Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2016 年 10 月 Travel Standard Edition 管理サマリー

管理

Amadeus – 代理店設定に対する資格情報検証リンクの追加

これから行われる Amadeus Web Services の移行について TMC パートナーと協議する中で、資格情報検証があれば代理店が非常に助かるというフィードバックを得ました。このリリースでは、代理店設定の Amadeus Web Services セクションが更新され、資格情報検証リンクが追加されました。

フライト

フレックス運賃を使用する航空会社への対応 – Norwegian Air International (D8)

Concur は、航空会社 Norwegian Air Shuttle (D8) のフレックス運賃に対応したことを発表します。Norwegian Air Shuttle では、ヨーロッパ内の行先を選択するサービスを提供していますが、この拡張はフィンランド内でのフライトに特化したものです。

Norwegian Air Shuttle の詳細については、親会社の Web サイト: http://www.norwegian.com/ を参照してください。

手荷物運賃

Concur は、6 月のリリースにより、ブランド運賃表示をすべてのフライトおよび鉄道の結果に拡張しました。この表示には、運賃比較表および手荷物情報が含まれています。現在は、以下のようになっています。

  • 結果が本当にブランド運賃である場合、そのブランド運賃に含まれる手荷物の数が表示されます。これはブランドに含まれ、GDS によって提供されます。

  • 結果がブランド運賃ではない場合、航空会社の Web サイト (手荷物詳細ページ) へのリンクが提供されます。

このリリースでは、Web サイトが変更されたリンクに対していくつかの更新が行われ、手荷物運賃ポリシーリンクは削除されました。

アメリカン航空とデルタ航空の両方を含む予約に対する必須の分割条件

2015 年後半に、デルタ (DL) とアメリカン (AA) の乗り継ぎ契約が終了しました。そのため、両方の航空会社を使用して行われた予約の発券を特殊な方法で行う必要性が生じました。このリリースでは、分割発券/運賃ロジックが更新され、予約システム (GDS) における予約の作成時に、アメリカンとデルタのそれぞれに対する個別の運賃が自動的に保存されるようになりました。このプロセスは、エンド ユーザーにとってはシームレスなものです。実質的な変更が目に見えるのは、旅行代理店のみになります。混合フライト/鉄道

フライト/鉄道

番号の表示と並べ替え

お客様からのフィードバックに基づき、Concur Travel 内でのフライト番号および鉄道番号の表示方法が、より目立つよう更新されました。また、特定のフライトまたは鉄道を検索するための検索フィルターが追加されました。

Web 運賃

Travelfusion を介して Avianca Brazil を利用可能

Avianca Brazil (O6) – ブラジルで 23 の都市に拠点を持ち、24 の空港で運行し、1 日のフライト数が 200 を超えるこの航空会社を、Travelfusion を介して Concur Travel で利用できるようになりました。

**近日中** Ryanair の必須ユーザー ログイン

Travelfusion から、ヨーロッパの大手 LCC が近い将来にユーザー ログインを必須にする予定であるという情報を提供されました。Ryanair は、必須ユーザー ログインを導入する最初の LCC になります。その他の LCC も、これに続く可能性があります。Ryanair の Web サイトで、出張者がフライトを選択すると、[Flight Options for Ryanair] というポップアップが表示されます。未登録の各ユーザーは、フライト オプション ページで登録を行う (ユーザー名とパスワードを登録する) 必要があります。

車両/鉄道

車両を追加するための鉄道セグメントの選択時における駅名の表示

このリリースでは、既存の Amtrak または SNCF 旅程への車両の追加時におけるユーザー エクスペリエンスが改善されました。出張行程の選択時に、最も近い空港名ではなく駅名を表示することができるようになりました。

ホテル

**近日中** ホテルの推奨

12 月のリリースにより、各ホテル リストで、出張者またはその組織/会社の別の従業員が、過去に該当するホテルに宿泊したことがあるかどうかが表示されるようになります。これは、すでに Mobile で提供されている機能と同じです。

**近日中** ホテル サービス セグメントが出張に含まれている場合の自動キャンセル

現行では、(ホテル サービス TSG で定義された) ホテル サービス業者のホテル予約セグメントが出張に含まれている場合、ユーザーが出張を終了していないか、出張の保留がタイムアウトしたか、マネージャーが出張を却下したか、マネージャーが期限内に出張を承認しなかったケースでは、出張を自動キャンセルできません。11 月のリリースにより、これらの規定違反が発生しなくなります。お客様の設定に基づき、ホテル サービス業者に対する自動キャンセルが GDS ホテルと同様に機能するようになります。

鉄道

**近日中** Sabre - 鉄道会社 2A (Deutsche Bahn) がパッシブ セグメントの構造を変更し、2016 年 12 月 11 日までに解析のための更新が必須

Sabre PNR にマージされた Deutsche Bahn データに対し、PNR の新しい構造が導入されます。変更は、RAL GK セグメント、OSI 行、注釈、および会計行に含まれます。

