Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2019 年 4 月 Invoice Standard Edition 管理サマリー

初回投稿

リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Standard Edition のリリース ノートは新機能 - Standard Edition からアクセスが可能です。

Concur Invoice

Concur Invoice の新しいユーザー エクスペリエンス拡張

SAP Concur は、システム内における Invoice ライフサイクルの状況を継続的に監視する債務管理 (AP) ユーザーを特にターゲットとする新しいユーザー エクスペリエンスを提供します。新しい AP ランディング ページでは、優先度が最も高いタスクに AP ユーザーが取り組めるよう喚起する目的で、"行動喚起" と "仕事をゼロに" が中心コンセプトになりました。

新しいランディング ページである [Invoice Manager] には、AP ユーザーが毎日実行する必要がある重要なタスク (請求書の割り当てと提出など) へのリンクが含まれています。[Invoice Manager] ページは、AP ユーザーとリンクが類似する請求書処理者も使用することができます。[Invoice Manager] ページは、ユーザーに付与されているロールによって異なります。

もう 1 つの新しいページである [未割り当ての請求書] は、AP ユーザーが [Invoice Manager] ページで [未割り当ての請求書] リンクをクリックすると表示されます。

さらに、新しい [請求書] ページが Concur Invoice に追加されました。このページには、[Invoice Manager] から [マイ タスク] > [未提出請求書] または [すべての請求書] をクリックしてアクセスします。

業務目的/お客様にとってのメリット: この新しい Concur Invoice ユーザー エクスペリエンスにより、お客様の作業効率が向上し、フライトにおける請求書の可視性が向上します。

購入申請

購入申請行項目の支払先フィールドに、以前に選択した支払先を既定で設定

[発注詳細] ページで新規または既存の購入申請に行項目を追加する場合、最初の行項目を追加すると、後続の行項目の [支払先] フィールドに、以前に選択した支払先が既定で設定されます。

この変更が行われる前は、新しい購入申請行項目を追加するたびに、支払先を手動で選択する必要がありました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、購入申請に後続の行項目を追加するために必要なステップ数が減り、購入申請の登録と更新のプロセスにおいて効率が向上し、時間が節約されます。

支払マネージャー

Invoice Pay なしで支払確認抽出を利用可能

このリリースでは、支払マネージャーは Invoice Pay が有効化されていなくても支払確認抽出を使用することができます。これにより、Concur Invoice 支払プロバイダのユーザーは SAP Concur 支払データとともにプロバイダ支払情報をエクスポートすることができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、支払プロバイダを使用するお客様は支払確認抽出データをダウンロードして、ERP を照合することができます。

Invoice Pay

自動引落申請フォームの更新 (オーストラリア)

オーストラリアの Invoice Pay のお客様向けの自動引落申請フォームが、サービス契約の名称をより正確に反映するように更新されました。フォームの [Service Agreement (サービス契約)] フィールドにあったテキストは "Concur Business Service Agreement (BSA) and Service Description Guide (SDG) (Concur ビジネスサービス契約 (BSA) およびサービス説明ガイド (SDG))" ですが、現在のテキストは "Agreement for the SAP Concur Service (SAP Concur サービス契約)" です。

業務目的/お客様にとってのメリット: 新しいテキストは、さまざまな SAP Concur のお客様契約により正確に対応します。

予算

予算のワークフローが利用可能に

ワークフローを予算で使用できるようになりました。ワークフローでは、承認および処理ステップによる請求書、経費精算レポート、および支払申請のルーティング方法が定義されます。SAP Concur で提供される予算の柔軟なワークフロー機能を使用することで、会社は固有のニーズに合わせてワークフローを設計することができます。

予算の確認がないと、期末または年度末までに予算が完全に消費されてしまい、組織の選択肢が制限されたり、予算所有者の予算が超過したりする場合があります。さらに、早期支出によって、それほど重要ではない支出に早期に予算が消費されることで、(組織にとって) より重要な支出が却下されることになります。

