2020 年 12 月 Travel Standard Edition 管理サマリー
初回投稿
リリース ノート サマリー
サポート問合せ権限の保持者
SAP Concur サポート ポータルのプロファイルへのセキュリティ/データ保護連絡オプションの追加SAP Concur ソリューションでは、サポート問合せ権限の保持者 (ASC) がセキュリティまたはデータ保護のトピックに関して連絡する必要があるかどうかを指定できるオプションを SAP Concur サポート ポータルに追加しました。
この拡張により、セキュリティまたはデータ保護のトピックに関する会社内の連絡先と ASC が受信する通知について、より適切に管理できるようになります。
フライト
代替 GDS 接続のサポート改善最近、Southwest Airlines が販売方針を変更し、Travelport と Amadeus GDS の両方の環境で Southwest Airlines コンテンツをリリースしました。Southwest Airlines では、Sabre のみで数年間利用できた BBR (Basic Booking Request) 接続を廃止することも選択されました。複数の GDS 環境を使用するお客様に対応するため、Concur Travel では Southwest コンテンツを促進するための代替 GDS 接続のサポートが改善されました。
この変更により、お客様のエクスペリエンスが向上します。
ホテル
ホテル コンテンツのサプライヤ: ホテル サービス v2 への Booking.com の移行12 月 7 日 (月曜日) を目処に、SAP Concur Travel は Booking.com をホテル サービス v1 からホテル サービス v2 に更新します。Booking.com のコンテンツは、Web 上でのみ利用できます。モバイルでは使用できません。
Booking.com コンテンツを表示するように設定されている出張者は、すべてのマーケットで利用できる、ホテル サービス v2 を介して Booking.com が提供するホテルを探し、予約およびキャンセルすることができます。出張者は、同じプロパティの GDS と直接接続からのレートをマージするプロセスでサポートされる、ホテルの独自セットの表示において改善を確認できます。ホテルの詳細およびイメージ ギャラリーは、ホテルのソース元が Booking.com の場合に存在します。これらの機能は、ホテル サービス v1 では利用できませんでした。
プロファイル
プロファイルページ UI: 保存ボタン機能の動作変更推奨されるセキュリティ変更に応じて、SAP Concur ソリューションでは [プロファイル] ページの UI の動作が [保存] ボタン機能に関して変更されます。これまでは、情報を正常に保存した後も、ユーザーは [プロファイル] ページに留まっていました。この変更後は、ユーザーが [保存]] をクリックすると、[プロファイル オプション] ページに戻ります。
この動作は、[ユーザーの管理] セクションでユーザーのプロファイルを変更する際にユーザー管理者に表示される内容と一致します。ユーザーの [プロファイル] ページで任意の [保存] ボタンをクリックすると、管理者は [ユーザー管理] ページに戻ります。
この変更により、ユーザーのデータの保護が改善されます。
従来の Travel Profile 1.0 API/Profile エンドポイントの廃止現在サポートされている Travel Profile API のバージョンは 2.0 です。ただし、ユーザー プロファイルを取得するために Travel Profile 1.0 API/Profile エンドポイントを引き続き呼び出しているお客様およびパートナーがまだ存在しています。この古いエンドポイントは 2020 年 12 月リリースで完全に非推奨化される予定です。ユーザーは、この日付よりも前に Travel Profile 2.0 API に切り替える必要があります。
サポートされているプロファイル データ交換のメカニズムの数を削減することで、SAP Concur ソリューションでは、SAP がサポートするお客様のためにセキュリティを強化し、使いやすさを向上し、追加機能を提供することに注力することができます。
Travel Profile 2.0 API の出張構成パラメータSAP Concur ソリューションでは、オプションのパラメータを Travel Profile 2.0 (TP2.0) API/サマリー取得エンドポイントに追加しています。これにより、呼び出し元が 1 つまたは複数の出張構成に関連付けられたユーザーを取得できるようになります。
この拡張により、Travel Profile 2.0 の呼び出し元がユーザー プロファイルのセットを小さなセットにフィルタリングできるようになるため、プロファイルを CTE と同期するために必要な時間、帯域幅、およびリソースの量が削減される可能性があります。
その他
公開されなくなるプレビュー リリース ノート2021 年 1 月リリースより、SAP Concur Technical Publications ではプレビュー リリース ノートが公開されなくなります。この変更は、お客様へのご案内を合理化するために行われています。この変更により、各月次リリース サイクルに対して、ドラフト リリース ノートと最終リリース ノートの 2 つのリリース ノートのセットのみが公開されます。
この変更により、リリース ノートの通信が簡素化されます。
VIP の F5 クライアント SSL プロファイルにおける非セキュア プロトコルおよび暗号のサポート終了10 月上旬、SAP Concur のネットワーク チームは、コンテンツ配信システムの設定により、以下に示す一覧内のプロトコルがしばらくの間ブロックされていたことに気付きました。
