Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2021 年 4 月 Invoice Standard Edition 管理サマリー

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リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。 Standard Edition のリリース ノートには、新機能 - Standard Edition からアクセスすることができます。

Concur Invoice

処理者および AP ユーザーの [ユーザーに未割り当ての請求書] ページでのアクセス変更

これまでは、AP ユーザーと処理者ロールの両方を持つお客様は、[ユーザーに未割り当ての請求書] ページにアクセスして請求書を処理することができました。このリリースでは、これらのロールを持つお客様は [ユーザーに未割り当ての請求書] ページにアクセスすることはできますが、表示される情報は支払先グループのアクセスに基づきます。これにより、各自のロールに関連する請求書のみが表示されるようになります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、お客様には各自のユーザー ロールに関連する請求書のみが表示されるようになり、[ユーザーに未割り当ての請求書] ページに表示されるコンテンツが簡素化されます。

認証

**進行中** HMAC の非推奨化と SAML v2 および SSO セルフサービス ツールへの移行

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されています。現在、Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、HMAC を使用するお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行をサポートしています。

SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介さずに SAML v2 接続を設定できるようにするシングル サインオン セルフサービス オプションを提供します。

シングル サインオン セルフサービス オプションの詳細については、Shared: Single Sign-On Overview (英語のみ) および Shared: Single Sign-On Setup Guide (英語のみ) を参照してください。

HMAC の非推奨化は、以下の 2 つのフェーズで行われます。

フェーズ I:

  • お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) または SAML 2.0 に準拠したカスタム ソリューションを保有している必要があります。

  • お客様が SAML v2 を使用して認証テストを開始します。

  • TMC が、SAP Concur の新しいお客様を SAML v2 にオンボーディングする準備を行います。

  • リリース ノートでお客様に HMAC の正式な非推奨化日が通知されます。正式な非推奨化日以降は、HMAC を使用して新規のお客様をオンボーディングすることはできません。新規のお客様は、SAML v2 にオンボーディングする必要があります。

  • HMAC を使用している既存のお客様は、SAML v2 に移行する必要があります。

フェーズ II:

  • TMC が、SAP Concur の既存のお客様すべてを HMAC サービスから SAML v2 に移行完了します。

  • HMAC サービスが非推奨化されます。フェーズ II の終了は 2021 年中頃を予定しています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

[シングル サインオンの管理] ページに追加された [過去の変更を表示] (3 月 23 日)

3 月 23 日に、[管理] > [会社] > [認証管理] > [シングル サインオンの管理] ページに [過去の変更を表示] 機能が追加されました。この機能を使用すると、認証管理者は、SAP Concur シングル サインオン (SSO) 設定の変更を一覧表示するテーブルを表示する、それらの変更に関する詳細を表示する、および削除された設定を元に戻す (再開する) ことができるようになります。

[過去の変更を表示] テーブルには、直近の 100 件の変更内容が表示されます。テーブルに一覧表示される変更内容には、以下が含まれています。

  • 設定の追加

  • 設定の削除

  • [カスタム IdP 名] フィールドの名称の編集

  • [ログアウト URL] フィールドの URL の編集

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、認証管理者は、SSO 設定に対して行われた変更を経時的に表示および追跡すること、および以前に削除された設定を元に戻す (再開する) ことができるようになります。

ファイル転送の更新

**進行中** SSH キー認証による必須 SFTP

このリリース ノートは、SAP Concur 製品を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加する SAP Concur のお客様および支払先に対し、SAP では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。

2021 年 4 月 10 日以降、非 SFTP (Secure File Transfer Protocol) プロトコルと SFTP パスワード認証を使用してファイル転送のために SAP Concur に接続することはできません。

  • 非 SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証による SFTP に切り替える必要があります。

  • パスワード認証を使用している SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証に切り替える必要があります。

  • SFTP パスワードのリセット要求では、お客様が認証に SSH キーを提供する必要があります。

2021 年 4 月 12 日より、SAP は非準拠ファイル転送接続の無効化を開始しました。非準拠アカウントを無効化するプロセスは、2021 年を通して継続されます。複数のファイル転送接続を設定している場合、この変更はすべてのファイル転送接続に適用されます。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

  • st-eu.concursolutions.com

  • vs.concursolutions.com

  • vs.concurcdc.cn

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。

ファイル転送用の期限付き PGP キーを利用可能

SAP Concur ソリューションに転送されるファイルは、SAP Concur の公開 PGP キー concursolutionsrotate.asc を使用して暗号化する必要があります。

concursolutionsrotate.asc

  • キー ファイルはお客様のルート フォルダ内にあり

  • キー ID 40AC5D35

  • RSA 4096 ビット署名および暗号化サブキー

  • キーの有効期間は 2 年間

  • 期限切れ前のキーの交換はお客様の責任で行う

    • 次の期限日: 2022 年 9 月 4 日

    • SAP Concur では、お客様のルート フォルダ内にある現在の期限付き公開 PGP キーを、有効期限の 90 日前に交換する予定

SAP Concur の旧 PGP キー (キー ID D4D727C0) は、既存のお客様に対しては引き続きサポートされますが、将来的には非推奨化される予定です。

