2021 年 8 月 Concur Expense Professional Edition 管理サマリー
更新 #1
リリース ノート サマリー
API
API 非推奨ポリシーの変更SAP とさらに一致するように、API 非推奨ポリシーが変更されました。
詳細については、SAP Concur Developer Center リリース ノートを参照してください。
App Center
Amazon ビジネス統合このリリースでは、SAP Concur ソリューションで Amazon Business が SAP Concur と統合されます。この統合により、会社は、Amazon Business からアイテムを購入する従業員に、経費を経費精算レポートに追加したり、E-Receipt を表示してから提出したりする機能を提供できるようになり、各経費の領収書をインポートしたり、フォームに入力したりする必要がなくなりました。
業務目的/お客様にとってのメリット: この統合により、従業員は Amazon Business から簡単にアイテムを購入し、Concur Expense で経費を提出することができます。
認証
HMAC に対するサポートの非推奨化これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。
SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されました。
SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介さずに SAML v2 接続を設定できるようにするシングル サインオン セルフサービス オプションを提供します。
シングル サインオン セルフサービス オプションの詳細については、Shared: Single Sign-On Overview (英語のみ) および Shared: Single Sign-On Setup Guide (英語のみ) を参照してください。
SAML v2 では、複数のアイデンティティ プロバイダ (IdP) を使用することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
認証管理
新しい会社リクエスト トークンのセルフサービス ツール8 月下旬に、[法人管理者] または [Web サービス管理者] ロールが割り当てられている SAP Concur 管理者は、新しい会社リクエスト トークンのセルフサービス ツールを利用できるようになる予定です。
会社リクエスト トークンのセルフサービス ツールにより、お客様は、SAP Concur プラットフォームで API に接続する際、JSON Web トークン (JWT) を要求するために必要とされる会社リクエスト トークンを生成することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: 会社リクエスト トークンのセルフサービス ツールにより、お客様は、SAP Concur Support に連絡しなくても、会社リクエスト トークンを生成することができます。ほかにも、お客様は、このツールを使用することで、会社リクエスト トークンが期限切れになるか、失われた場合に、SAP Concur Support の支援を受けることなく、代替の会社リクエスト トークンを生成することができます。
Client Web Services
[パートナー アプリケーションを登録] ページの無効化8 月 21 日に、[パートナー アプリケーションを登録] ページが無効になり、すべての新しい認証アプリケーションで新しいアプリケーション管理セルフサービス ツールを使用する必要があります。
新しいアプリケーション管理セルフサービス ツールが [パートナー アプリケーションを登録] ページと置き換わります。
詳細については、Self-Service Tool for Application Management (英語のみ) リリースノートを参照してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: 新しいアプリケーション管理ツールにより、SAP Concur Client Web Services を利用しているお客様は、SAP Concur Support に連絡しなくても、クライアント ID (アプリ ID) およびクライアント シークレットを生成できるようになります。
アプリケーション管理の新しいセルフサービス ツールにより、お客様は、OAuth 2.0 に準拠したアプリケーションを作成することもできます。
OAuth 1.0 は 2017 年 2 月 4 日に非推奨化されました。詳細については、SAP Concur 開発者ポータルを参照してください。
アプリケーション管理のセルフサービス ツール8 月下旬から、SAP Concur Client Web Services を利用しているお客様は、新しいアプリケーション管理セルフサービス ツールへのアクセスを申請することができます。アプリケーション管理のセルフサービス ツールは、Client Web Services チームがそのツールを申請した Concur Web Services のお客様に対して有効化することができます。
有効化すると、[Web サービス管理者] ロールを割り当てられている管理ユーザーが SAP Concur Web UI でこのツールにアクセスすることができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: アプリケーション管理ツールを使用すると、お客様は SAP Concur Support に連絡せずに、クライアント ID (アプリ ID) およびクライアント シークレットを生成できるようになります。
Expense Pay
パートナーからプロバイダーへの用語の更新パートナーのインスタンスが更新され、プロバイダーという用語が使用されるようになりました。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更は、統合をより充実させるために計画変更に合わせて調整されています。
