2020 年 2 月 Expense Professional Edition 管理サマリー
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リリース ノート サマリー
管理
経費同席者フォームでの連結リスト データ タイプの利用開始 - 撤回2019 年 11 月のリリース ノートでは、連結リスト データ タイプ機能が正式にリリースされる前に、経費同席者フォームでの連結リスト データ タイプの利用開始リリース ノートが誤って公開されました。この新機能は、今後リリースされる予定です。
連結リスト データ タイプ機能は、現在長期間のロードマップ上にある製品で計画されている今後の方向性の一環です。機能全体を正式にリリースする準備ができたら、この機能に関する追加情報を公開します。
この連結リスト機能は、一般に同席者レコードではサポートされず、従業員同席者 (SYSEMP) に非常に固有のユースケースでのみ使用できます。
認証
**進行中** HMAC の SSO セルフサービスへの移行開始サポートの終了SAP Concur はまもなく、SSO オプションとしてのハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) を削除する廃止プロセスを開始します。HMAC の代替サービスは SAML SSO です。このサービスの設定はセルフサービス方式となります。お客様の管理者は SAP Concur 内でこの設定にアクセスして SAML 接続を完了します。
現在 HMAC を使用しているお客様の場合、リリースされ次第 SSO セルフサービス ツールに移行することをお奨めします (2020 年第 1 四半期を予定)。この新しい SSO セルフサービス ツールにより、複数のポータル (アイデンティティ プロバイダ) を追加できるようになります。
HMAC の廃止は、以下の 2 つのフェーズで行われます。
フェーズ I:
お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) またはカスタム SAML 2.0 ソリューションを保有している必要があります。
お客様が、新しい SSO セルフサービス ツールのテストを開始します。
お客様が、新しい SSO セルフサービス ツール (2020 年 第 1 四半期リリース予定) を使用する新規従業員に対するオンボーディングを準備します。
SSO ツールを使用できるようになると、リリース ノートでお客様に HMAC の正式な廃止日が通知されます。正式な廃止日以降は、HMAC を使用して新規クライアントをオンボーディングすることはできません。新規クライアントは、新しい SSO セルフサービス ツールを使用してオンボーディングする必要があります。
HMAC を使用している既存のクライアントを新しい SSO セルフサービス ツールを使用して移行する必要があります。
フェーズ II:
お客様は、引き続き新しい SSO セルフサービス ツールへの既存の HMAC クライアントの移行を進めます。
HMAC から新しい SSO セルフサービス ツールへの移行がすべて完了したら、HMAC サービスをシャットダウンします。フェーズ II の終了は 2020 年中頃を予定しています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
カード
Amex 仮想カードのサポート (US および AU)新しい Amex 仮想カード ソリューションでは、金融取引データとともに取引支払データを GL 1025 American Express カード フィードにインポートできるようになりました。以前は、取引データが手動で入力されていました。
事前承認された特定のユーザー、支払額、および日付範囲に関連付けられた仮想口座番号を活用する。
不正行為に関する不安を減らし、経費管理を強化し、紙の小切手を最小限にする。
Concur Expense で自動的に更新された取引を確認して、支払処理を合理化し、手動による照合を減らす。
地域の考慮事項
この機能は、米国およびオーストラリアの新規のお客様と既存のお客様、および両国に配置されているお客様が使用できます。
要件
Concur Expense
専用のコーポレート カード フィード
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更によって、カード取引データのインポートが合理化され、手動によるデータ入力に関連するエラーが削減されます。
Visa VCF によるホテルおよびレンタカー取引の一致を拡張Visa Commercial Format (VCF) 4.0 および 4.4 の形式による Visa カード フィードを使用しているお客様のため、SAP Concur では、ホテルおよびレンタカー取引の一致機能が拡張されました。この変更により、[Employee ID from Passenger Specific Data (乗客固有データからの従業員 ID)] の既存の構成と新規の構成すべてが、取引タイプに応じて、自動的にホテルおよびレンタカー データのチェックにも適用されます。
この変更が機能に反映されるようにするため、[フィールド ラベルの構成対象ロッジ口座] ページのフィールド名が変更されました。[Employee ID from Passenger Specific Data (乗客固有データからの従業員 ID)] フィールドが、[Employee ID from Passenger Specific or Car Rental or Hotel Specific Data (乗客固有またはレンタカー/ホテル固有データからの従業員 ID)] という名称に変更されました。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、法人カード管理者による手動での従業員割当が必要となる、対象従業員の不明なロッジ取引の数が少なくなります。
非アクティブな経費タイプを使用した取引を会社請求の取引明細書に割り当てるすべてのカード取引 (非アクティブな経費タイプを使用したカード取引を含む) が自動的に会社請求の取引明細書 (CBS) レポートに追加されるようになります。この変更には、ポリシーで有効でない経費タイプも含まれます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更によって、すべてのカード取引が自動的に会社請求の取引明細書レポートに割り当てられるようになり、取引明細書ベースのカード プログラムが改善されます。
