2019 年 1 月 Expense Standard Edition 管理サマリー
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リリース ノート
管理 | 信頼できる差出人のリストへの IP アドレスの追加SAP Concur では、サービスから SAP Concur ユーザーへの送信メールに関して新しいメール インフラストラクチャに移行中です。このため、送信 IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングする会社は、新しい IP アドレスを信頼できる差出人のリストに追加して、ユーザーが SAP Concur からメールを受信できるようにする必要があります。
最初は、ここで説明する問題によって Concur Expense を使用する会社のみが影響を受けます。1 月以降は、その他の SAP Concur サービス (Travel や Concur Pay など) からのメールが新しいメール インフラストラクチャに移行します。
Concur Expense では、オーストラリアの従業員が同席者のいる出張中の食事またはその他の経費を含む経費を登録すると、経費精算レポートに従業員が自動的に同席者として追加されるようになりました。ユーザーには、実際に同席者ではなかった場合に自身を削除するオプションがあります。
これまで、Concur Expense はオーストラリアの従業員が同席者のいる経費を登録する際に、従業員が同席者として自動的に追加されないようになっていいました。
業務目的/お客様にとってのメリット: この更新によって、経費精算レポートの登録時の使いやすさが向上します。
[カスタム フィールド] | [入力方法] フィールドは常に読み取り専用コスト追跡の [カスタム フィールドを管理] ページの [入力方法] フィールドは、関連付けられたカスタム フィールドが使用されたかどうかに関係なく、読み取り専用になりました。読み取り専用であることを示すフィールドの概要は削除されました。
以前は、カスタム フィールドが使用されている場合でも、[カスタム フィールドを管理] ページの [入力方法] フィールドでユーザーがフィールド タイプを変更できる場合がありました。さらに、[入力方法] 列のフィールドが編集可能でない場合に、編集可能 (概要フィールド) として頻繁に表示されていました。
業務目的/お客様にとってのメリット: この更新によって、カスタム フィールドが使いやすくなります。
Expense Pay - グローバル | (CAD) サポートされるようになった追加のカード プログラムConcur Expense の Expense Pay - グローバルでは、カナダ ドル (CAD $) で以下のクレジット カード プログラムがサポートされるようになりました。
US Bank VISA CAD
業務目的/お客様にとってのメリット: この追加オプションによって、クレジット カード経費の処理を促進することができます。
Expense Pay - グローバル | (USD) 新しい支払処理パートナーWUBS公共セクターのお客様は、Western Union Business Solutions (WUBS) を使用して、米国ドル (USD) の支払を処理できるようになります。
Expense Pay - グローバル製品は、資金管理口座で使用されるように設定されている支払処理パートナーには関係なく、同じ方法で機能します。WUBS と Bambora (またはクラシック Expense Pay) の違いは、Concur Expense での資金管理口座の設定方法です。支払処理パートナーごとに、オンボーディング プロセスの一部として完了、提出、および承認する必要がある固有のフォームがあります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この追加支払処理パートナーにより、Expense Pay - グローバル製品の価値が高まります。
Expense Pay - グローバル | (USD/CAD) 更新: 従来の支払の廃止とグローバル支払への移行 (9 月 1 日まで)SAP Concur の Expense Pay (クラシック) 製品は、経費精算レポートの処理に関連する支払を実行する製品です。頻繁に変更される法令の要件を確実に遵守し、地理的に多様な市場に合わせるため、SAP Concur は専用の経験豊富なサード パーティ支払処理パートナーと協同し、次世代の支払製品を開発しました。Expense Pay - グローバル。
これらのリリース ノート (2017 年 9 月) で以前に発表されたとおり、さらなる進化に向け、SAP Concur は 1 つの Expense Pay 製品で、世界のあらゆる場所でお客様のビジネスにサービスを提供します。既存のレガシー Expense Pay (クラシック) 製品 (NA Pay、EMEA Pay、次の APA Pay を含む) は、SAP Concur の Expense Pay – グローバル製品に置き換えられます。Expense Pay 製品を使用している SAP Concur クライアント向けには、Expense Pay – グローバルが今後の製品となります。この通知により、すべてのレガシー Expense Pay (クラシック) 製品が終了プロセスに入ります。
