Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2020 年 5 月 Invoice Standard Edition 管理サマリー

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リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Standard Edition のリリース ノートには、新機能 - Standard Edition からアクセスすることができます。

Concur Invoice

アクセス権のあるユーザーのみに表示される配賦機能

請求書および購入申請の配賦にアクセスできるユーザーのみが、配賦機能を参照できます。請求書を配賦できない Concur Invoice ユーザーには、[明細] セクションの [配賦] ボタン、または [行項目の編集] ウィンドウの配賦機能は表示されません。

購入申請ユーザーの場合、[申請項目] セクションの [配賦] ボタン、および [購入申請] ページの [配賦] タブの配賦機能は非表示になります。設定に応じて、[配賦] タブ (請求書ユーザーの [行項目の編集] ウィンドウ、および購入申請ユーザーの [購入申請] ページにある) は非表示にされる場合があります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能によって、配賦機能を使用できない請求書ユーザーおよび購入申請ユーザーのユーザー インターフェイスが簡略化されます。

購入申請および請求書のコピーでの動作変更 (5 月 6 日)

これまでは、発注および請求書がインポートされ、コピーされ、照合される際に、発注と請求書の正味支払期間が異なっている場合は、発注よりも請求書が優先されていました。たとえば、発注に対して正味支払期間が 10 日間に設定され、請求書に対して 30 日間が設定されている場合は、請求書の正味支払期間の 30 日間が使用され、発注の支払は遅延します。

この発注と請求書のコピー動作の変更では、支払先から受け取る発注が請求書よりも優先され、発注が期限内に確実に支払われるようになります。

業務目的/お客様にとってのメリット: 支払期間の処理方法を変更すると、発注の使用時にお客様の柔軟性が向上し、支払先への期限内の支払が可能になります。

請求書の提出に関する製品アンケート (5 月 9 日)

Concur Invoice には、お客様が請求書を提出するときに表示される製品内アンケートが含まれるようになります。

このアンケートは、SAP の会社の 1 つである Qualtrics 社を基盤としています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様には製品の改善を支援するために Concur Invoice にフィードバックを提供する機会が設けられます。

発注

発注管理者による終了した発注の再オープンが可能に (4 月 24 日)

発注管理者ロールを持つユーザーは、終了した発注を再オープンできるようになります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、発注管理者は、間違って終了された発注を再オープンして正しく処理できるようになります。

Invoice Capture

お客様による Concur 管理請求書バッチの処理が可能に (3月 27 日)

Concur 管理 Invoice Capture またはデュアルサポート (Concur 管理およびお客様管理 Invoice Capture) を使用しているお客様は、独自の請求書バッチを処理できるようになりました。お客様は [すべてのバッチ] ウィンドウで、請求書バッチを右クリックし、[確認を処理] を選択して [照合] ウィンドウで請求書バッチを開くことができます。このウィンドウで、請求書を処理することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、Concur 管理 Invoice Capture またはデュアルサポート (Concur 管理およびお客様管理 Invoice Capture) を使用しているお客様は、優先度の高い請求書バッチを処理できるようになります。

データ保持

[保留の管理およびユーザーの消去] の説明の更新 (4 月 3 日)

[管理] > [会社] > [データ保持] ページに表示される [保留の管理およびユーザーの消去] データ保持機能の説明が更新されました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、[データ保持管理者] ロールのあるユーザーが [ユーザー保留][保留解除]、および [ユーザー消去] の各ボタンを見つけることができる場所について、より正確な情報が提供されます。

財務統合

インフライト経費精算レポートおよび請求書の一覧のエクスポート

Expense または Invoice の管理者は、財務システムから接続解除する前に処理する必要があるインフライト経費精算レポートや請求書の一覧をエクスポートできるようになりました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能によって、管理者は、財務システムから接続解除する前に、インフライト経費精算レポートや請求書をより簡単に識別して処理できます。

製品設定

[カスタム フィールド] ページの再設計 (5 月 27 日)

製品設定の [カスタム フィールド] ページが再設計されました。既存の機能は削除されていません。一部の機能は移動されました。

再設計された [カスタム フィールド] ページでは、以下のような重要な変更が行われています。

  • ページの名前が [カスタム フィールドを管理] から [カスタム フィールド] に変更されました。

  • [カスタム フィールド] ページに [カスタム フィールド][追跡フィールド] という 2 つのタブが追加されました。

  • 以前は [カスタム フィールド] ページからアクセスしていた一部の機能が新しい [表示の管理] ページに移動しました。

  • [カスタム フィールド] ページに検索機能が追加されました。

  • [カスタム フィールド] タブには、[Basic View (基本ビュー)][Advanced View (詳細ビュー)] があります。

  • [表示の管理] ページにはガイド付き設定機能が用意されています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、エンド ユーザーのエクスペリエンスが向上することで、カスタム フィールドの管理が改善されます。

**進行中** [ユーザー アカウント] ページの再設計

[製品設定] の [ユーザー アカウント] ページが再設計されているところです。機能は、基本的には同じままです。

再設計されたページは、トライアル期間中にお客様が段階的に使用できるようになります。現在は、少数のお客様が再設計されたインターフェイスの使用をオプト インすることができます。4 月 30 日から 6 月 11 日までの間に、その他のお客様に再設計されたインターフェイスにオプト インするためのアクセス権が付与される予定です。6 月 11 日には、この新しいインターフェイスが、お客様が使用できる唯一のユーザー管理インターフェイスとなります。