プロファイル

**近日中** XML プロファイル同期が 2017 年 1 月 1 日に非推奨ステータスに移行

10 月のリリースより、XML プロファイル同期が非推奨ステータスに移行します。非推奨ステータスへの移行により、2017 年 1 月から 6 月まで、Concur ではミッションクリティカルな問題のみに対応します。2017 年 7 月より、同期プロファイル データを Concur と同期する手段として、XML プロファイル同期はサポートされなくなります。Concur では、XML プロファイル同期を使用するすべてのお客様が、出張プロファイル API 2.0 にできるだけ早く移行することを推奨しています。 https://developer.concur.com/api-reference/travel-profile/01-profile-resource.html

その他

有効タブおよびボタンの拡張

現行では、検索結果ページや Travel ホーム ページなどのタブでは、フォントの色によってタブが有効かどうかが示されています。黒いテキストは有効、青いテキストは無効なタブを示しています。このリリースでは、フォントの色は変化せず、有効なタブに濃い青のバンドが付きます。これにより、有効タブを判別しやすくなります。

車両 E-Receipt の成功率改善

このリリースでは、出張者がレンタカーの E-Receipt を受領するため、クレジット カードを E-Receipt プログラムに登録する要件がなくなります。この要件をなくすことにより、これまでよりもかなり多くのユーザーが必要な E-Receipt を受領し、経費精算レポートの作成にかかる時間が短縮されます。

発券期限 - "代理店別" の削除

Concur では、出張が保留されるか、購入のために提出されると、ユーザー/手配者に自動でメールが送信されます。このメール確認には、出張の発券期限に関する注記が含まれています。このメッセージで、"代理店別" が削除されました。このリリースでは、"代理店別" が削除されています。

通貨換算

10 月のリリースでは、通貨換算機能がホテル (9 月に提供) だけでなくその他すべてのセグメント タイプに拡張され、ユーザー/手配者が既定通貨をその他の任意の通貨に変更できるようになりました。これには、フライト、鉄道、ホテル、車両、およびリムジンが含まれます。

**近日中** 推奨レベル支払先名の変更

11 月より、6 月のリリース後のフィードバックに基づき、Concur では推奨支払先の命名規則が更新されます。

  • 航空機の推奨支払先が、業者から航空会社に変更されます。

  • 鉄道の推奨支払先が、業者から鉄道サービスに変更されます。

  • 車両の推奨支払先が、業者からレンタカー業者に変更されます。

  • ホテル チェーンの推奨支払先が、業者からホテル チェーンに変更されます。

  • ホテル資産の推奨支払先は、ホテルのままです。

たとえば、航空会社の推奨支払先がある場合、現行では Concur の推奨業者と表示されます。更新により、これが Concur の推奨航空会社と表示されるようになります。

ファイル転送のセキュリティ アップデート

2016 年 10 月中に、Concur Operations では、ファイル転送インフラストラクチャ (SecureTransport) に対して定期セキュリティ アップデートを適用します。これは、お客様のデータを保護し、"Concur Trust Platform" の監査済みセキュリティ要件を満たすための継続的なコミットメントの一環です。このアップデートにより、TLS v1.1 および TLS v1.2 のみが FTP/S (FTP-SSL) および HTTPS プロトコルでサポートされるようになります。EMEA (st-eu.concursolutions.com) では 10 月 8 日、US 移行 (st.concursolutions.com) では 10 月 22 日に、新しい暗号の使用が開始されます。各変更は、東部時間の午前 10 時に行われる予定です。

TLS および暗号のサポートに関する詳細については、File Transfer User Guide (英語のみ) を参照してください。

Concur は、US および EMEA 地域のお客様がテストを実行できる SecureTransport ステージング環境を構築しました。URL は、st-staging.concursolutions.com です。このテストでは、接続のみを行います。この環境でファイルをアップロードすることはできますが、ファイルは処理されません。SecureTransport ステージング環境で利用できるプロトコルは、HTTPS、SSH (SCP、SFTP)、および FTP/S です。

**近日中** 2017 年 3 月における TLS v 1.0 暗号化プロトコルに対するサポートの終了

Concur は、TLS 暗号化プロトコルのバージョン 1.0 に対するサポート (2017 年 3 月) サイクルの終了を発表します。引き続き、よりセキュアな TLS の 1.1 および 1.2 バージョンがサポートされます。背景として、TLS プロトコルにより、電話またはコンピュータとクラウドベース サービス間のセキュアな双方向通信が可能になります。バージョン 1.0 に限定されたブラウザまたは電話を使用して Concur ソリューションにログインしている Concur ユーザーは 1% に満たないため、このサポートの中止による影響を受けるユーザーは非常に少数です。

業務目的/お客様にとってのメリット: Concur は、お客様のセキュリティと、より新しくセキュアな TLS の 1.1 および 1.2 バージョンへの容易なアップグレードの両方について、慎重に検討したうえでこのステップを実行しています。TLS v 1.0 の使用終了計画により、お客様は TLS バージョン 1.1 以上を使用し、安全かつセキュアな方法で Concur サービスと通信できるようになります。

詳細情報: この TLS サポートの変更に関する追加情報は、月次サービス リリースに含まれる将来のリリース ノートに含まれます。