2020 年 1 月 Request Standard Edition 管理サマリー
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リリース ノート サマリー
Request
**進行中** 認証: HMAC の SSO セルフサービスへの移行開始サポートの終了これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。
SAP Concur はまもなく、SSO オプションとしてのハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) を削除する廃止プロセスを開始します。HMAC の代替サービスは SAML SSO です。このサービスの設定はセルフサービス方式となります。お客様の管理者は SAP Concur 内でこの設定にアクセスして SAML 接続を完了します。
現在 HMAC を使用しているお客様の場合、リリースされ次第 SSO セルフサービス ツールに移行することをお奨めします (2020 年第 1 四半期を予定)。この新しい SSO セルフサービス ツールにより、複数のポータル (アイデンティティ プロバイダ) を追加できるようになります。
HMAC の廃止は、以下の 2 つのフェーズで行われます。
フェーズ I:
- お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) またはカスタム SAML 2.0 ソリューションを保有している必要があります。
- お客様が、新しい SSO セルフサービス ツールのテストを開始します。
- お客様が、新しい SSO セルフサービス ツール (2020 年 第 1 四半期リリース予定) を使用する新規従業員に対するオンボーディングを準備します。
- SSO ツールを使用できるようになると、リリース ノートでお客様に HMAC の正式な廃止日が通知されます。正式な廃止日以降は、HMAC を使用して新規クライアントをオンボーディングすることはできません。新規クライアントは、新しい SSO セルフサービス ツールを使用してオンボーディングする必要があります。
- HMAC を使用している既存のクライアントを新しい SSO セルフサービス ツールを使用して移行する必要があります。
フェーズ II:
- お客様は、引き続き新しい SSO セルフサービス ツールへの既存の HMAC クライアントの移行を進めます。
- HMAC から新しい SSO セルフサービス ツールへの移行がすべて完了したら、HMAC サービスをシャットダウンします。フェーズ II の終了は 2020 年中頃を予定しています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
その他
Concur Open および Personalized Concur Open に対する変更 (12 月 19 日)12 月 19 日に、Concur Open および Personalized Concur Open にいくつかの変更が加えられました。
- 購読サービス: サービス ステータスの通知に関するメールおよび RSS の購読は、Personalized Concur Open を介してのみ使用することができ、お客様の組織に固有のサービス問題が表示されます。SAP Concur のお客様を対象とした、現在の Concur Open の購読は、Personalized Concur Open に移行されます。
- 通知メールの "差出人" のアドレス: 通知メールのアドレスが、openupdates@concur.com から ConcurOpenUpdates@sap.com に更新されています。お客様は、@sap.com ドメインを信頼できる差出人のリストに追加していること、およびユーザーが個人のメール受信ボックス ルールを更新していることを確認する必要があります。
- [Root Cause Analysis (根本的原因分析)] レポート: 各インシデントの後、先行 RCA レポートが公開され、その後、より詳細な分析と是正措置を含む最終 RCA レポートが公開されます。どちらのレポートも Personalized Concur Open のみでの公開となります。
- サービスの利用可能性ステータス: お客様への影響がより的確に反映されるように、[Performance Issue (パフォーマンス上の問題)] アイコンおよび [Partial Performance Issue (部分的なパフォーマンス上の問題)] アイコンが Concur Open および Personalized Concur Open から削除されました。
業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更によって、お客様に関するより適切な情報が提供される一方で、お客様以外でも入手できる情報の一部が削除されます。
セキュリティ拡張
TLS v 1.1 暗号化プロトコルに対するサポートの終了 (2020 年 1 月 30 日)SAP Concur は、TLS (Transport Layer Security) 暗号化プロトコルのバージョン 1.1 のサポート サイクルの終了を発表しています。よりセキュアな TLS のバージョン 1.2 のサポートは継続されます。その背景には、TLS プロトコルにより、電話またはコンピュータとクラウドベース サービス間のセキュアな双方向通信が可能になったことが挙げられます。
この変更は 2020 年 1 月 30 日に行われます。
業務目的/お客様にとってのメリット: SAP Concur は、お客様のセキュリティと、よりセキュアで新しい TLS のバージョン 1.2 へのアップグレードのしやすさについて慎重に検討したうえで、このステップを実行します。この TLS v 1.1 のサポート終了計画により、お客様は TLS v 1.2 を使用して、安全かつよりセキュアな方法で SAP Concur ソリューションと通信できるようになります。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
