Concur Invoice Professional Edition 管理のヘルプ

2020 年 3 月 Expense Professional Edition 管理サマリー

初回投稿

リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Professional Edition のリリース ノートには、新機能 - Professional Edition からアクセスすることができます。

Concur Invoice

未提出請求書および未提出の発注請求書リスト ビューで列をカスタマイズ可能

請求書を作成できる Concur Invoice ユーザーが、[請求書] ページの [未提出請求書] および [未提出の発注請求書] リスト ビューの列を管理およびカスタマイズできるようになりました。この機能にアクセスするには、Invoice ユーザーは歯車アイコンをクリックします。これにより、[列の管理] ウィンドウが開きます。

ユーザーはここで、[未提出請求書] および [未提出の発注請求書] リスト ビューに表示する内容に応じて、[非表示] リストと [表示] リスト間でフィールドをドラッグ アンド ドロップできます。

[仕入先名][請求書番号][請求日] 列を削除すること (非表示にすること) はできません。Invoice ユーザーがこれらの列を削除しようとすると (非表示にしようとすると)、それを通知する警告メッセージが表示されます。

既定の列:

  • 請求書名

  • 支払先名

  • 請求書番号

  • 請求日

  • 合計

  • 最終コメント

  • 割り当てられた日

追加/削除できるその他の列:

  • 承認期日

  • 支払ステータス

  • 承認ステータス

  • カスタム 1 ~ 20

  • 発注番号

  • ポリシー名

  • 緊急チェックの実行

  • 支払請求受領日

  • 支払期間

  • 支払期日

  • 支払方法

  • 説明

  • 組織単位 1 ~ 6

検索可能な列:

  • 支払先名

  • 敬称

  • 発注一致のステータス

  • 合計

  • 請求書番号

  • 発注番号

[列の管理] ウィンドウ内の列に対する変更はすべて、[未提出請求書] および [未提出の発注請求書] のリスト ビューの両方に適用されます。

また、他のユーザーの代理として作業している間に列をカスタマイズする場合は、代理として作業しているユーザーのビューではなく、自分のビューのみをカスタマイズすることになります。

Invoice ユーザーが初めて [未提出請求書] または [未提出の発注請求書] リストビューにログインしたときに、この機能に関する情報を含む In-Product Messaging (IPM) が表示されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能は、最も重要なフィールドに対して列を追加できるようにすることで、請求書をレビューする際に、最初に作業する請求書を決定しやすくすることを目的としています。

発注

新しい所有者への発注の割り当てが可能

発注処理者ロールを持つユーザーが、発注 (PO) の所有者を変更できるようになりました。発注の詳細を表示する場合、または [発注を処理] ページから、新しい発注の所有者を割り当てることができます。新しい所有者は、[自分の購入申請] ページで自分に割り当てられている発注を表示し、以前の所有者と同じ方法で発注を管理できます。

発注を新しい所有者に割り当てるには、以下の基準を満たしている必要があります。

  • 発注は、SAP Concur で生成された発注である必要があります (インポートされた発注については、この機能を使用して再割り当てすることはできません)。

  • 新しい所有者は、有効な SAP Concur ユーザー アカウントを保有している必要があります。

  • 新しい所有者に対し、購入申請ユーザー ロールが割り当てられている必要があります。

  • 新しい所有者が、該当する発注に関連付けられているポリシーおよび支払先にアクセスできる必要があります。

業務目的/お客様にとってのメリット: 発注所有者がアクティブな SAP Concur ユーザーでなくなった場合、または発注の担当者でなくなった場合に、発注処理者は発注を管理する新しい所有者を割り当てて、発注に関連付けられた新しい請求書が新しい所有者に送信されるようにすることができます。

Invoice Capture

お客様による Concur 管理請求書バッチの処理が可能に (3月 27 日にリリース)

Concur 管理 Invoice Capture またはデュアルサポート (Concur 管理およびお客様管理 Invoice Capture) を使用しているお客様は、独自の請求書バッチを処理できるようになりました。お客様は [すべてのバッチ] ウィンドウで、請求書バッチを右クリックし、[確認を処理] を選択して [照合] ウィンドウで請求書バッチを開くことができます。このウィンドウで、請求書を処理することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、Concur 管理 Invoice Capture またはデュアルサポート (Concur 管理およびお客様管理 Invoice Capture) を使用しているお客様は、優先度の高い請求書バッチを処理できるようになります。

データ保持

[保留の管理およびユーザーの消去] の説明の更新 (4 月 3 日)

[管理] > [会社] > [データ保持] ページに表示される [保留の管理およびユーザーの消去] データ保持機能の説明が更新されました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、[データ保持管理者] ロールのあるユーザーが [ユーザー保留][保留解除]、および [ユーザー消去] の各ボタンを見つけることができる場所について、より正確な情報が提供されます。

認証

**進行中** HMAC の SSO セルフサービスへの移行開始サポートの終了

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

SAP Concur はまもなく、SSO オプションとしてのハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) を削除する廃止プロセスを開始します。HMAC の代替サービスは SAML SSO です。このサービスの設定はセルフサービス方式となります。お客様の管理者は SAP Concur 内でこの設定にアクセスして SAML 接続を完了します。

現在 HMAC を使用しているお客様の場合、リリースされ次第 SSO セルフサービス ツールに移行することをお奨めします (2020 年第 2 四半期を予定)。この新しい SSO セルフサービス ツールにより、複数のポータル (アイデンティティ プロバイダ) を追加できるようになります。