ファイル転送の更新
**進行中** SSH キー認証による必須 SFTPこのリリース ノートは、SAP Concur 製品を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加する SAP Concur のお客様および支払先に対し、SAP では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。
2021 年 4 月 10 日以降、非 SFTP (Secure File Transfer Protocol) プロトコルと SFTP パスワード認証を使用してファイル転送のために SAP Concur に接続することはできません。
非 SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証による SFTP に切り替える必要があります。
パスワード認証を使用している SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証に切り替える必要があります。
SFTP パスワードのリセット要求では、お客様が認証に SSH キーを提供する必要があります。
2021 年 4 月 12 日より、SAP は非準拠ファイル転送接続の無効化を開始しました。非準拠アカウントを無効化するプロセスは、2021 年を通して継続されます。複数のファイル転送接続を設定している場合、この変更はすべてのファイル転送接続に適用されます。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
vs.concursolutions.com
vs.concurcdc.cn
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。
**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。
SAP Concur では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を進めています。
従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2022 年 1 月 24 日までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。
従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。
ファイル転送用の期限付き PGP キーを利用可能SAP Concur 製品に転送されるファイルは、SAP Concur の公開 PGP キー concursolutionsrotate.asc を使用して暗号化する必要があります。
concursolutionsrotate.asc
キー ファイルはお客様のルート フォルダ内にあり
キー ID 40AC5D35
RSA 4096 ビット署名および暗号化サブキー
キーの有効期間は 2 年間
期限切れ前のキーの交換はお客様の責任で行う
次の期限日: 2022 年 9 月 4 日
SAP Concur では、お客様のルート フォルダ内にある現在の期限付き公開 PGP キーを、有効期限の 90 日前に交換する予定
SAP Concur の旧 PGP キー (キー ID D4D727C0) は、既存のお客様に対しては引き続きサポートされますが、将来的には非推奨化される予定です。
SAP Concur では、より安全な期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に使用することを強くお奨めします。より安全性の高い期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に容易に使用できるように、SAP Concur は 2021 年 1 月 15 日 (金) に既存のお客様のホーム フォルダにこのキーを追加しました。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
mft-us.concursolutions.com
vs.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
mft-eu.concursolutions.com
業務目的/お客様にとってのメリット: 期限付き公開 PGP キーは、ファイル転送の安全性を高めます。
その他
新しい調査に置き換えられた 5 つ星評価2021 年 8 月 1 日より、NextGen UI を使用している Concur Expense エンド ユーザーには、経費精算レポートの提出時に新しい調査が表示されます。8 月 19 日より、すべての Concur Expense エンド ユーザーに新しい調査が表示されます。簡単な調査が断続的に表示され、ユーザーは Concur Expense の操作性に関するフィードバックを提供することができます。
以前は、経費精算レポートを提出すると、その操作性について 1 ~ 5 つ星で評価するように求めるメッセージが断続的に表示されていました。
業務目的/お客様にとってのメリット: 新しい調査では、より実用的なフィードバックが収集されます。SAP Concur 製品チームは、このフィードバックを使用して、提供した機能に優先順位を付けて改善することができます。
[顧客プライバシー保護方針] リンクが利用可能に8 月のリリースより、お客様は、会社のプライバシー保護方針へのリンクを設定することができます。このリンクは、SAP Concur サイトのフッターに、"顧客プライバシー保護方針" というテキストとともに表示されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、お客様は、GDPR やその他の法的要件を満たして、それぞれの顧客にプライバシー保護方針を提供することができます。
NextGen UI
(日本) NextGen UI の JPTこれらの変更は、NextGen UI エクスペリエンスに含まれています。
