2021 年 9 月 Concur Expense Standard Edition 管理サマリー
更新 #2
リリース ノート サマリー
認証
HMAC に対するサポートの非推奨化これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。
SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されました。
SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介さずに SAML v2 接続を設定できるようにするシングル サインオン セルフサービス オプションを提供します。
シングル サインオン セルフサービス オプションの詳細については、Shared: Single Sign-On Overview (英語のみ) および Shared: Single Sign-On Setup Guide (英語のみ) を参照してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
認証管理
新しい会社リクエスト トークンのセルフサービス ツール8 月下旬に、[法人管理者] または [Web サービス管理者] ロールが割り当てられている SAP Concur 管理者は、新しい会社リクエスト トークンのセルフサービス ツールを利用できるようになる予定です。
会社リクエスト トークンのセルフサービス ツールにより、お客様は、SAP Concur Support に連絡しなくても、会社リクエスト トークンを生成することができます。ほかにも、お客様は、このツールを使用することで、会社リクエスト トークンが期限切れになるか、失われた場合に、SAP Concur Support の支援を受けることなく、代替の会社リクエスト トークンを生成することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: 会社リクエスト トークンのセルフサービス ツールにより、お客様は、SAP Concur Support に連絡しなくても、会社リクエスト トークンを生成することができます。ほかにも、お客様は、このツールを使用することで、会社リクエスト トークンが期限切れになるか、失われた場合に、SAP Concur Support の支援を受けることなく、代替の会社リクエスト トークンを生成することができます。
Client Web Services
[パートナー アプリケーションを登録] ページの無効化8 月 21 日に、[パートナー アプリケーションを登録] ページが無効化されました。
10 月のリリースでは、[パートナー アプリケーションを登録] ページが新しいアプリケーション管理のセルフサービス ツールに置き換えられます。
詳細については、September Final Shared Planned Changes (英語のみ) リリース ノートの **Planned Changes ** Self-Service Tool for Application Management ノートを参照してください。
新しいセルフサービス ツールがリリースされる前は、SAP Concur Client Web Services を利用しているお客様は、Client Web Services に連絡して新しいアプリケーションを登録することができます。
SAP Concur Client Web Services を利用していないお客様は、必要に応じて、SAP Concur Support に連絡してアプリ ID を取得することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: [パートナー アプリケーションを登録] ページは、OAuth 1.0 (レガシー) アプリケーションの作成に使用されました。OAuth 1.0 は 2017 年 2 月 4 日に非推奨化されました。
OAuth 1.0 の非推奨化および OAuth 2.0 への移行の詳細については、SAP Concur 開発者ポータルを参照してください。
アプリケーション管理の新しいセルフサービス ツールにより、お客様は、OAuth 2.0 に準拠したアプリケーションを作成することができます。
Concur モバイル アプリ
Android/iPhone/iPad - [Concur モバイルの登録] ページの更新9 月下旬に、[Concur モバイルの登録] ページが更新されます。更新された [Concur モバイルの登録] ページに移動するには、[プロファイル] > [プロファイル設定] > [Concur モバイルの登録] の順にクリックします。更新された [Concur モバイルの登録] ページには、以下の 3 つの新しいセクションが含まれます。
モバイル サインイン ポリシー
サインイン ID
アプリ ダウンロード
業務目的/お客様にとってのメリット: [Concur Mobile の登録] ページの更新により、サインイン ID と組織のモバイル サインイン ポリシーに関する詳細がユーザーに提供されます。
カスタム フィールド
ダウンロードされたリスト インポート テンプレートに含まれる既存のリスト項目9 月のリリースより、管理者が製品設定の [カスタム フィールド] > [リスト項目の管理] > [リストの編集] ページからリスト インポート テンプレート ファイルをダウンロードする際に、リストのリスト項目の数が 1,000 以下である場合、これらのリスト項目はダウロードされたファイルに含まれ、ファイルのアップロード時にインポート テンプレートを使用して更新することができます。
この変更前は、既存のリスト項目がダウンロードされたリスト インポート テンプレートに含まれていませんでした。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、リスト インポート テンプレートの機能が拡張されます。
ファイル転送の更新
**進行中** SSH キー認証による必須 SFTPこのリリース ノートは、SAP Concur 製品を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加する SAP Concur のお客様および支払先に対し、SAP では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。
2021 年 4 月 10 日以降、非 SFTP (Secure File Transfer Protocol) プロトコルと SFTP パスワード認証を使用してファイル転送のために SAP Concur に接続することはできません。
非 SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証による SFTP に切り替える必要があります。
パスワード認証を使用している SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証に切り替える必要があります。
SFTP パスワードのリセット要求では、お客様が認証に SSH キーを提供する必要があります。
st.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
vs.concursolutions.com
vs.concurcdc.cn
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。
**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。
SAP Concur では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を進めています。
従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2022 年 1 月 24 日までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。
従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。
ファイル転送用の期限付き PGP キーを利用可能SAP Concur 製品に転送されるファイルは、SAP Concur の公開 PGP キー concursolutionsrotate.asc を使用して暗号化する必要があります。
concursolutionsrotate.asc
キー ファイルはお客様のルート フォルダ内にあり
キー ID 40AC5D35
RSA 4096 ビット署名および暗号化サブキー
キーの有効期間は 2 年間
