2019 年 12 月 Travel Standard Edition 管理サマリー
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リリース ノート サマリー
フライト
カナダ国内出張用のフレックス運賃の更新SAP Concur Travel では、ここ数年間、フレックス運賃という特別な航空運賃ショッピング ビューがサポートされています。フレックス運賃ビューを使用して、出張者は所定のフライトで利用可能な運賃とブランドの違いの比較、運賃とさまざまな制限の組み合わせ、および複数の航空会社からの価格の比較をすべて 1 つの画面で行うことができます。
SAP Concur では、フレキシブル運賃設定ビューで特別なデータベースを更新し、予約コード (RBD) を使用してブランド構造、運賃詳細、および座席指定を含む、サポートされる各航空会社の運賃情報を保存し、フレックス運賃ビューの各 "バケット" を定義する必要があります。
これに基づいて、Concur Travel では、このリリースで標準 Travel サイトのフレックス運賃を無効にします。これまで、カナダではフレックス運賃が自動的に有効化されていました。これにより、Air Canada の移行がサポートされます。Travelfusion から Air Canada 検索結果を表示するには、フレックス運賃を無効にする必要があります。Travelfusion を介した Air Canada が有効化されている場合、ユーザーと手配者は、検索結果で区間別に運賃およびブランドを確認し、必要に応じてそれらを組み合わせることができます。
その他
Concur Open および Personalized Concur Open に対する変更12 月 19 日のリリースでは、Concur Open および Personalized Concur Open に複数の変更が加えられる予定です。
購読サービス: サービス ステータスの通知に関するメールおよび RSS の購読は、Personalized Concur Open を介してのみ使用することができ、お客様の組織に固有のサービス問題が表示されます。SAP Concur のお客様を対象とした、現在の Concur Open の購読は、Personalized Concur Open に移行されます。
通知メールの "差出人" のアドレス: 通知メールのアドレスが、openupdates@concur.com から ConcurOpenUpdates@sap.com に更新されます。お客様は、@sap.com ドメインを信頼できる差出人のリストに追加していること、およびユーザーが個人のメール受信ボックス ルールを更新していることを確認する必要があります。
[Root Cause Analysis (根本的原因分析)] レポート: 各インシデントの後、先行 RCA レポートが公開され、その後、より詳細な分析と是正措置を含む最終 RCA レポートが公開されます。どちらのレポートも Personalized Concur Open のみでの公開となります。
サービスの利用可能性ステータス: お客様への影響がより的確に反映されるように、[Performance Issue (パフォーマンス上の問題)] アイコンおよび [Partial Performance Issue (部分的なパフォーマンス上の問題)] アイコンが Concur Open および Personalized Concur Open から削除されます。
これらの変更によって、より適切な情報がお客様に提供される一方で、現在お客様以外でも入手できる情報の一部が削除されます。
ファイル転送の更新: 新しい SAP Concur IP アドレス (EMEA)このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加するお客様および支払先に対し、SAP Concur では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。
SAP Concur では、2019 年 11 月 23 日に、st-eu.concursolutions.com の IP アドレスを 84.14.175.233 から 46.243.56.11 に変更しました。
ファイル転送プロトコルで SAP Concur DNS エンドポイント (st eu.concursolutions.com) を使用して接続しているお客様は、この変更による影響を受けません。
IP アドレスを介して接続しているお客様は、SAP Concur DNS エンドポイント (st-eu.concursolutions.com) または新しい IP アドレスに接続する必要があります。
SAP Concur では、SAP Concur IP アドレスが今後再度変更された場合の接続の問題を回避するため、DNS エンドポイント st-eu.concursolutions.com に接続することを推奨しています。
この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。
言語選択ページの廃止ユーザーが [言語の変更] リストから別の言語を選択して自分の認証情報で SAP Concur にサインインすると、現在のセッションに適用されている言語 (たとえば、最後に選択したものや、プロファイルで既定として指定されているもの) のうちどれを使用するかの確認を促すページ、または現在のセッションで最後に選択した言語を使用し、プロファイルで既定の言語をその選択に更新するかどうかの確認を促すページが表示されます。
この 12 月のリリースでは、このページが表示されなくなる予定です。代わりに、ユーザーが [言語の変更] リストから選択した言語が現在のセッションで使用されます。既定の言語を更新する場合、ユーザーは [プロファイル設定] で変更を行うことができます。
