2017 年 9 月 Analysis/Intelligence Standard Edition 管理サマリー
最終更新日: 2017 年 9 月 15 日
モデルの変更
新しいフィールド: 領収書イメージ ID および作成済ソースこのリリースには、モバイルに関連する経費の新しいフィールドがあります。
説明: これらの新しいフィールドでは、モバイル生成領収書イメージの ID および領収書イメージがモバイルまたは Web から取得されるかどうかについてレポートすることができます。
新しいモバイル関連のフィールドは、以下のフォルダにあります。
- [経費] > [経費精算レポート] > [モバイル クイック経費エントリ]
- [経費] > [経費精算レポート] > [エントリ情報] > [追加のエントリ詳細]
このリリースより、構成および経費の Cognos モデルで以前に利用できたフィールドが新たに追加されます。
説明: [システム レコード フラグ]、[ポリシー名]、および [アクティブ フラグ キー] フィールドは旧 Cognos モデルで利用できていたもので、現在の Cognos モデルでも利用可能になりました。
新しいフィールドは、以下のフォルダにあります。
- [経費] > [リスト] > [従業員情報] > [キー]
- [構成] > [経費タイプ、カテゴリ、支払タイプ] > [経費タイプ]
- [構成] > [ポリシー] > [請求書ポリシー]
翻訳の変更
オランダ語、イタリア語、韓国語、およびスウェーデン語で利用可能な追加レポート6 月のリリースでは、Analysis/Intelligence のレポート、モデル、およびアーカイブで、オランダ語、イタリア語、韓国語、およびスウェーデン語のサポートが追加されました。
6 月のリリースの一部として、Analysis のお客様用の [分析 - 標準レポート] フォルダおよび Intelligence のお客様用の [インテリジェンス - 標準レポート] フォルダのほとんどのレポートが、コンテンツ言語をオランダ語、イタリア語、韓国語、またはスウェーデン語 (もしくはそのすべて) に設定しているユーザーに対して、オランダ語、イタリア語、韓国語、およびスウェーデン語で提供されました。
9 月のリリースにより、[分析 - 標準レポート] フォルダ内の以下のレポートが、オランダ語、イタリア語、韓国語、およびスウェーデン語で提供されます。
- [会社請求カード] > [会社請求取引の突合 (カレンダー月)]
- [会社請求カード] > [会社請求取引の突合 - 詳細 (カレンダー月)]
- [請求書] > [同席者のサマリー]
- [請求書] > [請求書税調整レポート]
- [請求書] > [支払方法および実行]
9 月のリリースにより、[インテリジェンス - 標準レポート] フォルダ内の以下のレポートが、オランダ語、イタリア語、韓国語、およびスウェーデン語で提供されます。
- [会社請求カード] > [会社請求取引の突合 (カレンダー月)]
- [会社請求カード] > [会社請求取引の突合 - 詳細 (カレンダー月)]
- [請求書] > [同席者のサマリー]
- [請求書] > [請求書税調整レポート]
- [請求書] > [支払方法および実行]
- [請求書] > [上位の請求書支払先支出 - 詳細]
- [Persona ダッシュボード] > [部門マネージャー概要] > [詳細レポート] > [従業員詳細別の規定外フラグ]
- [Persona ダッシュボード] > [出費管理概要] > [詳細レポート] > [現金経費取引詳細]
- [Persona ダッシュボード] > [出費管理概要] > [詳細レポート] > [私的取引詳細]
まだ翻訳されていないレポート
Analysis のお客様用の [分析 - 標準レポート] フォルダおよび Intelligence のお客様用の [インテリジェンス - 標準レポート] フォルダの一部のレポートは、まだオランダ語、イタリア語、韓国語、およびスウェーデン語で提供されていません。Concur では、これらのレポートの翻訳を今後のリリースで完了する予定です。
これらのレポートが翻訳されるまで、レポートは引き続き米国英語で表示されます。
詳細情報
Cognos での言語設定の詳細については、Analysis/Intelligence の翻訳ファクトシートを参照してください。
レポートの変更
Microsoft Excel への円グラフのエクスポートCognos バージョン 10.2.1 では、一部のレポートの円グラフが、レポートが Microsoft Excel にエクスポートされる際に正しく描画されませんでした。円グラフの情報が正しくエクスポートされるように、円グラフは以下のレポートから削除され、これまで円グラフに含まれていた情報は棒グラフで表示されるようになりました。
- [分析 - 標準レポート] > [管理] > [経費および出張の概要]
