2021 年 3 月 Expense Professional Edition 管理サマリー
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リリース ノート サマリー
認証
**進行中** HMAC の非推奨化と SAML v2 および SSO セルフサービス ツールへの移行これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。
SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されています。現在、Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、HMAC を使用するお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行をサポートしています。
SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介さずに SAML v2 接続を設定できるようにするシングル サインオン セルフサービス オプションを提供します。
シングル サインオン セルフサービス オプションの詳細については、Shared: Single Sign-On Overview (英語のみ) および Shared: Single Sign-On Setup Guide (英語のみ) を参照してください。
HMAC の非推奨化は、以下の 2 つのフェーズで行われます。
フェーズ I:
お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) または SAML 2.0 に準拠したカスタム ソリューションを保有している必要があります。
お客様が SAML v2 を使用して認証テストを開始します。
TMC が、SAP Concur の新しいお客様を SAML v2 にオンボーディングする準備を行います。
リリース ノートでお客様に HMAC の正式な非推奨化日が通知されます。正式な非推奨化日以降は、HMAC を使用して新規のお客様をオンボーディングすることはできません。新規のお客様は、SAML v2 にオンボーディングする必要があります。
HMAC を使用している既存のお客様は、SAML v2 に移行する必要があります。
フェーズ II:
TMC が、SAP Concur の既存のお客様すべてを HMAC サービスから SAML v2 に移行完了します。
HMAC サービスが非推奨化されます。フェーズ II の終了は 2021 年中頃を予定しています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
カード
会社請求の取引明細書を新デザインの NextGen UI で利用可能これらの変更は、NextGen UI エクスペリエンスに含まれています。
このリリースでは、Concur Expense の NextGen UI に移行したお客様が、会社請求の取引明細書 (CBS) レポートにアクセスすることができます。CBS は新デザインで更新されており、購入カード所有者は、実行する必要があるタスクについて可視性と明確性を得ることができます。ユーザー インターフェイス (UI) は新しい要素およびメッセージングで改善された一方で、会社請求の取引明細書レポートを作成する基本機能は変わりません。
会社請求の取引明細書には、以下の拡張が含まれています。
[レポートに追加できる経費] からの取引明細レポートの手動作成
[レポートに追加できる経費] に表示される未割当の購入カード取引数の削減 (経費タイプが未定義の場合も含む)
[レポートに追加できる経費] の新しい [すべての経費] フィルターを使用した未割当の購入カード取引の可視性の改善 (すべての購入カードの表示を含む)
選択を単一レポートに移動できない場合にユーザーに通知するメッセージングの明確化
取引明細レポートを表示するための代理およびプロキシ ロールに対する機能
詳細については、NextGen UI for Concur Expense - End User Transition Guide (英語のみ) を参照してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、会社請求の取引明細書レポートを使用する既存のお客様は、Concur Expense の NextGen UI に移行して新しい拡張を利用することができます。
預金口座を 12 桁の口座番号に対して設定可能2021 年 1 月リリースでは、[新規カード口座の作成] ページの [口座番号] フィールドが更新され、12 桁以下の口座番号を設定できるようになりました。これまで、[口座番号] フィールドで設定できたのは 14 桁以上の口座番号のみでした。
この変更は、AirPlus によって会社アカウントから仮想カードが分離され、2021 年 3 月に新しい 12 桁の口座番号が導入されるために行われました。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、口座番号が 12 桁以下のロッジ口座を設定できるようになります。また、AirPlus のお客様のカード取引の処理が中断されなくなります。
Expense Pay - クラシック
(HKD) 香港向けの新規 e-DDA システムの採用SAP Concur の従来の [Expense Pay] ソリューションでは、香港ドル (HKD) の Electronic Direct Debit Authorization (E-DDA) プロセスをサポートするために必要な変更が行われました。
SAP Concur 処理銀行に送信される Direct Debit Authorization フォームを使用した提出には、一意の "債務者の参照" 番号が必要です。
この一意の参照番号は、SAP Concur 導入またはサポート リソースによって提供され、Concur Expense の [資金管理口座] ページの [顧客の参照番号] フィールドに表示されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更により、香港金融管理局 (HKMA) の要件の順守が維持されます。
