Concur Invoice Professional Edition 管理のヘルプ

2019 年 5 月 Budget Professional Edition 管理サマリー

初回投稿

リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Professional Edition のリリース ノートには、新機能 - Professional Edition からアクセスすることができます。

すべての製品

監査ルール通知に対する新しい予算パラメータ

監査ルールがトリガされるときに、支出項目と照合される予算がお客様に表示されるように、SAP Concur ではお客様が予算のパラメータを挿入できる追加の通知が提供されています。それにより、お客様は特定の説明および所有者の予算が、たとえば、予算のしきい値を超えたことを通知するメッセージを画面上部で受信することができます。

以下の表には、利用できる予算パラメータが一覧表示されています。

ターミナル

説明

%BudgetName%

トリガされた監査ルールに応答する最初の予算の予算名。

%BudgetOwner%

最初に照合された予算項目の予算所有者。

%First3Budgets%

最初の 3 つの予算項目の予算名と予算所有者。

%BudgetCount%

照合された予算項目数。

%BudgetDescription%

予算ダッシュボードでユーザーに表示される予算表示名。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能によって、お客様はどの予算に問題があるか、および 1 つまたは複数の予算がしきい値を超えているかを表示できるため、お客様に予算決定を行うための重要な情報が提供されます。

予算ダッシュボードでの年累計予算支出

このリリースでは、お客様に予算ダッシュボードの [予算概要] ページのカードおよびリスト ビューでオプションが提供されており、お客様はそこで予算の年累計情報を表示することができます。月次および四半期予算の場合、予算金額は、現会計年度の現在の予算期間と前の予算期間を加えた予算金額に基づきます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張によって、お客様は、会計年度の開始から本日までの予算支出の状況をより明確に把握することができます。

予算項目で作成日および最終修正日が利用可能

お客様には、[予算項目] に [作成済][最終修正] の 2 つの新しい列が表示されます。予算項目が作成される前に、経費精算レポート、請求書、支払申請、または購入申請が作成された場合、お客様はこれらの列の日付を調べて予算が取得されたかどうかを確認することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張によって、予算項目が作成および修正された日付に関する情報が提供され、特定の予算が取引に確実に含まれるようにします。

**進行中** メール インフラストラクチャの変更 - 信頼できる送信リストへの IP アドレスの追加

SAP Concur では、サービスから SAP Concur ユーザーへの送信メールに関して新しいメール インフラストラクチャに移行中です。このため、送信 IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングする会社は、新しい IP アドレスを信頼できる差出人のリストに追加して、ユーザーが SAP Concur からメールを受信できるようにする必要があります

ここで説明する問題は、はじめは Concur Expense を使用する会社のみに影響します。1 月以降は、その他の SAP Concur サービス (Concur Travel や Concur Pay など) からのメールが新しいメール インフラストラクチャに移行します。

その他のサービスは引き続き追加されます。追加の変更のタイミングに関する詳細については、リリース ノートを確認してください。

通知: カスタム フィールドには個人または機密データを記載しない

すべての会社は従業員の個人および機密情報を保護するために適切なすべてのステップを取る必要があります。推奨されるセキュリティ関連のベスト プラクティスでは、カスタム フィールドに個人および機密データを含めることはできません。

次のステップ

会社が現在、個人または機密データ (社会保障番号、家族の名前、またはその他の個人を特定する情報など) を保存するためにカスタム フィールドを使用している場合は、サービス内の既存のフィールドからこの情報を削除し、現在の設定を修正するように計画する必要があります。

追加情報については、FAQ (英語のみ) を参照してください。

認証: コンポジット ログインの廃止

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

このリリースで、コンポジット ログイン サインイン ページの URL はサポートされなくなります。

コンポジット ログイン機能によって、ユーザーはドメイン名を含まないログイン ID を使用して SAP Concur 製品にログインできました。

ユーザー名 (例: johndoe) のみを使用してログインしているすべてのユーザーは、ログイン ID ではなく、[CTE ログイン名] を使用して SAP Concur 製品にログインする必要があります。

コンポジット ログイン ページの一般的な URL には、エンティティの名前 (例: entity=pxxxxxxxxx) が含まれ、https://www.concursolutions.com/signin.asp?entity=pxxxxxxxxx のように表示されます。

すべてのお客様は、標準の [サインイン] ページを使用して SAP Concur 製品にアクセスします。標準のサインイン ページは、以下のアドレスにあります。https://www.concursolutions.com/nui/signin

重要!

