Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2019 年 8 月 Expense Standard Edition 管理サマリー

初回投稿

リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Standard Edition のリリース ノートには、新機能 - Standard Edition からアクセスすることができます。

管理

計画変更に関する統合された共通のリリース ノート

このリリース以降、SAP Concur では、計画変更情報を複数のリリース ノート セットで繰り返して提供するのではなく、計画変更に関する共通のリリース ノートとして 1 つのドキュメントでまとめて提供します。

この統合された計画変更情報は、製品固有の計画変更リリース ノートに加えて提供されます。たとえば、計画変更が Travel のみに適用される場合、その計画変更は Travel のリリース ノートでのみ利用可能となります。そのため、製品固有のリリース ノートと計画変更に関する共通のリリース ノートの両方を参照することをお奨めします。

ユーザー/お客様にとってのメリット: この変更により、計画変更に関する共通のリリース ノートを 1 つの場所で見つけられるようになります。また、計画変更リリース ノートに対する更新の追跡も行いやすくなります。

認証

**進行中** HMAC の SSO セルフサービスへの移行開始サポートの終了

SAP Concur はまもなく、SSO オプションとしてのハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) を削除する廃止プロセスを開始します。HMAC の代替サービスは SAML SSO です。このサービスの設定はセルフサービス方式となります。社内管理者は SAP Concur 内でこの設定にアクセスして SAML 接続を完了します。

現在 HMAC を使用しているお客様の場合、リリースされ次第 SSO セルフサービス ツールに移行することをお奨めします。新しい SSO セルフサービス ツールは、すべてのお客様に無償の機能として提供されます。この新しい SSO セルフサービス ツールにより、複数のポータル (アイデンティティ プロバイダ) を追加できるようになります。

HMAC の廃止は、以下の 2 つのフェーズで行われます。

フェーズ I:

  • お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) またはカスタム SAML 2.0 ソリューションを保有している必要があります。

  • お客様が、新しい SSO セルフサービス ツールのテストを開始します。テストは、2019 年 7 月に準備ステップの対応が終わり次第開始できます

  • お客様が、新しい SSO セルフサービス ツール (2019 年 9 月リリース予定) を使用する新規クライアントに対するオンボーディングを準備します。

  • 2019 年 11 月 1 日以降、新規クライアントのオンボーディングに HMAC を使用することはできません。新規クライアントのオンボーディングは、新しい SSO セルフサービス ツールを使用して行います。

  • HMAC を使用している既存のクライアントを新しい SSO セルフサービス ツールを使用して移行する必要があります。

フェーズ II:

  • お客様は、引き続き新しい SSO セルフサービス ツールへの既存の HMAC クライアントの移行を進めます。

  • HMAC から新しい SSO セルフサービス ツールへの移行がすべて完了したら、HMAC サービスをシャットダウンします。フェーズ II の終了は 2020 年中頃を予定しています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

法人カード

JP Morgan Chase MasterCard フィードの変更

JP Morgan Chase (JPMC) MasterCard カード フィードを使用しているお客様については、通常の経費として表示できるよう、SAP Concur によって特定の受信取引の処理が修正されました。具体的には、以下の ARC タイプと説明のペアリングがある受信取引です。

ARC タイプ説明
0130再請求の審議
0138不正の再請求
0106クレジットの審議
0168不正のクレジット

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、(発行者、JPMC が意図したとおり) 特定の取引を通常の経費として (現在、その取引が設定に基づいている可能性があるため、非表示ではなく) 表示することができるようになります。それにより、そのユーザーはこれらの取引を経費精算レポートに含めることができます。

E-Receipt

Uber からの正当なメールに関する通知

Uber は、Concur Expense に対する旧接続方法 (SMTP または "メール経由の領収書イメージ") を 7 月 24 日に廃止しました。Uber は特定の SAP Concur ユーザーに対し、Concur Expense アカウントを Uber アカウントに再接続するようお知らせするメールを送信しました。

これは、Uber による、より強固な SAP Concur Receipts v4 API への統合の更新、およびそれに続く SMTP 接続の廃止に伴うものです。SMTP は、非 App Center 接続済/非 OAuth 統合であり、領収書の PDF イメージがユーザーの Concur Expense アカウントに転送されます。

具体的には、このメールを受信した SAP Concur ユーザーは、Uber アプリ内でビジネス プロファイルを設定し、Concur を Expense 提供者として選択し、Concur Expense アカウントに関連するメール アドレスを照合したユーザーです。SMTP への接続は 2019 年 3 月まで可能でした。

