2019 年 6 月 Analysis/Intelligence Standard Edition 管理サマリー
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リリース ノート サマリー
モデルの変更
更新されたフィールドと削除されたフォルダ: 課税可能額フィールドと金額 (レポート通貨) フォルダこのリリースでは、経費のデジタル化された領収書の税関連フィールドの名前変更と、デジタル化された領収書関連のフォルダの削除があります。
説明: [デジタル化された領収書の税] フォルダの [課税基準率] フィールドの名前が、モデルの [課税対象額] に変更されました。また、[金額 (レポート通貨)] フォルダが、モデルの [デジタル化された領収書] および [デジタル化された領収書の税] フォルダから削除されました。[金額 (レポート通貨)] フォルダは、フォルダのフィールドがモデルでは入力されないため、削除されました。
5 月のリリースでは、[デジタル化された領収書] フォルダと [デジタル化された領収書の税] フォルダおよびそれらのフィールドが、NextGen Expense の領収書のデジタル化機能をサポートするために追加されました。領収書のデジタル化機能は、まだ利用できません。領収書のデジタル化機能を利用できるようになると、SAP Concur のお客様は、国の規制や政府当局に従って、紙の領収書を法定デジタル コピーに適合させることができるようになります。
[デジタル化された領収書] フォルダおよび [デジタル化された領収書の税] フォルダのフィールドには、デジタル化された領収書レコードの情報が含まれるため、税の監査人はデジタル化された領収書データを検索することができます。
経費の削除済のデジタル化された領収書関連のフォルダは、以下のフォルダにありました。
- [経費] > [デジタル化された領収書]
経費の削除済のデジタル化された領収書の税関連フォルダは、以下のフォルダにありました。
- [経費] > [Digitized Receipts Taxes (デジタル化された領収書の税)]
経費の更新済のデジタル化された領収書の税関連のフィールドは、以下のフォルダにあります。
- [経費] > [Digitized Receipts Taxes (デジタル化された領収書の税)] > [金額 (取引通貨)]
レポートの変更
更新されたレポート: 監査人デジタル化領収書検索レポート6 月のリリースでは、監査人デジタル化領収書検索レポートに対していくつかの変更が行われました。[課税基準] 列の名前は [税額] に変更され、[税率] 列の値はパーセントで表示されるようになり、[税率] 列の税率の値は集計されなくなります。代わりに、[税率] の値は領収書ごとの個々の税率に基づきます。
監査人デジタル化領収書検索レポートでは、認証された領収書デジタル化プロセスを経たデジタル化された領収書レコードが一覧表示されます。
表示項目
[税率] 列の値はパーセントで表示されるようになり、[課税基準] 列の名前が [税額] に変更されました。
レポートの場所
レポートは以下のフォルダにあります。
- [分析 - 標準レポート] > [マーケット固有レポート]
- [インテリジェンス - 標準レポート] > [マーケット固有レポート]
監査人デジタル化領収書検索レポートの詳細については、Chapter 13: Folder - Market Specific Reports in the Standard Reports by Folder ガイド (英語のみ) を参照してください。
更新されたレポート: 非表示出費詳細非表示出費詳細レポートの [既定の承認者] 列の名前は [承認者] に変更され、この列に経費精算レポートの既定の承認者だけではなく、経費精算レポートに関連付けられたすべての承認者が表示されるようになりました。
また、[承認者] 列に対する拡張により、経費精算レポートに複数の承認者が関連付けられている場合、重複した行項目がレポートに表示されなくなりました。
表示項目
[既定の承認者] 列の名前が [承認者] に変更され、[承認者] 列が [非表示出費金額] 列の後に配置されるようになりました。
レポートの場所
レポートは以下のフォルダにあります。
- [分析 - 標準レポート] > [TripLink]
- [インテリジェンス] - [標準レポート] > [TripLink]
非表示出費詳細レポートの詳細については、Chapter 22: Folder - TripLink in the Standard Reports by Folder ガイド (英語のみ) を参照してください。
標準レポートの視覚化の拡張SAP Concur は、[分析 - 標準レポート] フォルダと [インテリジェンス - 標準レポート] フォルダにある標準レポートの [プロンプト] ページとレポート出力の視覚化を標準化しています。これらの更新により、標準レポートで作業するお客様に一貫したビジュアル エクスペリエンスが提供されます。
このプロジェクトは [プロンプト] ページまたはレポート出力に表示されるコンテンツに影響しません。標準レポートの [プロンプト] ページとレポート出力の一般的なルック アンド フィールにのみ影響します。
これは継続的なプロジェクトです。最初に更新されるレポートは、お客様が最も実行する上位 50 の標準レポートです。お客様は、これらのレポートの更新が利用可能になったときに、ご覧いただけます。
更新されたレポート:
