2018 年 6 月 Budget Standard Edition 管理サマリー
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予算調整が利用可能
SAP Concur は、予算項目を調整する機能を追加しました。予算項目は予算管理者によって手動で、または調整のスプレッドシートをインポートして調整されます。調整は合計予算金額、支出済金額、および保留金額に対して行うことができます。調整により、お客様は当初予算の金額を保持しつつ、会計年度全体についての変更の会計処理を行うことができます。
調整には以下の情報が含まれています。
タイプ: 予算調整のソース。値は [予算残高]、[振替決済]、[経費]、[支払申請]、[購入申請]、または [申請] です。
金額タイプ: ここでは、金額が適用される必要があります。値は [予算金額]、[出済金額]、[保留金額] です。
説明: 調整の理由または説明です。
金額: 調整金額です。
予算期間: 調整を適用する予算期間です。予算項目の会計年度における任意未処理期間となります。
取引日: 調整が予算に適用される日付です。指定された予算期間内である必要があります。
業務目的/お客様にとってのメリット: 予算調整によって SAP Concur システム外で発生した経費または予算変更の説明が行われ、変更が行われた理由の詳細が提供されます。
予算項目の新規予算タイプ オプションによる個人予算のサポート
SAP Concur は、[予算項目の追加]/[予算項目の修正] ページに新しい [予算タイプ] フィールドを追加しました。このフィールドにより、予算管理者は予算を [私的使用] または [予算] (規定) として指定できます。[私的使用] 予算タイプは、教育、資格付与、またはその他の給付について、1 個人に関連する予算をサポートします。個人予算は申請および経費の支出明細に制限されています。予算所有者および支出明細の申請者が同じであり、予算項目で設定されたその他のマッチングが一致している場合、支出明細が個人予算に一致します。
業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、高等教育、医療、公共セクター業界、または従業員への資格付与を行っている企業で使用される個人予算がサポートされます。
予算設定の更新
Concur は、[予算設定] ページを更新し、以下の変更を行いました。
[代理マネージャー (Alternative Manager)] は [代理マネージャー (Alternate Budget Manager)] になりました
[申請の有効化 (Enable Request)] は [申請の有効化 (Enable Budget Capture for Request)] になりました
[購入申請を有効化] は [購入申請の予算キャプチャ有効化] になりました
[支払申請の有効化] は [請求書の予算キャプチャ有効化] になりました
[タイムゾーン] フィールドは、Concur 内部 (ConcurAdmin) ユーザーのみに表示されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、予算設定の目的が明確になります。
予算項目インポート テンプレートへの会計期間形式の説明の追加
SAP Concur は、予算項目のインポート テンプレートに情報を追加し、お客様が正しい形式で会計期間情報を入力できるようにしました。[予算項目インポート] ウィンドウからダウンロードされたテンプレート スプレッドシートの [会計期間名] 列に、新しい説明が表示されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、インポート エラーを最小限にするための追加のガイダンスが提供されます。
オンライン ヘルプの [処理者プライバシー保護方針] リンク
[処理者プライバシー保護方針] リンクは、SAP Concur フッターで利用可能です。
ただし、SAP Concur の一部のページにはフッターが表示されません。この場合、ユーザーは次のことができます。
ホーム ページに戻り、[処理者プライバシー保護方針] リンクをクリックします。
または
6 月のリリースでは、オンライン ヘルプの [処理者プライバシー保護方針] リンクをクリックします。
**通知** 新規クッキー承認プロセス
ヨーロッパではクッキーに対して特定のユーザー承認要件があります。クッキーのユーザーのコンピュータへの保存を許可する承認には 2 つの種類があります。以下のページに記載のとおり、使用されるオプションは国によって異なります。次のオプションがあります。
アクティブ承認: ユーザーはクッキーの許可をアクティブに承認します。この場合、ユーザーのコンピュータにクッキーを保存するには、SAP Concur はユーザーの承認を得る必要があります。
パッシブ承認: ユーザーはクッキーを禁止しません。
使用されるオプションは国によって異なります。
業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更は、SAP Concur のプライバシーに関するグローバル要件に準拠しています。
**通知** ホワイトリストへの TrustArc.com の追加
5 月のリリース ノートには SAP Concur フッターの新規クッキー設定リンクという名前の項目が含まれています。これは、ヨーロッパにおける特定の承認要件のため、2018/05/12 のリリースで導入されたクッキー関連のプロセス変更を説明しています。
SAP Concur は、この規制に適切かつ確実に対応するため、グローバルなプライバシーおよびデータ ガバナンス プロバイダである TrustArc の支援を得ています。TrustArc が適切にこれらのプロセスを監視および管理できるように、お客様の会社の IT 部門 (または類似の部門) が TrustArc をホワイトリストに追加していることを確認してください。
IP は可変であるため、TrustArc は IP ではなくドメインでホワイトリストに含める必要があります。以下のドメインをホワイトリストに含めてください。
trustarc.com
prefmgr-cookie.truste-svc.net
業務目的/お客様にとってのメリット: ホワイトリストによって、SAP Concur に代わって承認制約を管理するための適切なアクセス権が TrustArc に付与されます。
計画変更
このセクションの項目は、今後のリリースを予定しています。Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
**計画変更** パーソナライズされた Concur Open
Concur Open は SAP Concur のリアルタイム サービス ステータス ダッシュボードであり、限定された SAP Concur サービスおよびすべてのデータ センターの機能停止とインシデントを表示します。Concur Open では、現在のサービス ステータスおよび過去 20 日間のインシデント履歴が表示されます。
将来のリリースでは、Concur Open に新しい機能が追加されます。ユーザーは引き続き Concur Open にアクセスし、Concur サービスの利用可能性を表示することができます。SAP Concur ユーザーはさらに、Concur Open にログインして以下を行うことができます。
会社固有のサービスおよびデータ センターのサービス ステータスの表示
会社固有のサービスに影響を与えるインシデントに関する更新のための購読オプションへのアクセス
詳細な根本的原因分析情報および各インシデントに対して SAP Concur が行った対策を含む過去 2 年間のサービス履歴の表示
業務目的/お客様にとってのメリット: お客様は Concur Open を使用して、SAP Concur サービスの機能停止、ステータス、および利用可能性を監視します。新機能を追加すると、お客様は自身のサービス ステータスおよび利用可能性についてのパーソナライズされたビューを利用できます。SAP Concur の目標は、インシデント/機能停止についてのより正確で透明性の高いビューを提供することです。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur list of Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書「Concur リリース ノート - 月次ブラウザ証明書」ドキュメントには、現在および計画ブラウザ証明書が一覧されています。このドキュメントは、その他の SAP Concur 月次リリース ノートでも入手できます。