このメールによって指示された場合に、Concur Expense アカウントと Uber アカウントに再接続した SAP Concur ユーザーは、Concur Expense に表示される Uber から E-Receipt を引き続き受信します。

業務目的/お客様にとってのメリット: Uber は、SAP Concur App Center の強固な Receipts v4 統合を支持するために、SMTP/"メール経由の領収書イメージ" 接続を廃止しました。SMTP 接続では、事前入力された経費フィールド、コーポレート カード取引のマッチング (利用可能な場合) など、Receipts v4 統合が提供する多数の機能が提供されていませんでした。

SAP Concur App Center で利用可能な新しい Receipts v4 統合の利点は以下のとおりです。

  • グローバルな利用可能性 - 米国と EU のデータセンターで機能

  • 接続のログインが容易に

  • 領収書イメージの表示の改善

  • 乗車場所や時間など、より豊富な領収書データ

  • すべての経費フィールドにデータが事前入力済

  • コーポレート カード取引に自動的にマッチング (該当する場合)

Expense Pay

(USD/CAD) 更新: 従来の支払の廃止とグローバル支払への移行 (9 月 1 日まで)

SAP Concur の Expense Pay (クラシック) 製品は、経費精算レポートの処理に関連する支払を実行する製品です。頻繁に変更される法令の要件を確実に遵守し、地理的に多様な市場に合わせるため、SAP Concur は専用の経験豊富なサード パーティ支払処理パートナーと協同し、次世代の支払製品を開発しました。Expense Pay - グローバル

これらのリリース ノート (2017 年 9 月) で以前に発表されたとおり、さらなる進化に向け、SAP Concur は 1 つの Expense Pay 製品で、世界のあらゆる場所でお客様のビジネスにサービスを提供します。既存のレガシー Expense Pay (クラシック) 製品 (NA Pay、EMEA Pay、次の APA Pay を含む) は、SAP Concur の Expense Pay - グローバル製品に置き換えられます。Expense Pay 製品を使用している SAP Concur のお客様向けには、Expense Pay - グローバルが今後の製品となります。この通知により、すべてのレガシー Expense Pay (クラシック) 製品が終了プロセスに入ります。

Expense Pay - 北米の廃止日: 2019 年 9 月 1 日

4000 社以上のお客様が Expense Pay - グローバルにすでに移行しています。USD と CAD で支払を行っているお客様は、9 月 1 日の廃止日より前に、廃止されるサービス "Expense Pay - 北米" を "Expense Pay - グローバル" に購読を切り替える必要があります。現在、Expense Pay - グローバルでは、USD、CAD、GBP、および EUR がサポートされています。クラシック Expense Pay で他の通貨を使用しているお客様は、今年はそれらの通貨を移行する必要はありませんが、移行プロセスを開始することをお勧めします。paymigration@concur.com に連絡して、移行を検討および計画してください。

Expense Pay - 北米および Expense Pay - EMEA の制限事項

SAP Concur では、お客様がクラシック製品で次の通貨を追加することをサポートしていません。米国ドル、カナダ ドル、メキシコ ペソ、欧州ユーロ、スイス フラン、デンマーク クローネ、スウェーデン クローナ、または英ポンド。お客様がクラシック製品でこれらの通貨をすでに実装および使用している場合、新しいプラットフォームに移行するまで、または規定された廃止日までは、これらの通貨を引き続き使用することができます。

6 月のバージョンのリリース ノート Expense Pay/クラシック資金管理口座の新規承認プロセスにも注意してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: Expense Pay - グローバル製品は、引き続き SAP Concur 内での支払処理機能における業界のベスト プラクティスを提供します。

Expense Pay - グローバル

ユーザーをサポートするために追加された口座振替承認の操作手順リンク

支払処理パートナーによる銀行口座への振込をまだ承認していなかったため、想定していた資金を受領しなかったユーザーをサポートするために、口座振替承認の操作手順リンクが追加されました。

ユーザーのプロファイルの銀行情報の口座履歴情報に、[説明] 列の操作手順へのリンクが含まれるようになりました。

また、口座への支払を行えなかった場合にユーザーが受信する Expense Pay 通知メールに操作手順へのリンクが含められます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ユーザーは支払処理パートナーを承認できるようになります。

