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2019 年 8 月 Travel Standard Edition 管理サマリー

初回投稿

リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Standard Edition のリリース ノートには、新機能 - Standard Edition からアクセスすることができます。

管理

計画変更に関する統合された共通のリリース ノート

このリリース以降、SAP Concur では、計画変更情報を複数のリリース ノート セットで繰り返して提供するのではなく、計画変更に関する共通のリリース ノートとして 1 つのドキュメントでまとめて提供します。

この統合された計画変更情報は、製品固有の計画変更リリース ノートに加えて提供されます。たとえば、計画変更が Travel のみに適用される場合、その計画変更は Travel のリリース ノートでのみ利用可能となります。そのため、製品固有のリリース ノートと計画変更に関する共通のリリース ノートの両方を参照することをお奨めします。

この変更により、計画変更に関する共通のリリース ノートを 1 つの場所で見つけられるようになります。また、計画変更リリース ノートに対する更新の追跡も行いやすくなります。

Southwest の直接接続: メールの上書き

Southwest Airlines の直接接続を有効化してあるお客様/TMC には、[メール アドレスを上書き] と呼ばれる機能が提供されます。これまでに、ここにメール アドレスを入力した場合は、Southwest からのすべてのメール通信が実際のユーザー/出張者ではなく、代行 TMC などの集中メール アドレスに送信されます。

[メール アドレスを上書き] チェックボックスをオンにすると、請求確認/領収書などの代行業務に関するメールが上書きしたメールに送信されます。スケジュール変更やフライトの遅延/キャンセルなどの出張者通知は、TMC ではなく、出張者のメールのみに送信されます。オフにすると、すべてのメールが出張者のメールに送信されます。

これまでは、このフィールドが入力され、メールがセントラル メール ボックスに送信されると、次のステップとして、お客様または TMC がそれらのメールをユーザー/出張手配者に転送する必要がありました。このリリースでは、これが不要になります。

フライト

複雑なブランド運賃 - Aegean Airlines

2017 年 7 月のリリースで、SAP Concur は、Apollo および Galileo の複雑なブランド スキームに対して、ブランド運賃コンテンツを提供する仮ソリューションのサポートを発表しました。

予約クラス/RBD で販売および保存する一般的な方法では、ユーザーが指定しない限り、より価格が低く制限の多い運賃が予約されるため、この仮ソリューションでは、SAP Concur はブランド運賃を運賃ベース コードで販売および保存する必要があります。多くの場合、航空会社が提供する最低価格のブランドには受託手荷物や座席の事前予約が含まれず、キャンセルや変更ができない可能性もあります。

運賃ベース コードを使用したブランド運賃の保存は Concur Travel ではうまく機能しますが、旅行会社でいくつかの操作上の変更が必要となります。具体的には、自動化ルーチンの更新が必要となり、これらの予約を適切に提供できるように出張コンサルタントのトレーニングが必要となります。このため、SAP Concur はこの仮ソリューションをオプションにしました。これにより、旅行会社は、顧客と連携し、顧客ごとに必要に応じて仮ソリューションを使用して、Apollo/Galileo に複雑なブランド運賃機能を提供できるようになります。

アメリカン航空の AirPass の停止

アメリカン航空の AirPass は、最終座席空き状況および柔軟性を提供する機能であり、出張者の AAdvantage メンバーシップ番号に関連付けられています。SAP Concur では、アメリカン航空と連携して、レガシー プラットフォームから新しいプラットフォームへの Concur Travel の接続の移行を計画しています。新しいプラットフォームが利用できるようになるまでは、Concur Travel で AirPass 関連申請に対する技術サポートを停止いたします。

フレックス運賃を使用する航空会社の更新 - Air Vistara (UK)