SAP Concur では、より安全な期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に使用することを強くお奨めします。より安全性の高い期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に容易に使用できるように、SAP Concur は 2021 年 1 月 15 日 (金) に既存のお客様のホーム フォルダにこのキーを追加しました。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

  • mft-us.concursolutions.com

  • vs.concursolutions.com

  • st-eu.concursolutions.com

  • mft-eu.concursolutions.com

業務目的/お客様にとってのメリット: 期限付き公開 PGP キーは、ファイル転送の安全性を高めます。

**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行

このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。

SAP Concur では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を進めています。

従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2021 年 7 月 31 日までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。

  • 従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。

財務統合

Sage Intacct 統合 (3 月 1 日) (米国)

SAP と Saga は、Sage Intacct における経費の会計をより容易に行えるように提携しました。

Sage Intacct 統合を購入したお客様は、Sage Intacct データ (ソース データ) を Concur Expense および/または Concur Invoice Standard Edition にインポートすることができます。このデータにより、お客様は、経費や請求書の入力時に一意の会計データを利用することができます。このデータは、Concur Expense および/または Concur Invoice で定期的に更新されます。ソース データのエクスポートによって、導入時に Sage Intacct から Concur Expense および/または Concur Invoice に従業員および請求書の支払先/サプライヤーがロードされます。

財務計上プロセスでは、SAP Concur プラットフォームからの API を利用して、SAP Concur ソリューションから Sage Intacct に計上できる経費精算レポートおよび請求書が送信されます。Concur Expense および/または Concur Invoice では、経費データが支払先請求 (現金払戻の場合) またはクレジット カード取引 (クレジット カード請求の場合) として送信されます。この統合では、請求書データが支払先請求として送信されます。この統合によって、SAP Concur ソリューションから Sage Intacct への経費および請求書データの送信、および SAP Concur ソリューションへのステータス情報の送信が管理されます。財務計上は、バッチ スケジュールを待つことなく、レポートまたは請求書の支払が承認されるとすぐに行われます。お客様は、経費清算レポートまたは請求書の監査証跡で財務計上ステータス情報を確認します。経費または請求書処理者は、計上に関する問題を表示して、エラーを修正し情報を迅速に再送信することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この統合により、お客様は Concur Expense および/または Concur Invoice で会計情報を容易に管理できるようになります。

ユーザー管理

ユーザー管理ページの更新 (3 月 25 日)

3 月 25 日に、SAP は SAP Concur の [ユーザー管理] ページに以下のようないくつかの改善を実施しました。

  • ユーザー管理者が複数のユーザーを選択し、ユーザーの有効化および招待メールの送信を実行できるようにする。

  • ユーザーのアカウントが不完全であることを示すアラートを [ユーザー] ページに実装する。

  • 不完全なフィールドを一覧表示し、その不完全なフィールドにすばやくナビゲートするためのリンクを提供する機能を [ユーザーの編集] ページに追加する。

  • ユーザー管理者がユーザーの姓をクリックして、そのユーザーの [ユーザーの編集] ページを開くことができるように、[ユーザー] ページを更新する。

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更により、よりシンプルで効率的なユーザー管理者のエクスペリエンスが実現します。

**進行中** 新規ユーザー管理ページ

2 月 11 日に、すべての Standard Edition のお客様が新しい [ユーザーを追加] および [ユーザーの編集] ページを使用できるようになりました。お客様は、新しいページの使用をオプトインして、調査を通じてページに関するフィードバックを提供することができました。

新しい [ユーザーを追加] および [ユーザーの編集] ページの機能は、以前の [ユーザーの作成] および [ユーザーの編集] ページの機能と同じです。ページの形式が変更され、これらのページのフィールドが再編成されています。

2021 年 3 月 11 日に、新しい [ユーザーを追加] および [ユーザーの編集] ページが既定のページとなりました。お客様には、以前のページ デザインに戻すためのオプションが提供されました。

4 月 8 日に、すべてのお客様の以前の [ユーザーの作成] および [ユーザーの編集] ページが新しい [ユーザーを追加] および [ユーザーの編集] ページに置き換えられ、以前のページ デザインに戻すためのオプションが削除されました。

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更により、よりシンプルで効率的なユーザー管理者のエクスペリエンスが実現します。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2021 年 4 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

現在、計画されている変更はありません。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

アクセシビリティの更新

SAP では、最新の Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) をより適切に満たすように変更を実装します。SAP Concur ソリューションに加えられたアクセシビリティ関連の変更に関する情報は、四半期ごとに公開されます。Accessibility Updates (英語のみ) ページで、四半期ごとの更新を確認することができます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。