ファイル転送の更新
**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。
SAP Concur では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を進めています。
従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2021 年 7 月 31 日までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。
従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。
ファイル転送用の期限付き PGP キーを利用可能 (1 月 15 日)SAP Concur ソリューションに転送されるファイルは、SAP Concur の公開 PGP キー concursolutionsrotate.asc を使用して暗号化する必要があります。
concursolutionsrotate.asc
キー ファイルはお客様のルート フォルダ内にあり
キー ID 40AC5D35
RSA 4096 ビット署名および暗号化サブキー
キーの有効期間は 2 年間
期限切れ前のキーの交換はお客様の責任で行う
次の期限日: 2022 年 9 月 4 日
SAP Concur では、お客様のルート フォルダ内にある現在の期限付き公開 PGP キーを、有効期限の 90 日前に交換する予定
SAP Concur の旧 PGP キー (キー ID D4D727C0) は、既存のお客様に対しては引き続きサポートされますが、将来的には非推奨化される予定です。
SAP Concur では、より安全な期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に使用することを強くお奨めします。より安全性の高い期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に容易に使用できるように、SAP Concur は 2021 年 1 月 15 日 (金) に既存のお客様のホーム フォルダにこのキーを追加しました。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
mft-us.concursolutions.com
vs.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
mft-eu.concursolutions.com
業務目的/お客様にとってのメリット: 期限付き公開 PGP キーは、ファイル転送の安全性を高めます。
ヘルプ メニュー
ヘルプ メニューに追加されたサービス説明ガイド リンクSAP Concur は、SAP Concur ホーム ページの [ヘルプ] メニューに [サービス説明ガイド] リンクを追加しました。この変更は、SAP Concur の法的要件に従って提供されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この更新によって、SAP Concur 製品内からサービス説明ガイドにアクセスできるようになります。
NextGen UI
**進行中** Concur Expense エンド ユーザーのユーザー インターフェイス (UI) の更新Concur Expense ソリューションのユーザー インターフェイス エクスペリエンスの継続的な進化は、経費精算レポートを作成および提出するための最新の直観的かつ合理的なエクスペリエンスを提供する思慮深い設計および調査の結果です。
Concur Expense のお客様は、強制的な移行よりも前に、NextGen UI をプレビューしてオプトインできるようになります。
業務目的/お客様にとってのメリット: 次世代の Concur Expense ユーザー インターフェイスは、最新かつ一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、ユーザー インターフェイスが拡張されるだけでなく、お客様の変化するニーズを満たすために、弊社がお客様のご要望により迅速に対応できるようにもなります。
ポリシー
経費精算レポート ヘッダーの出張手当オプションに対する新しい設定この変更は、Professional Edition のお客様向けの NextGen UI エクスペリエンスに含まれています。
NextGen UI を使用しているお客様は、新しいポリシー設定 [出張手当の無効化] を使用できます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、管理者は、各ポリシーでユーザーに出張手当の入力を求めるプロンプトを表示するかしないかを設定することができます。
ワークフロー
新規オプション: 承認権限者の自動割り当て[承認権限者の自動割り当て] というラベルの新しい設定 (有効化されている場合) により、ワークフロー内の許可されたすべての承認ステップが、[承認権限者] が割り当てられて事前に入力されます。
この新しい設定がない場合は、選択対象の承認権限者が複数存在するときに、レポートで次のワークフロー ステップに進めるためには、その前にユーザーが名前を選択する必要があります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この設定を使用すると、許可されたすべての承認ステップに、ユーザー アクションなしで、経費精算レポートの承認者が割り当てられます。ほとんどの組織では、通常はステップごとに 1 つの選択肢が存在するか、または資格のある少数の承認者が存在します。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2021 年 3 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。
今月の計画変更はありません。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書
月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。