Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2019 年 6 月 Travel Standard Edition 管理サマリー

初回投稿

リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Standard Edition のリリース ノートには 新機能 - Standard Edition からアクセスできます。

管理

SAP Concur 製品へのアクセスの変更点

お客様は以下のドメインを使用して、SAP Concur の製品およびサービスにアクセスする必要があります。

  • *.concursolutions.com

  • *.concurcdc.cn

SAP Concur では、お客様が上記のドメインのいずれかをまだ使用していない場合は、できるだけ早く移行することを推奨しています。

この変更に関する質問については、appsec@sap.com に連絡してください。

フライト

フレックス運賃の更新 (5 月からの繰り返し)

SAP Concur Travel では、複数年にわたって、フレックス運賃という特別な航空運賃ショッピング ビューがサポートされています。フレックス運賃ビューを使用して、出張者は所定のフライトで利用可能な運賃とブランドの違いの比較、運賃とさまざまな制限の組み合わせ、および複数の航空会社からの価格の比較をすべて 1 つの画面で行うことができます。

SAP Concur では、フレキシブル運賃設定ビューで特別なデータベースを更新し、予約コード (RBD) を使用してブランド構造、運賃詳細、および座席指定を含む、サポートされる各航空会社の運賃情報を保存し、フレックス運賃ビューの各 "バケット" を定義する必要があります。

ブランド混合旅程 - Sabre の低価格の結果

ほとんどの場合、往復運賃オプションは同じブランドに限られ (例: Southwest = Business Select + Business Select)、これは一般的に brand parity (ブランド統一) と呼ばれます。ただし、一部の航空会社では、複数のブランドを組み合わせてブランドを混合した旅程を作成することが許可される場合があります (例: American = Main Cabin Flexible + Main Cabin)。ブランド混合オファーは、ブランド統一オファーよりも運賃が低くなる場合があります。

SAP Concur では最近、Sabre でブランド混合オファーの増加が確認されています。これを考慮して、Sabre についてはブランド統一制限を撤廃し、ブランド混合の結果が表示されます。この更新により、価格別またはスケジュール別の検索にかかわらず、可能な最も低い運賃が Sabre カスタマーに返されます。ブランド混合の結果は、すでに他の GDS で提供されています。

"複雑な" ブランド運賃 - Virgin Atlantic

2017 年 7 月のリリースで、SAP Concur は、Apollo および Galileo の "複雑" なブランド スキームに対して、ブランド運賃コンテンツを提供する仮ソリューションのサポートを発表しました。

予約クラス/RBD で販売および保存する一般的な方法では、ユーザーが指定しない限り、より価格が低く制限の多い運賃が予約されるため、この仮ソリューションでは、SAP Concur はブランド運賃を運賃ベース コードで販売および保存する必要があります。多くの場合、航空会社が提供する最低価格のブランドには受託手荷物や座席の事前予約が含まれず、キャンセルや変更ができない可能性もあります。

フレックス運賃を使用する航空会社の更新 - Air New Zealand (NZ)

SAP Concur は、Air New Zealand のフレックス運賃情報を更新しました。

SAP Concur のフレックス運賃機能は、予約コードに基づいて適切なバケットに運賃をマッピングします。つまり、この機能は予約コード全体で一意の運賃に限定されます。Air New Zealand の場合、Tasman Seat and Bag Fares (AU-NZ)、Tasman Works Deluxe Fares (AU-NZ)、および Tasman Works Deluxe Fares (NZ-AU) は予約コードを再利用するため、フレックス運賃ビューではサポートされません。このコンテンツが必要なお客様は、フレックス運賃の無効化をご検討ください。これらのブランドはブランド運賃の標準ビュー (価格による検索) でサポートされます。

二重運賃表示での遅延 LLF のサポート (Sabre のみ)

二重運賃表示機能が 4 月にリリースされ、TMC およびエンド ユーザーに好評をいただいています。すべての Concur Travel ユーザー インターフェースの更新と同様、二重運賃表示は SAP Concur の多くの複合機能と連携する必要があります。このリリースでは、遅延 LLF と二重運賃表示の連携がサポートされます。