NextGen Expense を使用する純新規のお客様、および日本公共交通機関 (JPT) ユーザーは、NextGen UI 機能に搭載された JPT の機能を利用することにより、日本で発生した JPT 経費について、最新かつ一貫性があり、合理化されたユーザー操作性を確保することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: NextGen UI の JPT を使用すると、ユーザーは、払戻対象の該当する出張を検索して選択するための強固な経路検索を使用して JPT を経費精算したり、定期券をプロファイルに追加したり、JPT 経費の作成および提出時に検索を容易にする目的で通常の出張を作成および保存したりすることができます。
**進行中** Concur Expense エンド ユーザーのユーザー インターフェイス (UI) の更新Concur Expense ソリューションのユーザー インターフェイス エクスペリエンスの継続的な進化は、経費精算レポートを作成および提出するための最新の直観的かつ合理的なエクスペリエンスを提供する思慮深い設計および調査の結果です。
Concur Expense のお客様は、強制的な移行よりも前に、NextGen UI をプレビューしてオプトインできるようになります。
業務目的/お客様にとってのメリット: 次世代の Concur Expense ユーザー インターフェイスは、最新かつ一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、ユーザー インターフェイスが拡張されるだけでなく、お客様の変化するニーズを満たすために、弊社がお客様のご要望により迅速に対応できるようにもなります。
プロファイル
(インド) 銀行情報の変更インド ルピー (INR) で Expense Pay の払戻を受け取るユーザーの場合、[SWIFT/BIC] フィールドが必須になりました。[プロファイル] の [銀行情報] ページで入力または更新を行うユーザーは、今後、この情報の入力が必要になります。この変更は、この通貨の将来のプロバイダーベースの支払ソリューション、および現地の銀行の規制への準拠に必要です。
この変更の影響を受けるフィールドは次のとおりです。
[SWIFT/BIC] (必須、マスク済、および暗号化済)
業務目的/お客様にとってのメリット: Concur Expense は、支払処理で必要になる可能性があるすべての情報を含める必要があります。
HR フラット ファイル インポートでの携帯電話番号の検証SAP Concur では、[プロファイル] > [個人情報] ユーザー インターフェイスの [携帯電話] フィールドを更新し、数字、ダッシュ、スペース、および括弧のみが含まれるようにしました (2021 年 7 月にリリース済)。これまでは、括弧は使用できず、エラーとなっていました。[会社の電話] や [自宅の電話] など、その他の電話番号フィールドではこの修正は行われていません。
[350 Travel Addendum] インポート ファイルの [携帯電話] フィールドにも同じ変更が加えられています。具体的には、データベースに情報を保存する場合、許可されていない文字 (数字、スペース、ダッシュ、または括弧以外の文字) が削除されます。
お客様がインポート ファイルを変更する必要はありません。現在インポート ファイル自体に含まれているものはすべて、引き続き許可されます。ただし、インポート時に SAP Concur データベースに保存され、後続の API 呼び出しで返されてユーザーに表示される情報には、[携帯電話] フィールドで使用できる文字のみが含まれます。
業務目的/お客様にとってのメリット: SAP Concur では、お客様のデータを標準化してエラーを削減する手段を講じています。
(シンガポール) 銀行情報の変更シンガポール ドル (SGD) で Expense Pay の払戻を受け取るユーザーの場合、[SWIFT/BIC] フィールドが必須になりました。[プロファイル] の [銀行情報] ページで入力または更新を行うユーザーは、今後、この情報の入力が必要になります。この変更は、この通貨の将来のプロバイダーベースの支払ソリューション、および現地の銀行の規制への準拠に必要です。
この変更の影響を受けるフィールドは次のとおりです。
[SWIFT/BIC] (必須、マスク済、および暗号化済)
業務目的/お客様にとってのメリット: Concur Expense は、支払処理で必要になる可能性があるすべての情報を含める必要があります。
SAP Concur ユーザー アシスタンス
SAP Help Portal でオンラインヘルプが利用可能にSAP は、SAP Concur ソリューションのオンライン ヘルプ情報を SAP Help Portal (http://help.sap.com) で公開しています。SAP Help Portal には、ヘルプの新しいルック アンド フィールと追加機能が提供されています。コンテンツは同じままです。
新機能:
詳細オプションを使用して検索する
各ページにフィードバックを提供する
フォント サイズを変更する
ヘルプでページのサブセットを選択してカスタム PDF を作成する
リンク、メール、またはソーシャル メディアを介してページを共有する
ページをお気に入りとしてマークし、検索対象をそれらのページのみに制限する (SAP Help Portal にログインしている場合、無償で利用可能)。
お客様は、関連する製品の製品ページにアクセスすることで、SAP Concur のオンライン ヘルプおよびすべてのドキュメントへのリンクを表示することができます。
Concur Expense:
https://help.sap.com/viewer/product/CONCUR_EXPENSE/LATEST/en-USConcur Invoice:
https://help.sap.com/viewer/product/CONCUR_INVOICE/LATEST/en-USConcur Request:
https://help.sap.com/viewer/product/CONCUR_REQUEST/LATEST/en-USConcur Travel:
