2019 年 1 月 Budget Standard Edition 管理サマリー
初回投稿
このドキュメントには、Standard Edition の Concur Expense、Concur Invoice、および Concur Request の予算機能に関するリリース ノートの管理サマリーが含まれています。
リリース ノート
すべての製品 | ファイル転送認証に対するセキュリティ アップデートSAP Concur では、2019 年 1 月 16 日までに、SAP Concur との間でファイルを転送するお客様向けに認証の設定を更新する予定です。更新後の設定では、認証の試行を 5 回失敗したユーザー アカウントはロックアウトされます。一部のアカウントでは、この設定がすでに使用されています。この変更によって、すべてのアカウントがこの設定に更新されます。
この認証の変更は、ファイル転送プロセスのみに影響し、主要な SAP Concur アプリケーションへのログインには影響しません。
影響を受ける URL は以下のとおりです。
st.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
st-cge.concursolutions.com
自身のアカウントからロックアウトされたお客様は、SAP Concur サポートにアカウントのロック解除を依頼することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様がファイルの抽出およびインポートにアクセスする際のセキュリティが向上します。
すべての製品 | SAP Concur メール | **進行中** メール インフラストラクチャの変更 - 信頼できる差出人のリストへの IP アドレスの追加SAP Concur では、サービスから SAP Concur ユーザーへの送信メールに関して新しいメール インフラストラクチャに移行中です。このため、送信 IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングする会社は、新しい IP アドレスを信頼できる差出人のリストに追加して、ユーザーが SAP Concur からメールを受信できるようにする必要があります。
最初は、ここで説明する問題によって Concur Expense を使用する会社のみが影響を受けます。1 月以降は、その他の SAP Concur サービス (Concur Travel や Concur Pay など) からのメールが新しいメール インフラストラクチャに移行します。
2019 年の第 1 四半期までは、その他のサービスを引き続き追加します。追加の変更のタイミングに関する詳細については、リリース ノートを確認してください。
すべての製品 | SAP Concur メール | **進行中** メール形式の更新SAP Concur では、すべてのメール通知の形式を更新中です。この変更により、SAP Concur サービス全体で、新しい一貫したルック アンド フィールが提供されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: 更新された一貫性のある表示にすることを目的としています。
Expense | 予算ダッシュボードでのデータのエクスポートの新しい経費残余額列このリリースでは、お客様が予算ダッシュボードでデータのエクスポート機能を使用する際に、保留中項目の経費残余額をエクスポートできるようになります。経費残余額により、予算所有者が未提出の経費項目の残高を表示できます。経費残余額は、未提出の経費精算レポートと、経費精算レポートに添付されていないレポートに追加できる経費の組み合わせです。
業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張によって、お客様がエクスポートされた経費残余額を表示できます。
計画変更
このセクションの項目は、今後のリリースを予定しています。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
すべての製品 | 製品設定 | **計画変更** シングル サインオン (SSO) セルフサービス オプションが SAP Concur でまもなく使用可能
シングル サインオンにより、ユーザーは 1 つのログイン資格情報セットを使用して、複数のアプリケーションにアクセスすることができます。現在、SAP Concur では 2 つのサインインの方法があります。ユーザー名とパスワードを使用する方法か、または組織に対するユーザーのログイン資格情報など、アイデンティティ プロバイダ (IdP) の資格情報による SSO を使用する方法です。
SSO は現在、Concur Expense、Concur Invoice、Concur Request、および Concur Travel でサポートされています。SAP Concur では、シングル サインオン (SSO) の管理機能を SAP Concur に追加する予定です。これにより、SAP Concur のお客様が組織に対する SSO を設定するためのセルフサービス オプションが提供されます。
新しいシングル サインオン (SSO) の管理機能には、[製品設定] の [Concur にアクセス] セクションからアクセスできます。
