Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2018 年 5 月 Invoice Standard Edition 管理サマリー

更新: #3

Invoice Capture

読み込み処理の拡張
Concur およびお客様管理
  • [説明] フィールドの変更: 説明を表示する列で対応可能な文字数が増えました。列のサイズが変更されると、新しいサイズがその後のセッションで保持されます。
  • ドキュメントを複数回処理した場合のメッセージ: ドキュメントを複数回処理した場合、ドキュメント分割および照合タスク時に、そのドキュメントが処理済であることを知らせるメッセージが表示されます。
  • [照合] ページの新しいフィールド: 新しい 2 つのタイトル バー フィールド ([送信元メールアドレス][会社名]) が [照合] ページに追加されました。
  • 行項目合計とヘッダー合計がマッチングしない場合のアラート: 行項目合計とヘッダー合計がマッチングしない場合 (つまり、明細に記載する残金がゼロ以外の場合) は、警告が表示されるようになりました。
  • ドキュメント分割におけるサムネイルの拡大: ドキュメント分割タスクに拡大ツールが追加されました。この拡張により、管理者は、ドキュメント分割タスクで利用可能なサムネイル イメージをより明確に読み取ることができます。
  • ドキュメント分割における分割機能と削除機能: 管理者は、ドキュメント分割タスクで利用可能なドキュメントをより簡単に分割および削除できるようになりました。
Concur 管理のみ
  • ドキュメント分割に追加された [説明] フィールド: ドキュメント分割タスクを実行する管理者には、照合タスクに現在含まれているものと外観および機能が同一の [説明] フィールドが表示されるようになりました。
Concur 管理のみ
  • 既定のバッチ リスト最大数が 100 に増加: [バッチ リストを取り込む] ページに表示されるバッチの最大数が既定で 100 になりました。これまで、ページに表示されるバッチの既定の最大数は 25 でした。

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの拡張により、Invoice Capture 処理で作業する際の柔軟性と確実性が向上します。

データ保持

期限切れデータの新しい早期アクセス機能

SAP Concur には、データ保持という新機能があります。この機能を使用すると、誰が、いつ、どこでという基準に基づいて、Concur ソリューションでデータが保存される期間をお客様が制御できます。

これにより、以下の機能が提供されます。
  • 会社が、古いユーザー プロファイル、旅程、経費精算レポートなどのデータが削除されるまでの特定のカレンダー期間を設定できます。
  • メールを使用した、ポリシー構成への厳密なアクセスが提供されています。
  • 古いデータを保持することが必要または望ましい場合に、この機能でデータが除外される特定のユーザーを保留にする機能が含まれています。
  • 会社全体のデータ保持構成に関係なく、特定のユーザーのデータを削除する機能が含まれています。
  • データ保持アクティビティを監視するイベントの大まかなサマリーが提供されています。

Invoice Standard では、既存の管理者ロールにデータ保持構成を管理 (設定および編集) する権限が付与され、[ツール] ページで [データ保持] リンクを表示し、アクセスできるようになります。構成に変更を加えた後、管理者はその変更が 72 時間後に有効となる旨の確認メールを受信します。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、データ保持に関するお客様固有のコンプライアンス ニーズを満たすことができます。

プライバシー規約

**更新** 処理者プライバシー保護方針のリンク – 5 月 25 日予定

これまで数カ月にわたり、リリース ノートには、5 月 12 日のリリースで、既存の [プライバシー規約] ページは廃止され、新たに [処理者プライバシー保護方針] リンクが SAP Concur フッターの左下隅で利用可能になる旨が記載されていました。

5 月 25 日に、[処理者プライバシー保護方針] リンクが SAP Concur フッターで利用可能になる予定です。

クッキー設定

SAP Concur フッターの新規クッキー設定リンク

ヨーロッパにおける特定の承認要件のため、クッキー関連のプロセスが変更され、リンクが追加されています。

クッキーのユーザーのコンピュータへの保存を許可する承認には 2 つの種類があります。以下のページに記載のとおり、使用されるオプションは国によって異なります。次のオプションがあります。

  • アクティブ承認: ユーザーはクッキーの受け入れをアクティブに承認します。この場合、ユーザーのコンピュータにクッキーをロードするには、SAP Concur はユーザーの承認を得る必要があります。

  • パッシブ承認: ユーザーはクッキーを阻止しません。

重要

このリリース ノートでは、クッキーの承認、およびクッキーの変更について説明しています。以下の点に注意してください。
  • グローバルなプライバシーとデータ ガバナンスのプロバイダである TrustArc が、SAP Concur のクッキー関連のプロセスを監視および管理します。

    いくつかの承認オプションが以下のページに記載されています。

    • TrustArc がすべての承認テキストを提供し、承認テキストのすべての翻訳を管理していることに注意してください。SAP Concur またはそのお客様がテキストや翻訳に影響を及ぼすことはありません。
    • 以下のページに記載のとおり、承認に関する規制は国によって異なります。TrustArc は、国別の規制に基づいて、各ユーザーに適切な承認オプションを決定します。SAP Concur が決定に影響を及ぼすことはなく、SAP Concur には国およびその承認に関する規制の一覧はありません。
    • "国" は、ユーザーが SAP Concur にサインインする際の物理的な所在地として定義され、ユーザーのプロファイルで定義されている母国や、ユーザーの会社の所在地ではないことに注意してください。
  • 規制に従って、ここに記載される承認および修正プロセスは、個々の SAP Concur ユーザーが完了する必要があります。会社がユーザーの代わりにこれらの選択を行うオプションはありません。
  • ユーザーがクッキーを受け入れると、クッキーの受け入れを停止するようにクッキーのオプションを変更することはできません。