その他

[承認が必須] メールの更新

この更新では、SAP Concur は [承認が必須] メール通信で表示されるメッセージを更新しました。

従業員の 1 人が、承認を必要とする出張申請を提出しました。出張詳細を確認し、下記の指示に従って申請を承認または却下してください。

ユーザー アンケートの確認画面

この更新で、SAP Concur は翻訳時に混乱を招いていたアンケート確認のユーザー エクスペリエンスを変更しました。

**進行中** メール インフラストラクチャの変更 - 信頼できる差出人のリストへの IP アドレスの追加

SAP Concur では、サービスから SAP Concur ユーザーへの送信メールに関して新しいメール インフラストラクチャに移行中です。このため、送信 IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングする会社は、新しい IP アドレスを信頼できる差出人のリストに追加して、ユーザーが SAP Concur からメールを受信できるようにする必要があります

出張業務/技術の基本

Worldspan GDS の Southwest (WN) パッシブ セグメントの更新

Worldspan では、パッシブ Southwest (WN) 予約の通常パッシブ フライト セグメントが受け入れられます。この理由により、SAP Concur はパッシブ Southwest 予約への TVL セグメントの書き込みを停止するためにシステムの更新を予定していましたが、この変更により複数のお客様に操作上の問題が生じることが判明しました。

その結果、SAP Concur は既存の TVL セグメントを更新して、到着日の情報が含まれるようにしました。

Sabre Web サービスの擬似都市用の列追加

Concur Travel は、[旅行会社を表示] ページに新しい列を追加し、このページを拡張しました。この列には、サインオン認証情報にマッピングされている代理店の Concur Agent PCC にマッピングされた、TMC の Sabre Web サービスの PCC が含まれます。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

フライト

***計画機能拡張/変更** Air Canada の直接接続廃止

Air Canada は 2019 年 11 月、現在の API から新しいプラットフォームに移行します。これに基づき、Air Canada の直接接続 (AC2U) は 11 月のリリースで廃止されます。

Air Canada の PSS 移行の導入により、SAP Concur は Travelfusion を使用して最新の技術を活用し、強化されて安定したスケーラブルなユーザー エクスペリエンスを提供することができます。その結果、カナダの市場では、現在 Travelfusion を使用している世界中の SAP Concur のお客様がすでに利用しているものと同様の、安定した高品質の直接接続エクスペリエンスを利用できるようになります。

GDS から Air Canada コンテンツを利用しているお客様のエクスペリエンスに変化はありません。現在 Air Canada (AC) コンテンツを AC 直接接続から利用しているお客様は、GDS から利用するか、Travelfusion から AC コンテンツを有効にするかを選択できます。Travelfusion オプションには、Air Canada フライト パスのサポートが含まれます。

FTP 更新

**計画機能拡張/変更** SSH キー認証による必須 SFTP

非 SFTP (Secure File Transfer Protocol) プロトコルとパスワード認証は最終的に廃止されます。

新規のお客様の場合、新しいファイル転送アカウントでは、セキュア シェル (SSH) キー認証による SFTP を使用する必要があります。

既存のお客様の場合、既存の非 SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証による SFTP に切り替える必要があります。

**計画機能拡張/変更** ソース IP のチェック (EMEA)

2019 年 7 月 15 日より、ヨーロッパ、中東、およびアフリカ (EMEA) のすべてのファイル転送アカウントに対して、ソース インターネット プロトコル (IP) のチェックが導入されます。

新規のお客様の場合、その IP アドレスは、新規のお客様の導入中に SAP Concur によって SAP Concur のアクセス コントロール リスト (ACL) に追加されます。

既存のお客様は、ソース IP アドレスが SAP Concur のアクセス コントロール リスト (ACL) に追加されるように、2019 年 7 月 1 日までに SAP Concur サポートに連絡してください。

HRS 支払ソリューション

**計画機能拡張/変更** HotelService API v2.0 による HRS 支払ソリューションのサポート

Concur Travel のホテル直接接続ポートフォリオに関する進行中の機能拡張の一部として、SAP Concur および HRS は HRS 支払ソリューションのサポートを開発しました。HRS 支払ソリューションにより、HRS 直接接続のお客様は以下を使用できます。