ファイル転送 SSH プロトコル

セキュアでない SSH プロトコル アルゴリズム/暗号のサポート終了

SAP Concur では、以下のセキュアでない SSH プロトコル アルゴリズム/暗号がサポートされなくなります。

  • (鍵交換) diffie-hellman-group-exchange-sha1

  • (暗号化) aes128-cbc

  • (暗号化) aes192-cbc

  • (暗号化) aes256-cbc

  • (メッセージ認証コード) hmac-md5

  • (メッセージ認証コード) hmac-sha1-96

  • (メッセージ認証コード) hmac-md5-96

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

  • st-eu.concursolutions.com

  • st-cge.concursolutions.com

  • st-cge-dr.concursolutions.com

  • vs.concurcdc.cn

サポートが必要な場合は、SAP Concur サポートに連絡してください。

詳細については、Shared: File Transfer for Customers and Vendors User Guide (英語のみ) を参照してください(このガイドは、その他の Expense、Invoice、または Request (あるいはそのすべて) の設定ガイドおよびユーザー ガイドと共にあります)。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。

財務統合

Sage Accounting 統合および請求書処理の Sage Accounting 統合の利用開始

SAP Concur は、Sage Accounting における経費の会計を容易にするために Sage と提携しています。Concur Standard Edition では、Sage Accounting データ (マスタ データ) を SAP Concur 構成にインポートすることができます。このデータにより、経費や請求書の入力時に一意の会計データを使用することができます。このデータは、SAP Concur で定期的に更新されます。マスタ データ エクスポートにより、導入時に Sage Accounting から SAP Concur に従業員および請求書の支払先/サプライヤーがロードされます。

財務計上プロセスでは、SAP Concur プラットフォームからの API を利用して、SAP Concur から Sage Accounting に計上できる経費精算レポートおよび請求書が送信されます。SAP Concur では、経費データは支払先請求 (現金払戻の場合) または "その他" の支払 (クレジット カード請求の場合) として送信されます。この統合により、請求書データは支払先請求 (US) または購入請求書 (UK) として送信されます。この統合により、SAP Concur から Sage Accounting への経費および請求書データの送信、および SAP Concur へのステータス情報の送信が管理されます。財務計上は、バッチ スケジュールを待つことなく、レポートまたは請求書の支払が承認されるとすぐに行われます。お客様は、経費清算レポートまたは請求書の監査証跡で財務計上ステータス情報を確認します。経費または請求書処理者は計上に関する問題を表示して、エラーを修正し、情報を迅速に再送信することができます。

SAP Concur 統合は、Sage Business Cloud Accounting (旧 Sage One) 製品で使用することができます。この統合は、その他の Sage 製品 (Sage 50、Sage Intacct、Sage 100 など) では機能しません。

業務目的/お客様にとってのメリット: この統合により、お客様は SAP Concur と Sage Accounting の両方で会計情報を容易に管理できるようになります。

日本の公共交通機関 (JPT)

ジョルダンのメンテナンス

駅および路線の日本公共交通機関 (JPT) データベースに対し、追加、名称変更、および削除などの定期メンテナンスでの変更が行われました。

業務目的/お客様にとってのメリット: Concur Expense の一覧には、今後も JPT の最新の駅および路線が反映されます。

その他

Concur Open および Personalized Concur Open の更新

今後数週間にわたり、ユーザーに対して Concur Open および Personalized Concur Open に対するいくつかの拡張が表示されます。

表示項目

サブスクライバ メール (Concur Open および Personalized Concur Open)

サブスクライバに送信されたメールは、SAP エクスペリエンスと一致するようにリブラインドおよびスタイル設定されて、読みやすいコンテンツ レイアウトが表示されます。サブスクライバ メールのコンテンツは変更されていませんが、ルック アンド フィールおよび見出しが更新されました。

現在の見出しと新しい見出し:

現在の見出し新しい見出し
Initial Impact Assessment (初期の影響評価)Issue Identified (特定された問題)
Confirmed Impact (確認された影響)Status Update (ステータス更新)
更新
Resolved (解決済)Issue Resolved (解決された問題)
After the Fact (事後)Issue Identified and Resolved (特定および解決された問題)

サービス ステータス ダッシュボード (Concur Open および Personalized Open Concur)

ユーザーが赤色または部分的に赤色のドットをクリックして、[Service Status Dashboard (サービス ステータス ダッシュボード)] ページでステータス情報を表示すると、情報は以前と同じように表示されますが、見出しは新しいサブスクライバ メールと一致するように更新されます (上の表を参照)。

サービス ステータス履歴ダッシュボード (Personalized Open Concur)

以前と同じように、Personalized Concur Open の [Service Status Dashboard (サービス ステータス ダッシュボード)] ページの左下隅にあるリンクで、[Service Status History Dashboard (サービス ステータス履歴ダッシュボード)] ページにアクセスします。このページでは、以下が更新されています。