6 月のリリースでは、このプロジェクトの一環として次のレポートが更新されました。
フォルダ名 | レポート名 |
---|---|
二酸化炭素排出量 | フライトの Co2 排出量 - 詳細 |
フライトの Co2 排出量 - サマリー | |
高頻度使用サマリー | |
| |
会社請求カード | カード プログラム サマリー |
会社請求取引の突合 - 詳細 (カレンダー月) | |
会社請求取引の突合 (カレンダー月) | |
明細書別の取引 | |
未割当の会社請求取引 | |
| |
コンプライアンス | Concur での予約 (フライト、車両、ホテル) |
月別フライト採択 | |
フライト分析: Concur Travel 対代理店サマリー | |
Concur Travel の予約以外で精算済の航空運賃 | |
同席者分析 | |
同席者の詳細 | |
同席者のサマリー | |
Concur Travel の予約以外で精算済のレンタカー | |
Concur Travel ホテル予約 | |
従業員の規定外フラグ - 詳細 | |
経費の規定外フラグ分析 | |
経費の規定違反分析 (コメントあり) | |
医療関係の同席者の支出 | |
契約料金を超過するホテル経費 | |
Concur Travel の予約以外で精算済の宿泊 | |
Concur Travel 以外でのホテル予約 | |
契約料金を超過する料金での過去のホテル予約 | |
レポート エントリ規定外フラグの詳細レポート | |
出張ポリシー規定外フラグ | |
Concur Travel を使用しない出張者 | |
契約料金を超過する料金での予定されたホテル予約 |
その他の変更点
Standard Reports by Folder ガイドの改良SAP Concur では、Standard Reports by Folder ガイド (英語のみ) を改良中です。レポート プロンプトおよびフィールドの定義を追加し、各レポートのレポート フィールドに関連付けられる式を追加します。
これは継続的なプロジェクトです。お客様は、これらのガイドの更新が利用可能になったときに、ご覧いただけます。
例
新しいレポート プロンプト定義の例は、旅程詳細レポートです。
レコード ロケーター: 出張に割り当てられたレコード ロケーターによって検索するために使用します。
旅程詳細レポートの新しいフィールド情報の例:
データ項目ラベル | データ項目名 | データ項目式 | データ項目説明 |
---|---|---|---|
Purchased By | <Purchased By> | [Travel].[Trips].[Employee Last Name] + ', ' + [Travel].[Trips].[Employee First Name] | 出張する従業員の法的な姓名 (Smith John など) |
Booked By | <Booked By> | [Travel].[Trips].[Booking Employee] | 出張を予約した従業員の名前 (姓名の形式) |
乗客 | <Passengers> | [Travel].[Trip Passengers].[Passenger] | 出張する従業員 (姓名の形式) |
Is Primary? | <Is Primary ?> | [Travel].[Trip Passengers].[Is Primary] | 従業員が第一出張者であるかどうかを示します (はい/いいえ形式) |
SAP Concur では、サービスから SAP Concur ユーザーへの送信メールに関して新しいメール インフラストラクチャに移行中です。このため、送信 IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングする会社は、新しい IP アドレスを信頼できる差出人のリストに追加して、ユーザーが SAP Concur からメールを受信できるようにする必要があります。
ここで説明する問題は、はじめは Concur Expense を使用する会社のみに影響がありました。1 月以降は、その他の SAP Concur サービス (Travel や Concur Pay など) からのメールが新しいメール インフラストラクチャに移行します。
その他のサービスは引き続き追加されます。追加の変更のタイミングに関する詳細については、リリース ノートを確認してください。
SAP Concur 製品へのアクセスの変更点このリリースでは、お客様は次のドメインを使用して、SAP Concur の製品およびサービスにアクセスする必要があります。
- *.concursolutions.com
- *.concurcdc.cn
SAP Concur では、お客様が上記のドメインのいずれかをまだ使用していない場合は、できるだけ早く移行することを推奨しています。
この変更に関する質問については、appsec@sap.com に連絡してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更によって、お客様は一貫した安全な方法で SAP Concur のサービスにアクセスできるようになります。
計画変更サマリー
モデルの変更