NextGen (次世代) Request
**計画変更** Concur Request エンド ユーザーの新しいユーザー インターフェイスSAP Concur では、製品の一貫性のある改善に力を注いでいます。それらは提供する機能だけでなく、それらの機能を使用するエクスペリエンスについても言えます。ユーザーが技術にどのようにかかわるかは、ニーズおよび期待とともに経時的に変わります。SAP Concur は、常にお客様の声を聞き、ユーザー エクスペリエンスをどのように改善できるかについてのフィードバックを求めています。
NextGen Request は SAP Concur ユーザー エクスペリエンスの継続的な進化です。これは、広範囲に及ぶユーザー調査およびデータ分析を行うことで構築されています。680 回もの 1 対 1 の対話、58 のユーザビリティ研究、3,000 を超える調査回答、毎月 13 億回ものユーザー アクションが行われました。
お客様は決められたカットオーバーよりも前に、NextGen Request をプレビューしてオプトインできるようになります。
業務目的/お客様にとってのメリット: 次世代の Concur Request ユーザー インターフェイスは、最新かつ一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、UI が拡張されるだけでなく、お客様の変化するニーズを満たすために、SAP Concur がお客様のご要望により迅速に対応できるようにもなります。
SAP Concur のプラットフォーム
**計画変更** Concur Request API v4SAP Concur はまもなくお客様とパートナーのために Concur Request v4 API をリリースします。v4 のリリースは 2020 年 2 月を目標としています。
v4 では、既存の Request エンドポイントで大幅な拡張が行われ、お客様またはパートナー (もしくはその両方) が Concur Request と連携して以下を実行するための機能が提供されます。
- 既存の申請のリストの取得
- 既存の申請の詳細情報の取得
- 既存の申請の作成、読取、更新、または削除
- 以下の利用可能なアクションのいずれかを使用して、承認フローを通じて既存の申請を移動します。提出、承認、撤回、キャンセル、終了、または再オープン
- 申請に添付された想定経費 (出張セグメントを含む) のリストの取得
- 申請の想定経費の作成、読取、更新、または削除
- 旅行会社のオフィスの情報の取得
- 指定されたユーザーに対する有効な申請ポリシーのリストの取得
背景
SAP は、エンドツーエンドの統合を簡素化するため、引き続き API およびツールに重点を置いて投資を行っています。
SAP Concur では、オープンなエコシステムによってお客様の視野が拡大すると強く信じています。オープンなエコシステムによって、内部システム、支出、およびパートナー データを動的が接続されて、事業を発展させることができる強力な洞察が得られます。
上記の機能を調べ、次のようないくつかの既存プロセスがこの API によってどのくらい簡易化されるかを確認してください。
- 人事システムで承認されたオフサイト トレーニングに対する Concur 出張申請の自動作成
- 社内ポータルの "Manager" ウィジェットへの承認待ちの事前申請の表示
権限
最新のセキュリティ保護された認証サービスと SAP Concur の新しい OAuth2 フレームワークに基づく Concur Request v4 API では、既存のユーザー レベル権限に加えて、会社レベル権限の権限の付与も管理します。お客様やパートナーは、1 つのトークン/権限を使用し、すべての会社ユーザーの代理で Request を操作できるようになります。
業務目的/お客様にとってのメリット: これらの拡張により、Request を含む SAP Concur のプラットフォームを使用する開発者向けの追加オプションおよび機能が提供されます。
**計画変更** 既存の Concur Request API (v1.0、v3.0、v3.1) のサポート終了今後のリリースでは、既存の Concur Request API (v1.0、v3.0、v3.1) が廃止される予定です。これらの API は、Concur Request v4 API で置き換えられます。
業務目的/お客様にとってのメリット: Concur Request API v1.0、v3.0 および v3.1 では、セキュリティのベスト プラクティスではない、Oauth2 標準を満たしていない前の認証方法のみがサポートされます。また、Concur Request API の以前のバージョンでは、申請の承認ワークフローでの移動や、カスタムのシンプルな接続済リスト フィールドの管理の可能性が制限されていました。これらの問題は、新しい Concur Request v4 API で解決されます。
さらに、SAP Concur は現在の Concur Request API と新しい Concur Request v4 API (ISO の互換性はなし) との間で後方互換性プロジェクトを実行して、前のバージョンで管理されたユース ケースのほとんどを Concur Request v4 API でも管理できるようにします。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書
月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Standard Edition からアクセスできます。