E-Receipt
Uber ユーザーに必要な再接続 (1 月 29 日)これらのリリース ノートの 2019 年 9 月バージョンに記載されているように、Uber では、SMTP または "メール経由の領収書イメージ"という古い接続方法が廃止される予定でした。2020 年 1 月 29 日付けで Uber および Concur Expense は、この接続方法を廃止しました。
業務目的/お客様にとってのメリット: 最近 Uber では、Concur Expense 統合がより強力な SAP Concur Receipts v4 API に更新されました。App Center 統合によって可用性とメリットが強化されたため、二次的な "メール経由の領収書イメージ" 接続は廃止されました。
ファイル転送の更新
HTTPS プロトコルはファイル転送で許可されなくなる (2 月 24 日)このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加するお客様および支払先に対し、SAP Concur では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。
2020 年 2 月 24 日の午後 2 時 PST 以降、SAP Concur のファイル転送システムに接続すると HTTPS プロトコルは使用できなくなります。
既存の HTTPS ファイル転送アカウントは、2020 年 2 月 24 日までに、SSH キー認証による SFTP に切り替える必要があります。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
st-cge.concursolutions.com
st-cge-dr.concursolutions.com
vs.concursolutions.com
vs.concurcdc.cn
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。
TLS v1.1 SSL プロトコルはファイル転送で許可されなくなる (2 月 10 日)このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加するお客様および支払先に対し、SAP Concur では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。
TLS 1.1 (Transport Layer Security) SSL プロトコルは SAP Concur のファイル転送システムの許可された一覧から削除されました。
これは FTPS および HTTPS ファイル転送プロトコルに関連しています。
HTTPS ファイル転送プロトコルは 2020 年 2 月 24 日以降、許可されません。現在 HTTPS を使用している場合は、キー認証による SFTP に移行することをお奨めします。
詳細については、この文書の HTTPS プロトコルはファイル転送で許可されなくなる (2020 年 2 月 24 日) のリリース ノートを参照してください。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
st-cge.concursolutions.com
st-cge-dr.concursolutions.com
vs.concursolutions.com
vs.concurcdc.cn
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。
NextGen (次世代) Expense
**進行中** Concur Expense エンド ユーザーのための新しいユーザー インターフェイス更新: お客様からのフィードバックに対応して活用し、円滑で正常な移行のための SAP Concur のコミットメントに合わせるために、次世代 Expense のための改訂された導入方針に取り組んでいます。
SAP Concur では、製品の一貫性のある改善に力を注いでいます。それらは提供する機能だけでなく、それらの機能を使用するエクスペリエンスについても言えます。ユーザーが技術にどのようにかかわるかは、ニーズおよび期待とともに経時的に変わります。SAP Concur は、常にお客様の声を聞き、ユーザー エクスペリエンスをどのように改善できるかについてのフィードバックを求めています。
NextGen Expense は SAP Concur ユーザー エクスペリエンスの継続的な進化です。これは、広範囲に及ぶユーザー調査およびデータ分析を行うことで構築されています。680 回もの 1 対 1 の対話、58 のユーザビリティ研究、3,000 を超える調査回答、毎月 13 億回ものユーザー アクションが行われました。
お客様は決められたカットオーバーよりも前に、NextGen Expense をプレビューしてオプトインできるようになります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この結果は次世代の Expense ユーザー インターフェイスで、現代的で一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、UI が拡張されるだけでなく、お客様の変化するニーズを満たすために、SAP Concur がお客様のご要望により迅速に対応できるようにもなります。
クイック経費
**進行中** クイック経費 v1 およびクイック経費 v3 の廃止2020 年 3 月 31 日で、クイック経費 v1 および クイック経費 v3 の API は廃止されます。現在ご使用のすべてのお客様は、できるだけ早くクイック経費 v4 に移行することをお奨めします。
定義および追加情報については、非推奨ポリシーを参照してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、2 つの旧式 API が削除されます。
セキュリティ拡張