**計画変更** データ モデルでの従業員情報の権限の変更Cognos データ モデル全体を通して従業員情報がフィルタリングされる方法が変更されます。SAP により、データ モデルの従業員情報に対して追加権限が追加されます。現在、データ モデルでは BI マネージャー階層フィルターのみを使用して、データ モデルから従業員情報がフィルタリングされています。この更新により、BI マネージャー階層とレポート階層フィルターの両方を使用して、データ モデルから従業員情報がフィルタリングされます。
この更新により、お客様が割り当てられた Cognos ユーザー ロール、レポート階層で割り当てられたグループ、および BI マネージャー権限 (該当する場合) の組合せに対して適切な従業員情報のみが表示されるようになります。
SAP Concur は、従業員情報を保護し、適切な権限のあるお客様だけが従業員情報にアクセスできるように進めています。
この更新は、2019 年 7 月リリースを予定しています。
Cognos ユーザー ロール、レポート階層、および BI マネージャー権限の詳細については、Analysis/Intelligence: Overview ガイド (英語のみ) を参照してください。
レポートの変更
**計画変更** 従業員詳細および従業員ロール レポートの権限の変更従業員詳細レポートと従業員ロール レポートで従業員情報がフィルタリングされる方法が変更されます。現在、レポートでは BI マネージャー階層フィルターのみを使用して、レポートで従業員情報がフィルタリングされています。この更新により、BI マネージャー階層とレポート階層フィルターの両方を使用して、レポートで従業員情報がフィルタリングされます。
この更新により、Cognos ユーザー ロール、レポート階層で割り当てられたレベル、および BI マネージャー権限 (該当する場合) の組合せに対して適切な従業員情報のみが表示されるようになります。
SAP Concur は、従業員情報を保護し、適切な権限のあるお客様だけが従業員情報にアクセスできるように進めています。
この更新は、2019 年 7 月リリースを予定しています。
レポートの場所
レポートは以下のフォルダにあります。
- [分析 - 標準レポート] > [管理]
- [インテリジェンス - 標準レポート] > [管理]
従業員詳細および従業員ロール レポートの詳細については、Chapter 3: Folder - Administration in the Standard Reports by Folder ガイド (英語のみ) を参照してください。
Cognos ユーザー ロール、レポート階層、および BI マネージャー権限の詳細については、Analysis/Intelligence: Overview ガイド (英語のみ) を参照してください。
その他の変更点
**計画変更** 認証: 新しい SAP Concur のサインイン ページ(リリース ノート更新: 6 月 8 日)
これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。
今後のリリースでは、SAP Concur [サインイン] ページが更新され、直接 Concur ユーザー名/パスワード ユーザーとシングル サインオン (SSO) ユーザーの両方に対して新しいログイン エクスペリエンスが提供されます。SSO ユーザーは、SP 初期化済 SSO ログイン プロセス (www.concursolutions.com) を開始できるようになります。
新しい [サインイン] ページには、2 ステップ ログイン プロセスが含まれます。これにより、セキュリティが強化され、最新の業界標準を満たし、ログインの成功率を高めます。この機能は、2019 年に向けて計画されています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、セキュリティが強化され、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザー エクスペリエンスが迅速かつ便利になります。
**計画変更** FTP 更新: SSH キー認証による必須 SFTP非 SFTP (Secure File Transfer Protocol) プロトコルとパスワード認証は最終的に廃止されます。
新規のお客様
新しいファイル転送アカウントでは、セキュア シェル (SSH) キー認証による SFTP を使用する必要があります。
既存のお客様
既存の非 SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証による SFTP に切り替える必要があります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。
**計画変更** FTP 更新: ソース IP のチェック (EMEA)2019 年 7 月 15 日より、ヨーロッパ、中東、およびアフリカ (EMEA) のすべてのファイル転送アカウントに対して、ソース インターネット プロトコル (IP) のチェックが導入されます。
新規のお客様
新規のお客様の IP アドレスは、新規のお客様の導入中に SAP Concur によって SAP Concur のアクセス コントロール リスト (ACL) に追加されます。
既存のお客様
ソース IP アドレスが SAP Concur のアクセス コントロール リスト (ACL) に追加されるように、2019 年 7 月 1 日までに SAP Concur サポートに連絡してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書
月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。