Invoice

SAP Concur では、Invoice のお客様向けに、新しいユーザー インターフェイスの最初のバージョンを導入しました。新しいユーザー インターフェイスのバージョン 1.0 は、システム内における Invoice ライフサイクルの状況を継続的に監視する債務管理 (AP) ユーザーをターゲットにしています。新しい AP ランディング ページでは、優先度が最も高いタスクに AP が取り組めるよう喚起する目的で、”行動喚起” と ”仕事をゼロに” が中心コンセプトになりました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この新しい Invoice ユーザー インターフェイスにより、お客様の作業効率が向上し、フライトにおける請求書の可視性が向上します。

支払申請

請求書の [請求書詳細] ページに表示される [申請方法] に、新しい申請方法タイプの [Historical Invoice (履歴請求書)] が追加されました。[Historical Invoice (履歴請求書)] 申請方法タイプは、請求書が履歴請求書としてインポートされたことを示します。

履歴請求書の詳細については、『Invoice: Payment Request Import V2 (最新) Specification』ガイドの「Historical Record (Record Type 210)」セクションを参照してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: [申請方法] フィールドへの [Historical Invoice (履歴請求書)] タイプの追加により、請求書処理者および請求書の支払マネージャーは、履歴請求書として Concur Invoice にインポートされた請求書を検索およびフィルタリングできます。また、[Historical Invoice (履歴請求書)] タイプの追加により、Invoice 管理者は、履歴請求書の監査ルールを設定できます。

発注 API

SAP Concur は、https://developer.concur.com (英語のみ) から利用できる以下の v3.0 発注および発注領収書 API を使用して、JSON Web トークン (JWT) 認証をサポートしています。

発注 API

• POST

• PUT

• GET

発注領収書 API

• POST

• PUT

• GET

• DELETE

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更により、SAP Concur はサードパーティ統合パートナーとのパートナシップを拡張でき、お客様に追加の統合オプションを提供します。

支払先 API

SAP Concur は、https://developer.concur.com (英語のみ) から利用できる以下の v3.0 支払先メソッドおよび API を使用して、JSON Web トークン (JWT) 認証をサポートしています。

• POST

• PUT

• DELETE

• 支払先銀行の追加/更新

• 支払先グループの追加

• 支払先グループの削除

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更により、SAP Concur はサードパーティ統合パートナーとのパートナシップを拡張でき、お客様に追加の統合オプションを提供します。

QuickBooks

SAP Concur は、QuickBooks の接続/接続解除プロセスを更新して、お客様がインフライトの経費精算レポートまたは請求書がある場合に、統合との間の接続または接続解除を防止します。インフライト レポートおよび請求書には、統合が無効化または再有効化されると計上問題が生じる可能性があります。

この変更は、すべての QuickBooks 統合に影響します。

• QuickBooks Connector (QuickBooks Online または QuickBooks Desktop を使用)

• Concur Financial Integration with QuickBooks (QuickBooks Online または QuickBooks Desktop (現在は早期アクセス) を使用)

SAP Concur は、インフライト レポートまたは請求書にかかわらず、統合を接続解除する必要があるいくつかの状況を特定しました。このような場合、お客様は Concur クライアント サポートにサポートを依頼する必要があります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能は、統合に接続または接続解除する必要がある会社における計上の失敗を防止します。

プレーン テキスト FTP のサポート

SAP Concur は、SAP Concur との間でデータを転送するためのプレーン テキスト FTP の使用についてサポートの終了を発表しました。

プレーン テキスト FTP は、セキュリティ保護されたプロトコルではなく、固有のセキュリティ脆弱性があります。2018 年 9 月 1 日に、SAP Concur Operations は、ファイル転送インフラストラクチャに対してセキュリティ アップデートを適用します。これにより、お客様のデータを保護し、SAP Concur Trust Platform の監査されたセキュリティ要件を満たすための継続的なコミットメントの一環として、プレーン テキスト FTP の使用が制限されます。

