2021 年 4 月 Mobile Standard Edition 管理サマリー
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リリース ノート サマリー
4 月 (9.90) のモバイル リリースでは、SAP Concur モバイル アプリのユーザーがモバイル アプリ内の新しいレポート エントリ機能にアクセスできるようになりました。
iOS の場合、すべての環境ですべての iOS ユーザーがこの新しい機能を使用できるようになります。
Android の場合、すべての環境ですべての Android ユーザーがこの新しい機能を使用できるようになります。この機能は、モバイル設定の [追加機能] 画面のトグルを使用して有効化/無効化することができます。トグルのテキストは [エントリをレポート] です。
この新しいレポート エントリ機能は、以下の場合には表示されません。
ユーザーが経費タイプ [私有車の走行距離]、[社用車の走行経費]、[日本の公共交通機関] を追加している
ユーザーが旅程から作成された経費を開いている
ユーザーが地理的に中国にいる
ユーザーのモバイル デバイス管理 (MDM) または仮想プライベート ネットワーク (VPN) が制限されている
お客様は、操作性に関するフィードバックを SAP Concur Support に送信できます。
4 月 (9.90) のモバイル リリースでは、ユーザー (Android ユーザー のみ) が SAP Concur モバイル アプリの場所検索画面の [検索] フィールドにフライト基準を入力した場合、[最近の検索] リストに最近の検索が表示されます。
ユーザーがまず [フライトの予約] 画面でフライト情報を最初に入力して、[検索] をタップすると、新しい最近の検索項目が保存されます。
この項目は、ユーザーが [検索] フィールドにフライト検索基準を入力すると、場所検索画面の [最近の検索] リストに表示されます。
ユーザーが [最近の検索] リストの最近の検索項目をタップすると、以前の検索基準が [フライトの予約] 画面に自動的に入力されるようになりました。これには、ユーザーが必要に応じて変更できるカスタム フィールドも含まれます。
モバイル ユーザーは、場所検索画面で [クリア] をタップすることにより、[最近の検索] リストをクリアすることができます。
片道の最近の検索では、出発日が場所検索画面の [最近の検索] リストに表示されるフライト場所詳細の下に表示されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この時間を節約できる拡張機能により、ユーザーは最近の検索のフライト詳細を保存および変更することができます。
4月 (9.90) のリリースでは、iOS ユーザーが SAP Concur モバイル アプリ内で、新しいカメラ補助機能を使用して、高品質の領収書イメージを取り込むことができるようになりました。
カメラ補助機能が有効化されると、ユーザーは、カメラ画面の下部で、より鮮明なイメージを取り込む方法に関するヒントを確認することができます。
領収書の位置が適切であれば、この機能によりテキストのない領域のトリミングも自動的に行われます。
SAP Concur ソリューションでは、モバイル ユーザーにとって最良の操作性を確保するため、最小のオペレーティング システムを定期的に更新します。このリリースでは、最小オペレーティング システムが iOS13 に更新されます。
3 月の (9.89) モバイル リリースが、iPhone/iPad オペレーティング システムのバージョン 12 に対する最終リリースでした。すべてのユーザー デバイスのオペレーティング システムが iOS13 以上に更新されていることを確認してください。ユーザーに対してデバイスのオペレーティング システムのアップグレードが強制されることはありませんが、古いオペレーティング システムを使用している場合は SAP Concur モバイル アプリの v9.89 以降のバージョンをインストールできないため注意してください。
これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur ソリューションの継続的な取り組みの一環です。
SAP Concur モバイルアプリの自動サインイン設定は、会社ごとに有効化または無効化することができます。会社に対してこの設定が有効化されており、ユーザーがその後 SAP Concur モバイル アプリの設定でこの設定を有効化した場合、ユーザーがモバイル アプリにサインインした後、アプリにサインインするための資格情報の入力を再度要求されることはありません。
2020 年 11 月のリリースでは、SAP Concur ソリューションに再設計されたサインイン ページが実装されましたが、このページでは SAP Concur モバイル アプリでの自動サインイン設定がサポートされていません。代わりに、再設計されたサインイン ページでは、モバイル認証の有効期間ポリシーがサポートされています。これにより、お客様は、ユーザーが SAP Concur モバイル アプリにサインインするために資格情報の再入力を要求されるまでの経過期間を指定することができます。
自動サインイン設定と同様、モバイル認証の有効期間ポリシーも会社ごとに有効化または無効化することができます。ポリシーが無効化されている場合は、最初にアプリにサインインした後、自動サインイン設定と同様、ユーザーがアプリから手動でサインアウトしない限り、資格情報の再入力は要求されません。ポリシーが有効化されている場合は、ポリシーで指定された期間が経過すると、ユーザーは資格情報の再入力を要求されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: 自動サインイン機能の廃止とモバイル認証の有効期間ポリシーの実装により、安全性の低い自動サインイン設定を削除することで、セキュアな認証がより適切にサポートされます。
モバイルの [サインイン] ページが再設計および改善されました。この拡張によって、操作性が改善され、セキュリティが向上し、設定が簡略化されています。また、これらの変更により、シングル サインオン (SSO) に複数のアイデンティティ プロバイダ (OKTA や Azure など) を使用しているお客様も支援されます。
ユーザーには新しいサインイン ページが表示され、古いサインイン ページのデザインに戻すオプションが提供されます。新旧のページ デザインを切り替えるオプションは、今後のリリースで削除されます。
これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur ソリューションの継続的な取り組みの一環です。