今回は、コンポジット ログインの中で、ユーザーに表示される部分のみが廃止されています。従業員インポート (スケジュール済、オーバーナイト) およびユーザー インポート (オンデマンド、スプレッドシート) は影響を受けません。今までどおりに、インポートは正常に処理され、完全なユーザー名が形成されます。コンポジット ログイン情報がインポートで受け入れられなくなると、情報および指示がリリース ノートで提供されます。

ユーザーへの影響

コンポジット ログイン ページ (https://www.concursolutions.com/signin.asp?entity=pxxxxxxxxx) にログインし、さらに、ユーザー名にアット (@) 記号を使用していないユーザーは、[サインイン] ページで [ユーザー名を忘れた場合] リンクをクリックしてサポートを受けずにユーザー名を取得する (推奨) か、法人管理者に連絡して [CTE ログイン名] を取得する必要があります。ユーザーのパスワードは同じままとなります。

この変更によるシングル サインオン機能への影響はありません。以下のユーザーは、https://www.concursolutions.com を使用してログインしないため、影響されません。

  • SAP Concur Web SSO

  • Concur モバイル ユーザー名/パスワード

  • Concur モバイル SSO

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能の廃止により、ログインの依存関係が減少する一方で、ログインの安定性およびログインの成功率が向上します。

認証: [パスワードを忘れた場合] 機能、セキュリティの質問、およびパスワードのカスタム テキスト

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

このリリースでは、SAP Concur の [サインイン] ページに新しい [パスワードを忘れた場合] 機能を追加します。これにより、ユーザー名とパスワード認証情報を使用してログインするユーザーのエクスペリエンスが更新されます。

会社の設定に応じて、パスワードを忘れた場合のプロセスには、その他いくつかのオプションが利用できる場合がありました。このリリースで、それらの追加オプションは削除されます。削除される追加オプションは以下のとおりです。

  • セキュリティの質問: ユーザーには、ログイン認証でセキュリティの質問プロンプトが表示されなくなります。

  • ページ上のテキスト: 会社のカスタム テキストは表示されなくなります。

  • パスワード ヒント: [パスワード ヒントをメール アドレス宛に送信] オプションは使用できなくなります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、ユーザー パスワードのセキュリティが強化され、ユーザー エクスペリエンスが合理化されます。

**認証: インポート ファイルによる一括パスワード リセットまたは更新は今後不可

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

ユーザーのパスワードはユーザー インポートおよび従業員インポート機能によってリセットまたは更新できなくなります。ユーザー インポートおよび従業員インポート機能で、初期インポート中に新規ユーザーのパスワードは引き続き設定することができます。

ユーザー インポート

パスワード フィールドは、ダウンロード可能な Excel テンプレートで利用可能なままですが、ファイルの初期インポート時、またはシステムに新しいユーザーを作成する場合のみ読み込まれます。フィールドの後続の使用はシステムによって無視されます。

この機能に関する一般情報については、Shared: User Import User Guide (共有: ユーザー インポート ユーザー ガイド) を参照してください。

従業員インポート

パスワード フィールドは 100、300、305、および 310 のレコード セットで利用可能なままですが、ファイルの初期インポート時、またはシステムに新規ユーザーを作成する場合のみ読み込まれます。フィールドの後続の使用はシステムによって無視されます。100 件のレコード パスワードを更新または置き換える機能は使用されなくなりました。

この機能に関する一般情報については、Shared: Employee Import Specification (共有: 従業員インポートの仕様) を参照してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ユーザー パスワードのセキュリティが強化されます。

Expense

税ありまたは税なしの経費精算レポートの消費が利用可能

以前の Concur Expense では、経費精算レポートは税を含んで消費されていました。このリリースで、お客様は税ありまたは税なしで経費精算レポートが消費される必要があるかどうかを選択できるようになります。つまり、以前は総額のみが含まれていました。今後は、予算設定で [経費正味額の使用] の予算設定が選択 (有効化) されると、還付額は総額から差し引かれます。これは、付加価値税を使用する国など、経費精算レポートから税を還付できる国で便利です。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能によって、税務当局に対して還付申請できない金額のみを予算で消費することができます。

Invoice

支払先ごとの支出追跡が利用可能

お客様は、Concur Invoice の予算項目を設定すると、支払先ごとに支出を追跡できるようになります。この情報は、お客様がより有利な条件について支払先と再交渉する場合、またはより有利な価格で同じ商品またはサービスを提供する別の支払先に移行する場合に役立ちます。さらに、支払先への支出金額の突然の増加は、違法な支出が発生していないことを確認するための調査の正当な理由となる場合があります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能によって、お客様は支払先ごとの支出を追跡しやすくなります。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