詳細については、Plain Text FTP Retirement FAQ (英語のみ) を参照してください。

ユーザーへの影響: 2018 年 9 月 1 日以降は、プレーン テキスト FTP を使用した、従業員、リスト、同席者などのファイル タイプであるインポート ファイルのアップロードと、SAE などの抽出ファイルのダウンロードは、SAP Concur の Filemover システムで許可されません。これにより、お客様による Concur Travel、Concur Expense、Concur Invoice などの SAP Concur 製品のご使用や、お客様の財務システムへの統合アクティビティが大きな影響を受けます。2018 年 9 月 1 日を越えて延長する例外はありません。

計画変更

このセクションの項目は、今後のリリースを予定しています。Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

Invoice

今後のリリースで、「支払申請」という用語とその関連用語は、「請求書」という用語とその関連用語に置き換えられます。これらの変更は、ユーザー インターフェイス、請求書ドキュメント、およびその他すべての SAP Concur 製品ドキュメントで、この用語が出現する箇所に対して行われます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、SAP Concur で使用される用語と業界標準用語との整合性が確保されます。

発注

将来のリリースでは、Invoice Standard のお客様も発注抽出を設定できるようになります。

発注抽出機能では、購入者が電子形式で必要な支払先商品およびサービスの発注を抽出することができます。Invoice から抽出されたデータを使用して、お客様の財務システムにデータを入力することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、お客様は Invoice からの発注データの抽出を自動化できるようになります。

将来のリリースでは、Invoice Standard のお客様も発注領収書抽出を設定できるようになります。

発注領収書抽出により、お客様は、Invoice 発注商品の領収書データを使用して、ERP またはインベントリ システムを更新することができます。Invoice システムからの抽出時に、お客様は抽出した領収書データをレコードのシステムにインポートすることができます。これにより、インベントリの値に受領した数量が反映されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、お客様は Invoice からの発注領収書データの抽出を自動化できるようになります。

Purchase Request

将来のリリースでは、Invoice 管理者が購入申請項目のカスタム監査ルールを設定する際に使用できるフィールドのリストに、購入申請 [領収書タイプ] フィールドが追加されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、管理者は、購入申請を提出する前に、サービス タイプ購入申請でどの [領収書タイプ] フィールドを設定する必要があるかに関してルールを強制的に適用することができます。

支払先の作成および承認

将来的に、支払先の作成および承認機能を使用して新しい支払先を作成する際には、[支払先コード] フィールドと [支払先住所コード] フィールドが不要になります。これらのフィールドは、支払先の承認時には必要となりますが、承認前の新しい支払先の作成時には不要となります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、支払先マネージャーは、[支払先コード] および [支払先住所コード] フィールド データを Invoice で自動的に生成できるようになります。また、この拡張により、これらのコードは支払先に一意となります。

Concur Open

Concur Open は、SAP Concur サービス ステータス ダッシュボードです。このダッシュボードには、一部の SAP Concur サービスやすべてのデータ センターの既知の広範囲に及ぶ機能停止およびインシデントが表示されます。Concur Open では、現在のサービス ステータスおよび過去 20 日間のインシデント履歴が表示されます。

今後のリリースで、Concur Open に新しい機能が追加されます。ユーザーは、引き続き Concur Open にアクセスして、Concur サービスの利用可能状況を表示することができます。削除される機能はありません。ただし、このリリースでは、SAP Concur ユーザーが Concur Open にログインして以下を行うことができます。

• 会社固有のサービスおよびデータ センターのサービス ステータスを表示する

• 会社固有のサービスに影響を与えるインシデントに関する更新のための購読オプションにアクセスする

• 詳細な根本的原因分析情報および各インシデントに対して SAP Concur が行った対策を含む過去 2 年間のサービス履歴を表示する

業務目的/お客様にとってのメリット: お客様は Concur Open を使用して、SAP Concur サービスの機能停止、ステータス、および利用可能性を監視します。この新機能により、お客様に自身のサービス ステータスおよび利用可能性のパーソナライズされたビューが提供されます。SAP Concur の目標は、インシデント/機能停止についてのより正確で透明性の高いビューを提供することです。

お客様通知

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

「SAP Concur リリース ノート - 月次ブラウザ証明書」ドキュメントには、現在および計画ブラウザ証明書の一覧が示されています。このドキュメントは、その他の SAP Concur 月次リリース ノートでも入手できます。