  • [Detailed RCA (詳細な RCA)] の現在の列見出しが [Root Cause Analysis (根本的原因分析)] に変更されました。

  • P1 ごとの [Root Cause Analysis (根本的原因分析)] レポートを表示するためのリンクは、[Root Cause Analysis (根本的原因分析)] 列に表示されます。

次世代 (NextGen) の Expense

**進行中** Concur Expense エンド ユーザーのための新しいユーザー インターフェイス

更新: お客様からのフィードバックに対応して活用し、円滑で正常な移行のための SAP Concur のコミットメントに合わせるために、次世代 Expense のための改訂された導入方針に取り組んでいます。

SAP Concur は、製品の一貫性のある改善に力を注いでいます。それは提供する機能だけでなく、それらの機能を使用するエクスペリエンスについても言えます。ユーザーが技術にどのようにかかわるかは、ニーズおよび期待とともに経時的に変わります。SAP Concur は、常にお客様の声を聞き、ユーザー エクスペリエンスをどのように改善できるかについてのフィードバックを求めています。

NextGen Expense は SAP Concur ユーザー エクスペリエンスの継続的な進化です。これは、680 回の 1 対 1 の対話、58 のユーザビリティ研究、3,000 を超える調査回答、月間 13 億 のユーザー アクションを含む大規模なユーザー調査およびデータ分析から構築されています。

お客様は必須のカットオーバーよりも前に、NextGen Expense をプレビューし、オプトインできるようになります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この結果は次世代の Expense ユーザー インターフェイスで、現代的で一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、拡張された UI を提供するだけでなく、お客様の変化するニーズに応じたご要望に対して、SAP Concur がより迅速に対応できるようにもなります。

製品設定

ユーザー エクスポートで許可される複数のユーザーの一括編集

お客様の管理者は、SAP Concur で既存のすべてのユーザーを Excel スプレッドシート ファイルにエクスポートして、複数のユーザーの一括編集を行うことができるようになりました。スプレッドシートで編集が行われると、SAP Concur に情報をアップロードして、ユーザー プロファイルに新しいデータを入力することができます。

これまでは、お客様の管理者がユーザー プロファイルを編集する必要がある場合、ユーザー プロファイルでユーザーごとに個別に編集を行う必要がありました。これは管理者にとって時間のかかるプロセスでした。

新しいユーザー エクスポート機能により、お客様の管理者は以下が可能になります。

  • 既存の有効なユーザーとそのプロファイル属性のリストをエクスポートする

  • 複数のユーザーを非アクティブに設定するなど、ユーザー データの一括編集を実行する

  • QuickBooks Web Connector を使用してインポートされたユーザー プロファイル情報を完成させる

  • 初期ユーザー インポート後、新規フィールドが作成されるときにカスタム フィールド情報を入力する

既存のユーザーは、既存のスプレッドシート テンプレートにダウンロードされます。従業員インポート スプレッドシート テンプレートの構造は同じままとなります (ユーザーのエクスポートにも使用されるようになることを除く)。スプレッドシートには、パスワード、クレジット カード情報および銀行情報を除く、既存のすべてのユーザー属性が含まれます。エクスポートには、最大 1,000 ユーザーまで含めることができます。

この変更は、新しいお客様と既存のお客様が利用できます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様の管理者は複数のユーザーの一括編集を行い、スプレッドシートのデータを SAP Concur にアップロードすることができます。

クイック経費

クイック経費 v3 の廃止

SAP Concur では、セキュリティの脆弱性が特定されたため、クイック経費 v3 API を廃止しています。この API は、クイック経費 v4 で置き換えられます。クイック経費 v3 は将来のリリースで廃止されます。クイック経費 v4 API に移行してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: クイック経費 v3 API では、前の認証方法のみがサポートされ、公開する必要のない一部のフィールドへのアクセスが提供されます。これらの問題は、新しいクイック経費 v4 API で解決されます。

クイック経費 v4 API の利用

SAP Concur は、パートナーおよびお客様が使用するクイック経費 v4 をリリースします。クイック経費 v4 では、クイック経費 v3 の以下の点が改善されています。

  • セキュアな認証: この API では、最新の SAP Concur 認証方法がサポートされます。

  • 複数部分のメッセージ: 開発者は、v3 で要求された個別呼出ではなく、単一の呼出でデータおよび領収書イメージの両方を計上することができます。

  • デジタル化ステータスのサポート: クイック経費 v4 POST API では、お客様がこの機能を使用しており、Concur Expense で必要な設定を完了してある場合に、eBunsho のタイム スタンプ要件がサポートされます。

