Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2017 年 11 月 Invoice Standard Edition 管理サマリー

最終更新日: 2017 年 11 月 4 日

支出カテゴリー

支出カテゴリーの使用

支出カテゴリーは、Expense ではすでに使用できますが、Invoice のお客様も使用できるようになりました。

お客様は、支出カテゴリーを使用して、経費タイプが関連付けられる支出の総合的なカテゴリーを定義できます。すなわち、支出カテゴリーは、経費タイプのグループで構成されます。支出カテゴリーの主な目的は、これらのカテゴリーに基づくレポート (レポート部分は今後のリリースで予定されています) を生成するために経費タイプを分類することです。

支出カテゴリーは、手動で追加する以外にも、設定の [経費タイプ] ステップで経費タイプ インポート スプレッドシートを使用してインポートすることもできます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様は、どのような支出が行われたかを組織的に追跡できるようになります。

発注申請および発注

発注構成のメールの件名の既定として支払先名を使用可能

請求書には、現在、送信される発注メールの既定の件名に対して、追加のトークン支払先名が提供されています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様はメールの参照時に発注の支払先を簡単に確認できるようになります。

発注先および請求先住所の簡素化された入力方法

このリリースでは、お客様が設定の [発注構成] ステップで会社の住所を入力すると、設定の [会社の所在地] ステップの請求先および発注先住所が自動的に入力されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、発注の設定時にお客様が実行するステップが少なくなります。

Invoice Pay

複数の資金管理口座

Invoice Standard Edition のお客様は、Invoice Professional Edition ですでに存在している複数の資金管理口座を利用できるようになりました。Invoice Pay では、サプライヤーに支払を行うために複数の資金管理口座の使用がサポートされます。多くのお客様が 1 つの資金管理口座からの資金管理を選択しますが、複数の資金管理口座が望ましい場合があります。

複数の資金管理口座をサポートする一般的なシナリオには以下が含まれます。

  • 合併および買収: ある会社がお客様の会社と合併する、または買収されて、別々の会社が別々の資金管理口座を使用する

  • 大学: 大学のシステム内に複数の学校があり、それぞれ別のソースから資金管理を行う

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、サプライヤーに支払うために複数の資金管理口座が必要な場合に、必要とされる柔軟性が提供されます。

In-Product Messaging (IPM)

ヨーロッパ向けの In-Product Messaging (IPM)

長期にわたり、Concur 製品内の In-Product Messaging (IPM) が米国のお客様向けに提供されています。

各 US ユーザーに提供されるメッセージングは、有名な US ベースの ”推奨” エンジンにより提供されるデータに基づいています。ただし、そのエンジンは、より厳しい欧州連合 (EU) の法律には完全には適合しません。そのため、EU の法律を遵守する取り組みとして、Concur は独自の推奨エンジンを In-Product Messaging システム向けに開発しました。

11 月中旬に、Concur の In-Product Messaging システムを使用して、すべての EU のお客様に対して IPM が有効化されます。また、新しいシステムでは、改善された包括的な IPM エクスペリエンスが提供されるため、まもなく米国のお客様にも新しいシステムを使用した IPM が提供されます。

US ユーザー向けには現在と同様、メッセージのコンテンツ、タイミング、場所、および頻度がすべて、各メッセージ キャンペーン、および各会社および各ユーザーの特性により定義されます。

設定

設定の新デザインと改善されたナビゲーション

Concur は、それぞれの [設定] ページに表示される設定ナビゲーション リンクを中央の [製品設定] ページに再編成しました。このページは、業務目的別に定義されたセクションにまとめられています。これらのセクションには、管理者が各機能の目的を理解しやすいように、[設定] ページへのリンクおよび簡単な説明が含まれます。リンク ([ユーザー] など) をクリックすると、現在使用している既存の [ユーザー] ページに誘導されます。パンくずナビゲーションでは、中央の [製品設定] ページに戻るためのパスが提供されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、設定機能ナビゲーションが改善され、新しい管理者は提供される設定について理解しやすくなります。

管理者の自己教育オプション

管理者は、[設定] ページで、新しい自己教育ペインにアクセスするための新しいクエスチョン マーク オプションを表示できます。自己教育ペインは、設定以外のいくつかのページにも提供されます。自己教育ペインでは、管理者がインタラクティブ トレーニング フローのカタログを検索し、管理者トレーニング ビデオやドキュメントへのリンクを見つけて、Concur Coach とのチャットによる会話を開始することができます。

自己教育ペインは、新しい [製品設定] ページからアクセスできるそれぞれの [設定] ページに提供されます。

新しい [製品設定] ページの詳細については、これらのリリース ノートの「設定の新デザインと改善されたナビゲーション」を参照してください。

自己教育ペインは、以下のページでも提供されます。

  • 処理者 ([経費] > [レポートの処理]

  • 管理ツール - ([管理] > [会社] > [ツール])