2020 年 11 月のモバイル リリース (9.86) で、SAP Concur ソリューションに再設計されたモバイル サインイン ページが実装されました。今後行われるモバイル PIN サインイン オプションの廃止をサポートするため、新しいページ デザインではモバイル PIN サインインがサポートされていません。ただし、ユーザーは、再設計されたサインイン ページの上部にあるリンクをクリックして、古いサインイン ページのデザインに切り替え、そのページでモバイル PIN サインイン オプションを使用することができます。
SAP では、2021 年 5 月のモバイル リリース (9.91) で、モバイル PIN サインイン オプションの廃止と、古いサインイン手順に戻す機能の削除を予定しています。お客様からのフィードバックを受けて、お客様が時間をかけてモバイル PIN サインイン オプションの廃止に対応できるように、SAP では、新旧のページ デザインを切り替えるオプションの削除を今年後半まで延期しています。ユーザーは、古いページ デザインに戻すことでモバイル PIN のサインイン オプションを引き続き使用できますが、SAP では、お客様に対し、各自のユーザーをできるだけ早く新しいサインイン手順に移行するよう強くお奨めします。
SAP では、サインイン手順を以下のように改善することも予定しています。
モバイル アプリにサインインできるオプション、サインイン方法、および組織がサインインを要求する頻度をユーザーが学習できるようにするための拡張
指紋認証 TouchID と顔認識の統合など、生体認証サインインの使用を奨励するための拡張
既存のドキュメントおよびユーザーが利用できるトレーニング マテリアルの更新
アプリ ストアでのユーザーの質問およびフィードバックに対する回答の改善
新しいサインイン ページが導入され、モバイル PIN サインイン オプションが廃止されても、ユーザーは以下の方法を使用して引き続きモバイル アプリにサインインすることができます。
シングル サインオン (SSO)
モバイル SSO
SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2)
ユーザー名とパスワード
照合済のメール アドレスおよびパスワード
SAP Concur ソリューションの Web バージョンでシングル サインオン (SSO) を有効化している会社の場合は、SAP Concur モバイル アプリで SSO を有効化し、できれば SAML v2 に移行することをお奨めします。
SAML v2 への移行については、SSO Service: Overview Guide (英語のみ) および Shared: SSO Management Setup Guide (英語のみ) を参照してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: モバイル PIN のサインイン オプションの廃止により、安全性の低い PIN オプションが削除されることで、さらにセキュアな認証がサポートされます。これにより、ユーザーが SAP Concur モバイル アプリにサインインする方法が簡易化され、モバイルでのサインイン手順と Web でのサインイン手順との整合性が向上します。
2020 年 3 月 31 日に、SAP Concur モバイル アプリ ユーザーは、ホテル サービス V2 からコンテンツを購入、予約、およびキャンセルできるようになります。
ユーザー/お客様にとってのメリット: 旅行者は、どのデバイスからでも旅行を予約することができます。3 月 31 日を過ぎると、旅行者は、SAP Concur モバイル アプリ内から、ホテル サービス V2 で提供されるホテルを検索、予約、およびキャンセルすることができます。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2021 年 2 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。
5 月 (9.91) のモバイル リリースを目処に、ユーザー (iOS ユーザー のみ) が SAP Concur モバイル アプリの場所検索画面の [検索] フィールドにフライト基準を入力した場合、[最近の検索] リストに最近の検索が表示されます。
ユーザーがまず [フライトの予約] 画面でフライト情報を最初に入力して、[検索] をタップすると、新しい最近の検索項目が保存されます。
この項目は、ユーザーが [検索] フィールドにフライト検索基準を入力すると、場所検索画面の [最近の検索] リストに表示されます。
ユーザーが [最近の検索] リストの最近の検索項目をタップすると、以前の検索基準が [フライトの予約] 画面に自動的に入力されます。これには、ユーザーが必要に応じて変更できるカスタム フィールドも含まれます。
モバイル ユーザーは、場所検索画面で [クリア] をタップすることにより、[最近の検索] リストをクリアすることができます。
片道の最近の検索では、出発日が場所検索画面の [最近の検索] リストに表示されるフライト場所詳細の下に表示されます。
往復の最近の検索では、出発日および帰着日が場所検索画面の [最近の検索] リストに表示されるフライト場所情報の下に表示されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この時間を節約できる拡張により、ユーザーは最近の検索のフライト詳細を保存および変更することができます。
5 月の (9.91) モバイル リリースを目処に、SAP Concur モバイル アプリで、モバイル ユーザーのレポート提出の操作が更新される予定です。
モバイル アプリでレポートを提出すると、適切に設定されたユーザーは [承認フロー] 画面にルーティングされ、そこで提出するレポートの承認フローを表示および変更することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、モバイル ユーザーは、SAP Concur の Web バージョンにすでに存在するレポート提出機能と同じものを使用できるようになります。
お客様通知
アクセシビリティの更新
SAP では、最新の Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) をより適切に満たすように変更を実装します。SAP Concur ソリューションに加えられたアクセシビリティ関連の変更に関する情報は、四半期ごとに公開されます。Accessibility Updates (英語のみ) ページで、四半期ごとの更新を確認することができます。
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書
月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。