シングル サインオンは、Concur Expense、Concur Invoice、または Concur Request (もしくはそのすべて) とバンドルされている場合、Standard の Travel で管理できます。
スタンドアロン Standard の Travel の場合は、シングル サインオンの管理機能には [出張の設定] ページからアクセスできます。
その他の SAP Concur 製品およびサービスは、この初回リリースの範囲外です。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、SAP Concur のお客様に SSO を設定するセルフサービス オプションが提供されます。
すべての製品 | SAP Concur | **計画変更** 新しい SAP Concur のサインイン ページ
SAP Concur は、新しい [サインイン] ページを追加する予定です。これにより、ユーザー名とパスワード認証情報を使用してログインするユーザーのログイン エクスペリエンスが更新されます。現在のシングル サインオン (SSO) ユーザーは、ログイン時に追加の認証情報を入力する必要がなくなります。この機能は、2019 年に向けて計画されています。
新しい [サインイン] ページの機能には、以下が含まれます。
2 ステップ ログイン: セキュリティが強化され、最新の業界標準を満たし、ログインの成功率を高めます。
マルチアカウント ログイン: 管理者が複数のアカウントを使用してログインすることができます。
パスワード ヒントの削除: ユーザーおよび SAP Concur のセキュリティが強化されます。
ユーザー アバター: ユーザーのエクスペリエンスが向上します (将来のリリースに向けて計画中)。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、セキュリティが強化され、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザー エクスペリエンスが迅速かつ便利になります。
すべての製品 | その他 | **計画変更** 無効化されているユーザー データのアーカイブ
SAP Concur は拡大し続けているため、お客様の期待およびビジネス ニーズを満たすことができるように、システムのパフォーマンスを改善するステップを実行する必要があります。
全体的な目的は、運用データストア内に保存されているデータ量を削減することで、SAP Concur サービスのパフォーマンスを大幅に改善することです。運用システムのデータを削減することで、サーバー メモリをより効率的に使用することができ、取引の処理時間が短縮されます。このため、SAP Concur では、雇用主によって少なくとも 3 年間無効化されているユーザーを対象とするアーカイブ プロセスを開発しています。アーカイブ プロセスにより、無効化されたユーザー データが運用データストアから別のレポート データストアに移動されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: 無効化されたユーザー データを移動することで、取引の処理時間が早くなります。さらに、非アクティブなユーザーの個人情報に対して、より安全な環境が提供されます。
Concur Expense、Concur Invoice、および購入申請 | **計画変更** 予算のワークフロー
将来のリリースでは、予算のワークフローを利用できるようになります。ワークフローでは、承認および処理ステップによる請求書、経費精算レポート、および支払申請のルーティング方法が定義されます。予算の柔軟なワークフロー機能を使用することで、会社は、固有のニーズに合わせてワークフローを設計することができます。
予算の確認がないと、期末または年度末までに予算が完全に消費されてしまい、組織の選択肢が制限されたり、予算所有者の予算が超過したりする場合があります。さらに、早期支出によって、それほど重要ではない支出に早期に予算が消費されることで、(組織にとって) より重要な支出が却下されることになります。
ワークフローで予算確認を組み合わせることで、価値が高まります。監査ルールとワークフロー ステップ ルールを使用することで、組織は、組織固有のニーズに応じた微調整を行い、予算をより適切に制御することができます。
また、支出明細がいつ予算の執行と見なされるかを決定することも重要です。ほとんどの組織では、支出明細が支払われるときが執行となります。この場合、(すべてではなくとも) ほとんどの承認ステップで承認を受けています。その他の組織では、それよりもかなり早い時期に執行が行われます。購入申請または事前申請が承認されると、それらは直ちに "約束済" と見なされます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、たとえば、予算期間または予算年度で予算が早期に超過してしまわないように、お客様が予算支出を制御できるようになります。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書「SAP Concur リリース ノート - 月次ブラウザ証明書」ドキュメントには、現在および計画ブラウザ証明書の一覧が示されています。このドキュメントは、その他の SAP Concur 月次リリース ノートでも入手できます。