Concur Invoice Professional Edition 管理のヘルプ

2020 年 11 月 Invoice Professional Edition 管理サマリー

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リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Professional Edition のリリース ノートには、新機能 - Professional Edition からアクセスすることができます。

Concur Invoice

サプライヤー ポータルの廃止 (10 月 19 日)

サプライヤー ポータル機能が廃止され、サプライヤーはこの機能を使用することができなくなります。

サプライヤー ポータルを使用することで、サプライヤーは請求書のステータス チェック、購入者の検索、直接連絡が必要な場合の購入者の連絡先情報の表示など、購入者 (Concur Invoice のお客様) とやり取りせずにセルフサービス タスクを実行することが可能でした。

サプライヤー ポータルの廃止後は、サプライヤーがサプライヤー ポータルにサインインすると、廃止に関するメッセージが送信されます。また、サプライヤーに招待リンクを送信しようとしたお客様にも、廃止に関するメッセージが送信されます。サプライヤー ポータルを使用中のお客様は、サプライヤー ポータルを使用中のサプライヤーに連絡し、購入者とのやり取りに関する代替手順の使用を伝えることが推奨されます。

Concur Invoice の進化とともに、SAP はお客様のビジネスニーズを満たす最善のソリューションを特定することに全力を尽くします。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能は、使用率が低いため廃止されます。

読み込み処理

[照合] ページにボタンとして表示される [PDF として開く] オプション

お客様が [照合] ページで請求書を PDF として開く場合、[アクション] > [PDF として開く] をクリックするのではなく、[PDF として開く] ボタンをクリックして、これを実行できるようになりました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、お客様が実行する必要があるクリック回数が削減され、請求書を開くのにかかる時間が短縮されます。

Invoice Pay

プロバイダ支払マネージャーの [開始日] および [終了日] フィールドを [日付範囲] フィールドで置換 (11 月 5 日)

[Provider Payment Summary (プロバイダ支払サマリー)] ページに表示されていた [開始日] および [終了日] フィールドが単一の [Select Date Range (日付範囲選択)] フィールドに置き換えられました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、[プロバイダ支払マネージャー] ページの整合性が向上します。

従業員のインポート

負の承認限度額に対する 720 と 710 の一致

レベル インポートを使用する承認権限者 (レコードタイプ 720) 形式では、すでに負の数値を受け入れている原価対象の承認者インポート (レコードタイプ 710) 形式と一致するように、フィールド 15 (承認限度額) で負の数値が受け入れられるようになりました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、機能の整合性が向上します。

セキュリティ

更新済: VIP の F5 クライアント SSL プロファイルにおける非セキュア プロトコルおよび暗号のサポート終了 (10 月 7 日)

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

10 月上旬、SAP Concur のネットワーク チームは、コンテンツ配信システムの設定により、以下に示す一覧内のプロトコルがしばらくの間ブロックされていたことに気付きました。

そのため、F5 クライアント SSL プロファイルを変更するというお客様への通知は不要でした。既存のプロファイルのこうした側面は実際には利用できなかったためです。SAP Concur では、強力なセキュリティプロファイルを維持するため、10 月 7 日に F5 クライアント SSL プロファイルも変更しました。

つまり、以下のプロトコルはすでにブロックされているため、お客様に及ぶ新たな影響はありませんでした。
  • SSL v2
  • SSL v3
  • TLS v1.0
  • TLS v1.1
  • 3DES 暗号スイート

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、製品およびサービスのセキュリティが継続的に確保されます。

悪意のあるドメインに関するアラート

悪意のあるドメインの可能性がある一覧については、以下の表を参照してください。この一覧は完全なものではなく、ドメイン名内に SAP Concur ソリューションのブランドから派生した不適切な用語を含み、不正である可能性が高いサイトの存在についての最初の警告として示しています。

