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2019 年 9 月 Analysis/Intelligence Standard Edition 管理サマリー

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リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Standard Edition のリリース ノートには、新機能 - Standard Edition からアクセスすることができます。

モデルの変更

新しいフィールド: 再オープン済

このリリースでは、Expense の新しい経費精算レポート関連フィールドがあります。

説明: 新しい [再オープン済] フィールドを使用すると、経費精算レポートが再オープンされたかどうかについてレポートできます。[再オープン済] フィールドの経費精算レポートに対する値は、最初は null (空白) です。経費精算レポートが再オープンすると、値は Y に設定されます。再オープンされた経費精算レポートのワークフローが完了すると、[再オープン済] フィールド値は N に設定されます。このフィールドは、計画されている将来の機能で使用するためにモデルに追加されました。

このデータ モデルの更新は、2019 年 9 月 13 日までに行われる予定です。

Expense の新しい経費精算レポート関連フィールドは、以下のフォルダにあります。

  • [経費] > [経費精算レポート] > [レポート ヘッダーの情報] > [追加のレポート詳細]
新しいフィールド: 経費アシスタントタイプ

このリリースでは、Expense の新しい経費アシスタント関連フィールドがあります。

説明: 新しい [経費アシスタントタイプ] フィールドを使用すると、経費精算レポートの作成を有効にした経費アシスタントのタイプについてレポートできます。現在、経費アシスタントには次の 2 つのタイプがあります。カレンダーと出張です。カレンダー ベースの経費アシスタントでは、カレンダー月に基づいた経費精算レポートが作成されます。出張ベースの経費アシスタントでは、個々の旅程表に基づいた経費精算レポートが作成されます。

このデータ モデルの更新は、2019 年 9 月 13 日までに行われる予定です。

Expense の新しい経費アシスタント関連フィールドは、以下のフォルダにあります。

  • [経費] > [リスト] > [従業員情報] > [優先設定]
データ モデルでの従業員情報の権限の変更 - 更新

8 月のリリースでは、Cognos データ モデル全体を通して従業員情報がフィルタリングされる方法が変更されました。データ モデル内の従業員情報に追加権限が追加され、BI マネージャー階層フィルターとレポート階層フィルターの両方を使用して、データ モデルから従業員情報がフィルタリングされるようになりました。

この変更により、お客様が割り当てられた Cognos ユーザー ロール、レポート階層で割り当てられたグループ、および BI マネージャー権限 (該当する場合) の組合せに対して適切な従業員情報のみを表示できるようになりました。

9 月のリリースでは、8 月のリリースでモデル フィルターに加えた変更を取り消して、データ モデルで BI マネージャー階層のみを使用してモデルから従業員情報をフィルタリングする以前の状態にフィルターを設定し直しました。この更新は、2019 年 9 月 13 日までに行われる予定です。

SAP Concur は、従業員情報を保護し、適切な権限のあるお客様だけが従業員情報にアクセスできるように進めています。

Cognos ユーザー ロール、レポート階層、および BI マネージャー権限の詳細については、Analysis/Intelligence: Overview ガイド (英語のみ) を参照してください。

背景情報

8 月のリリースで行ったデータ モデルへの変更は、すべてのレポートに想定外の影響がありました。レポートにデータが表示される方法の以前の状態と今後の状態は、次のとおりです。

  • 8 月の変更以前は、従業員が会社の組織単位を変更した場合、従業員に関連付けられている支払データは、支払が発生した時点で関連付けられていた組織単位に関連付けられたままでした。たとえば、部門 A に所属している従業員が部門 B に異動した後、その従業員が部門 A に所属していたときに発生した支払は部門 A に表示されたままでした。従業員が部門 B に異動した後に発生した支払はすべて、部門 B にのみ表示されていました。
  • 8 月のフィルターの変更が導入された後は、従業員が部門を変更すると、部門 A に関連付けられている支払は、そのデータがデータベースに存在していても、部門 A には表示されなくなりました。部門 B には、その従業員が部門 B の一員である限り、その部門に関連付けられている支払を表示することができましたが、従業員が部門をたとえば部門 C に変更した後は、部門 B および部門 A に関連付けられている支払も表示されなくなりました。

実際、従業員が現在割り当てられている組織単位に関連付けられている支払データを除いて、支払の履歴データはレポートに表示されません。

レポートの再実行

8 月のリリースの後で、2019 年 9 月 13 日の前にレポートを実行すると、フィルターの変更によって一部のレポートにすべてのデータが含まれない可能性があります。正確性を維持するために、この期間中に実行したすべてのレポートを再実行できます。

レポートの変更

更新されたレポート: セグメント別の出張申請

[経費タイプ] という新しい列がセグメント別の出張申請レポートに追加されました。新しい [経費タイプ] 列を使用して、セグメント別の出張申請レポートに各出張申請の出張申請額が経費タイプ別に表示されるようになりました。