このページの削除により、優先言語が再表示される問題が解消され、ユーザー エクスペリエンスが簡素化されます。
出張業務/技術の基本
Sabre: 宿泊の新しいコンテンツ サービス (CSL)Sabre は、Sabre Red 360 を介して、新しい CSL サービスを使用したホテル予約機能のロール アウトを開始しました。Concur Travel で Sabre Red 360 機能は使用されません。ただし、Concur Travel 以外で行われた予約は、これらの新サービスによって作成されている可能性があることは認識されます。この機能は自動的に有効化されないため、Sabre のドキュメントに基づいて、TMC は明確にこの機能をオプトインする必要があります。
これらの CSL サービスは、さまざまな出張製品内で使用するために SAP Concur などの技術プロバイダも利用できます。SAP Concur では現在、これらの新サービスを評価しており、今後のサポートの提供方法について調査しています。
**進行中** Apollo/Galileo: レガシー Web サービスから Galileo Web サービスへの移行Travelport によるレガシー接続を廃止するため、Concur Travel では、XML Select 接続プラットフォームから Galileo Web サービス接続プラットフォームに移行しています。この変更により、SAP Concur のお客様に次のような利点がもたらされます。
Concur Travel の Apollo/Galileo サービスのスケーラビリティと安定性の向上
SAP Concur による Apollo/Galileo への接続に使用されていたレガシー コードの削除が可能 (それにより、内部処理が簡易化)
簡易化された接続アプローチが使用されることでパフォーマンスが向上
安定性が向上
この接続変更は、エンドユーザーにはシームレスで行われますが、代理店代行パートナー (TMC) に影響するアクセス関連の変更を必要とします。この変更により、SAP Concur では、予約擬似都市コードのホスト アクセス プロファイル (HAP) が必要になります。
**TMC プレビュー** Travelport ブランド運賃 - 完全なサポート2017 年の初め、SAP Concur は、Apollo、Galileo、および Worldspan のすべてのお客様に対する単純なブランド運賃のサポートを発表しました。構成を変更する必要はありません。
2017 年 7 月のリリースで、SAP Concur は、Apollo および Galileo の複雑なブランド スキームに対して、ブランド運賃コンテンツを提供する仮ソリューションのサポートを発表しました。SAP Concur は、技術的制限により、この仮ソリューションを Worldspan に拡張することはできませんでした。
複雑なブランド運賃の仮ソリューションでは、旅行会社でいくつかの操作上の変更が必要となるため、これは構成可能な機能です。操作の複雑さのため、SAP Concur は、この機能を特定の航空会社に制限しています。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2019 年 12 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。
出張業務/技術の基本
**計画変更** HRS: ホテル パッシブ セグメントの更新標準化の取り組みの一環として、SAP Concur では、すべての GDS に対する標準のホテル パッシブ形式を更新します。
SAP Concur がすべてのホテル パートナーを新しいホテル プラットフォーム (HS2) に移行すると、代理店代行パートナーは、Concur Travel ですべての非 GDS のホテル コンテンツ用の 1 つの形式に対して関連するルーチンをプログラムすることができます。
**計画変更** Worldspan: 運賃の保存の変更長年にわたって、SAP Concur では Worldspan の運賃の保存について複数のオプションをサポートしてきました。これは Worldspan PNR サポートにとって非常に複雑でした。最近、[バンドルされていないエコノミー運賃を除外] オプション (FXD 修飾要素) などの旧来のオプションのいくつかが、最新の市場運賃とうまく適合されていないことがありました。
サポート コストを削減し、Worldspan のお客様に対して最新の価格設定方法を使用するために、SAP Concur は今後数カ月間でいくつかの変更を行う予定です。
**計画変更** Amadeus: Ticket Changer のサポートこれまで、SAP Concur では、Sabre (Sabre Automated Exchanges 経由)、Worldspan (Rapid Reprice 経由)、および Apollo (Worldspan の GDS 共通 Rapid Reprice 経由) 向けに、発券後の変更機能を提供してきました。
今後のリリースでは、Amadeus (Amadeus Ticket Changer 経由) 向けの交換機能もサポートされます。この機能の詳細については、機能提供後すぐにお知らせします。
Amadeus のお客様は、発券済みの予約をオンラインで変更できるようになるため、代理店に連絡する必要がなくなります。
Amadeus の代理店代行パートナーは、Concur Travel のお客様用の交換プロセスを自動化し、時間と出張コンサルタントのリソースを節約することができます。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書
月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。