Concur Invoice Standard Edition 管理のヘルプ

2019 年 8 月 Invoice Standard Edition 管理サマリー

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リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Standard Edition のリリース ノートには、新機能 - Standard Edition からアクセスすることができます。

Concur Invoice

割当済み請求書は既存の発送先住所を保持

以前のリリースでは、請求書が新しい所有者に割り当てられると、新しい所有者の既定の発送先住所によって、既存の発送先住所が上書きされました。このリリー以降は、発送先住所が指定されている請求書が新しい所有者に割り当てられると、既存の発送先住所が保持されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、請求書が新しい所有者に割り当てられると、請求書に正しい発送先住所が割り当てられた状態になります。

発注

無効な発注ベースの請求書を発注金額と数量で再請求書処理可能

以前は、発注ベースの請求書が無効な場合に、発注および納品書の数量と合計が無効な請求書に関連付けられたままでした。つまり、代替請求書が発生した場合は、それらの数量に一致しない可能性があり、お客様が正しい請求書または代替請求書に重複する発注を作成する必要がありました。

6 月リリースでは、無効な請求書が発注に関連付けられたままの状態で機能改善が SAP Concur からリリースされましたが、代替請求書で数量と金額を請求書処理できるようになりました。Concur Invoice では、このような無効な請求書が引き続き表示されますが、再請求書処理対象の行とは完全に一致しません。新しい請求書が作成されると、同じ発注が参照されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、発注ベースの請求書を無効にする必要がある場合に、その請求書の処理が改善されます。

読み込み処理

読込電子メールを表示

請求書の詳細へのアクセス権を持つ Concur Invoice ユーザーは、Invoice Capture 処理にメールで送信された請求書に関連付けられた元のバッチ メールを表示し、アクセスできるようになりました。この変更により、請求書ユーザー、承認者、および処理者が元のメールでサプライヤーからのメモを確認できます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能によって、請求書の最適な管理または処理方法について、お客様の可視性が向上します。

財務統合

Sage Accounting 統合および請求書処理の Sage Accounting 統合の利用開始

SAP Concur は、Sage Accounting における経費の会計を容易にするために Sage と提携しています。Concur Standard Edition では、Sage Accounting データ (マスタ データ) を SAP Concur 構成にインポートすることができます。このデータにより、経費や請求書の入力時に一意の会計データを使用することができます。このデータは、SAP Concur で定期的に更新されます。マスタ データ エクスポートにより、導入時に Sage Accounting から SAP Concur に従業員および請求書の支払先/サプライヤーがロードされます。

財務計上プロセスでは、SAP Concur プラットフォームからの API を利用して、SAP Concur から Sage Accounting に計上できる経費精算レポートおよび請求書が送信されます。SAP Concur では、経費データは支払先請求 (現金払戻の場合) または "その他" の支払 (クレジット カード請求の場合) として送信されます。この統合により、請求書データは支払先請求 (US) または購入請求書 (UK) として送信されます。この統合により、SAP Concur から Sage Accounting への経費および請求書データの送信、および SAP Concur へのステータス情報の送信が管理されます。財務計上は、バッチ スケジュールを待つことなく、レポートまたは請求書の支払が承認されるとすぐに行われます。お客様は、経費清算レポートまたは請求書の監査証跡で財務計上ステータス情報を確認します。経費または請求書処理者は計上に関する問題を表示して、エラーを修正し、情報を迅速に再送信することができます。

SAP Concur 統合は、Sage Business Cloud Accounting (旧 Sage One) 製品で使用することができます。この統合は、その他の Sage 製品 (Sage 50、Sage Intacct、Sage 100 など) では機能しません。

業務目的/お客様にとってのメリット: この統合により、お客様は SAP Concur と Sage Accounting の両方で会計情報を容易に管理できるようになります。

負債勘定科目コードのフィールド名とメッセージの更新

QuickBooks や Sage などの ERP システムと接続するように設定されているお客様の場合、SAP Concur ユーザー インターフェイスに表示される一部の用語が更新されています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新されたテキストでは、Concur Invoice が複数の ERP システムとの統合をサポートすることがより正確に反映されています。

認証

**進行中** HMAC の SSO セルフサービスへの移行開始サポートの終了

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

SAP Concur はまもなく、SSO オプションとしてのハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) を削除するプロセスを開始します。HMAC の代替サービスは SAML SSO です。このサービスの設定はセルフサービス方式となります。社内管理者は SAP Concur 内でこの設定にアクセスして SAML 接続を完了します。

現在 HMAC を使用しているお客様の場合、リリースされ次第 SSO セルフサービス ツールに移行することをお奨めします。新しい SSO セルフサービス ツールは、すべてのお客様に無償の機能として提供されます。この新しい SSO セルフサービス ツールにより、複数のポータル (アイデンティティ プロバイダ) を追加できるようになります。