悪意のあるドメイン
concursupport.com conchur.com congur.com concus.com
concurhr.com conbur.com conur.com concur.red
concurlogin.com soncur.com concur.one cconcur.com
concur.vip concue.com confur.com concur.social
conchr.com concut.com boncur.com concur.nz
concurr.com concur.ae concor.com oncur.com
concure.com conciur.com concur.me concuur.com
concura.com concur.is concur.digital cioncur.com
cooncur.com concur.consulting concar.com concur.solutions
concurl.com concur.tech concur.pro concurf.com
concurb.com concur.biz concur.gr cponcur.com
concurn.com concur.design concir.com concup.com
concuri.com cuncur.com cancur.com concru.com
concurs.com concur.cm voncur.com cpncur.com
concurz.com concur.cc concwr.com connectconcur.com
concuir.com concr.com comncur.com concur.jp
doncur.com concur.sk concur.ch colcur.com
conccur.com condur.com concur.so concer.com
concur.store concur.bz concur.be conaur.com
concur.az concur.by cencur.com coincur.com
cocur.com consur.com corcur.com cocnur.com

お客様が実行すべきこと

お客様は、SAP Concur ソリューションを使用する状況において、これらのドメインを回避する必要があります。一部のドメインは登録されている可能性がありますが、注意する必要があります。

業務目的/お客様にとってのメリット: このアラートにより、製品およびサービスのセキュリティが継続的に確保されます。

認証

シングル サインオン (SSO) セルフサービス オプション

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

SAP Concur は、11 月のリリースで、シングル サインオン (SSO) セルフサービス ツールを SAP Concur 製品に追加しています。この新しいツールにより、お客様は組織の SSO を SAP Concur のサポートなしで設定することができます。SSO は現在、Concur Expense、Concur Invoice、Concur Request、および Concur Travel でサポートされています。

SSO により、ユーザーは 1 つのログイン資格情報セットを使用して、複数のアプリケーションにアクセスすることができます。現在、SAP Concur には 2 つのサインイン方法があります。
  • ユーザー名とパスワード
  • アイデンティティプロバイダ (IdP) 認証情報による SSO (ユーザーの組織のユーザー ログイン認証情報など)

新しい SSO セルフサービス ツールは、最終的には既存の SSO 設定プロセスと置き換わり、これによってお客様が組織で SSO を実装できるようになります。すべてのユーザーが新しい SSO セルフサービス ツールに移行するまで、既存の SSO 設定プロセスと新しい SSO セルフサービス ツールの両方を使用できます。

新しい SSO セルフサービス ツールには、以下の機能が含まれています。
  • 組織で SSO を設定するためのセルフサービス オプション (この新機能は、すべてのお客様が自動的に使用できます)
  • SAML 2.0 に準拠し、最新の業界標準である新しい SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) サービス
  • プライバシーとセキュリティへの関心に対処するための暗号化された SAML アサーション
  • 会社レベルでの SSO の強制 (SSO をオプションとして選択する機能も使用できます)
  • 複数のアイデンティティ プロバイダ (IdP) メタデータをアップロードする機能
  • SAP Concur のサービス プロバイダ メタデータをダウンロードする機能

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、SAP Concur の新規のお客様に SSO を設定するセルフサービス オプションが提供されます。また、SSO を使用しており、最終的には新しい SAML v2 サービスに移行する必要がある既存のお客様にも、ユーザーの SSO を管理するためのオプションが提供されます。

**進行中** Director SAML サービスの非推奨化と SAML v2 への移行

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

Director SAML サービスのサポートは非推奨化されています。Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、Director SAML を現在使用中のお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行のサポートをまもなく開始する予定です。