業務目的/お客様にとってのメリット: 再設計されたユーザー管理インターフェイスにより、エンド ユーザーのエクスペリエンスが向上します。

認証

**進行中** HMAC の SSO セルフサービスへの移行開始サポートの終了

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

SAP Concur はまもなく、SSO オプションとしてのハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) を削除する廃止プロセスを開始します。HMAC の代替サービスは SAML SSO です。このサービスの設定はセルフサービス方式となります。お客様の管理者は SAP Concur 内でこの設定にアクセスして SAML 接続を完了します。

現在 HMAC を使用しているお客様の場合、リリースされ次第 SSO セルフサービス ツールに移行することをお奨めします (2020 年第 2 四半期を予定)。この新しい SSO セルフサービス ツールにより、複数のポータル (アイデンティティ プロバイダ) を追加できるようになります。

HMAC の廃止は、以下の 2 つのフェーズで行われます。

フェーズ I:

  • お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) またはカスタム SAML 2.0 ソリューションを保有している必要があります。

  • お客様が、新しい SSO セルフサービス ツールのテストを開始します。

  • Travel Management Companies (TMC) が、新しい SSO セルフサービス ツール (2020 年第 2 四半期リリース予定) を使用する SAP Concur の新しいお客様に対するオンボーディングを準備します。

  • SSO ツールを使用できるようになると、リリース ノートでお客様に HMAC の正式な廃止日が通知されます。正式な廃止日以降は、HMAC を使用して新規クライアントをオンボーディングすることはできません。新規クライアントは、新しい SSO セルフサービス ツールを使用してオンボーディングする必要があります。

  • HMAC を使用している既存のクライアントを新しい SSO セルフサービス ツールを使用して移行する必要があります。

フェーズ II:

  • Travel Management Company (TMC) は、引き続き既存の SAP Concur のお客様を HMAC サービスから新しい SSO セルフサービス ツールに移行します。

  • HMAC から新しい SSO セルフサービス ツールへの移行がすべて完了したら、HMAC サービスをシャットダウンします。フェーズ II の終了は 2020 年中頃を予定しています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

古いサインイン手順が使用不可に

2019 年 10 月 31 日に、SAP Concur では、ユーザーが SAP Concur にサインインするための新しい手順を導入しました。

この新しいサインイン手順が導入されてからは、新しい [サインイン] ページからサインインするか、古いサインイン手順に戻すかをユーザーが選択できました。5 月のリリースより、古いサインイン手順は使用できなくなります。

業務目的/お客様にとってのメリット: 新しいサインイン手順では、セキュリティが強化され、SAP Concur 製品およびサービスへのユーザーのログインがさらに迅速かつ便利になります。この変更によって、すべてのユーザーのサインイン手順が統一されます。

ファイル転送の更新

**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行

このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。

SAP Concur では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を開始します。

従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2020 年終了までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。

  • 従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。

その他

米国データ センターに接続するユーザーを us1.concursolutions.com にリダイレクト

5 月以降は、www.concursolutions.com から米国データ センターに接続するユーザーが us1.concursolutions.com にリダイレクトされます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更によって、SAP Concur データ センターの URL 形式が、すべてのデータ センターで一貫したものになります。たとえば、EMEA データ センターに接続するユーザーは、eu1.concursolutions.com にリダイレクトされます。

concursolutions.com の新しい SSL 証明書 (4 月 14 日)

製品とサービスの継続的なセキュリティを確保するため、SAP Concur は新しい concursolutions.com SSL 証明書を発行しました。

この期限切れの証明書をピン留めしているお客様は、新しい証明書に更新する必要があります。ピン留めされた証明書が更新されていない場合、組織およびユーザーは、SAP Concur の製品およびサービスを使用できなくなります。

証明書をピン留めしなかったお客様の場合、新しい証明書に自動的に更新されるため、特に必要な対応はありません。ほとんどのお客様は証明書をピン留めしていません。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、製品およびサービスのセキュリティが継続的に確保されます。

一部の製品およびサービスが利用できない場合に表示されるホーム ページを変更 (3 月 20 日)

ユーザーが SAP Concur にサインインした際に一部の製品やサービスを利用できない場合、ユーザーに表示される [ホーム] ページが変更されます。変更後のホーム ページからは、利用できる製品およびサービスにアクセスできます。

この改善の導入前は、一部の製品やサービスを利用できないときにユーザーが SAP Concur にサインインしようとすると、503 (サービスが利用不可) というメッセージが表示され、ユーザーの [ホーム] ページにはアクセスできませんでした。そのため、ユーザーは、すべてのサービスおよび製品が利用できるようになるまで待機してから、SAP Concur にサインインする必要がありました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、他に使用できない製品やサービスがある場合でも、利用可能な製品およびサービスを使用するタスクを完了することができるようになります。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 5 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

Concur Invoice

**計画変更** 未提出の請求書および未提出の発注ビューから Excel へのダウンロード

今後のリリースでは、お客様は [請求書] ページの [未提出請求書] および [未提出発注] ビューからデータをエクスポートできるようになります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様は請求書データを柔軟に処理できるようになります。

Invoice Pay

**計画変更** 小切手のセキュリティ拡張 - ステータス更新

現在、SAP Concur では、この変更の再評価が進行中です。次のリリースでこの情報は削除されます。この変更が再度考慮される場合は、リリース ノート ドキュメントに情報が記載されます。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。