HMAC の廃止プロセスは、以下の 2 つのフェーズで行われます。

フェーズ I:

  • お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) またはカスタム SAML 2.0 ソリューションを保有している必要があります。

  • お客様が、新しい SSO セルフサービス ツールのテストを開始します。テストは、2019 年 7 月に準備ステップの対応が終わり次第開始できます

  • お客様が、新しい SSO セルフサービス ツール (2019 年 9 月リリース予定) を使用する新規クライアントに対するオンボーディングを準備します。

  • 2019 年 11 月 1 日以降、新規クライアントのオンボーディングに HMAC を使用することはできません。新規クライアントのオンボーディングは、新しい SSO セルフサービス ツールを使用して行います。

  • HMAC を使用している既存のクライアントを新しい SSO セルフサービス ツールを使用して移行する必要があります。

フェーズ II:

  • お客様は、引き続き新しい SSO セルフサービス ツールへの既存の HMAC クライアントの移行を進めます。

  • HMAC から新しい SSO セルフサービス ツールへの移行がすべて完了したら、HMAC サービスをシャットダウンします。フェーズ II の終了は 2020 年中頃を予定しています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

製品設定

ユーザー エクスポートで許可される複数のユーザーの一括編集

お客様の管理者は、SAP Concur で既存のすべてのユーザーを Excel スプレッドシート ファイルにエクスポートして、複数のユーザーの一括編集を行うことができるようになりました。スプレッドシートで編集が行われると、SAP Concur に情報をアップロードして、ユーザー プロファイルに新しいデータを入力することができます。

これまでは、お客様の管理者がユーザー プロファイルを編集する必要がある場合は、ユーザーごとに個別に編集を行う必要がありました。これは管理者にとって時間のかかるプロセスでした。

新しいユーザー エクスポート機能により、お客様の管理者は以下が可能になります。

  • 既存の有効なユーザーとそのプロファイル属性のリストをエクスポートする

  • 複数のユーザーを非アクティブに設定するなど、ユーザー データの一括編集を実行する

  • QuickBooks Web Connector を使用してインポートされたユーザー プロファイル情報を完成させる

  • 初期ユーザー インポート後、新規フィールドが作成されるときにカスタム フィールド情報を入力する

既存のユーザーは、既存のスプレッドシート テンプレートにダウンロードされます。従業員インポート スプレッドシート テンプレートの構造は同じままとなります (ユーザーのエクスポートにも使用されるようになることを除く)。スプレッドシートには、パスワード、クレジット カード情報および銀行情報を除く、既存のすべてのユーザー属性が含まれます。エクスポートには、最大 1,000 ユーザーまで含めることができます。

この変更は、新しいお客様と既存のお客様が利用できます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様の管理者は複数のユーザーの一括編集を行い、スプレッドシートのデータを SAP Concur にアップロードすることができます。

組織管理

従業員インポート 350 レコードの XML プロファイル同期 ID フィールドを更新

350 レコードの [XML Profile Synchronization ID (XML プロファイル同期 ID)] (お客様が割り当てた一意の Concur Travel ユーザー ID フィールド) の機能が変更されました。このフィールドは更新専用になりました。この変更によって、既存データの削除を意図した空白やスペースは、インポート時に値として無視されます。つまり、1 つの従業員/ユーザー インポート ファイルを使用して複数のユーザーに対しこのデータを一括で削除できなくなります。

この変更は、1 つずつ更新するための [ユーザー] ページからの [XML Profile Synchronization ID (XML プロファイル同期 ID)] フィールドの編集には影響しません。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、お客様データのセキュリティが強化されます。

SAP Concur サポート

サポート問合せ権限保持者の画面共有

SAP Concur サポートで、同時ブラウズ機能 (サポート問合せ権限の保持者 (ASC) を使用するすべてのお客様が利用できる画面共有アプリケーション) が実装されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: 画面を共有することによって、多くの場合、問題の説明や理解がしやすくなり、より迅速な解決が可能となるため、ASC と SAP Concur サポートにとって時間の節約となります。

SSH プロトコル

セキュアでない SSH プロトコル アルゴリズム/暗号のサポート終了

SAP Concur では、以下のセキュアでない SSH プロトコル アルゴリズム/暗号がサポートされなくなります。

  • diffie-hellman-group-exchange-sha1 (鍵交換)

  • aes128-cbc (暗号化)

  • aes192-cbc (暗号化)

  • aes256-cbc (暗号化)

  • hmac-md5 (メッセージ認証コード)

  • hmac-sha1-96 (メッセージ認証コード)

  • hmac-md5-96 (メッセージ認証コード)