お客様からのフィードバックに基づいて、SAP Concur は Air Vistara のフレックス運賃情報を更新しました。

SAP Concur のフレックス運賃機能は、予約コードに基づいて適切なバケットに運賃をマッピングします。つまり、この機能は予約コード全体で一意の運賃に限定されます。Air Vistara の場合、ECO FlexiPEY StandardPEY FlexiCCL Standard、および CCL Flexi 運賃は予約コードを再利用するため、フレックス運賃ビューではサポートされません。このコンテンツが必要なお客様は、フレックス運賃の無効化をご検討ください。これらのブランドはブランド運賃の標準ビュー (価格による検索) でサポートされます。

高速チェックアウトへのアクセスの改善

お客様による高速チェックアウトの有効化の継続、およびエンド ユーザーからの前向きなフィードバックに基づき、SAP Concur は適格なすべてのユーザーがこの新しいチェックアウト エクスペリエンスを既定で利用できるようにします。

この変更によって、高速チェックアウト エクスペリエンスへの適格なユーザーのエントリが簡素化されます。高速チェックアウトが有効化され、出張が認証されると、ユーザーはプロンプト表示なしで新しい [レビューおよび予約] ページに誘導されます。

このリリースで、適格な高速チェックアウト ユーザーに出張を保留にするオプションを提供するためには、新しいモジュール プロパティ [Enable ExC Hold Trip Popup (ExC 保留出張ポップアップの有効化)] をオンにする必要があります。有効化すると、ユーザーには、出張を保留する予定があるかどうかを尋ねるダイアログが表示されます。

ユーザーが [はい] をクリックすると、元のチェックアウト エクスペリエンスが表示され、出張を保留にするためのオプションが提供されます。

ユーザーが [いいえ] をクリックすると、初回のみ、新しいポップアップ ダイアログで高速チェックアウトが表示されます。

**進行中** Air France Abonnement 機能の更新

ここ数カ月間で、Air France は Abonnement プログラム運賃に大幅な変更を加えたため、SAP Concur の Abonnement 機能も機能が停止されました。この変更の性質により、SAP Concur は機能全体を再構築して、新しいカスタム機能を導入する必要があります。

Abonnement プログラムによる GDS 動作の多くは文書化されていません。このため、SAP Concur は、この機能を回復するために反復アプローチを使用しており、お客様からのフィードバックに基づいて追加項目を含める場合があります。

車両

車両定員の免責条項

Concur Travel では、出張者は、世界中の数多くのサードパーティ支払先からレンタカーを予約することができます。この予約プロセスにより、出張者は申請された車両のカテゴリーを指定し、支払先は利用可能な車両に関する情報を答えることができます。ただし、提供される車両は単なる概算であるということは、予約プロセスに特有の部分です。支払先は販売時点で代替車両を提供する権利を留保します。予約された車両は、座席数や利用可能な荷物室などの多くの点が異なる可能性があります。

このため、車両の検索結果ページに免責事項を追加しています。特に車両定員情報は支払先によって保証されないことが説明されており、出張者は実際の車両定員を確認するために事前に支払先に問い合わせることをお奨めしています。

陸上交通

Curb Ground の直接接続の廃止

Curb Ground の直接接続システムのサービスおよび安定性の問題により、SAP Concur では Curb Ground の直接接続がサポートされなくなります。この接続は即座に廃止されるため、お客様は Concur Travel アカウント マネージャーまたは TMC に連絡し、SAP Concur での陸上交通の代替手段について相談することをお奨めします。

いくつかのグローバルおよび地域のサプライヤーがサポートされており、割引された陸上交通に対する多くの同じ接続が提供されています。SAP Concur App Center では、すべての陸上交通サプライヤーを参照して接続することができます。

ホテル

HotelService API v2.0 による HRS 支払ソリューションのサポート

Concur Travel のホテル直接接続ポートフォリオに関する進行中の機能拡張の一部として、SAP Concur および HRS は HRS 支払ソリューションのサポートを開発しました。HRS 支払ソリューションにより、HRS 直接接続のお客様は以下を使用できます。

  • グローバル支払

  • ペーパーレス出張

  • 一括請求

HRS 支払ソリューションのサポートにより、SAP Concur のお客様は、HRS 直接接続を介して予約する共通のお客様に提供される HRS 支払オプションを使用することができます。

