Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2020 年 6 月 Invoice Standard Edition 管理サマリー

初回投稿

リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Standard Edition のリリース ノートには、新機能 - Standard Edition からアクセスすることができます。

Concur Invoice

[請求書] ページの複数のリスト ビューからの Excel のダウンロード
お客様は、[請求書] ページの以下のリスト ビューで [Excel としてダウンロード] リンクをクリックして、データをエクスポートすることができます。
  • 未提出請求書
  • 未提出の発注請求書
  • すべての未割り当て請求書
  • 自身で作成した未割り当て請求書
  • すべての割当済み請求書

エクスポートできる項目の最大数はありませんが、エクスポートする項目が多いと、エクスポート プロセスに時間がかかる場合があります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様は請求書データを柔軟に処理できるようになります。

Concur Invoice および購入申請

新しい請求書および購入申請の処理者専用のワークフロー オプション

Concur Invoice には、発注なし請求書および購入申請を承認するための処理者専用のオプションが用意されています。

処理者専用のオプションはデフォルト設定です。このオプションにより、承認ワークフロー プロセスが簡素化され、初期ユーザー管理設定も容易になります。小規模の企業の場合は重複承認プロセスが削除されるため、このオプションが推奨される場合があります。

お客様は、会社のワークフローにマネージャーの承認ステップを含めるように選択することもできます。お客様の会社のワークフローでマネージャーの承認ステップを選択すると、 [承認経路] ページに、[ユーザー] ページで各ユーザー レコードにマネージャー承認者としてユーザーを割り当てることが必要になった旨を通知するメッセージが表示されます。

例 - 従業員から処理者へのワークフロー

従業員が合計 $500 の請求書または購入申請に対して [請求書を提出] または [提出] をクリックします。請求書または購入申請がその金額の承認権限のある会社の処理者に送信されます。この処理者が慎重に検討した後で [承認] をクリックします。請求書または購入申請のステータスが [保留の支払] に設定されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、重複する承認プロセスが削除されることで、小規模な企業の承認ワークフロー プロセスが簡易化されます。

データ保持

ユーザー データの削除時に難読化される国コード

2020 年 6 月 2 日より、ユーザー データがデータ保持ポリシーに従って削除される場合、国コードを XX (無効) に設定することで、削除されたユーザーに関連する国コードが難読化されます。

これまでは、削除されたユーザーの国コードはデフォルトで US に設定されました。

業務目的/お客様にとってのメリット: これにより、削除されたユーザーの国コード データがその目的で指定されたコードに一貫して設定されることで、レポートが改善されます。

財務統合

Xero Accounting の統合が利用可能に

SAP と Xero は、Xero Accounting における経費の会計を容易にするために提携しています。

Concur Standard Edition では、参加されるお客様が Xero Accounting データ (マスタ データ) を SAP Concur 構成にインポートできるようになります。このデータにより、お客様は、経費や請求書の入力時に一意の会計データを利用することができます。このデータは、SAP で定期的に更新されます。マスタ データ エクスポートにより、導入時に Xero Accounting から SAP に従業員および請求書の支払先/サプライヤーがロードされます。

財務計上プロセスでは、SAP Concur プラットフォームからの API を利用して、SAP から Xero Accounting に計上できる経費精算レポートおよび請求書が送信されます。SAP により、経費データは支払先請求 (現金払戻の場合) またはクレジット カード取引 (クレジット カード請求の場合) として送信されます。この統合により、請求書データが支払先請求として送信されます。この統合では、SAP から Xero Accounting への経費および請求書データの送信、および SAP へのステータス情報の返送が管理されます。財務計上は、バッチ スケジュールを待つことなく、レポートまたは請求書の支払が承認されるとすぐに行われます。お客様は、経費清算レポートまたは請求書の監査証跡で財務計上ステータス情報を確認します。経費または請求書処理者は、計上に関する問題を表示して、エラーを修正し情報を迅速に再送信することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この統合により、お客様は SAP と Xero Accounting の両方で会計情報を容易に管理できるようになります。

製品設定

[カスタム フィールド] ページの再設計 (5 月 27 日)

製品設定の [カスタム フィールド] ページが再設計されました。既存の機能は削除されていません。一部の機能は移動しました。

再設計された [カスタム フィールド] ページでは、以下のような重要な変更が行われています。

  • ページの名前が [カスタム フィールドを管理] から [カスタム フィールド] に変更されました。

  • [カスタム フィールド] ページに [カスタム フィールド][追跡フィールド] という 2 つのタブが追加されました。

  • 以前は [カスタム フィールド] ページからアクセスしていた一部の機能が新しい [表示の管理] ページに移動しました。

  • [カスタム フィールド] ページに検索機能が追加されました。

  • [カスタム フィールド] タブには、[Basic View (基本ビュー)][Advanced View (詳細ビュー)] があります。

  • [表示の管理] ページにはガイド付き設定機能が用意されています。

[カスタム フィールド] ページには、これらの重要な変更に加えて、軽微で表面的な変更も行われています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、エンド ユーザーのエクスペリエンスが向上することで、カスタム フィールドの管理が改善されます。