  • グローバル支払

  • ペーパーレス出張

  • 一括請求

その他

**計画変機能拡張/変更** IP 制限における変更

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

ユーザーが SAP Concur にサインインするとき、検証プロセスの 1 つに IP 制限 (IRP) のチェックおよび IPR の準拠があります。IPR は、ユーザーが SAP Concur にサインインできる IP を制限するために会社によって定義された固有 IP または IP 範囲です。IPR は、許容可能な IP アドレスまたは IP アドレスパターン (もしくはその両方) のリストが含まれる文字列の場合があります。たとえば、"170.242.6.43;170.243.70.42;170.243.70.43;171.159.*.*" です。

**計画機能拡張/変更** 航空 E-Receipt の新デザイン

E-Receipt と容易な経費精算レポートへの継続的な取り組みの一環として、GDS およびいくつかの TripLink 取引からのチケットおよびクーポン データに基づいて SAP Concur によって生成される航空 E-Receipt のデザインが新しくなります。

新しい E-Receipt 形式は、7 月/8 月の時間枠を目標に段階的にリリースされます。

**計画機能拡張/変更** 新しい高速チェックアウトのオンボーディング エクスペリエンス

お客様による高速チェックアウトの有効化の継続、およびエンド ユーザーからの前向きなフィードバックに基づき、SAP Concur は適格なすべてのユーザーがこの新しいチェックアウト エクスペリエンスを既定で利用できるようにします。

**計画機能拡張/変更** シングル サインオン (SSO) セルフサービス オプションが SAP Concur でまもなく使用可能 (2019 年第 3 四半期)

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。この機能は、2019 年第 3 四半期に予定されています。(最終更新日: 6 月 8 日)

シングル サインオンにより、ユーザーは 1 つのログイン資格情報セットを使用して、複数のアプリケーションにアクセスすることができます。現在、SAP Concur では 2 つのサインインの方法があります。ユーザー名とパスワードを使用する方法か、または組織に対するユーザーのログイン資格情報など、アイデンティティ プロバイダ (IdP) の資格情報による SSO を使用する方法です。

SAP Concur では、シングル サインオン (SSO) の管理機能を SAP Concur 製品に追加する予定です。これにより、お客様に組織で SSO を設定するためのセルフサービス オプションが提供されます。SSO は現在、Concur Expense、Invoice、Request、および Travel でサポートされています。

新しいシングル サインオン (SSO) の管理機能は、既存の SSO 設定を使用しているお客様にとっては代替ツールであり、組織で SSO を導入しようとしているお客様にとっては新しいツールです。すべてのユーザーが新しい SSO セルフサービス ツールに移行するまで、既存の SSO 設定と新しい SSO セルフサービス ツールを両方とも使用できます。

その他の SAP Concur 製品およびサービスは、この初回リリースの範囲外です。

この機能は、2019 年第 3 四半期に予定されています。

**計画機能拡張/変更** 新しい SAP Concur のサインイン ページ

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。(最終更新日: 6 月 8 日)

今後のリリースでは、SAP Concur [サインイン] ページが更新され、直接 SAP Concur ユーザー名/パスワード ユーザーとシングル サインオン (SSO) ユーザーの両方に対して新しいログイン エクスペリエンスが提供されます。SSO ユーザーは、SP 初期化済 SSO ログイン プロセス (www.concursolutions.com) を開始できるようになります。

新しい [サインイン] ページには、2 ステップ ログイン プロセスが含まれます。これにより、セキュリティが強化され、最新の業界標準を満たし、ログインの成功率を高めます。この機能は、2019 年に向けて計画されています。

出張業務/技術の基本

**計画機能拡張/変更** Worldspan の運賃の保存の変更

数年にわたって、SAP Concur では Worldspan の運賃の保存について複数のオプションをサポートしてきました。これは Worldspan PNR サポートにとって非常に複雑でした。最近、[バンドルされていないエコノミー運賃を除外] オプション (FXD 修飾要素) などの旧来のオプションのいくつかが、最新の市場運賃とうまく適合されていないことがありました。

サポート コストを削減し、Worldspan のお客様に対して最新の価格設定方法を使用するために、SAP Concur は今後数カ月間でいくつかの変更を行います。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。