Expense Pay – 北米および Expense Pay – EMEA の制限事項
SAP Concur では、お客様がクラシック製品で次の通貨を追加することをサポートしていません。米国ドル、カナダ ドル、メキシコ ペソ、ユーロ、スイス フラン、デンマーク クローネ、スウェーデン クローナ、または英ポンド。お客様がクラシック製品でこれらの通貨をすでに実装および使用している場合、新しいプラットフォームに移行するまで、または規定された廃止日までは、これらの通貨を引き続き使用することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: Expense Pay – グローバル製品は、引き続き SAP Concur 内での支払処理機能における業界のベスト プラクティスを提供します。
次世代 (NextGen) の Expense | Concur Expense エンド ユーザーのための新しいユーザー インターフェイス **進行中**更新: お客様からのフィードバックに対応して活用し、円滑で正常な移行のための SAP Concur のコミットメントに合わせるために、次世代 Expense のための改訂された導入方針に取り組んでいます。
SAP Concur は、製品の一貫性のある改善に力を注いでいます。それは提供する機能だけでなく、それらの機能を使用するエクスペリエンスについても言えます。ユーザーが技術にどのようにかかわるかは、ニーズおよび期待とともに経時的に変わります。SAP Concur は、常にお客様の声を聞き、ユーザー エクスペリエンスをどのように改善できるかについてのフィードバックを求めています。
NextGen Expense は SAP Concur ユーザー エクスペリエンスの継続的な進化です。これは、680 回の 1 対 1 の対話、58 のユーザビリティ研究、3,000 を超える調査回答、月間 13 億 のユーザー アクションを含む大規模なユーザー調査およびデータ分析から構築されています。
お客様は必須のカットオーバーよりも前に、NextGen Expense をプレビューし、オプトインできるようになります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この結果は次世代の Expense ユーザー インターフェイスで、現代的で一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、拡張された UI を提供するだけでなく、お客様の変化するニーズに応じたご要望に対して、SAP Concur がより迅速に対応できるようにもなります。
セキュリティ | ファイル転送認証に対するアップデートSAP Concur では、2019 年 1 月 16 日までに、SAP Concur との間でファイルを転送するお客様向けに認証の設定を更新する予定です。更新後の設定では、認証の試行を 5 回失敗したユーザー アカウントはロックアウトされます。一部のアカウントではすでにこの設定が使用されていますが、この変更により、すべてのアカウントがこの設定に更新されます。この認証の変更は、ファイル転送プロセスのみに影響し、主要な SAP Concur アプリケーションログインには影響しません。
影響を受ける URL は以下のとおりです。
st.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
st-cge.concursolutions.com
自身のアカウントからロックアウトされたお客様は、SAP Concur クライアント サポートにアカウントのロック解除を依頼する必要があります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様がファイルの抽出およびインポートにアクセスする際のセキュリティが向上します。
計画変更
このセクションの項目は、今後のリリースを予定しています。Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
管理 | **計画変更** 無効化されているユーザー データのアーカイブSAP Concur は拡大し続けているため、お客様の期待およびビジネス ニーズを満たすことができるように、システムのパフォーマンスを改善するステップを実行する必要があります。
全体的な目的は、運用データストア内に保存されているデータ量を削減することで、SAP Concur サービスのパフォーマンスを大幅に改善することです。運用システムのデータを削減することで、サーバー メモリをより効率的に使用することができ、取引の処理時間が短縮されます。このため、SAP Concur では、雇用主によって少なくとも 3 年間無効化されているユーザーに対するアーカイブ プロセスを開発しています。アーカイブ プロセスにより、"無効化された" ユーザー データが運用データストアから別のレポート データストアに移動されます。
ユーザー/お客様にとってのメリット: 無効化されたユーザー データを移動することで、取引の処理時間が早くなります。さらに、非アクティブなユーザーの個人情報に対して、より安全な環境が提供されます。
重要!