認証

**進行中** HMAC の非推奨化による SSO セルフサービスへの移行開始

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP の継続的な取り組みの一環です。

SAP はまもなく、SSO オプションとしてのハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) を削除する非推奨化プロセスを開始します。HMAC の代替サービスは SAML SSO です。このサービスの設定はセルフサービス方式となります。お客様の管理者は SAP 内でこの設定にアクセスして SAML 接続を完了します。

現在 HMAC を使用しているお客様の場合、リリースされ次第 SSO セルフサービス ツールに移行することをお奨めします (2020 年第 2 四半期を予定)。この新しい SSO セルフサービス ツールにより、複数のポータル (アイデンティティ プロバイダ) を追加できるようになります。

HMAC の非推奨化は、以下の 2 つのフェーズで行われます。

フェーズ I:

  • お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) またはカスタム SAML 2.0 ソリューションを保有している必要があります。

  • お客様が、新しい SSO セルフサービス ツールのテストを開始します。

  • Travel Management Companies (TMC) が、新しい SSO セルフサービス ツール (2020 年第 2 四半期リリース予定) を使用する SAP Concur の新しいお客様に対するオンボーディングを準備します。

  • SSO ツールを使用できるようになると、リリース ノートでお客様に HMAC の正式な非推奨化日が通知されます。正式な非推奨化日以降は、HMAC を使用して新規クライアントをオンボーディングすることはできません。新規クライアントは、新しい SSO セルフサービス ツールを使用してオンボーディングする必要があります。

  • HMAC を使用している既存のクライアントを新しい SSO セルフサービス ツールを使用して移行する必要があります。

フェーズ II:

  • Travel Management Company (TMC) は、引き続き既存の SAP Concur のお客様を HMAC サービスから新しい SSO セルフサービス ツールに移行します。

  • HMAC から新しい SSO セルフサービス ツールへの移行がすべて完了したら、HMAC サービスをシャットダウンします。フェーズ II の終了は 2020 年中頃を予定しています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

ファイル転送の更新

**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行

このリリース ノートは、SAP とファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。

SAP では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を開始します。

従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2020 年終了までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。

  • 従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP からの抽出やその他の送信ファイルをファイルの作成直後から既存のオーバーナイト処理期間中に利用できるようになります。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。

その他

SAMLv2 SSO 証明書の期限切れ (6 月 25 日)

IdP とのシングル サインオン (SSO) 接続を確立するために使用され、SAP Concur SAMLv2 サービスで提供される証明書は、2020 年 6 月 25 日に期限が切れます。2020 年 6 月 25 日よりも前に証明書を更新しない場合、証明書の期限切れにより SAP Concur 製品にサインインできなくなることがあります。

SAP Concur ソリューションでは、ユーザーのサインイン プロセスを容易かつ安全に支援するための SSO を採用しています。SSO では、アイデンティティ プロバイダ (IdP) とサービス プロバイダ (SP) との間で信頼が確立される必要があります。この信頼は、サービス プロバイダ (この場合は SAP Concur ソリューション) が提供する証明書を一部暗号化することで確立されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: SSO 証明書が最新のセキュリティ標準およびプロセスに準拠するようにするために、証明書が期限切れとなり、定期的に更新されるように設定されます。

更新済: 一部の TLSv1.2 暗号のサポート終了 (6 月 22 日)

2020 年 6 月 22 日に、SAP Concur ソリューションで、以下の TLSv1.2 暗号を使用する *.concursolutions.com および *api.concursolutions.com への接続に対するサポートが削除されました。

  • AES256-GCM-SHA384

  • AES128-GCM-SHA256

お客様のニーズを受けて、6 月 25 日に、これらの暗号に対するサポートが再開されました。

**進行中** 米国データ センターの新しい URL us1.concursolutions.com

5 月より、ユーザーは www.concursolutions.com または新しい URL である us1.concursolutions.com を使用して米国データ センターに接続することができます。また、第 3 四半期を目処に、www.concursolutions.com を使用して米国データ センターに接続するユーザーは、us1.concursolutions.com にリダイレクトされます。

業務目的/お客様にとってのメリット: us1.concursolutions.com URL は、他のデータ センターの URL との整合性があります。たとえば、EMEA データ センターに接続するユーザーは、eu1.concursolutions.com にリダイレクトされます。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 6 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

Concur Invoice

**計画変更** 今すぐインポート機能でのメール通知のサポート

今後のリリースでは、ロールおよび設定に基づいて、今すぐインポート機能を使用してインポートを実行したお客様には、インポートの成功に関する情報を含むメール通知が送信されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、お客様は、今すぐインポートの成功メール通知を追跡できるようになります。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。