ワークフローで予算確認を組み合わせることで、価値が高まります。監査ルールとワークフロー ステップ ルールを使用することで、組織は、組織固有のニーズに応じた微調整を行い、予算をより適切に制御することができます。

また、支出明細がいつ予算の執行と見なされるかを決定することも重要です。ほとんどの組織では、支出明細が支払われるときが執行となります。この場合、(すべてではなくとも) ほとんどの承認ステップで承認を受けています。その他の組織では、それよりもかなり早い時期に執行が行われます。購入申請または事前申請が承認されると、それらは直ちに "執行済" と見なされます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、たとえば、予算期間または予算年度で予算が早期に超過してしまわないように、お客様が予算支出を制御できるようになります。

SAP Concur メール

**進行中** メール インフラストラクチャの変更 - 信頼できる差出人のリストへの IP アドレスの追加

SAP Concur では、サービスから SAP Concur ユーザーへの送信メールに関して新しいメール インフラストラクチャに移行中です。このため、送信 IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングする会社は、新しい IP アドレスを信頼できる差出人のリストに追加して、ユーザーが SAP Concur からメールを受信できるようにする必要があります

ここで説明する問題は、はじめは Concur Expense を使用する会社のみに影響します。1 月以降は、その他の SAP Concur サービス (Concur Travel や Concur Pay など) からのメールが新しいメール インフラストラクチャに移行します。

その他のサービスは引き続き追加されます。追加の変更のタイミングに関する詳細については、リリース ノートを確認してください。

その他

通知: カスタム フィールドには個人または機密データを記載しない

すべての会社は従業員の個人および機密情報を保護するために適切なすべてのステップを取る必要があります。推奨されるセキュリティ関連のベスト プラクティスでは、カスタム フィールドに個人および機密データを含めることはできません。

次のステップ

会社が現在、個人または機密データ (社会保障番号、家族の名前、またはその他の個人を特定する情報など) を保存するためにカスタム フィールドを使用している場合は、サービス内の既存のフィールドからこの情報を削除し、現在の設定を修正するように計画する必要があります。

追加情報については、FAQ (英語のみ) を参照してください。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

発注

**計画変更** PO および PO 領収書インポートの今すぐインポート

今すぐインポート機能では、オーバーナイトのスケジュール済インポートを待つ必要なく、PO および PO 領収書ファイルを Concur Invoice にすぐにインポートすることができます。これは、PO および PO 領収書をインポートして、外部登録された同じ日に Concur Invoice 製品で処理する必要があるお客様に有用です。頻繁に同期された最新データにあわせて、1 日に複数の PO および PO 領収書インポートを実行することもできます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、Concur Invoice に PO および PO 領収書をインポートする時間および頻度を管理しやすくなります。

認証

**計画変更** インポート ファイルによる一括パスワード リセットまたは更新は今後不可

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

今後のリリースでは、ユーザー インポートおよび従業員インポート機能によりユーザー パスワードをリセットまたは更新する機能は削除されます。ユーザー インポートおよび従業員インポート機能で、初期インポート中に新規ユーザーのパスワードを設定する機能は、引き続き利用できます。

ユーザー インポート

パスワード フィールドは、ダウンロード可能な Excel テンプレートで引き続き利用できますが、ファイルの初期インポート時、またはシステムに新しいユーザーを作成する場合にのみ読み込まれます。フィールドの後続の使用はシステムによって無視されます。

この機能に関する一般情報については、Shared: User Setup Guide for Concur Standard Edition (英語のみ) を参照してください。

従業員インポート

パスワード フィールドは 100、300、305、および 310 のレコード セットで利用可能なままですが、ファイルの初期インポート時、またはシステムに新規ユーザーを作成する場合のみ読み込まれます。フィールドの後続の使用はシステムによって無視されます。100 件のレコード パスワードを更新または置き換える機能は使用されなくなります。

この機能に関する一般情報については、Shared: Employee Import User Guide for Concur Standard Edition (英語のみ) を参照してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ユーザー パスワードのセキュリティが強化されます。