Director SAML を現在使用中のお客様は、SAML V2 にできるだけ早く移行することが推奨されています。

Director SAML サービスに対するサポートの非推奨化は、以下の要件に基づいて行われます。
  • SAP Concur 技術者と TMC が、SAP Concur の既存のお客様に対し Director SAML サービスから SAML V2 への移行をサポートします。
  • Director SAML を現在使用中のすべてのお客様は、Director SAML から SAML V2 への移行を完了しておきます。
Director SAML から SAML V2 への移行は、以下の一般的なステップに従って行う必要があります。
  • お客様が SSO 管理者としての役割を果たす管理者を特定し、適切な権限/ロールを割り当てます。
  • SSO 管理者が SAP Concur 技術者との調整に基づき、SAP Concur SP メタデータを取得します。
  • SSO 管理者が IdP の SSO 設定を SP メタデータからの情報に基づいて実行します。
  • SSO 管理者が IdP メタデータを IdP から取得し、そのメタデータを SAP Concur 技術者に提供します。
  • SSO 管理者が複数のテスト ユーザーを追加し、新しい SSO 接続をテストします。
  • テストが成功したら、会社が SSO を SAP Concur ユーザーにロールアウトします。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

**進行中** HMAC の非推奨化と SAML v2 および SSO セルフサービス ツールへの移行

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されています。現在、Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、HMAC を使用するお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行をサポートしています。

2020 年 11 月に、SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介することなく SAML v2 接続を設定できるセルフサービス ツールを提供する予定です。

HMAC の非推奨化は、以下の 2 つのフェーズで行われます。

フェーズ I:
  • お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) または SAML 2.0 に準拠したカスタム ソリューションを保有している必要があります。
  • お客様が SAML v2 を使用して認証テストを開始します。
  • TMC が、SAP Concur の新しいお客様を SAML v2 にオンボーディングする準備を行います。
  • SSO セルフサービス ツールを使用できるようになると、リリース ノートでお客様に HMAC の正式な非推奨化日が通知されます。正式な非推奨化日以降は、HMAC を使用して新規のお客様をオンボーディングすることはできません。新規のお客様は、SAML v2 にオンボーディングする必要があります。
  • HMAC を使用している既存のお客様は、SAML v2 に移行する必要があります。
フェーズ II:
  • TMC が、SAP Concur の既存のお客様すべてを HMAC サービスから SAML v2 に移行完了します。
  • HMAC サービスが非推奨化されます。フェーズ II の終了は 2021 年中頃を予定しています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

ファイル転送の更新

お客様および支払先のファイル転送から 2 つの SSH 転送暗号のサポートを削除 (10 月 13 日)

このリリース ノートは、SAP Concur ソリューションを使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加するお客様および支払先に対し、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。

2020 年 10 月 13 日に、ファイル転送に対する以下の SSH 転送暗号のサポートが削除されました。
  • 3des-cbc
  • blowfish-cbc
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
  • st.concursolutions.com
  • st-eu.concursolutions.com

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。

**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行

このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。

SAP Concur では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を開始します。

従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2020 年終了までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。
  • 従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
  • st.concursolutions.com
  • st.concursolutions.com

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。

ユーザー インターフェイス

[国] ラベルの更新

ユーザー インターフェイスのインスタンス [国] は、[国/地域] に更新されています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、グローバル ユーザー エクスペリエンスが改善されます。

サポート問合せ権限の保持者

SAP Concur Support のオンライン スケジュール

SAP Concur Support では、サポート問合せ権限の保持者 (ASC) がサポート エンジニアとのミーティングをスケジュールできるオンライン スケジュール機能を実装しました。

業務目的/お客様にとってのメリット: オンライン スケジュールにより、ASC は、SAP Concur Support のエンジニアとのミーティングを容易にスケジュールすることができます。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 11 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

Concur Invoice

**計画変更** [請求書] ページの [購買へすべて送信済] リスト ビューからの Excel 形式でのダウンロード

今後のリリースでは、お客様は、[請求書] ページの [購買へすべて送信済] リスト ビューで [Excel としてダウンロード] リンクをクリックすることで、データをエクスポートできるようになります。

エクスポートできる項目の最大数はありませんが、エクスポートする項目が多いと、エクスポート プロセスに時間がかかる場合があります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様は請求書データを柔軟に処理できるようになります。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。