  • グローバルな利用可能性: クイック経費 v4 POST API は、すべての SAP Concur データ センターでサポートされます。

クイック経費 v4 では、v3 で利用できる一部の機能が削除されます。

  • ReceiptImageID 属性の公開の停止: この属性には個人を特定できる情報が含まれる場合があるため、データ セキュリティを強化するために削除されています。

  • GET、PUT、および DELETE エンドポイントの公開の停止: これらのエンドポイントは、既知のビジネス ニーズが存在しないため、v4 では提供されません。

業務目的/お客様にとってのメリット: クイック経費 API の新しいバージョンでは、最新の SAP Concur API 認証方法がサポートされ、POST 機能のいくつかの点が拡張されています。

SAP Concur サポートの画面の共有

サポート問合せ権限保持者の画面共有の導入

SAP Concur サポートで、同時ブラウズ機能 (すべてのサポート問合せ権限の保持者 (ASC) が利用できる画面共有アプリケーション) が実装されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: 画面を共有することによって、多くの場合、問題の説明や理解がしやすくなり、より迅速な解決が可能となるため、ASC と SAP Concur サポートにとって時間の節約となります。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2019 年 8 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

法人カード

**計画変更** Amex ビジネス カードの接続 (US)

SAP Concur では、まもなく American Express (Amex) ビジネス カードの接続が提供されます。Amex ビジネス カードの直接接続機能により、お客様は Concur Expense で Amex ビジネス クレジット カードに接続できるようになります。

Amex ビジネス カード機能には、以下の機能が備わっています。

  • Amex から SAP Concur への取引の自動日次更新の提供 (Concur Expense ユーザーは、取引を更新するために Amex にサイン インする必要はありません)

  • SAP Concur 経費アシスタントとの互換性の提供

  • すべての補足カード取引を表示しなくても、第 1 カード所有者による取引の管理が可能

  • 取引に対する代理およびプロキシ機能のサポート

  • 外国取引を処理するための取引通貨の提供

  • 利用可能な取引の表示の使用

  • 標準レポートでの Concur Analytics の使用 (未提出取引を含む)

この機能は、2019 年第 3 四半期に予定されています。今後のリリースで、その他の国が追加される予定です。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、SAP Concur のお客様にビジネス カード コネクタが提供されます。

領収書

**計画変更** 領収書のデジタル化 (紙からデジタルへ) (フランス)

SAP Concur では、まもなく、紙の領収書を法定価値のあるデジタル コピーに変換できるようになります。領収書のデジタル化では、国の規制や政府当局に従って、紙の領収書を法定デジタル コピーに一致させる機能が提供されます。

一般リリースで使用可能になると、この機能は、フランスの新規の顧客と既存の顧客、およびフランスに配置のある顧客が使用できるようになります。今後のリリースで、その他の国が追加される予定です。

フランスの初回リリースには、以下のような機能があります。

  • 法定価値のあるデジタル コピーへの紙の領収書の変換の有効化

  • NextGen Expense (計画されている拡張) での領収書イメージの「認証済」ステータスの表示

  • 紙の領収書による経費を検索する監査ルールの構成

領収書のデジタル化は、NextGen Expense UI を使用しているユーザーに対して自動的にオンになります。現在の UI を使用しているユーザーには変更は表示されず、この機能は有効にはなりません。

紙の法定領収書イメージを取り込むには、SAP Concur モバイル アプリも使用する必要があります。モバイル アプリでは ExpenseIt を使用できますが、これは必須ではありません。ユーザーは、モバイル アプリで紙の領収書の写真を撮影します。写真を撮ると、画像がデジタル化処理されます。プロセスが完了すると、モバイル アプリの領収書の画像にスタンプが表示され、領収書が認証済であるかどうかを確認できます。

デジタル化された紙の領収書イメージは、NextGen Expense で他の領収書と同様に、[レポートに追加できる経費][経費に添付できる領収書]、および経費リストに表示されます。

承認者と処理者には、経費精算レポートおよび経費リストに、既存の Concur Expense バージョンで認証された領収書ステータスが表示されます。経費行項目では、認証済の領収書を識別する監査ルールを作成できます。領収書には、認証済を示す新しいアイコンが表示されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、紙からデジタルへの税領収書処理およびコンプライアンスに対するフランスの要件や規制に準拠した、ペーパーレス領収書オプションが提供されます。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。