印刷用レポート/請求書でのグラフィック関連サポートの終了 (1 月 31 日)お客様は、印刷用レポート (または印刷用請求書) 機能を使用して、メール送信、オンライン表示、または印刷された独自の経費精算レポート、請求書、および支払申請を設定およびカスタマイズすることができました。お客様はグラフィック (通常はロゴ) を追加することもできました。
2020 年 1 月 31 日より、セキュリティ要件を満たすため、SAP Concur では、印刷用レポート (または印刷用請求書) 機能を使用して設定されている経費精算レポート、請求書、および申請におけるあらゆる種類のグラフィックがサポートされなくなります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、SAP Concur のお客様のセキュリティが強化されます。
TLS v 1.1 暗号化プロトコルに対するサポートの終了 (2 月 20 日)SAP Concur は、TLS (Transport Layer Security) 暗号化プロトコルのバージョン 1.1 のサポート サイクルの終了を発表しています。よりセキュアな TLS のバージョン 1.2 のサポートは継続されます。その背景には、TLS プロトコルにより、電話またはコンピュータとクラウドベース サービス間のセキュアな双方向通信が可能になったことが挙げられます。
TLS v.1.1 の接続は 2020 年 2 月 20 日より拒否されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: SAP Concur は、お客様のセキュリティと、よりセキュアで新しい TLS のバージョン 1.2 へのアップグレードのしやすさについて慎重に検討したうえで、このステップを実行します。この TLS v 1.1 のサポート終了計画により、お客様は TLS v 1.2 を使用して、安全かつよりセキュアな方法で SAP Concur ソリューションと通信できるようになります。
ワークフロー
経費精算レポート ステータス変更メールのリンクの更新 (2 月 26 日)2 月最後のカレンダー週に、"経費精算レポート ステータス変更" のメール通知に、すでにログインしているユーザーの関連経費精算レポートに直接アクセスできるリンクが含まれるようになります。
まだログインしていないユーザーには、SAP Concur のログイン ページが表示されます。
メールの内容は変更されません。[レポートの表示] ボタンの宛先のみが更新されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、エンド ユーザーの利便性が向上します。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 2 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。
カード
**計画変更** Amex ビジネス カードの接続 (US)SAP Concur では、まもなく American Express (Amex) ビジネス カードの接続が提供されます。Amex ビジネス カードの直接接続機能により、お客様は Concur Expense で Amex ビジネス クレジット カードに接続できるようになります。
Amex ビジネス カード機能には、以下の機能が備わっています。
Amex から SAP Concur への取引の自動日次更新の提供 (Concur Expense ユーザーは、取引を更新するために Amex にサイン インする必要はありません)
SAP Concur 経費アシスタントとの互換性の提供
すべての補足カード取引を表示しなくても、第 1 カード所有者による取引の管理が可能
取引に対する代理およびプロキシ機能のサポート
外国取引を処理するための取引通貨の提供
利用可能な取引の表示の使用
標準レポートでの Concur Analytics の使用 (未提出取引を含む)
この機能は、2020 年第 1 四半期を予定しています。今後のリリースで、その他の国が追加される予定です。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、SAP Concur のお客様にビジネス カードの接続が提供されます。
ワークフロー
**計画変更** FAX で受信した領収書イメージに関する確認メールの廃止SAP Concur では、Concur Expense が FAX で領収書イメージを受信したかどうかをユーザーが確認するために現在提供されているメール メッセージが廃止されます。
このリリース ノートは、メール メッセージの廃止に関するものです。SAP Concur では、FAX で受信された領収書イメージを引き続きサポートします。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、SAP Concur は、最新の通信ツールを使用して情報を受信する代替方法にリソースを注力することができます。
財務統合
**計画変更** SAP Payroll 統合SAP Concur は、Concur Expense を SAP Payroll に接続するため、SAP との新しい統合を作成しました。この統合は、SAP ECC 、S/4HANA (オンプレミス)、または SAP S/4HANA Cloud 向けの SAP ICS (Integration with Concur Services) を基盤としており、お客様は財務計上を設定して利用している必要があります。この統合により、Concur Expense で対象となる給与計算伝票のポーリングが行われ、該当する伝票が処理のために SAP Payroll に取り込まれます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この統合により、お客様は財務統合を使用して、給与計算情報を Concur Expense Professional Edition から SAP Payroll に取り込むことができます。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書
月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。