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更は、SAP Concur のプライバシーに関するグローバル要件に準拠しています。

ホワイトリストへの TrustArc.com の追加

SAP Concur フッターの新規クッキー設定リンク リリース ノートに記載のとおり、ヨーロッパにおける特定の承認に関する規制のため、クッキー関連のプロセスが変更されています。

SAP Concur は、この規制に適切かつ確実に対応するため、グローバルなプライバシーおよびデータ ガバナンス プロバイダである TrustArc の支援を得ています。TrustArc が適切にこれらのプロセスを監視および管理できるように、お客様の会社の IT 部門 (または類似の部門) が TrustArc をホワイトリストに追加していることを確認してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: ホワイトリストによって、SAP Concur に代わって承認要件を管理するための適切なアクセス権が TrustArc に付与されます。

QuickBooks

QuickBooks Connector: QuickBooks 2015 のサポートの終了

Intuit によれば、2018 年 5 月 31 日を過ぎると、QuickBooks Desktop 2015 (Windows および Mac) のアドオン サービスにアクセスできなくなります。これには、QuickBooks Desktop 2015 のすべてのバージョン (Pro、Premier、Enterprise Solutions、Accountant Edition、Mac) が含まれます。Concur QuickBooks Connector は引き続き QuickBooks 2015 で動作しますが、Intuit の QuickBooks サポート ポリシーとの整合性を維持するために、2018 年 5 月 31 日を過ぎると、Concur カスタマー サポートでは QuickBooks 2015 のサポートが提供されなくなります。

Concur カスタマー サポートにより、QuickBooks の次のバージョンに対するサポートが提供されます。
  • QuickBooks 2016
  • QuickBooks 2017
  • QuickBooks 2018
QuickBooks Web Connector の現在サポートされているバージョンは以下のとおりです。
  • 2.2.0.71
  • 2.2.0.80

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新によって、Concur カスタマー サポート ポリシーが QuickBooks バージョンの Intuit サポート ポリシーと一致するようになります。

In-Product Messaging (IPM)

説明: In-Product Messaging のオプトアウト

以前のリリース ノートには、In-Product Messaging (IPM) のオプトアウトに関する情報および説明が含まれていました。

オプトアウトの説明:
  • EMEA データ センターに配置されたお客様の場合: オプトアウトする機能が昨年の後半にユーザーに提供されました。
  • 北米データ センターに配置されたお客様の場合: オプトアウト機能がユーザーに段階的に提供されます。SAP Concur では、4 月末までにこの機能を完全に使用可能にする予定です。

予算

予算リリース ノート

お客様は、新しい予算リリース ノートで新しい予算機能および拡張を確認できます。このリリース ノートは、その他の製品リリース ノートと同じページに置かれています。

業務目的/お客様にとってのメリット: スタンドアロン リリース ノートは、予算に高い可視性を提供します。

ブラウザを使用するユーザー レポート

更新: ブラウザを使用するユーザー レポート - 北米のデータ センターのみ

3 月のリリースでは、ブラウザを使用するユーザー レポートが追加情報を含めるように更新されました。これらの更新は、北米のデータ センターのみに適用されます。

計画変更

このセクションの項目は、今後のリリースを予定しています。Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

**計画変更** 請求書に名前が変更された支払申請

今後のリリースで、「支払申請」という用語とその繰り返しは、「請求書」という用語とその繰り返しに置き換えられます。これらの変更は、ユーザー インターフェイス、請求書ドキュメント、およびその他すべての SAP Concur 製品ドキュメントで、この用語が出現する箇所に対して行われます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、SAP Concur で使用される用語と業界標準用語との整合性が確保されます。

**計画変更** 2018 年 9 月 1 日に終了予定のプレーン テキスト FTP のサポート

SAP Concur は、SAP Concur との間でデータを転送するためのプレーン テキスト FTP の使用に対するサポートの終了を発表しました。

プレーン テキスト FTP は、セキュリティ保護されたプロトコルではなく、固有のセキュリティ脆弱性があります。2018 年 9 月 1 日に、SAP Concur Operations は、ファイル転送インフラストラクチャに対してセキュリティ アップデートを適用します。これにより、お客様のデータを保護し、SAP Concur Trust Platform の監査されたセキュリティ要件を満たすための継続的なコミットメントの一環として、プレーン テキスト FTP の使用が制限されます。

詳細については、Plain Text FTP Retirement FAQ』 (英語のみ) を参照してください。

お客様通知

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

SAP Concur リリース ノート - 月次ブラウザ証明書」ドキュメントには、現在および計画ブラウザ証明書の一覧が示されています。このドキュメントは、その他の SAP Concur 月次リリース ノートでも入手できます。