期限切れ前のキーの交換はお客様の責任で行う
次の期限日: 2022 年 9 月 4 日
SAP Concur では、お客様のルート フォルダ内にある現在の期限付き公開 PGP キーを、有効期限の 90 日前に交換する予定
SAP Concur の旧 PGP キー (キー ID D4D727C0) は、既存のお客様に対しては引き続きサポートされますが、将来的には非推奨化される予定です。
SAP Concur では、より安全な期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に使用することを強くお奨めします。より安全性の高い期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に容易に使用できるように、SAP Concur は 2021 年 1 月 15 日 (金) に既存のお客様のホーム フォルダにこのキーを追加しました。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
mft-us.concursolutions.com
vs.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
mft-eu.concursolutions.com
業務目的/お客様にとってのメリット: 期限付き公開 PGP キーは、ファイル転送の安全性を高めます。
財務統合
ERP への接続時に既定の付加価値税還付コードが削除される9 月のリリースでは、お客様が最初に SAP Concur を ERP 会計ソフトウェアに接続するときに、SAP Concur の既定の還付コードが削除され、再マッピングが必要になります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、正しい付加価値税還付コードが Concur Expense の経費タイプに関連付けられるようになります。
翻訳
同席者の用語の翻訳の更新 (繁体字中国語)SAP Concur では、9 月のリリースで、同席者の翻訳の一貫性を確保するために、SAP Concur ユーザー インターフェイスの中国語 (繁体字) バージョンで以下の用語を変更する予定です。
英語の用語 | 現行の中国語 (繁体字) の用語 | 更新後の中国語 (繁体字) の用語 |
---|---|---|
Attendee | 出席者 | 參與者 |
Attendees | 出席者 | 參與者 |
業務目的/お客様にとってのメリット: これらの改訂により、翻訳の正確性が向上し、操作性が改善されます。
NextGen UI
**進行中** Concur Expense エンド ユーザーのユーザー インターフェイス (UI) の更新Concur Expense ソリューションのユーザー インターフェイス エクスペリエンスの継続的な進化は、経費精算レポートを作成および提出するための最新の直観的かつ合理的なエクスペリエンスを提供する思慮深い設計および調査の結果です。
Concur Expense のお客様に対して、2022 年 10 月 1 日の自動移行日の前に、NextGen UI をプレビューおよび移行することをお奨めします。
業務目的/お客様にとってのメリット: 次世代の Concur Expense ユーザー インターフェイスは、最新かつ一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、ユーザー インターフェイスが拡張されるだけでなく、お客様の変化するニーズを満たすために、弊社がお客様のご要望により迅速に対応できるようにもなります。
製品設定
ページデザインの変更9 月のリリースでは、Concur Standard Edition の [製品設定] ページのデザインが更新されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、[製品設定] ページのユーザビリティが改善され、今後の拡張に備えて [製品設定] ページが準備されます。
Web サービス管理
**進行中** アプリケーション コネクタのユーザー名とパスワードの長さに関する要件の更新セキュリティ要件を満たすには、アプリケーション コネクタに関連付けられたユーザー名とパスワードの長さを 10 文字以上、50 文字以下にする必要があります。
現在、一部のお客様には、これらのパラメータに一致しないユーザー名とパスワードが設定されています。今後のリリースでは、これらのパラメータが強制要件になります。
アプリケーション接続によるコールアウトの中断を回避するには、これらの要件を満たさないユーザー名およびパスワードを、この変更が行われる前に更新する必要があります。SAP では、できるだけ早くアプリケーション コネクタのユーザー名およびパスワードを更新することをお奨めします。
アプリケーション接続のユーザー名とパスワードは、[法人管理者] ロールまたは [Web サービス管理者] ロールを持つ管理者が更新できます。
業務目的/お客様にとってのメリット: パスワードおよびユーザー名の長さの制限を適用することで、アプリケーション コネクタを介したコールアウトのセキュリティ標準が強化されます。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2021 年 9 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。
Expense Pay クラシック
**計画変更** すべての通貨の使用停止
現在、SAP Concur では、2022 年 1 月 1 日に従来の Expense Pay クラシック ソリューションの使用停止を計画しています。支払プロバイダーのソリューションを介して支払方針の次のフェーズに移行すると、この使用停止により、Expense Pay クラシックを使用しているお客様は、代替ソリューションの有効化を求められます。SAP Concur は、支払ソリューションのポートフォリオを支払プロバイダー対応ソリューションに移行するために、数年間にわたり取り組んできました。これは、既存の Expense Pay Global ソリューション (Bambora に対応) と、予定されている Expense Pay Flex ソリューション (Western Union Business Solutions に対応) によって証明されています。すべての通貨について、Expense Pay クラシックの支払は、2021 年 12 月 15 日をもって従業員およびクレジット カード会社への対応を終了します。Expense Pay クラシック を使用しているお客様には、この変更について直接に伝えられています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更は、今後の製品拡張とより充実した統合をサポートするための、支払プロバイダー対応ソリューションへの移行に含まれています。
製品設定
**計画変更** 有効化ウィザード10 月のリリースより、SAP Concur では、Concur Expense Standard Edition を導入する一部の新規のお客様を対象に有効化ウィザードを提供する予定です。SAP Concur では、2021 年 11 月に、すべての新規のお客様を対象に有効化ウィザードを実装する予定です。
有効化ウィザードは、製品内セルフサービス ガイダンス システムです。これにより、これらのお客様は、SAP Concur Activation Coach の支援なしで Concur Expense のコア機能を実装することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様は、SAP Concur Activation Coach の支援を必要とすることなく、会社の Concur Expense Standard Edition のコア機能を設定することができます。
お客様通知
アクセシビリティの更新
SAP では、最新の Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) をより適切に満たすように変更を実装します。SAP Concur ソリューションに加えられたアクセシビリティ関連の変更に関する情報は、四半期ごとに公開されます。Accessibility Updates (英語のみ) ページで、四半期ごとの更新を確認することができます。
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
サポート対象ブラウザ
サポート対象ブラウザは、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。