そのため、F5 クライアント SSL プロファイルを変更するというお客様への通知は不要でした。既存のプロファイルのこうした側面は実際には利用できなかったためです。SAP Concur では、強力なセキュリティプロファイルを維持するため、10 月 7 日に F5 クライアント SSL プロファイルも変更しました。
この更新により、製品およびサービスのセキュリティが継続的に確保されます。
**進行中** Director SAML サービスの非推奨化と SAML v2 への移行Director SAML サービスのサポートは非推奨化されています。Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は間もなく、Director SAML を現在使用中のお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行のサポートを開始する予定です。
Director SAML を現在使用中のお客様は、SAML V2 にできるだけ早く移行することが推奨されています。
この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
**進行中** HMAC の非推奨化による SSO セルフサービスへの移行開始SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されています。現在、Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、HMAC を使用するお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行をサポートしています。
SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介さずに SAML v2 接続を設定できるようにするシングル サインオン セルフサービス オプションを提供します。
この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行このリリース ノートは、SAP Concur ソリューションを使用してファイル移行を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur ソリューションでは、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。
SAP Concur ソリューションにより、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティは、より効率的で安全な API を利用するファイル ルーティング プロセスに移行が開始されます。
この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。
GET Travel Trip v1.1 API 呼び出しからの "includePersonalTrips" 照会パラメータの削除SAP Concur ソリューションでは、ユーザーが出張リストを取得できるオプションの照会パラメータ “includePersonalTrips” を Travel Trip v1.1 API の GET 呼び出しから削除します。
この変更前には、Travel Trip v1.1 GET API 呼び出し元は、この照会パラメータを使用して Concur Travel で個人的な旅行を取得することができました。これは現在サポートされていません。ただし、他の照会パラメータは引き続きサポートされます。
この改善によって、Travel Trip v1.1 GET 呼び出し元は出張のみを CTE で取得することができます。
UI ラベルの拡張 - [国] ラベルの更新ユーザー インターフェイスのインスタンス [国] は、[国/地域] に更新されています。
この変更により、グローバル ユーザー エクスペリエンスが改善されます。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 12 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。
フライト
**計画変更** CIBT - レガシー統合の廃止
2020 年 2 月、SAP Concur と CIBT により、Concur App Center を介した新しい統合方法が導入され、新しい CIBT アプリが使用可能になりました。CIBT とのレガシー統合方法は、移行期間中も引き続きサポートされますが、SAP Concur では最終的にレガシー バッチ ファイル プロトコルの統合方法を廃止する予定です。2020 年 2 月のリリース ノートで発表された当初の廃止日は 2020 年 11 月でした。お客様とビジネス パートナーが移行にかけられる時間を増やし、Covid-19 のパンデミックによって一部の組織が受ける影響を少しでも緩和するために、SAP Concur では移行期間を延長することを決定しました。廃止は、2021 年の後半を予定しています。廃止日に近づいたら、詳細を提供する予定です。
CIBT は、SAP Concur の Itinerary API および Travel Profile API と統合されており、お客様および出張者へのサービスを改善するために、継続的なリアルタイムの旅程フローを促進するための App Center Connector をリリースしました。CIBT は、より安定的でスケーラブルな統合により、より多くの国のお客様と旅行者をサポートできるようになります。この新しい統合方法では、Concur Travel の管理ユーザーの設定作業も軽減されます。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書
月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。