2021 年 12 月 Concur Expense Standard Edition 管理サマリー
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リリース ノート サマリー
Expense Pay クラシック
全通貨の使用停止 (2022 年 1 月 1 日)SAP Concur は、支払ソリューションのポートフォリオを支払プロバイダー対応ソリューションに移行するために、数年間にわたり取り組んできました。これは、既存の Expense Pay Global ソリューション (Bambora に対応) と、予定されている Expense Pay Flex ソリューション (Western Union Business Solutions に対応) によって証明されています。
現在、SAP Concur では、2022 年 1 月 1 日に従来の Expense Pay クラシック ソリューションの使用を停止する予定です。支払プロバイダーのソリューションを介して支払方針の次のフェーズに移行すると、この使用停止により、Expense Pay クラシックを使用しているお客様は、代替ソリューションの有効化を求められます。これらのリリース ノートの 8 月バージョンに記載されているように、すべての通貨について、Expense Pay クラシックの支払は、2021 年 12 月 15 日をもって従業員およびクレジット カード会社への対応を終了します。Expense Pay クラシックを使用しているお客様には、この変更について直接伝えられています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更は、今後の製品拡張とより充実した統合をサポートするための、支払プロバイダー対応ソリューションへの移行に含まれています。
経費タイプ
出張対応付の有効化これまで、[出張対応付] 機能は、Travel が有効化されたエンティティでのみ使用できました。12 月のリリースより、この機能はすべての Concur Standard エンティティで利用できるようになり、[出張および E-Receipt のマッピング] に名前が変更されます。この機能は、経費タイプへの出張セグメントのマッピングだけでなく、経費タイプへの E-Receipt のマッピングも管理します。
Travel を使用していないお客様は、E-Receipt を経費タイプにマッピングできるようになります。
この機能は、新しいお客様と既存のお客様が利用できます。
業務目的/お客様にとってのメリット: 出張対応付はすべての Concur Standard エンティティに対して有効化されるため、Concur Standard エンティティに対して Travel を有効化する必要がなくなります。Concur Expense のお客様は、出張対応付を使用して E-Receipt の経費タイプを管理することもできるようになりました。
ファイル転送の更新
**進行中** SSH キー認証による必須 SFTPこのリリース ノートは、SAP Concur 製品を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加する SAP Concur のお客様および支払先に対し、SAP では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。
2021 年 4 月 10 日以降、非 SFTP (Secure File Transfer Protocol) プロトコルと SFTP パスワード認証を使用してファイル転送のために SAP Concur に接続することはできません。
非 SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証による SFTP に切り替える必要があります。
パスワード認証を使用している SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証に切り替える必要があります。
SFTP パスワードのリセット要求では、お客様が認証に SSH キーを提供する必要があります。
2021 年 4 月 12 日より、SAP は非準拠ファイル転送接続の無効化を開始しました。非準拠アカウントを無効化するプロセスは、2021 年を通して継続されます。複数のファイル転送接続を設定している場合、この変更はすべてのファイル転送接続に適用されます。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
vs.concursolutions.com
vs.concurcdc.cn
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。
**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。
SAP Concur では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を進めています。
従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2022 年 1 月 24 日までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。
従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。
ファイル転送用の期限付き PGP キーを利用可能SAP Concur 製品に転送されるファイルは、SAP Concur の公開 PGP キー concursolutionsrotate.asc を使用して暗号化する必要があります。
concursolutionsrotate.asc
キー ファイルはお客様のルート フォルダ内にあり
キー ID 40AC5D35
RSA 4096 ビット署名および暗号化サブキー
キーの有効期間は 2 年間
期限切れ前のキーの交換はお客様の責任で行う
次の期限日: 2022 年 9 月 4 日
SAP Concur では、お客様のルート フォルダ内にある現在の期限付き公開 PGP キーを、有効期限の 90 日前に交換する予定
SAP Concur の旧 PGP キー (キー ID D4D727C0) は、既存のお客様に対しては引き続きサポートされますが、将来的には非推奨化される予定です。
SAP Concur では、より安全な期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に使用することを強くお奨めします。より安全性の高い期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に容易に使用できるように、SAP Concur は 2021 年 1 月 15 日 (金) に既存のお客様のホーム フォルダにこのキーを追加しました。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
mft-us.concursolutions.com
vs.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
mft-eu.concursolutions.com
業務目的/お客様にとってのメリット: 期限付き公開 PGP キーは、ファイル転送の安全性を高めます。
その他
**進行中** SAP Concur ホームページの変更2021 年第 4 四半期に、新しいホームページへのお客様のリダイレクトが開始されました。新しいホームページの外観は以前の SAP Concur ホームページと同じです。新しいホームページでは、サービスが一時的に利用できなくなった場合の機能が拡張されています。
新しいホームページのロール アウトは段階的に行われます。
フェーズ 1: 第 4 四半期の初めに、SAP Concur は、米国データセンター内の Concur Expense、Concur Invoice、および Concur Request のお客様を対象に、新しいホームページへのリダイレクトを開始しました。
フェーズ 2: 2021 年 12 月に、EU データセンター内の Concur Expense、Concur Invoice、および Concur Request のお客様の新しいホームページへのリダイレクトが開始される予定です。