表示項目

[経費タイプ] 列がセグメント別の出張申請レポートに追加されました。

レポートの場所

レポートは以下のフォルダにあります。

  • [分析 - 標準レポート] > [出張申請]
  • [インテリジェンス - 標準レポート] > [出張申請]

セグメント別の出張申請レポートの詳細については、Chapter 21: Folder - Travel Request in the Standard Reports by Folder ガイド (英語のみ) を参照してください。

標準レポートの視覚化の拡張

SAP Concur は、[分析 - 標準レポート] フォルダと [インテリジェンス - 標準レポート] フォルダにある標準レポートの [プロンプト] ページとレポート出力の視覚化を標準化しています。これらの更新により、標準レポートで作業するお客様に一貫したビジュアル エクスペリエンスが提供されます。

このプロジェクトは [プロンプト] ページまたはレポート出力に表示されるコンテンツに影響しません。標準レポートの [プロンプト] ページとレポート出力の一般的なルック アンド フィールにのみ影響します。

これは継続的なプロジェクトです。最初に更新されるレポートは、お客様が最も実行する上位 50 の標準レポートでした。お客様は、これらのレポートの更新が利用可能になったときに、ご覧いただけます。

更新されたレポート:

9 月のリリースでは、このプロジェクトの一環として次のレポートが更新されました。また、出張フォルダおよび支払先フォルダのレポートに対するこれらの更新により、標準レポート プロジェクトの視覚化の拡張が完了します。

フォルダ名

レポート名

出張

レンタカー領収書の詳細

出張中の従業員

フライト セグメントの詳細

旅程詳細

出張手配者別の出張数

出張者別の出張数

チケットの詳細

出張の承認

Concur Travel ユーザー履歴

支払先

航空運賃の詳細

航空運賃のサマリー

レンタカー詳細

予約金額を超過したレンタカー経費

レンタカー サマリー

都市ペア ランク

ホテルの詳細

予約料金を超過するホテル経費

ホテル サマリー

上位都市ペア

その他の変更点

Standard Reports by Folder ガイドの改良

SAP Concur では、Standard Reports by Folder ガイド (英語のみ) を改良中です。レポート プロンプトおよびフィールドの定義を追加し、各レポートのレポート フィールドに関連付けられる式を追加します。

これは継続的なプロジェクトです。お客様は、これらのガイドの更新が利用可能になったときに、ご覧いただけます。

新しいレポート プロンプト定義の例は、旅程詳細レポートです。

レコード ロケーター: 出張に割り当てられたレコード ロケーターによって検索するために使用します。

旅程詳細レポートの新しいフィールド情報の例:

乗客

データ項目ラベル

データ項目名

データ項目式

データ項目説明

Purchased By

<Purchased By>

[Travel].[Trips].[Employee Last Name] + ', ' + [Travel].[Trips].[Employee First Name]

出張する従業員の法的な姓名 (Smith John など)

Booked By

<Booked By>

[Travel].[Trips].[Booking Employee]

出張を予約した従業員の名前 (姓名の形式)

乗客

<Passengers>

[Travel].[Trip Passengers].[Passenger]

出張する従業員 (姓名の形式)

Is Primary?

<Is Primary ?>

[Travel].[Trip Passengers].[Is Primary]

従業員が第一出張者であるかどうかを示します (はい/いいえ形式)

ファイル転送の更新: ソース IP のチェック (EMEA)

このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加するお客様および支払先に対し、SAP Concur では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。

2019 年 10 月 21 日に、SAP Concur によって、ヨーロッパ、中東、およびアフリカ (EMEA) のすべてのファイル転送アカウントをチェックするソース インターネット プロトコル (IP) が導入されます。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st-eu.concursolutions.com

最新の正常なログインからの IP アドレスは、SAP Concur によって SAP Concur ACL に追加されます。追加の必要な IP アドレスが SAP Concur のアクセス コントロール リスト (ACL) に追加されるようにするには、SAP Concur サポートに連絡してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。

ファイル転送の更新: セキュアでない SSH プロトコル アルゴリズム/暗号のサポート終了 (2019 年 10 月 14 日)

このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加するお客様および支払先に対し、SAP Concur では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。

2019 年 10 月 14 日 (8 AM 太平洋夏時間) より、SAP Concur では、以下のセキュアでない SSH プロトコル アルゴリズム/暗号はサポートされなくなります。

  • (鍵交換) diffie-hellman-group-exchange-sha1
  • (暗号化) aes128-cbc
  • (暗号化) aes192-cbc
  • (暗号化) aes256-cbc
  • (メッセージ認証コード) hmac-md5
  • (メッセージ認証コード) hmac-sha1-96
  • (メッセージ認証コード) hmac-md5-96

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com
  • st-eu.concursolutions.com
  • st-cge.concursolutions.com
  • st-cge-dr.concursolutions.com
  • vs.concursolutions.com
  • vs.concurcdc.cn

サポートが必要な場合は、SAP Concur サポートに連絡してください。

詳細については、Shared: File Transfer for Customers and Vendors User Guide (英語のみ) を参照してください

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

今月は、分析/インテリジェンス固有の計画変更はありません。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。