  • 監視バッチ ([管理] > [会社] > [ツール] > [監視バッチ])

  • 支払先を監視 ([管理] > [会社] > [ツール] > [支払先を監視])

  • 法人カード (カード管理) ([管理] > [会社] > [ツール] > [法人カード])

自己教育ペインは今後追加ページに追加される可能性があります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、管理者は、経費、支払申請、および請求書の設定について学習し、質問に対する回答を容易に得ることができます。

ポリシー グループから削除された [概要] タブ

[製品設定] の [ポリシー グループ] ページの [概要] タブ ([管理] > [請求書の設定] または [経費と請求書処理の設定] > [ポリシー グループ]) が削除されました。

ポリシー グループは、さまざま経費ポリシーを持つユーザーのグループです。これらのユーザーは、さまざまな経費タイプから選択することも、異なる経費精算の限度額を持つこともできます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、[ポリシー グループ] ページのナビゲーションが簡素化されます。

QuickBooks

QuickBooks Online および QuickBooks Desktop での接続解除ボタンの使用

Concur との統合から QuickBooks Desktop または QuickBooks Online のお客様を接続解除するためのボタンが追加されました。このボタンは [財務システムからの接続解除] という名前で、[製品設定] の [はじめに] ページで使用できます。

業務目的/お客様にとってのメリット: お客様は、このボタンを使用して、Concur Support に連絡しなくても、QuickBooks への接続を管理できます。

リリース カレンダー

2018 年度のリリース カレンダー

2018 年度のリリース カレンダーを使用できます。このリリース カレンダーには、2018 年度のすべての月次リリース、およびリリース ノートのスケジュール、Travel のお客様への発表会、および展示会が示されます。

カレンダーへのアクセス:

http://www.concurtraining.com/customers/tech_pubs/ReleaseCalendar/_ReleaseCalendar_client.htm(英語のみ)

読み込み処理

支払先のマッチング: 発注データを使用した支払先のマッチング

このリリースでは、読み込み処理により、発注および元の請求書に含まれるデータを使用して、発注 (PO) と支払先が自動的にマッチングされます。この意図的なマッチングは、以下の場合に実行されます。

  • 間違った支払先とマッチングされる発注が見つかった場合

  • 支払先が何もマッチングされない発注が見つかった場合

  • 発注の番号が変更されたため、その支払先のマッチングがシステムで変更されている場合

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、発注の正しい支払先のマッチングが促進されます。

照合ページでのバッチの再処理が可能

このリリースより、お客様管理または Concur 管理バージョンの読み込み処理を行う管理者は、[照合] ページから直接タスクの再処理または回復を実行できます。この機能により、管理者はこのアクションを実行するために [照合] ページから移動する時間を節約でき、代わりに [照合] ページの [アクション] メニューで、使い慣れた 2 つのコマンド [すべての申請を再処理] および [すべての申請を回復] を使用します。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、バッチの再処理機能を使用する際の時間を節約できます。

計画変更

このセクションの項目は、今後のリリースを予定しています。Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

**計画変更** 2018 年 5 月 15 日、プレーン テキスト FTP のサポート終了

Concur は、Concur との間でのデータの転送手段としてのプレーン テキスト FTP のサポートの終了を発表しています。

プレーン テキスト FTP は、セキュリティ保護されたプロトコルではなく、固有のセキュリティ脆弱性があります。2018 年 5 月 15 日に、Concur Operations は、ファイル転送インフラストラクチャに対してセキュリティ アップデートを適用します。これにより、お客様のデータを保護し、"Concur Trust Platform" の監査済みセキュリティ要件を満たすための継続的なコミットメントの一環としてプレーン テキスト FTP の使用が制限されます。

**計画変更** ワークフロー後半での不足勘定科目コードのチェック

支払申請において、経費の勘定科目コードが 1 つまたは複数不足している場合でも、従業員は支払申請を保存、提出、および承認することができます。

現在は、経費が保存されると、関連する経費タイプに勘定科目コードが提供されていることが確認され、その勘定科目コードが経費に追加されます (UI で表示されないプロセス)。経費に関連する勘定科目コードがない場合、経費は保存できません。

今回の更新により、支払申請を提出および承認できます。ただし、経費データの抽出または財務システムへの経費データの計上はブロックされ、Concur の法人管理者が経費タイプの勘定科目コードマッピングを設定に指定するまでこのブロックは解除されません。

業務目的/お客様にとってのメリット: 従業員は、経費タイプ設定で勘定科目コードが不足している場合でも支払申請の作成を続行することができます。勘定科目コードはワークフロー内の単一 (同一) 箇所で入力されるようになりました。

お客様通知

Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

Concur リリース ノート - 月次ブラウザ証明書」ドキュメントには、現在および計画ブラウザ証明書が一覧されています。このドキュメントは、その他の Concur 月次リリース ノートでも入手できます。