Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2021 年 11 月 Travel Standard Edition 管理サマリー

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リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。 Standard Edition のリリース ノートには、新機能 - Standard Edition からアクセスすることができます。

認証管理

CES SSO の非推奨化 (10 月 29 日)

Concur Expense Service (CES) SSO は 2021 年 10 月 29 日に使用停止されました。

SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur 管理者を介さずに SAML v2 接続を設定できるようにするシングル サインオン セルフサービス オプションが提供されています。

この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

新しい会社リクエスト トークンのセルフサービス ツール

[法人管理者] または [Web サービス管理者] ロールが割り当てられている SAP Concur 管理者は、新しい会社リクエスト トークンのセルフサービス ツールを利用できるようになりました。

会社リクエスト トークンのセルフサービス ツールにより、お客様は、SAP Concur プラットフォームで API に接続する際、JSON Web トークン (JWT) を要求するために必要とされる会社リクエスト トークンを生成することができます。

会社リクエスト トークンのセルフサービス ツールにより、お客様は、SAP Concur Support に連絡しなくても、会社リクエスト トークンを生成することができます。ほかにも、お客様は、このツールを使用することで、会社リクエスト トークンが期限切れになるか、失われた場合に、SAP Concur Support の支援を受けることなく、代替の会社リクエスト トークンを生成することができます。

Client Web Services

アプリケーション管理のセルフサービス ツール

10 月のリリースより、SAP Concur Client Web Services を利用しているお客様は、新しいアプリケーション管理セルフサービス ツールの [OAuth 2.0 アプリケーション管理] へのアクセスを申請することができます。このセルフサービス ツールは、そのツールを申請した SAP Concur Web Services のお客様に対して Client Web Services チームによって有効化されます。

有効化すると、[Web サービス管理者] ロールが割り当てられている管理ユーザーは、[認証管理] ページからこのツールにアクセスすることができます。

[OAuth 2.0 アプリケーション管理] ツールを使用することで、お客様は SAP Concur Support に連絡せずに、クライアント ID (アプリ ID) およびクライアント シークレットを生成できるようになります。

翻訳

配賦の用語の翻訳 (繁体字中国語)

SAP Concur では、11 月のリリースで、用語 "配賦" の翻訳の一貫性を確保するために、中国語 (繁体字) バージョンの SAP Concur ユーザー インターフェイスで以下の用語を変更します。

英語の用語

現在の翻訳

更新される翻訳

Distribution/Distributions

發放

分攤

Distributed/Distribute

發放

分攤

これらの改訂により、翻訳の正確性が向上し、操作性が改善されます。

TripLink

plans@concur.com の使用停止: 自動返信メールの更新

2021 年 7 月 22 日より、確認メールを plans@concur.com に転送する機能が廃止されました。同じ機能は、引き続き plans@tripit.com で使用することができます。plans@tripit.com に送信される確認メールが Concur Travel と自動的に同期されるように、ユーザーは TripIt と Concur Travel のアカウントをリンクしておく必要があります。

より充実したサービスが TripIt Pro から提供されるため、SAP Concur では plans@concur.com のサポートを廃止しました。plans@tripit.com への出張計画の転送により、plans@concur.com と同じ機能が提供されるだけでなく、出張者に人気のある出張アプリの TripIt と出張者向けの特典を使用する際の出張者の満足度も向上します。

2021 年 7 月 22 日以降、2021 年 9 月 1 日まで、plans@concur.com での旅程のインポートが正常に実行されなかったことを通知するメールがユーザーに送信されました。このメールには、Concur Travel に旅程をインポートする代替方法に関する追加指示が含まれていました。このメールは、英語 (米国)、英語 (英国)、フランス語、ドイツ語、および日本語で提供されました。

ユーザー アシスタンス

エンド ユーザー向けの新しいユーザー アシスタンス ツール (米国、EMEA)

2021 年 11 月 4 日より、SAP Concur 管理者は、エンド ユーザー向けの新しいユーザー アシスタンス ツールを有効化することができます。この新しいツールでは、ガイド付ヘルプの提供により、エンド ユーザーはより迅速にタスクを学習して完了させることができます。

管理ユーザー アシスタンスが有効化されたエンティティでは、エンド ユーザー向けのユーザー アシスタンスがすべてのエンド ユーザーに対してデフォルトで有効化されます。エンド ユーザー向けのユーザー アシスタンスは、[ユーザー アシスタンス設定] ページで国/地域別またはグローバルに有効化および無効化することができます。

管理ユーザー アシスタンスを有効化していない SAP Concur のお客様であっても、エンド ユーザー アシスタンスを有効化する場合は、サービス チケットを開いてこの機能を有効化することができます。

エンド ユーザー向けのユーザー アシスタンスにより、ユーザーは、新しいタスクをより迅速かつ効率的に学習し、ユーザーによる導入を促進し、効率を高め、SAP Concur ソリューションに対するエンド ユーザーのエクスペリエンスおよびエンド ユーザーの満足度を向上させることができます。

その他

Concur Experience Optimizer (米国)

SAP は 10 月 27 日に Concur Experience Optimizer をリリースしました。

Concur Experience Optimizer では、SAP Concur ソリューションからの従業員センチメントデータと購入行動データを収集および分析します。これにより、お客様は、ユーザー エクスペリエンスの向上、効率性の向上、支出管理の改善、コンプライアンスの確保、サステナビリティ目標への適合性向上を実現できるよう評価して変更を行うことができます。