プロファイル

国民 ID フィールドのマスク

ユーザーのプロファイルの [ID のタイプ] セクションでは、[国民 ID の番号] フィールドの情報が画面上でマスク表示されて、アスタリスクで表示されます。

[国民 ID の番号] フィールドを使用して、Concur Travel に保存されているさまざまな国民 ID を収集し、プロファイル同期オプションを使用して TMC に渡すことができます。

その他

**進行中** HMAC の SSO セルフサービスへの移行開始サポートの終了

SAP Concur はまもなく、SSO オプションとしてのハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) を削除する廃止プロセスを開始します。HMAC の代替サービスは SAML SSO です。このサービスの設定はセルフサービス方式となります。社内管理者は SAP Concur 内でこの設定にアクセスして SAML 接続を完了します。

現在 HMAC を使用しているお客様の場合、リリースされ次第 SSO セルフサービス ツールに移行することをお奨めします。新しい SSO セルフサービス ツールは、すべてのお客様に無償の機能として提供されます。この新しい SSO セルフサービス ツールにより、複数のポータル (アイデンティティ プロバイダ) を追加できるようになります。

この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

Concur Open および Personalized Concur Open の更新

今後数週間にわたり、ユーザーに対して Concur Open および Personalized Concur Open に対するいくつかの拡張が表示されます。

サブスクライバに送信されたメールは、SAP エクスペリエンスと一致するようにリブラインドおよびスタイル設定されて、読みやすいコンテンツ レイアウトが表示されます。サブスクライバ メールのコンテンツは変更されていませんが、ルック アンド フィールおよび見出しが更新されました。

以前と同じように、Personalized Concur Open の [Service Status Dashboard (サービス ステータス ダッシュボード)] ページの左下隅にあるリンクで、[Service Status History Dashboard (サービス ステータス履歴ダッシュボード)] ページにアクセスします。このページでは、以下が更新されています。

  • [Detailed RCA (詳細な RCA)] の現在の列見出しが [Root Cause Analysis (根本的原因分析)] に変更されました。

  • P1 ごとの [Root Cause Analysis (根本的原因分析)] レポートを表示するためのリンクは、[Root Cause Analysis (根本的原因分析)] 列に表示されます。

ユーザー アンケート確認タイルの変更

この更新で、SAP Concur は翻訳時に混乱を招いていたアンケート確認のユーザー エクスペリエンスを変更しました。

テキストを翻訳かつ理解しやすいように変更することで、グローバル ユーザーはフィードバックを提出した後で確信的に評価されていると感じることができます。

**進行中** メール インフラストラクチャの変更 - 信頼できる差出人のリストへの IP アドレスの追加

SAP Concur では、サービスから SAP Concur ユーザーへの送信メールに関して新しいメール インフラストラクチャに移行中です。このため、送信 IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングする会社は、新しい IP アドレスを信頼できる差出人のリストに追加して、ユーザーが SAP Concur からメールを受信できるようにする必要があります

ここで説明する問題は、はじめは Concur Expense を使用する会社のみに影響がありました。1 月以降は、その他の SAP Concur サービス (Concur Travel や Concur Pay など) からのメールが新しいメール インフラストラクチャに移行します。