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

  • st-eu.concursolutions.com

  • st-cge.concursolutions.com

  • st-cge-dr.concursolutions.com

  • vs.concurcdc.cn

サポートが必要な場合は、SAP Concur サポートに連絡してください。

詳細については、Shared: File Transfer for Customers and Vendors User Guide (英語のみ) を参照してください(このガイドは、その他の Expense、Invoice、または Request (あるいはそのすべて) の設定ガイドおよびユーザー ガイドと共にあります)。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。

FTP 更新

ソース IP のチェック (EMEA)

この機能は現在のリリースで予定されなくなりました。このリリース ノートは 2019 年 8 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー に移動されました。

製品ドキュメント

計画変更に関する統合された共通のリリース ノート

このリリース以降、SAP Concur では、計画変更情報を複数のリリース ノート セットで繰り返して提供するのではなく、計画変更に関する共通のリリース ノートとして 1 つのドキュメントでまとめて提供しています。

この統合された計画変更情報は、製品固有の計画変更リリース ノートに加えて提供されます。たとえば、計画変更が Travel のみに適用される場合、その計画変更は Travel のリリース ノートでのみ利用可能となります。そのため、製品固有のリリース ノートと計画変更に関する共通のリリース ノートの両方を参照することをお奨めします。

ユーザー/お客様にとってのメリット: この変更により、計画変更に関する共通のリリース ノートを 1 つの場所で見つけられるようになります。また、計画変更リリース ノートに対する更新の追跡も行いやすくなります。

SAP Concur メール

**進行中** メール インフラストラクチャの変更 - 信頼できる差出人のリストへの IP アドレスの追加

SAP Concur では、サービスから SAP Concur ユーザーへの送信メールに関して新しいメール インフラストラクチャに移行中です。このため、送信 IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングする会社は、新しい IP アドレスを信頼できる差出人のリストに追加して、ユーザーが SAP Concur からメールを受信できるようにする必要があります

ここで説明する問題は、はじめは Concur Expense を使用する会社のみに影響がありました。1 月以降は、その他の SAP Concur サービス (Concur Travel や Concur Pay など) からのメールが新しいメール インフラストラクチャに移行します。

その他のサービスは引き続き追加されます。追加の変更のタイミングに関する詳細については、リリース ノートを確認してください。

その他

Concur Open および Personalized Concur Open の更新

今後数週間にわたり、ユーザーに対して Concur Open および Personalized Concur Open に対するいくつかの拡張が表示されます。

表示項目

サブスクライバ メール (Concur Open および Personalized Concur Open)

サブスクライバに送信されたメールは、SAP エクスペリエンスと一致するようにリブラインドおよびスタイル設定されて、読みやすいコンテンツ レイアウトが表示されます。

サブスクライバ メールのコンテンツは変更されていませんが、ルック アンド フィールおよび見出しが更新されました。

現在の見出しと新しい見出し:

現在の見出し新しい見出し
Initial Impact Assessment (初期の影響評価)Issue Identified (特定された問題)
Confirmed Impact (確認された影響)Status Update (ステータス更新)
更新
Resolved (解決済)Issue Resolved (解決された問題)
After the Fact (事後)Issue Identified and Resolved (特定および解決された問題)

サービス ステータス ダッシュボード (Concur Open および Personalized Concur Open)

ユーザーが赤色または部分的に赤色のドットをクリックして、[Service Status Dashboard (サービス ステータス ダッシュボード)] ページでステータス情報を表示すると、情報は以前と同じように表示されますが、見出しは新しいサブスクライバ メールと一致するように更新されます (上の表を参照)。

サービス ステータス履歴ダッシュボード (Personalized Concur Open)

以前と同じように、Personalized Concur Open の [Service Status Dashboard (サービス ステータス ダッシュボード)] ページの左下隅にあるリンクで、[Service Status History Dashboard (サービス ステータス履歴ダッシュボード)] ページにアクセスします。このページでは、以下が更新されています。

  • [Detailed RCA (詳細な RCA)] の現在の列見出しが [Root Cause Analysis (根本的原因分析)] に変更されました。

  • P1 ごとの [Root Cause Analysis (根本的原因分析)] レポートを表示するためのリンクは、[Root Cause Analysis (根本的原因分析)] 列に表示されます。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2019 年 8 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

Concur Invoice

**計画変更** 新しい設定可能なサマリー画面ビュー

今後のリリースでは、AP ユーザーが [未割り当ての請求書] リスト ページに表示させる列を管理できるようになります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張によって、お客様が請求書情報をより適切に管理する必要があるビューをカスタマイズできます。

Invoice Pay

Concur Open および Personalized Concur Open の更新

今後のリリースでは、Invoice Pay で生成された小切手で、最新の業界標準に基づいたセキュリティ拡張が提供されます。

お客様は Salesforce チケットを作成してサンプル小切手を発注し、銀行でこの小切手を処理および確認することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、お客様が小切手を処理する際のセキュリティが強化されます。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。