- [インテリジェンス - 標準レポート] > [管理] > [経費および出張の概要]
- [インテリジェンス - 標準レポート] > [請求書] > [請求書ブリーフィング サマリー]
- [インテリジェンス - 標準レポート] > [支出] > [エグゼクティブ ブリーフィング サマリー]
経費および出張の概要
[古くなった経費精算レポート承認] セクションの円グラフは棒グラフとなり、[航空付帯運賃合計] セクションの円グラフは棒グラフになりました。
請求書ブリーフィング サマリー
[経費タイプ別の請求書支出合計] セクションの円グラフは棒グラフになりました。
エグゼクティブ ブリーフィング サマリー
[経費タイプ別の合計支出] セクションの円グラフは棒グラフになりました。
その他の変更点
拡張された会計カレンダーに関する追加情報8 月のリリースで、Concur は Analysis/Intelligence の拡張された会計カレンダーをリリースしました。以下の日付範囲内に会計年度データまたは予算に行われた変更は、拡張された会計カレンダーおよび予算導入には移行されてない場合があることに注意してください。移行されなかった変更は、再入力する必要があります。
- EMEA: 2017 年 8 月 10 日から 2017 年 8 月 19 日
- US: 2017 年 8 月 14 日から 2017 年 8 月 19 日
会計年度データまたは予算の変更がユーザー インターフェイスに表示される場合、すべてのデータは適切に移行されており、変更を再入力する必要はありません。
また、拡張された会計カレンダー拡張の一部として数々のモデル変更が行われました。これらのモデル変更には、[年の名前] フィールド ([経費] > [リスト] > [従業員の予算]) などの新しい [年の名前] フィールドを追加すること、および[年] フィールド ([経費] > [リスト] > [従業員の予算]) などの既存の [年] フィールドをキー フィールドへ変更することが含まれます。影響を受ける [会計年度] と [会計年度の名前] フィールドの完全なリストは、このトピックの拡張された会計カレンダーの会計年度フィールドのモデル変更に一覧表示されます。
[年] フィールドをレポートで表示列として使用するカスタム レポートでは、[年] フィールドをフィールドの新しい [年の名前] バージョンで置き換える必要があります。拡張された会計カレンダーのリリースによって、[年] フィールドはキー フィールドとなり、[年] フィールドの年の値はキー値に変換されるため、[年] フィールドをレポートで表示する意味はなくなる可能性があります。
たとえば、8 月のリリース前では、[年] フィールドには 2016、 2017、または 2018 など年の値が含まれており、モデルに追加された新しい [年の名前] フィールドは空白でした。8 月のリリース後には、[年] フィールドはキー フィールドとなり、フィールドの年の値は 2、3、または 4 などのキー値に変換され、新しい [年の名前] フィールドには 2016、2017、または 2018 など、お客様が会計年度の入力時に指定した年の名前が入力されます。
フィルター計算における会計年度の例
シナリオ: 2018 年は会社の現会計年度であり、会社は [会計年度] フィールドを前年 (2017) のデータを取得するためにフィルター計算で使用しています。
会計変更のリリース前には、レポートのフィルターは以下のようであった可能性があります。
[会計年度]=([現在の日付会計年度] - 1)
この計算では、結果として 2017 が返されます。
会計変更のリリース後では、[会計年度] フィールドは意味のないキー値であるため、この計算は不正確な結果をもたらします。
例:
[会計年度] フィールド値が 1 である場合は、1-1 = 0。キーが 0 である年は存在しないため、レポートの結果は発生しません。
この問題を解決するために、フィルターの [会計年度] フィールドを [会計年度の名前] フィールドに置き換える必要があります。
[会計年度の名前]=([現在の日付会計年度名] - 1)
フィルターを更新すると、会計年度に対し正しい結果が計算されます。フィルターの更新によって、2017 会計年度の結果が表示されます。
レポートの会計年度の例
シナリオ: 会社では [会計年度] フィールドが、レポートのグラフまたはグリッドで表示項目として使用されています。
会計変更のリリース後には、[会計年度] フィールドは意味のないキー値であるため、[会計年度] を使用するレポートには、会計年度の代わりに新しいキー値が表示されます。
レポートで実際の会計年度の名前を表示するには、レポートで [会計年度] フィールドは [会計年度の名前] フィールドに置き換えられる必要があります。