その他のサービスは引き続き追加されます。追加の変更のタイミングに関する詳細については、リリース ノートを確認してください。

ファイル転送 SSH プロトコル: セキュアでない SSH プロトコル アルゴリズム/暗号のサポート終了

SAP Concur では、以下のセキュアでない SSH プロトコル アルゴリズム/暗号がサポートされなくなります。

  • (鍵交換) diffie-hellman-group-exchange-sha1

  • (暗号化) aes128-cbc

  • (暗号化) aes192-cbc

  • (暗号化) aes256-cbc

  • (メッセージ認証コード) hmac-md5

  • (メッセージ認証コード) hmac-sha1-96

  • (メッセージ認証コード) hmac-md5-96

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

  • st-eu.concursolutions.com

  • st-cge.concursolutions.com

  • st-cge-dr.concursolutions.com

  • vs.concurcdc.cn

サポートが必要な場合は、SAP Concur サポートに連絡してください。

この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。

SAP Concur サポート問合せ権限保持者の画面共有

SAP Concur サポートで、同時ブラウズ機能 (すべてのサポート問合せ権限の保持者 (ASC) が利用できる画面共有アプリケーション) が実装されます。

画面を共有することによって、多くの場合、問題の説明や理解がしやすくなり、より迅速な解決が可能となるため、ASC と SAP Concur サポートにとって時間の節約となります。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2019 年 8 月: 共通の計画変更 Standard Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

認証

**計画変更** Strong Customer Authentication (欧州出張の直接接続)

2019 年 9 月 14 日より、Strong Customer Authentication (SCA) と呼ばれる新しい欧州規制が Concur Travel に影響を及ぼします。SCA は、不正行為を減らし、オンライン支払のセキュリティを強化することを目的としています。

SCA を使用すると、手配者/出張者が欧州連合 (EU) の居住者で、ヨーロッパの直接接続 (Travelfusion など) から個人のクレジット カードを使用して買い物を行う場合に、追加の詳細が必要となります。この変更は、フライト、ホテル、および鉄道の購入に影響することがあります。カードは即時支払ではなく、予約のために使用されるため、車両およびリムジンには影響しません。SAP Concur は、API の変更が必要かどうかを把握するためにヨーロッパの直接接続パートナーと協力しています。

フライト

**計画変更** Air Canada の直接接続廃止および Travelfusion への移行

Air Canada の PSS 移行の導入により、SAP Concur は Travelfusion を使用して最新の技術を活用し、強化されて安定したスケーラブルなユーザー エクスペリエンスを提供することができます。その結果、Air Canada の出張者は、現在 Travelfusion を使用している世界中の SAP Concur のお客様がすでに利用しているものと同様の、高品質の直接接続エクスペリエンスを利用できるようになります。

GDS から Air Canada コンテンツを利用しているお客様のエクスペリエンスに変化はありません。現在 Air Canada (AC) コンテンツを AC DC から利用しているお客様は、GDS から利用するか、Travelfusion から AC コンテンツを有効にするかを選択できます。

Air Canada は、2019 年 9 月のリリースより、Travelfusion を介して利用できるようになります。

Air Canada の直接接続 (AC DC) は、2019 年 10 月 31 日より利用できなくなります。

**計画変更** Travelport ブランド運賃 - 完全なサポート

2017 年の初め、SAP Concur は、Apollo、Galileo、および Worldspan のすべてのお客様に対する単純なブランド運賃のサポートを発表しました。構成を変更する必要はありません。

2017 年 7 月のリリースで、SAP Concur は、Apollo および Galileo の複雑なブランド スキームに対して、ブランド運賃コンテンツを提供する仮ソリューションのサポートを発表しました。SAP Concur は、技術的制限により、この仮ソリューションを Worldspan に拡張することはできませんでした。

複雑なブランド運賃の仮ソリューションでは、旅行会社でいくつかの操作上の変更が必要となるため、これは構成可能な機能です。操作の複雑さのため、SAP Concur は、この機能を特定の航空会社に制限しています。

SAP Concur は、すべての Travelport のお客様に真のブランド運賃サポートを提供できるように、Travelport と協力して開発を行っています。特に、この開発により、Concur Travel が運賃を GDS PNR に保存する方法が変更されます。運賃の保存には、ブランド運賃航空会社のブランド種別が含まれます。この機能は、数カ月以内にリリースされる予定です。

この機能の一部として、SAP Concur は、旅程に対する追加のブランド運賃 (アップセル運賃) も要求します。この機能では、新しい運賃の保存を使用する必要がないため、お客様は、この機能の SAP Concur のパイロットの一部として、運賃の保存の変更がリリースされる前にこの動作を確認できる場合があります。このパイロットへの参加に興味のあるお客様は、代理店代行パートナーや SAP Concur サポートに連絡することをお奨めします。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。