Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2021 年 1 月 Mobile Standard Edition 管理サマリー

更新 #2

リリース ノート サマリー

このトピックには、Standard Edition の SAP Concur モバイル アプリ機能に関するリリース ノートの管理サマリーが含まれます。
Android/iPhone/iPad - 中国向け Fapiao 領収書の統合

1 月 (9.87) のモバイル リリースでは、SAP Concur が中国データセンターに導入されているモバイル ユーザーは、WeChat™ アプリ内で SAP Concur の発票 (金銭受払証憑) ミニ アプリを介して Fapiao を読み込み、Concur Expense にアップロードできるようになりました。SAP Concur の発票 (金銭受払証憑) ミニ アプリにより、中国の規制当局または政府当局に従って Fapiao を読み込んで経費にアップロードすることができます。

Fapiao は、事業取引、従業員払戻、および付加価値税 (VAT) 控除に必要な法定領収書です。Fapiao は、中国の国家税務総局によって発行されますが、提供するのは加盟店です。

Fapiao 領収書統合機能には、以下が含まれます。

  • 中国の国家税務総局に準拠し、加盟店によって提供されるとおりの Fapiao ソリューションを提供する

  • 払戻および付加価値税レポート プロセスを効率化して、これらのタスクの実行時間を短縮する

  • WeChat™ モバイル アプリに組み込まれている SAP Concur 発票 (金銭受払証憑) ミニ アプリによる付加価値税 Fapiao および非付加価値税 Fapiao ドキュメントを読み込む

  • サポートされる Fapiao およびドキュメントには、以下が含まれます。

    • 紙形式の一般付加価値税 Fapiao

    • 紙形式の特別付加価値税 Fapiao

    • WeChat™ ウォレットに保存される電子形式の一般付加価値税 Fapiao

    • 公式の中国鉄道チケット

    • China Aviation 発行の公式航空券

    • 公式タクシー Fapiao

  • Concur Expense への Fapiao およびドキュメントのアップロード:

    • 付加価値税 Fapiao の場合、Fapiao アップロードの前に、中華人民共和国の国家税務総局に対して検証が実行される

    • 付加価値税 Fapiao の場合、Fapiao のアップロード前に重複チェックが実行される

    • 明細化された領収書などの追加ドキュメントは、Fapiao の提出ごとにアップロードすることもできる

  • 複数のドキュメントを読み込み、1 つの E-Receipt トランザクションにマージする際の効率を向上させる

Fapioa の読み込みに関する規制の詳細については、State Taxation Administration of the People's Republic of China (英語のみ) を参照してください。

初期機能リリースでサポートされていない Fapiao またはドキュメントには、以下が含まれます。

  • 一般付加価値税と特別付加価値税の両方を含む、OFD 書式の電子付加価値税 Fapiao

  • 固定金額 Fapiao

  • 車両販売 Fapiao

  • 運賃特別 Fapiao

  • 交通費 Fapiao

  • 中古車両 Fapiao

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、モバイル ユーザーに紙から電子への税領収書処理およびコンプライアンスに関する中国の要件や規制に準拠したペーパーレス領収書オプションが提供されます。詳細については、SAP Concur Fabiao Capture Mobile App User Guide (英語のみ) を参照してください。

Android/iPhone/iPad - モバイル非推奨ポリシーの更新

1 月 (9.87) のモバイル リリースより、SAP Concur ソリューションでは、現在のバージョンと以前の 6 つのバージョン (合計 7 つのバージョン) に対するモバイル アプリのアクセスとセキュリティの管理を、現在のバージョンと以前の 2 つのバージョン (合計 3 つのバージョン) に削減します。つまり、3 回の更新 (通常は 3 カ月) の間に SAP Concur モバイル アプリを更新しておらず、4 番目に新しいバージョンを使用している場合、ユーザーは自動的にサインアウトされます。

たとえば、1 月 (9.87) のモバイルリリース後に、モバイル デバイスで 9.84 バージョンのモバイル アプリを使用しているユーザーは、アプリから自動的にログアウトされます。モバイル デバイスでモバイル アプリをバージョン 9.85 以上に更新すると、SAP Concur モバイル アプリに再度サインインできるようになります。

業務目的/お客様にとってのメリット: このポリシーの更新により、機能拡張用のリソースが増え、全体的なセキュリティが向上します。

Android/iPhone/iPad - Concur Request でサポートされる複数行程出張および仮払申請オプション

このリリースでは、Concur Request ユーザーが SAP Concur モバイル アプリの出張申請のフライトおよび鉄道セグメント内で複数行程の出張を作成できるようになりました。

さらに、Concur Request ユーザーは、モバイル アプリで仮払申請を表示および作成できるようになりました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、Concur Request ユーザーには、モバイル アプリ内で出張申請を作成する際に、より合理化されたエクスペリエンスが提供されます。

**進行中** Android/iPhone/iPad - 自動サインイン設定の廃止

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur ソリューションの継続的な取り組みの一環です。

11 月のリリースより、SAP Concur ソリューションで SAP Concur モバイル アプリにおける自動サインイン設定が廃止されました。この変更は、モバイル サインイン ページの再設計と同時に行われました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能の廃止により、安全性の低い自動サインイン設定が削除されることで、さらにセキュアな認証がサポートされます。

**進行中** Android/iPhone/iPad - [サインイン] ページの再設計

モバイルの [サインイン] ページが再設計および改善されました。この拡張によって、ユーザー エクスペリエンスが改善され、セキュリティが向上し、設定が簡略化されています。また、これらの変更により、シングル サインオン (SSO) に複数のアイデンティティ プロバイダ (OKTA や Azure など) を使用しているお客様も支援されます。