**計画変更** シングル サインオン (SSO) セルフサービス オプションが SAP Concur でまもなく使用可能

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

シングル サインオンにより、ユーザーは 1 つのログイン資格情報セットを使用して、複数のアプリケーションにアクセスすることができます。現在、SAP Concur では 2 つのサインインの方法があります。ユーザー名とパスワードを使用する方法か、または組織に対するユーザーのログイン資格情報など、アイデンティティ プロバイダ (IdP) の資格情報による SSO を使用する方法です。

SAP Concur では、シングル サインオン (SSO) の管理機能を SAP Concur 製品に追加する予定です。これにより、お客様に組織で SSO を設定するためのセルフサービス オプションが提供されます。SSO は現在、Concur Expense、Invoice、Request、および Travel でサポートされています。

新しいシングル サインオン (SSO) の管理機能は、既存の SSO 設定を使用しているお客様にとっては代替ツールであり、組織で SSO を導入しようとしているお客様にとっては新しいツールです。すべてのユーザーが新しい SSO セルフサービス ツールに移行するまで、既存の SSO 設定と新しい SSO セルフサービス ツールを両方とも使用できます。

その他の SAP Concur 製品およびサービスは、この初回リリースの範囲外です。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、SAP Concur のお客様に SSO を設定するセルフサービス オプションが提供されます。

**計画変更** [パスワードを忘れた場合] 機能、セキュリティの質問、およびパスワードのカスタム テキスト

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

今後のリリースでは、SAP Concur の [サインイン] ページに新しい [パスワードを忘れた場合] 機能を追加する予定です。これにより、ユーザー名とパスワード認証情報を使用してログインするユーザーのエクスペリエンスが更新されます。

現在は、会社の設定によっては、パスワードを忘れた場合のプロセスでその他のオプションをいくつか使用できる場合があります。新しい [パスワードを忘れた場合] 機能が使用可能になると (5 月 11 日予定)、これらの追加オプションは削除されます。削除される追加オプションは以下のとおりです。

  • セキュリティの質問: ユーザーには、ログイン認証でセキュリティの質問プロンプトが表示されなくなります。

  • ページ上のテキスト: 会社のカスタム テキストは表示されなくなります。

  • パスワード ヒント: [パスワード ヒントをメール アドレス宛に送信] オプションは使用できなくなります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、ユーザー パスワードのセキュリティが強化され、ユーザー エクスペリエンスが合理化されます。

組織管理

**計画変更** SAP Concur 製品へのアクセスの変更点

今後のリリース (6 月予定) から、お客様は以下のドメインを使用して SAP Concur の製品およびサービスにアクセスします。

  • *.concursolutions.com

  • *.concurcdc.cn

この変更は、2019 年 6 月 8 日を予定しています。

この変更に関する質問については、appsec@sap.com に連絡してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更によって、お客様は一貫した安全な方法で SAP Concur のサービスにアクセスできるようになります。

**計画変更** 新しい SAP Concur のサインイン ページ

SAP Concur は、新しい [サインイン] ページを追加する予定です。これにより、ユーザー名とパスワード認証情報を使用してログインするユーザーのログイン エクスペリエンスが更新されます。現在のシングル サインオン (SSO) ユーザーは、SSO ログイン プロセス (www.concursolutions.com) を開始できるようになります。この機能は、2019 年に向けて計画されています。

新しい [サインイン] ページの機能には、以下が含まれます。

  • 2 ステップ ログイン: セキュリティが強化され、最新の業界標準を満たし、ログインの成功率を高めます。

  • マルチアカウント ログイン: 管理者が複数のアカウントを使用してログインできます (将来のリリースに向けて計画中)。

  • ユーザー アバター: ユーザーのエクスペリエンスが向上します (将来のリリースに向けて計画中)。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、セキュリティが強化され、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザー エクスペリエンスが迅速かつ便利になります。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。