**重要** [年の名前] フィールドのベスト プラクティス
[年の名前] フィールド値は、経費管理者が会計カレンダー年度を [レポート構成] の [会計カレンダー] タブで追加または変更する際に、[会計年度の名前] フィールドに入力した会計年度の名前です。[会計年度の名前] フィールドには FY2017 または 会計年度 2017 のように、任意のテキストを入力することができます。管理者は、会社のレポートで表示する名前と同じように、会計年度の名前を入力する必要があります。
たとえば、"前年” のレポートのように、会社で計算に [年の名前] フィールドを使用する場合、管理者は [会計年度の名前] フィールドの会計年度の名前に 2017 のように年の数値を入力する必要があります。
拡張された会計カレンダーの会計年度フィールドのモデル変更
8 月のリリースでの拡張された会計カレンダーのリリースによって、以下の [年] フィールドはキー フィールドに変更され、新しい [年の名前] フィールド バージョンがモデルの [年] フィールドと同じフォルダに位置しています。
- 最初の提出会計年度 ([経費] > [経費精算レポート] > [レポート日とステータス] > [最初の提出日属性])
- 最初の承認会計年度 ([経費] > [経費精算レポート] > [レポート日とステータス] > [最初の承認日属性])
- 会計年度 ([経費] > [経費精算レポート] > [レポート日とステータス] > [支払送信日の属性])
- 支払会計年度 ([経費] > [経費精算レポート] > [レポート日とステータス] > [支払日属性])
- 現在の日付会計年度 ([経費] > [経費精算レポート] > [レポート日とステータス] > [現在の日付属性])
- 取引会計年度 ([経費] > [経費精算レポート] > [エントリ情報] > [取引日属性])
- 年 ([経費] > [リスト] > [従業員の予算])
- 現在の日付会計年度 ([請求書] > [支払申請の日付とステータス] > [現在の日付属性])
- 会計年度 ([請求書] > [支払申請の日付とステータス] > [請求日の属性])
- 最初の提出会計年度 ([請求書] > [支払申請の日付とステータス] > [最初の提出日属性])
- 支払処理会計年度 ([請求書] > [支払申請の日付とステータス] > [支払処理日の属性])
- 会計年度 ([出張] > [予約およびチケットの日付] > [開始日属性])
- 購入会計年度 ([出張] > [予約およびチケットの日付] > [購入日属性])
8 月のリリースでの拡張された会計カレンダーのリリースによって、以下の [年] フィールドはキー フィールドに変更されましたが、これらのフィールドには対応する [年の名前] フィールドがまだありません。対応する [会計年度の名前] フィールドの追加は 10 月のリリースを目標にしています。
- 会計年度 ([経費] > [リスト] > [日付])
- 会計年度 ([請求書] > [リスト] > [日付])
- 会計年度 ([出張] > [リスト] > [日付])
- 会計年度 ([会議] > [会議] > [会議開始日属性])
拡張された会計カレンダーの詳細については、8 月の Analysis/Intelligence リリース ノートの拡張された会計カレンダー リリース ノート、および、共有: Reporting Configuration Setup Guide (Professional) (英語のみ) または共有: Reporting Configuration Setup Guide for Concur Standard Edition (Standard) (英語のみ) を参照してください。
Intelligence Extract サービス ファイルの命名規則これまでは、データ ダンプ抽出ジョブで生成されたファイルは、命名規則、dd_<entitycode>_DataDump_yyyy_MM_dd.zip を使用して作成されていました。これはファイル名が重複する場合がありました。このリリースでは、データ ダンプ抽出ジョブで生成されたファイルには、各ファイル名が一意であるように日付と時刻のスタンプの両方が含まれるようになります。新しい命名規則は、dd_<entitycode>_DataDump_yyyy_MM_dd.hh-mm-ss.zip です。
計画変更
このセクションの項目は、今後のリリースを予定しています。Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
モデルの変更: **計画変更** [現在の日付全四半期] フィールドは削除予定今後のリリースでは、[現在の日付全四半期] フィールドは Cognos モデルから削除されます。
