2016 年 10 月 Expense Standard Edition 管理サマリー
QuickBooks
QuickBooks 会社詳細への [更新] ボタンの追加
QuickBooks Online (QBO) および QuickBooks Desktop (QBD) を使用するお客様向けに、QuickBooks 会社詳細ダイアログ ボックスに [更新] ボタンが追加されました。[更新] ボタンを使用して、Concur を QuickBooks からの最新データで更新します。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、Concur の会社が QuickBooks の会社から最新のデータを取得できるようになります。
QuickBooks Online (QBO) での最終同期日時の表示
[設定] の [会計] ページに、Concur の会社が QuickBooks の会社と最後に同期された日時が表示されるようになりました。
業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、Concur の会社と QuickBooks の会社との間のデータ交換に関する追加情報が、管理者に対して提供されます。
経費
E-Receipt への経費のリンク: E-Receipt にリンクされた場合の経費フィールドのロック
Concur は、領収書 API v4 から取得される E-Receipt にリンクされた経費について、新たな処理を追加しました。これは、App Center を介して接続される新規または更新済みパートナー データからの E-Receipt に影響します。
重要な値のデータ整合性を維持するため、経費項目が E-Receipt に関連付けられている場合、Concur ではその項目の以下のフィールドをロックします。
取引日
取引金額および通貨
支払先名
ロックされたこれらのフィールドは、編集できなくなります。この新機能は、法人カード取引にリンクされた経費に関する現行機能と類似しています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更は、E-Receipt の形でサプライヤーから直接取得したデータの信頼性を活用したものです。
**近日中** 支払タイプへのアクセスの拡張
経費を手動または ExpenseIt を使用して作成するユーザーに対し、[支払タイプ] フィールドで追加の選択肢が間もなく提供されます。[支払タイプ] フィールドが現金に初期設定されず、ユーザーが経費の負担時に使用したカードを表す支払タイプを選択できるようになります。支払タイプは、会社の管理者の設定に従ってカスタム設定されるようになります。この拡張は、コーポレート カード請求には影響しません。現在、コーポレート カード請求の支払タイプは固定されており、これは変更されません。
業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張は、コーポレート クレジット カード フィードに関連付けられていないクレジット カード プログラムが 1 つ以上ある会社にとってはメリットがあります。
付加価値税 (VAT)
(カナダ) プリンスエドワード島の HST 変更
2016 年 10 月 1 日より、カナダの州であるプリンス エドワード島の HST (Harmonized Sales Tax) の税率が 15% に引き上げられました。
業務目的/お客様にとってのメリット: 企業が、税法遵守のベストプラクティスに従うことができます。
用語
スペイン語の用語変更
Concur では、スペイン語の用語を 5 つ変更しました。これらの変更は、es-ES (ヨーロッパ/スペイン) スペイン語を対象としており、es-CO (南アメリカ) スペイン語は対象になりません。
英語の用語 | 現行のスペイン語の用語 | 更新後のスペイン語の用語 |
---|---|---|
depart | partida | salida |
report (expense report) 注意: この表には含まれていませんが、用語の整合性を保つため、nota de gasto も informe de gasto に変更されました。 | nota | informe |
tax authority | autoridad impositiva | administración tributaria |
travel allowance | dieta de viaje | dietas por desplazamiento |
VAT rate | tasa de IVA | tipo impositivo |
会社の社内文書やトレーニング マテリアルに影響する可能性があるため、これらの変更について確認してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更により、スペイン語バージョンの Concur ユーザー インターフェイスの正確さと整合性が向上します。
日本公共交通機関 (JPT)
JPT ジョルダンのメンテナンス
駅および路線の日本公共交通機関 (JPT) データベースに対し、追加、名称変更、および削除を含む定期メンテナンスでの変更が行われました。
業務目的/お客様にとってのメリット: Expense の一覧には、今後も JPT の最新の駅および路線が反映されます。
管理
ファイル転送のセキュリティ アップデート
2016 年 10 月中に、Concur Operations では、ファイル転送インフラストラクチャ (SecureTransport) に対して定期セキュリティ アップデートを適用します。これは、お客様のデータを保護し、"Concur Trust Platform" の監査済みセキュリティ要件を満たすための継続的なコミットメントの一環です。このアップデートにより、TLS v1.1 および TLS v1.2 のみが FTP/S (FTP-SSL) および HTTPS プロトコルでサポートされるようになります。EMEA (st-eu.concursolutions.com) では 10 月 8 日、US 移行 (st.concursolutions.com) では 10 月 22 日に、新しい暗号の使用が開始されます。各変更は、東部時間の午前 10 時に行われる予定です。
TLS および暗号のサポートに関する詳細については、File Transfer User Guide (英語のみ) を参照してください。
Concur は、US および EMEA 地域のお客様がテストを実行できる SecureTransport ステージング環境を構築しました。URL は、st-staging.concursolutions.com です。このテストでは、接続のみを行います。この環境でファイルをアップロードすることはできますが、ファイルは処理されません。SecureTransport ステージング環境で利用できるプロトコルは、HTTPS、SSH (SCP、SFTP)、および FTP/S です。
**近日中** 2017 年 3 月における TLS v 1.0 暗号化プロトコルに対するサポートの終了
Concur は、TLS 暗号化プロトコルのバージョン 1.0 に対するサポート (2017 年 3 月) サイクルの終了を発表します。引き続き、よりセキュアな TLS の 1.1 および 1.2 バージョンがサポートされます。背景として、TLS プロトコルにより、電話またはコンピュータとクラウドベース サービス間のセキュアな双方向通信が可能になります。バージョン 1.0 に限定されたブラウザまたは電話を使用して Concur ソリューションにログインしている Concur ユーザーは 1% に満たないため、このサポートの中止による影響を受けるユーザーは非常に少数です。
業務目的/お客様にとってのメリット: Concur は、お客様のセキュリティと、より新しくセキュアな TLS の 1.1 および 1.2 バージョンへの容易なアップグレードの両方について、慎重に検討したうえでこのステップを実行しています。TLS v 1.0 の使用終了計画により、お客様は TLS バージョン 1.1 以上を使用し、安全かつセキュアな方法で Concur サービスと通信できるようになります。
詳細情報: この TLS サポートの変更に関する追加情報は、月次サービス リリースに含まれる将来のリリース ノートに含まれます。