現在、プロセスのパイロット段階にあり、結果の評価を行っています。SAP Concur の目標は、お客様に悪影響が及ばないようにすることと、該当するシナリオすべてについて検討すること、そしてアーカイブ プロセスによって必要な結果が得られるようにすることです。
この新しいプロセスについては、導入期日の目標は設定されていません。リリースノートで事前に発表します。
管理 | **計画変更** 新しい SAP Concur のサインイン ページSAP Concur は、新しい [サインイン] ページを追加する予定です。これにより、ユーザー名とパスワード認証情報を使用してログインするユーザーのログイン エクスペリエンスが更新されます。現在のシングル サインオン (SSO) ユーザーは、ログイン時に追加の認証情報を入力する必要がなくなります。この機能は、2019 年に向けて計画されています。
新しい [サインイン] ページの機能には、以下が含まれます。
2 ステップ ログイン: セキュリティが強化され、最新の業界標準を満たし、ログインの成功率を高めます。
マルチアカウント ログイン: 管理者が複数のアカウントを使用してログインすることができます。
パスワード ヒントの削除: ユーザーおよび SAP Concur のセキュリティが強化されます。
ユーザー アバター: ユーザーのエクスペリエンスが向上します (将来のリリースに向けて計画中)。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、セキュリティが強化され、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザー エクスペリエンスが迅速かつ便利になります。
予算 | **計画変更** 予算のワークフロー将来のリリースでは、予算のワークフローを利用できるようになります。ワークフローでは、承認および処理ステップによる請求書、経費精算レポート、および支払申請のルーティング方法が定義されます。SAP Concur で提供される予算の柔軟なワークフロー機能を使用することで、会社は固有のニーズに合わせてワークフローを設計することができます。
予算の確認がないと、期末または年度末までに予算が完全に消費されてしまい、組織の選択肢が制限されたり、予算所有者の予算が超過したりする場合があります。さらに、早期支出によって、それほど重要ではない支出に早期に予算が消費されることで、(組織にとって) より重要な支出が却下されることになります。
ワークフローで予算確認を組み合わせることで、価値が高まります。監査ルールとワークフロー ステップ ルールを使用することで、組織は、組織固有のニーズに応じた微調整を行い、予算をより適切に制御することができます。
また、支出明細がいつ予算の執行と見なされるかを決定することも重要です。ほとんどの組織では、支出明細が支払われるときが執行となります。この場合、(すべてではなくとも) ほとんどの承認ステップで承認を受けています。その他の組織では、それよりもかなり早い時期に執行が行われます。購入申請または事前申請が承認されると、それらは直ちに "約束済" と見なされます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、たとえば、予算期間または予算年度で予算が早期に超過してしまわないように、お客様が予算支出を制御できるようになります。
E-Receipt | **計画変更** 領収書として自動的に受け入れられないE-Receipt 技術は急速に発展しています。今日では、領収書の取扱いルールはイメージ要件を満たすために、E-Receipt を受け入れるようにハードコードされています。さらなる進化に向け、E-Receipt がより一般的になり、E-Receipt に関する法令がより複雑になるにつれて、これはすべての国および状況に対して有効な前提ではありません。
現在のシステム動作を保持するお客様、つまりイメージ要件を満たすために E-Receipt の受け入れを継続するお客様は、カスタム領収書ルールを設定する必要があります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更によって、E-Receipt を使用して継続して法令および文書の契約要件に準拠するお客様は経費を具体化することができます。
製品設定 | **計画変更** シングル サインオン (SSO) セルフサービス オプションが SAP Concur でまもなく使用可能シングル サインオンにより、ユーザーは 1 つのログイン資格情報セットを使用して、複数のアプリケーションにアクセスすることができます。現在、SAP Concur では 2 つのサインインの方法があります。ユーザー名とパスワードを使用する方法か、または組織に対するユーザーのログイン資格情報など、アイデンティティ プロバイダ (IdP) の資格情報による SSO を使用する方法です。
SAP Concur では、シングル サインオン (SSO) の管理機能を SAP Concur Standard Edition の Expense、Invoice、Travel、および Request に追加する予定です。これにより、お客様が組織に対する SSO を設定するためのセルフサービス オプションが提供されます。
新しいシングル サインオン (SSO) の管理機能には、[製品設定] の [Concur にアクセス] セクションからアクセスできます。
シングル サインオンは、Expense、Invoice、または Request (もしくはそのすべて) とバンドルされている場合、Standard の Travel で管理できます。
スタンドアロン Standard の Travel の場合は、シングル サインオンの管理機能には [出張の設定] ページからアクセスできます。
その他の SAP Concur 製品およびサービスは、この初回リリースの範囲外です。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、SSO を設定するセルフサービス オプションが提供されます。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。