説明: [現在の日付全四半期] フィールドは、各四半期の金額にかかわらず、レポートを作成する際にすべての四半期を表示するために使用されます。このフィールドは、必要なくなったため、モデルから削除されます。このデータ項目は Standard Report で Concur に使用されるために作成され、クライアントによる表示が可能ですが、クライアント作成のレポートでの使用は意図されていませんでした。
モデルから削除される [現在の日付全四半期] フィールドは、以下のフォルダにあります。
- [経費] > [経費精算レポート] > [レポート日とステータス] > [キー] > [内部用]
- [請求書] > [支払申請の日付とステータス] > [キー] > [内部用]
部門マネージャー概要ダッシュボードの平均支出セクションから、会社の平均が削除されます。
これまで数カ月にわたり、近日中に会計カレンダーがサポートされることを発表してきました。非常にご要望の多かったこの機能がご利用いただけるようになります。すぐにこの機能をリリースできるようにするために、平均支出測定基準の下にある、部門の平均支出と自部門以外の平均支出との比較を削除することを決定しました。この決定は、会計年度サポートによるメリットと、部門マネージャーが自部門以外と平均支出を比較できることのメリットについて、十分に比較検討したうえで行いました。
Concur では、部門マネージャー概要ダッシュボードに対するこの更新を、10 月のリリースで予定しています。
表示項目
支出カテゴリーごとの会社平均と部門平均の比較は、[平均支出] セクションで計算または表示されなくなります。
これまで
会社平均比較結果は、各支出カテゴリーの下に表示されます。
今後
部門平均のみが支出カテゴリーごとに表示されます。
ダッシュボードの場所
部門マネージャー概要ダッシュボードは、Persona ダッシュボードの [クイック アクセス メニュー] ページから [部門マネージャー] をクリックしてアクセスできます。
Persona ダッシュボードは以下のフォルダにあります。
- [インテリジェンス - 標準レポート] > [Persona ダッシュボード]
部門マネージャー概要ダッシュボードは以下のフォルダにあります。
- [インテリジェンス - 標準レポート] > [Persona ダッシュボード] > [部門マネージャー概要]
部門マネージャー概要ダッシュボードの詳細については、Chapter 16: Folder – Persona Dashboards (Standard Reports by Folder ガイド) を参照してください。
レポートの変更: **計画変更** Persona ダッシュボード: 部門マネージャー概要 (Intelligence)拡張された会計カレンダーのリリースによって、Concur は部門マネージャー概要ダッシュボードを拡張し、会社の会計年度と一致するように計画しています。また、この機会を利用して、大量のデータ セット全体のレポートを行う際のダッシュボードのパフォーマンスを最適化し、ダッシュボードが電子メールで送信される際のダッシュボードの表示を改善します。
これを最良の形で達成するため、Concur では現在のダッシュボードを 2 つの部門マネージャー概要ダッシュボードに分割します。1 つのダッシュボードは現在の [支出] タブ用、もう 1 つは現在の [経費精算レポート] タブ用です。両方のダッシュボードとも会計年度をサポートします。
今後のリリース ノートに追加の情報が提供される予定です。
その他の変更: **計画変更** ヨーロッパ向け In-Product Messaging (IPM)長期にわたり、Concur 製品内の In-Product Messaging (IPM) が米国のお客様向けに提供されています。
各 US ユーザーに提供されるメッセージングは、有名な US ベースの ”推奨” エンジンにより提供されるデータに基づいています。ただし、そのエンジンは、より厳しい欧州連合 (EU) の法律には完全には適合しません。そのため、EU の法律を遵守する取り組みとして、Concur は独自の推奨エンジンを In-Product Messaging システム向けに開発しました。
EU の早期アクセスのお客様には、この機能が有効になる前に Concur の担当者より連絡を差し上げます。60 日後に、この機能は EU のその他すべてのお客様に対し有効になります。また、新しいシステムは Concur のお客様により優れた IPM エクスペリエンスを提供するため、US のお客様もこの新しいシステムをまもなく使用することになります。
US ユーザー向けには現在と同様、メッセージのコンテンツ、タイミング、場所、および頻度がすべて、各メッセージ キャンペーン、および各会社および各ユーザーの特性により定義されます。
お客様通知
Concur Non-Affiliated Subprocessors「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。