2016 年 11 月 Expense Standard Edition 管理サマリー
QuickBooks
QuickBooks への接続時にユーザーをインポートボタンが非表示になる
QuickBooks Web Connector と QuickBooks Online または QuickBooks Desktop を使用する顧客の QuickBooks 会社に Concur を接続すると、[設定] の [ユーザー] ページにある [ユーザーをインポート] ボタンが非表示になります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能を使用すると、重複するユーザーが Concur 会社に作成されないようにすることができます。
ユーザー インポート
新規ログイン ID フィールドを使用したログイン ID の変更
このリリースでは、従業員のログイン ID の値を変更する必要のある、ユーザー インポートを使用している管理者は、[ユーザー インポート Excel] テンプレートで新規フィールド [新規ログイン ID] を使用して変更を行うことができます。この拡張により、9 月のリリースで [ログイン ID] フィールドを使用したこの値の更新が阻止される問題が解決されます。この修正が適用される前は、管理者が [ログイン ID] フィールドを不適切に使用し、プロセスでユーザー データを破損していた可能性があります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、9 月のサービス リリースで発生していた問題が修正され、ユーザー インポート テンプレートを使用したログイン ID の変更に関する全体的な機能が改善されます。
経費
支払タイプへのアクセスの拡張
経費を手動または ExpenseIt を使用して作成するユーザーに対し、[支払タイプ] リストで追加の選択肢が提供されています。ユーザーが経費を負担したときに使用したカードを表す支払タイプを選択できます。[支払タイプ] リストで利用可能なカードは、会社の管理者によって設定されます。
この拡張は、クレジット カード フィードからのコーポレート カード請求には影響しません。現在、コーポレート カード請求の支払タイプは固定されており、これは変更されません。
業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張は、コーポレート クレジット カード フィードに関連付けられていないクレジット カード プログラムが 1 つ以上ある会社にとってはメリットがあります。
管理
通知: 非推奨 API のサポート終了
2016年 2 月のリリースノートに記載されているとおり、以下の Concur API は 2016 年 5 月 19 日をもって非推奨となります。2016 年 11 月 19 日から 2 週間後に該当の API は廃止され、これらの API に関する新しい問題への対応は行われなくなります。
Concur プラットフォームについては、https://developer.concur.com/tools-support/reference/deprecation-policy.html (英語のみ) を参照してください。
API | API 機能 |
---|---|
Allocation | Create Allocation v3.0 |
| Delete Allocation v3.0 |
| Get Allocation Details v1.1 |
| Get Allocation Info v1.1 |
Itemization | Get Itemization v3.0 |
| Update Itemization v3.0 |
| Delete Itemization v3.0 |
| Post Expense Entry Itemization 1.1 |
List | Update List v3.0 |
Attendee/Attendee Type | Get Attendee v1.0 |
| Delete Attendee v3.0 |
| Create Attendee Type v3.0 |
| Delete Attendee Type v3.0 |
業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、無効な、または使用されていない API および API 機能が削除されます。詳細については、Concur 開発者ポータル: https://developer.concur.com (英語のみ) を参照してください。
日本公共交通機関 (JPT)
ジョルダンのメンテナンス
駅および路線の JPT データベースに対し、追加、名称変更、および削除などの定期メンテナンスでの変更が行われました。
業務目的/お客様にとってのメリット: Expense の一覧には、今後も JPT の最新の駅および路線が反映されます。
新規割り当てのエラーメッセージ
このリリースでは、日本公共交通機関 (JPT) 機能により、ユーザーが既存の経路の割り当てに従って経路を追加しようとすると、アラートがユーザーに送信されます。このシナリオでは、従業員が 1 つまたは複数の経路を追加して割り当て、その後別の経路を追加しようとします。システムはこれを検知し、既存の割り当てが経費清算レポートから削除されることを示すエラー メッセージの通知が表示されます。
この変更により、すでに割り当てられているレポートにエントリが追加されると、JPT 機能が Expense の動作に合わせられます。このような状況では、システムは常にユーザーにアラートを送信して別のエントリ (または経路) の追加を阻止します。
業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、日本公共交通機関機能が Expense 内の他の機能を補完し、ユーザーが誤りのあるレポートを作成しようとするのを阻止します。
**近日中** 経費アシスタント(暫定的に 2017 年 1 月のリリースを予定)
この機能は規定で会社で利用可能になっていますが、必要に応じて、すべてのユーザーへのアクセスをブロックするために会社レベルでオフにすることができます。会社が経費アシスタントへのアクセスを許可すると、個別のユーザーはオプトインしてこの機能を使用できるようになります。
[レポートに追加できる経費] エリアに経費が存在する場合、経費アシスタントはこれらの経費を経費清算レポートに追加します。
経費アシスタントは差戻された経費精算レポートには経費を追加しません。差戻された経費精算レポートに、[レポートに追加できる経費] エリアにある経費に一致する取引が含まれている場合は例外となります。
たとえば、差戻された経費精算レポートに ExpenseIt の経費が含まれており、その経費に一致するクレジット カード取引が [レポートに追加できる経費] エリアにある場合、経費精算レポートが差戻されると、経費アシスタントは ExpenseIt 取引とクレジット カード取引を結合します。
ユーザーが経費精算レポートを開くと、ユーザーが前回レポートを開いた後に経費アシスタントによって追加された取引は太字で表示されます。ユーザーがその経費を開いて表示すると、太字の表示は解除されます。
経費アシスタントは、経費精算レポートで発生したすべてのアクティビティについてのサマリー メールを週に 1 回ユーザーに送信します。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能によってさらに多くの経費精算レポートの処理が自動化され、エンド ユーザーの使いやすさが向上します。
**近日中** 2017 年 3 月における TLS v 1.0 暗号化プロトコルに対するサポートの終了
Concur は、TLS 暗号化プロトコルのバージョン 1.0 に対するサポート (2017 年 3 月) サイクルの終了を発表します。引き続き、よりセキュアな TLS の 1.1 および 1.2 バージョンがサポートされます。背景として、TLS プロトコルにより、電話またはコンピュータとクラウドベース サービス間のセキュアな双方向通信が可能になります。バージョン 1.0 に限定されたブラウザまたは電話を使用して Concur ソリューションにログインしている Concur ユーザーは 1% に満たないため、このサポートの中止による影響を受けるユーザーは非常に少数です。
業務目的/お客様にとってのメリット: Concur は、お客様のセキュリティと、より新しくセキュアな TLS の 1.1 および 1.2 バージョンへの容易なアップグレードの両方について、慎重に検討したうえでこのステップを実行しています。TLS v 1.0 の使用終了計画により、お客様は TLS バージョン 1.1 以上を使用し、安全かつセキュアな方法で Concur サービスと通信できるようになります。