML サービスのサポートは非推奨化されています。Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は間もなく、Director SAML を現在使用中のお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行のサポートを開始する予定です。
Director SAML を現在使用中のお客様は、SAML V2 にできるだけ早く移行することが推奨されています。
Director SAML サービスに対するサポートの非推奨化は、以下の要件に基づいて行われます。
- SAP Concur 技術者と TMC が、SAP Concur の既存のお客様に対し Director SAML サービスから SAML V2 への移行をサポートします。
- Director SAML を現在使用中のすべてのお客様は、Director SAML から SAML V2 への移行を完了しておきます。
Director SAML から SAML V2 への移行は、以下の一般的なステップに従って行う必要があります。
- お客様が SSO 管理者としての役割を果たす管理者を特定し、適切な権限/ロールを割り当てます。
- SSO 管理者が SAP Concur 技術者との調整に基づき、SAP Concur SP メタデータを取得します。
- SSO 管理者が IdP の SSO 設定を SP メタデータからの情報に基づいて実行します。
- SSO 管理者が IdP メタデータを IdP から取得し、そのメタデータを SAP Concur 技術者に提供します。
- SSO 管理者が複数のテスト ユーザーを追加し、新しい SSO 接続をテストします。
- テストが成功したら、会社が SSO を SAP Concur ユーザーにロールアウトします。
SAML v2 への移行に関する詳細については、SSO Service: Overview Guide (英語のみ) および Shared: SSO Management Setup Guide (英語のみ) を参照してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
**進行中** HMAC の非推奨化と SAML v2 および SSO セルフサービス ツールへの移行これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。
SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されています。現在、Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、HMAC を使用するお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行をサポートしています。
2020 年第 3 四半期中に、SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介することなく SAML v2 接続を設定できるセルフサービス ツールを提供する予定です。
HMAC の非推奨化は、以下の 2 つのフェーズで行われます。
フェーズ I:
- お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) または SAML 2.0 に準拠したカスタム ソリューションを保有している必要があります。
- お客様が SAML v2 を使用して認証テストを開始します。
- TMC が、SAP Concur の新しいお客様を SAML v2 にオンボーディングする準備を行います。
- SSO セルフサービス ツールを使用できるようになると、リリース ノートでお客様に HMAC の正式な非推奨化日が通知されます。正式な非推奨化日以降は、HMAC を使用して新規のお客様をオンボーディングすることはできません。新規のお客様は、SAML v2 にオンボーディングする必要があります。
- HMAC を使用している既存のお客様は、SAML v2 に移行する必要があります。
フェーズ II:
- TMC が、SAP Concur の既存のお客様すべてを HMAC サービスから SAML v2 に移行完了します。
- HMAC サービスが非推奨化されます。フェーズ II の終了は 2021 年中頃を予定しています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
ファイル転送の更新
**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けに SAP Concur ファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。
SAP では、ファイルの移動で従来のプロセスを使用している SAP Concur エンティティを、より効率的で安全な API を利用するファイル ルーティング プロセスに移行を開始します。
従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2020 年終了までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。
- 従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
- st.concursolutions.com
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。
その他
us.api.concursolutions.com および emea.api.concursolutions.com の SSL 証明書の期限切れ (8 月 21 日)製品とサービスの継続的なセキュリティを確保するため、us.api.concursolutions.com および emea.api.concursolutions.com 向けの現在の SSL 証明書が更新されます。
SSL 証明書をピン留めしていないお客様の場合、自動的に証明書が更新されるため、特に必要な対応はありません。ほとんどのお客様は証明書をピン留めしていません。
期限の切れた証明書をピン留めしているお客様は、2020 年 8 月 21 日までに証明書を更新する必要があります。ピン留めされた証明書が 2020 年 8 月 21 日までに更新されない場合、SAP integration with Concur Services (SAP ICS) および Web サービスによる SAP Concur 製品への接続が切断される可能性があります。IT 部門に連絡して、これに該当するかどうかを確認してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、製品およびサービスのセキュリティが継続的に確保されます。
製品設定
カスタム フィールドの削除警告の更新 (8 月 1 日)[削除] をクリックしてカスタム フィールドを削除する際に表示される警告メッセージが更新されました。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更によって、お客様は、カスタム フィールドの削除が保存されたデータに与える影響を認識し、カスタム フィールドが誤って削除されないようにするための追加の保護手段を導入できます。
SAP Concur のプラットフォーム
**進行中** 既存の Concur Request API (v1.0、v3.0、v3.1) の廃止および使用停止 (12 月 1 日)今後のリリース (2020 年 12 月 1 日以降を予定) では、SAP Concur API ライフサイクルおよび非推奨ポリシーに基づいて、既存の Concur Request API (v1.0、v3.0、および v3.1) が廃止されます。これらの API は、Concur Request v4 API に置き換えられます。これらの API は、廃止後は SAP によってサポートされなくなります。
v1.0、v3.0、および v3.1 API の使用停止は、API の廃止から 3 カ月後に開始されます。使用停止となる特定の日付は、個々のお客様の API 移行によって異なります。
v1.0、v3.0、v3.1 の API タイムライン:
- 非推奨 - 2020 年 3 月 1 日~ 2020 年 11 月 30 日
- 廃止 - 2020 年 12 月 1 日 ~ 2021 年 5 月 31 日
- 使用停止 - 廃止ステータスによる無効化から 3 カ月後に開始
業務目的/お客様にとってのメリット: Concur Request API v1.0、v3.0 および v3.1 では、セキュリティのベスト プラクティスではない、Oauth2 標準を満たしていない前の認証方法のみがサポートされます。また、Concur Request API の以前のバージョンでは、申請の承認ワークフローでの移動や、カスタムのシンプルな接続済リスト フィールドの管理の可能性が制限されていました。これらの問題は、新しい Concur Request v4 API で解決されます。
さらに、SAP は現在の Concur Request API と新しい Concur Request v4 API (ISO の互換性はなし) との間で後方互換性プロジェクトを実行して、前のバージョンで管理されたユース ケースのほとんどを Concur Request v4 API でも管理できるようにします。
簡体字中国語
用語変更 - 中国語 (簡体字)8 月のリリースで、SAP Concur ユーザー インターフェイスの簡体字中国語バージョンで以下の用語が更新されます。
英語の用語 | UI の場所 | 以前の中国語 (簡体字) の用語 | 更新後の中国語 (簡体字) の用語 |
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Invoice | SAP Concur 製品/ホーム ページの名前 | 发票 | 对公支付 |
Invoice | Concur Invoice における一般的な用語 | 发票 | 付款单 |
Payment Manager | Concur Invoice コンポーネント/[請求書] メニュー | 付款经理 | 付款管理 |
Vendor Manager | Concur Invoice コンポーネント/[請求書] メニュー | 供应商经理 | 供应商管理 |
業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更により、簡体字中国語バージョンの SAP Concur ユーザー インターフェイスの正確さと整合性が向上します。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
今月の計画変更はありません。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書
月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。