フェーズ 3: 2022 年第 2 四半期に、米国と EU のデータセンター内のその他のお客様の新しいホームページへのリダイレクトが開始される予定です。その他のお客様には、Concur Travel を単独で使用しているお客様、または Concur Travel と Expense、Invoice、または Request (あるいはそのすべて) を使用しているお客様が含まれます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、一部のサービスが利用できない場合でも SAP Concur ホームページが利用可能になり、サインイン手順の一貫性が向上します。
NextGen UI
**進行中** Concur Expense エンド ユーザーのユーザー インターフェイス (UI) の更新Concur Expense ソリューションのユーザー インターフェイス エクスペリエンスの継続的な進化は、経費精算レポートを作成および提出するための最新の直観的かつ合理的なエクスペリエンスを提供する思慮深い設計および調査の結果です。
Concur Expense のお客様に対して、2022 年 10 月 1 日の自動移行日の前に、NextGen UI をプレビューおよび移行することをお奨めします。
業務目的/お客様にとってのメリット: 次世代の Concur Expense ユーザー インターフェイスは、最新かつ一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、ユーザー インターフェイスが拡張されるだけでなく、お客様の変化するニーズを満たすために、弊社がお客様のご要望により迅速に対応できるようにもなります。
リリース ノート管理サマリー
提供の合理化以前は、月次リリース ノート管理サマリーは、以下の 2 つのファイル形式で提供されていました。
従来のランディング ページからの PDF ファイルとして
製品内ヘルプ システムおよび SAP Help Portal からの HTML ファイルとして
SAP Concur では、製品内ヘルプ システムおよび SAP Help Portal からの HTML ファイルのみ提供されるようになりました。
業務目的/お客様にとってのメリット: このコンテンツにアクセスするための一貫したユーザー エクスペリエンスと、新しいコンテンツで作業するためのフリー リソースが 1 つの場所に提供されます。
SAP Concur ユーザー アシスタンス
利用可能なエンド ユーザー サポート オプションこのリリース ノートは、エンド ユーザーがサポートを見つけるために利用できるリソースについて、すべての管理者へ通知するものです。SAP では、多くの製品に対して多くのサポート経路を提供しています。このリリース ノートに記載されているオプションは、SAP Concur エンド ユーザー向けの唯一の正しいオプションです。管理者は、下記のセルフサービス リソースの一覧をエンド ユーザーが表示できるように、送信する必要があります。
SAP Concur ソリューションのエンド ユーザーは、以下のいずれかの方法でサポートを受けることができます。
ユーザー サポート デスク (USD): 会社がユーザー サポート デスクを購入している場合、エンド ユーザーは SAP Concur アプリケーション内でサポートにアクセスすることができます。[ヘルプ] > [サポートへのお問い合わせ] をクリックして、ユーザー サポート デスク ポータルにアクセスし、電話またはチャットでサポートを開始します。
内部サポート: 会社が USD を購入していない場合、エンド ユーザーは SAP Concur ソリューションをサポートする内部連絡先と連携し、次のセクションのセルフサービス リソースを補足します。
セルフサービス型エンド ユーザー リソース
エンド ユーザーが追加情報、トレーニング リソース、FAQ を参照できる場所は複数あります。すべてのユーザーがこれらのリンクにアクセスできます。
SAP Concur Community:
SAP Concur Community のサポート情報および FAQ:
https://community.concur.com/t5/Support-and-FAQs/bg-p/Support
Professional Edition SAP Concur トレーニング ツールキット:
http://www.concurtraining.com/
Standard Edition SAP Concur トレーニング ツールキット:
http://www.concurtraining.com/toolkit/standard/en (英語のみ)
Concur Expense エンド ユーザー オンライン ヘルプ:
https://help.sap.com/viewer/product/CONCUR_EXPENSE/LATEST/en-US?task=use_task
Concur Invoice エンド ユーザー オンライン ヘルプ:
https://help.sap.com/viewer/product/CONCUR_INVOICE/LATEST/en-US?task=use_task
Concur Request エンド ユーザー オンライン ヘルプ:
https://help.sap.com/viewer/product/CONCUR_REQUEST/LATEST/en-US?task=use_task
Concur Travel エンド ユーザー オンライン ヘルプ:
https://help.sap.com/viewer/product/CONCUR_TRAVEL/LATEST/en-US?task=use_task
Web サービス管理
**進行中** アプリケーション コネクタのユーザー名とパスワードの長さに関する要件の更新これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。
新しいセキュリティ要件を満たすには、[アプリケーション コネクタ] ページでアプリケーション コネクタに関連付けられたユーザー名とパスワードの長さを 10 文字以上、50 文字以下にする必要があります。
現在、一部のお客様には、これらのパラメータに一致しないユーザー名とパスワードが設定されています。
2022 年 2 月 28 日に、最小 10 文字と最大 50 文字が適用されます。この変更が行われる前にユーザー名とパスワードが更新されない場合、SAP Concur ソリューションの一部の側面が機能を停止する可能性があります。たとえば、通知を使用すると、ワークフロー ステップが完了せず、LEU ウィンドウが開かず、リスト取得を使用するフィールドには結果が表示されません。
アプリケーション接続によるコールアウトの中断および一部のエンドユーザー タスクの中断を回避するため、できるだけ早くアプリケーション コネクタのユーザー名およびパスワードを更新することをお奨めします。
アプリケーション接続のユーザー名とパスワードは、[法人管理者] ロールまたは [Web サービス管理者] ロールを持つ管理者が更新できます。
業務目的/お客様にとってのメリット: パスワードおよびユーザー名の長さの制限を適用することで、アプリケーション コネクタを介したコールアウトのセキュリティ標準が強化されます。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2021 年 12 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。
今月の計画変更はありません。
お客様通知
アクセシビリティの更新
SAP では、最新の Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) をより適切に満たすように変更を実装します。SAP Concur ソリューションに加えられたアクセシビリティ関連の変更に関する情報は、四半期ごとに公開されます。Accessibility Updates (英語のみ) ページで、四半期ごとの更新を確認することができます。
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
サポート対象ブラウザ
サポート対象ブラウザは、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。