Concur Experience Optimizer は、お客様が SAP Concur ソリューションを最適化して従業員センチメントと効率を改善し、コンプライアンスを確保し、お客様のサステナビリティ目標をサポートするのに役立ちます。

**進行中** SSH キー認証による必須 SFTP

このリリース ノートは、SAP Concur 製品を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加する SAP Concur のお客様および支払先に対し、SAP では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。

2021 年 4 月 10 日以降、非 SFTP (Secure File Transfer Protocol) プロトコルと SFTP パスワード認証を使用してファイル転送のために SAP Concur に接続することはできません。

  • 非 SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証による SFTP に切り替える必要があります。
  • パスワード認証を使用している SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証に切り替える必要があります。
  • SFTP パスワードのリセット要求では、お客様が認証に SSH キーを提供する必要があります。

2021 年 4 月 12 日より、SAP は非準拠ファイル転送接続の無効化を開始しました。非準拠アカウントを無効化するプロセスは、2021 年を通して継続されます。複数のファイル転送接続を設定している場合、この変更はすべてのファイル転送接続に適用されます。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com
  • st-eu.concursolutions.com
  • vs.concursolutions.com
  • vs.concurcdc.cn

この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。

**進行中** ファイル転送に使用できる期限付き PGP キー

SAP Concur 製品に転送されるファイルは、SAP Concur の公開 PGP キー concursolutionsrotate.asc を使用して暗号化する必要があります。

  • キー ファイルはお客様のルート フォルダ内にあります。
  • キー ID 40AC5D35
  • RSA 4096 ビット署名および暗号化サブキー
  • キーの有効期間は 2 年間です。
  • 期限切れ前のキーの交換は、お客様の責任となります。
    • 次の期限日: 2022 年 9 月 4 日
    • SAP Concur では、お客様のルート フォルダ内にある現在の期限付き公開 PGP キーを、有効期限の 90 日前に交換する予定です。

SAP Concur の旧 PGP キー (キー ID D4D727C0) は、既存のお客様に対しては引き続きサポートされますが、将来的には非推奨化される予定です。

SAP Concur では、より安全性の高い期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に使用することを強くお奨めします。より安全性の高い期限付き公開 PGP キーのファイル転送における使用を促進するため、SAP Concur は 2021 年 1 月 15 日 (金) に既存のお客様のホーム フォルダにこのキーを追加しました。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com
  • mft-us.concursolutions.com
  • vs.concursolutions.com
  • st-eu.concursolutions.com
  • mft-eu.concursolutions.com

期限付き公開 PGP キーは、ファイル転送の安全性を高めます。

**進行中** SAP Concur ホームページの変更

2021 年第 4 四半期に、新しいホームページへのお客様のリダイレクトが開始されました。新しいホームページの外観は以前の SAP Concur ホームページと同じです。新しいホームページでは、サービスが一時的に利用できなくなった場合の機能が拡張されています。

新しいホームページのロール アウトは段階的に行われます。

フェーズ 1: 第 4 四半期の初めに、SAP Concur は、米国データセンター内の Concur Expense、Concur Invoice、および Concur Request のお客様を対象に、新しいホームページへのリダイレクトを開始しました。

フェーズ 2: 2021 年 11 月に、EU データセンター内の Concur Expense、Concur Invoice、および Concur Request のお客様の新しいホームページへのリダイレクトが開始される予定です。

フェーズ 3: 2022 年第 2 四半期に、米国と EU のデータセンター内のその他のお客様の新しいホームページへのリダイレクトが開始される予定です。その他のお客様には、Concur Travel を単独で使用しているお客様、または Concur Travel と Expense、Invoice、または Request (あるいはそのすべて) を使用しているお客様が含まれます。

この変更により、一部のサービスが利用できない場合でも SAP Concur ホームページが利用可能になり、サインイン手順の一貫性が向上します。

**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行

このリリース ノートは、SAP Concur ソリューションを使用してファイル移行を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur ソリューションでは、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。

SAP Concur では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を進めています。

従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2022 年 1 月 24 日までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。

  • 従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur ソリューションからの抽出やその他の送信ファイルをファイルの作成直後から既存のオーバーナイト処理期間内に使用できるようになります。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2021 年 11 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリーで入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

プロファイル

**計画変更** 2022 年 3 月 31 日以降の XML プロファイル同期の利用不可

Concur Travel ユーザー プロファイル データを TMC パートナーと同期するために使用される XML プロファイル同期は、2022 年第 1 四半期を目処に使用できなくなります。すべてのパートナーは SAP Concur の担当者に連絡して、Concur Travel ユーザー プロファイルを管理するために Travel Profile v2 API を採用することが推奨されます。

XML プロファイル同期は、不安定さなどの問題により、2016 年に正式に使用が停止されました。Travel Profile v2 API が従来の同期プロセスを置き換えるために構築されました。その安定性と完成度が一定の水準に達したため、複数のプロファイル同期オプションを維持する理由がなくなりました。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

アクセシビリティの更新

SAP では、最新の Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) をより適切に満たすように変更を実装します。SAP Concur ソリューションに加えられたアクセシビリティ関連の変更に関する情報は、四半期ごとに公開されます。Accessibility Updates (英語のみ) ページで、四半期ごとの更新を確認することができます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

サポート対象ブラウザ

サポート対象ブラウザは、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。