すべての製品

**計画変更** SAP Concur 製品へのアクセスの変更点

今後のリリース (6 月予定) から、お客様は以下のドメインを使用して SAP Concur の製品およびサービスにアクセスします。

  • *.concursolutions.com

  • *.concurcdc.cn

この変更は、2019 年 6 月 8 日を予定しています。

この変更に関する質問については、appsec@sap.com に連絡してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更によって、お客様は一貫した安全な方法で SAP Concur のサービスにアクセスできるようになります。

**計画変更** シングル サインオン (SSO) セルフサービス オプションが SAP Concur でまもなく使用可能

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

シングル サインオンにより、ユーザーは 1 つのログイン資格情報セットを使用して、複数のアプリケーションにアクセスすることができます。現在、SAP Concur では 2 つのサインインの方法があります。ユーザー名とパスワードを使用する方法か、または組織に対するユーザーのログイン資格情報など、アイデンティティ プロバイダ (IdP) の資格情報による SSO を使用する方法です。

SAP Concur では、シングル サインオン (SSO) の管理機能を SAP Concur 製品に追加する予定です。これにより、お客様に組織で SSO を設定するためのセルフサービス オプションが提供されます。SSO は現在、Concur Expense、Invoice、Request、および Travel でサポートされています。

新しいシングル サインオン (SSO) の管理機能は、[セキュリティ キー] ページの既存の SSO 設定を使用しているお客様にとっては代替ツールであり、組織で SSO を導入しようとしているお客様にとっては新しいツールです。すべてのユーザーが新しい SSO セルフサービス ツールに移行するまで、[セキュリティ キー] ページの既存の SSO 設定と新しい SSO セルフサービス ツールを両方とも使用できます。

その他の SAP Concur 製品およびサービスは、この初回リリースの範囲外です。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、SAP Concur のお客様に SSO を設定するセルフサービス オプションが提供されます。

**計画変更** ページの最適化および再配置の削除

現在、SAP Concur では、この変更の再評価が進行中です。5 月のリリースでは、この項目がリリース ノートから削除されます。このプロジェクトが再度考慮される場合は、リリース ノートに情報が記載される予定です。

**計画変更** テスト ユーザー取引の消去機能の廃止の削除

現在、SAP Concur では、この変更の再評価が進行中です。5 月のリリースでは、この項目がリリース ノートから削除されます。このプロジェクトが再度考慮される場合は、リリース ノートに情報が記載される予定です。

**計画変更** 新しい SAP Concur のサインイン ページ

SAP Concur は、新しい [サインイン] ページを追加する予定です。これにより、ユーザー名とパスワード認証情報を使用してログインするユーザーのログイン エクスペリエンスが更新されます。現在のシングル サインオン (SSO) ユーザーは、SSO ログイン プロセス (www.concursolutions.com) を開始できるようになります。この機能は、2019 年に向けて計画されています。

新しい [サインイン] ページの機能には、以下が含まれます。

  • 2 ステップ ログイン: セキュリティが強化され、最新の業界標準を満たし、ログインの成功率を高めます。

  • マルチアカウント ログイン: 管理者が複数のアカウントを使用してログインできます (将来のリリースに向けて計画中)。

  • ユーザー アバター: ユーザーのエクスペリエンスが向上します (将来のリリースに向けて計画中)。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、セキュリティが強化され、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザー エクスペリエンスが迅速かつ便利になります。

Concur Expense および Concur Request

**計画変更** Budget Insight (レガシー) を 2019 年に廃止

Budget Insight は、2019 年 12 月 31 日に廃止される予算管理ツールです。予算機能を使用するお客様には、昨年リリースされた SAP Concur の新しい Budget 製品を購入することをお奨めします。新しい Budget 機能では、豊富な機能、改善された UI、および SAP Concur 製品との追加統合が提供されます。特に、Concur Expense、Concur Invoice、Concur Travel、および Concur Request からの追加の経費データが含まれています (これまでは Concur Expense および Concur Request のデータしか利用できませんでした)。

業務目的/お客様にとってのメリット: Budget Insight の廃止は、お客様が SAP Concur で提供される新しい Budget 製品を購入する機会となります。この製品では、予算が可視化され、すぐの対処が可能になり、ほぼリアルタイムとなることで、高い価値が生み出されます。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。