ユーザーには新しいサインイン ページが表示され、古いサインイン ページのデザインに戻すオプションが提供されます。3 月 (9.89) のリリースより、新旧のページ デザインを切り替えるオプションは利用できなくなります。

**進行中** Android/iPhone/iPad - モバイル PIN の廃止

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur ソリューションの継続的な取り組みの一環です。

11 月 (9.86) のモバイル リリースで、SAP Concur ソリューションでは、SAP Concur モバイル アプリでのモバイル PIN のサインイン オプションが廃止されました。

この変更は、11 月のリリースで実装されたモバイル サインイン ページの再設計と同時に行われました。

ユーザーはサインイン ページを旧デザインに戻し、モバイル PIN のサインイン オプションをそのページで使用できます。3 月 (9.89) のリリースより、新旧のページ デザインを切り替えるオプションは利用できなくなります。

モバイル PIN のサインイン オプションが廃止されても、ユーザーは以下の方法を使用して引き続きモバイル アプリにサインインすることができます。

  • シングル サインオン (SSO)

    • モバイル SSO

    • SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2)

  • ユーザー名とパスワード

  • 照合済のメール アドレスおよびパスワード

SAP Concur ソリューションの Web バージョンでシングル サインオン (SSO) を有効化している会社の場合は、SAP Concur モバイル アプリで SSO を有効化し、できれば SAML v2 に移行することをお奨めします。

SAML v2 への移行については、SSO Service: Overview Guide (英語のみ) および Shared: SSO Management Setup Guide (英語のみ) を参照してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能の廃止により、安全性の低い PIN オプションが削除されることで、さらにセキュアな認証がサポートされます。これにより、ユーザーが SAP Concur モバイル アプリにサインインする方法が簡易化され、モバイルでのサインイン手順と Web でのサインイン手順との整合性が高くなります。

**進行中** Android/iPhone/iPad - 新しいレポート入力操作機能

8 月 (9.83) のモバイル リリースでは、SAP Concur モバイル アプリのユーザーがモバイル アプリ内の新しいレポート入力操作機能にアクセスできるようになりました。新しいユーザー インターフェイスは、実装環境の "プレビュー モード" でのみ使用することができます。

SAP がお客様からのフィードバックを受け取って対応すると、実装環境から本稼動環境へのこのエクスペリエンスの移行がスケジュールされます。その間、お客様は、検出された問題を SAP Concur Support にエスカレーションすることができます。

エクスペリエンスの有効化/無効化

この新しいエクスペリエンスは、モバイル設定の [追加機能] 画面のトグルを使用して有効化/無効化できます。トグルのタイトルは、Android モバイル デバイスでは [エントリをレポート]、iOS モバイル デバイスでは [新規の経費精算レポート] です。

新しい経費詳細画面エクスペリエンス

以下の経費エントリを経費精算レポートに追加した場合、新しい経費詳細画面は表示されません。

  • [私有車の走行距離][社用車の走行距離][日本公共交通機関] 経費タイプ

  • 旅程から作成された経費

(スペイン) Android 領収証デジタル化ユーザー

1 月 (9.87) のモバイル リリースでは、スペインの Android 領収書デジタル化ユーザーが、本稼動環境で新しい UI にアクセスできるようになります。このエクスペリエンスは、モバイル アプリ設定でいつでも無効化できます。

新しいレポート エントリ エクスペリエンスを有効化/無効化するには、当リリース ノートのエクスペリエンスの有効化/無効化セクションを参照してください。

iOS

1 月 (9.87) のモバイル リリースでは、iOS モバイル ユーザーが [経費] 画面から領収書をプレビューできるようになりました。さらに、新しく再設計されたメニュー (配賦、同席者、および明細オプションを含む) に [経費] 画面でアクセスできるようになります。

**進行中** Android/iPhone/iPad - 直接接続コンテンツ アクセス

重要: 3 月 31 日に予定していた Mobile Parity (モバイル パリティ) のリリースですが、後半の検証時に問題が発見されたためリリースが延期されています。この問題は、とりわけ既存の空路予約への直接接続ホテルの追加に影響し、TMC のバック オフィス手順での処理が失敗します。現在、エンジニアリング チームが対処しています。

2020 年 3 月 31 日に、SAP Concur モバイル アプリ ユーザーは、ホテル サービス V2 からコンテンツを購入、予約、およびキャンセルできるようになります。

ユーザー/お客様にとってのメリット: 旅行者は、どのデバイスからでも旅行を予約することができます。3 月 31 日を過ぎると、旅行者は、SAP Concur モバイル アプリ内から、ホテル サービス V2 で提供されるホテルを検索、予約、およびキャンセルすることができます。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2021 年 1 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

**計画変更** Android/iPhone/iPad - 出張手当カレンダーの更新

2 月 (9.88) のモバイル リリースを目処に、新しい出張手当エクスペリエンスのカレンダーが SAP Concur モバイル アプリで更新されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、出張手当カレンダーにアクセスしやすくなります。

**計画変更** Android/iPhone/iPad - 簡略化された手動走行経費の作成

2 月 (9.88) のモバイル リリースを目処に、Drive ユーザーの手動走行経費の作成をモバイル アプリ内で簡略化します。[走行距離] 経費を手動で作成する、[変動レート] 設定が有効化されている Drive ユーザーには、[走行距離] 画面の [車両] および [乗客] フィールドが表示されなくなります。また、これらのフィールドは、同じ設定が適用されるため、Drive によって自動的に作成された走行経費には使用できません。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、Drive ユーザーには、モバイル アプリで手動走行経費を作成する際に、より合理化されたエクスペリエンスが提供されます。