HMAC の廃止は、以下の 2 つのフェーズで行われます。

フェーズ I:

  • お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) またはカスタム SAML 2.0 ソリューションを保有している必要があります。

  • お客様が、新しい SSO セルフサービス ツールのテストを開始します。

  • Travel Management Companies (TMC) パートナーが、新しい SSO セルフサービス ツール (2020 年第 2 四半期リリース予定) を使用する SAP Concur の新しいお客様に対するオンボーディングを準備します。

  • SSO ツールを使用できるようになると、リリース ノートでお客様に HMAC の正式な廃止日が通知されます。正式な廃止日以降は、HMAC を使用して新規クライアントをオンボーディングすることはできません。新規クライアントは、新しい SSO セルフサービス ツールを使用してオンボーディングする必要があります。

  • HMAC を使用している既存のクライアントを新しい SSO セルフサービス ツールを使用して移行する必要があります。

フェーズ II:

  • Travel Management Company (TMC) パートナーは、引き続き既存の SAP Concur のお客様を HMAC サービスから新しい SSO セルフサービス ツールに移行します。

  • HMAC から新しい SSO セルフサービス ツールへの移行がすべて完了したら、HMAC サービスをシャットダウンします。フェーズ II の終了は 2020 年中頃を予定しています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

セキュリティ拡張

TLS v 1.1 暗号化プロトコルに対するサポートの終了

SAP Concur は、TLS (Transport Layer Security) 暗号化プロトコルのバージョン 1.1 のサポート サイクルの終了を発表しています。よりセキュアな TLS のバージョン 1.2 のサポートは継続されます。TLS プロトコルにより、電話またはコンピュータとクラウドベース サービス間のセキュアな双方向通信が可能になります。

TLS v.1.1 の接続は 2020 年 2 月 20 日より拒否されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: SAP Concur は、お客様のセキュリティと、よりセキュアで新しい TLS のバージョン 1.2 へのアップグレードのしやすさについて慎重に検討したうえで、このステップを実行しています。この TLS v 1.1 のサポート終了計画により、お客様は TLS v 1.2 を使用して、安全かつよりセキュアな方法で SAP Concur ソリューションと通信できるようになります。

ファイル転送の更新

**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行

このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。

SAP Concur は、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを、より効率的で安全な API を利用するファイル ルーティング プロセスに移行開始いたします。

従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2020 年終了までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。

  • 従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。

HTTPS プロトコルはファイル転送で許可されなくなる

このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加するお客様および支払先に対し、SAP Concur では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。

2020 年 2 月 24 日の午後 2 時 PST 以降、SAP Concur のファイル転送システムに接続すると HTTPS プロトコルは使用できなくなります。

  • 既存の HTTPS ファイル転送アカウントは、SSH キーによる SFTP に切り替える必要があります。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

  • st-eu.concursolutions.com

  • st-cge.concursolutions.com

  • st-cge-dr.concursolutions.com

  • vs.concursolutions.com

  • vs.concurcdc.cn

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。

その他

concursolutions.com の新しい SSL 証明書 (4 月 14 日)

製品とサービスの継続的なセキュリティを確保するため、SAP Concur は新しい concursolutions.com SSL 証明書を発行しました。

この期限切れの近い証明書をピン留めしているお客様は、2020 年 4 月 14 日よりも前に新しい証明書に更新する必要があります。ピン留めされた証明書が 2020 年 4 月 14 日よりも前に更新されない場合、組織およびユーザーは、SAP Concur の製品およびサービスを使用できなくなります。

証明書をピン留めしていないお客様の場合、新しい証明書に自動的に更新されるため、特に必要な対応はありません。ほとんどのお客様は証明書をピン留めしていません。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、製品およびサービスのセキュリティが継続的に確保されます。

一部の製品およびサービスが利用できない場合に表示されるホーム ページを変更 (3 月 20 日)

3 月下旬を目処に、ユーザーが SAP Concur にサインインした際に一部の製品やサービスを利用できない場合、ユーザーに表示される [ホーム] ページが変更されます。変更後のホーム ページからは、利用できる製品およびサービスにアクセスできます。

この改善の導入前は、一部使用できない製品やサービスがあるときにユーザーが SAP Concur にサインインしようとすると、503 (サービスが利用不可) というメッセージが表示され、ユーザーの [ホーム] ページにはアクセスできませんでした。そのため、すべてのサービスおよび製品が利用できるようになってから SAP Concur にサインインするまで、ユーザーは待機する必要がありました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、他に使用できない製品やサービスがある場合でも、利用可能な製品およびサービスを使用するタスクを完了することができるようになります。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 3 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

Invoice Pay

**計画変更** 小切手のセキュリティ拡張

今後のリリースでは、Invoice Pay で生成された小切手で、最新の業界標準に基づいたセキュリティ拡張が提供されます。

お客様は Salesforce チケットを作成してサンプル小切手を発注し、銀行でこの小切手を処理および確認することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、お客様が小切手を処理する際のセキュリティが強化されます。

発注

**計画変更** 終了した発注の発注処理者による再オープンが可能

今後のリリースでは、発注処理者ロールを持つユーザーは、終了した発注を再オープンできます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、お客様が小切手を処理する際のセキュリティが強化されます。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。