https://help.sap.com/viewer/product/CONCUR_TRAVEL/LATEST/en-US業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、オンライン ヘルプで使用できる機能が強化され、また、セントラル SAP Help Portal に SAP Concur ソリューションのドキュメントとその他の SAP 製品が統合されます。
標準勘定抽出
PAID_DATE フィールドの動作変更このリリースでは、[PAID_DATE] フィールドの動作が変更されています。これまで、このフィールドは、以下のイベントが発生した場合に更新されていました。
- レポートの支払ステータスが支払ワークフローの最後に達し、"支払処理中/抽出準備完了" から "支払済/抽出済" に更新された場合
- レポートの支払ステータスが "支払済" から "支払確認済" に更新された場合
このフィールドは、レポートが "抽出済" としてマークされ、支払ステータスが "支払済" に更新されるタイミングを決定するために、お客様によってレポート目的で頻繁に使用されます。
このフィールドの値を最初のイベントに対してのみ更新する拡張について、お客様およびパートナーから依頼がありました。
この変更は、以下のユース ケースで作業している客様に最も影響を与えることに注意してください。
支払確認ファイル インポートを使用する SAE のお客様
支払い確認 API を使用する SAP ICS のお客様
"paid_date" の日付値の値および何らかの支払確認方法を使用するお客様に依存する App Center パートナー
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更は、このフィールドの値に依存しているユーザーのために、分析やその他のユース ケースを改善することを目標としています。
サポート対象の設定
サポート対象ブラウザWeb ブラウザは頻繁に更新されるため、メンテナンスの容易化と、文書化されたサポート対象ブラウザ情報を最新に保つ目的で、Concur Travel & Expense Supported Configurations Guide (英語のみ) では、サポート対象ブラウザについて特定のバージョン データが公開されなくなりました。さらに、Monthly Browser Certifications (英語のみ) ドキュメントは廃止され、サポート対象ブラウザのバージョン情報が毎月更新されなくなります。
SAP Concur では、製品の応答性、信頼性、および安全性において最も高いユーザー操作性を得られるように、製造業者の流通に準拠する最新のテクノロジと、会社のサポートおよびセキュリティ ポリシーを導入することをユーザーに推奨しています。
サポート対象ブラウザの詳細については、Concur Travel & Expense Supported Configurations Guide (英語のみ) を参照してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、Concur Travel & Expense Supported Configurations Guide (英語のみ) でのサポート対象ブラウザの情報が最新に保たれます。
サポート対象ブラウザに関する最新情報をユーザーに提供することで、Web バージョンの SAP Concur にアクセスする際のユーザー操作性が向上します。
テスト エンティティ
テスト エンティティで忘れられる権利が利用可能に (9 月 10 日)GDPR (General Data Protection Regulation) のコンプライアンス要件に従って、お客様はサポート チケットを提出し、実装(テスト)エンティティのすべてのユーザーに対して [忘れられる権利 (RTBF)] を依頼することができます。その後、データ保持管理者は、文書に要点が説明されているステップに従って、ユーザーをテストエンティティから消去することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張は、GDPR コンプライアンスの SAP Concur 要件の一部です。
UI フレーム変更エンドユーザー、承認者、処理者、管理者が SAP Concur テスト エンティティにログインすると、ページ上部のグローバル バナーが変更され、UI Web フレームに一意の識別色が表示されました。
この変更の実装前は、ログインしたユーザーにはページの上部に青いグローバル バナーのみが表示されていました。ユーザーはテスト環境と本稼動環境を区別するのが難しかった可能性があります。
業務目的/お客様にとってのメリット: 7 月 20 日から、すべての SAP Concur ユーザーに、テスト エンティティと本稼動エンティティの違いがより明確に表示されるようになりました。これらの変更は、ユーザーがテスト エンティティと本稼動エンティティを明確に区別するのに役立ちました。また、これらの変更により、誤ったエンティティにログインして、設定更新やデータ変更などの重要なタスクを実行してしまう可能性も低くなります。
Web サービス管理
**進行中** アプリケーション コネクタのユーザー名とパスワードの長さに関する要件の更新2021 年 10 月 4 日より、アプリケーション コネクタに関連付けられたユーザー名とパスワードの長さは 10 文字以上、50 文字以下にする必要があります。アプリケーション接続によるコールアウトの中断を回避するには、これらの要件を満たさないユーザー名およびパスワードを 2021 年 10 月 4 日より前に更新する必要があります。
アプリケーション接続のユーザー名とパスワードは、[法人管理者] ロールまたは [Web サービス管理者] ロールを持つ管理者が更新できます。
業務目的/お客様にとってのメリット: パスワードおよびユーザー名の長さの制限を適用することで、アプリケーション コネクタを介したコールアウトのセキュリティ標準が強化されます。
ワークフロー
仮払申請: 仮払申請の新しい自動発行ステップこのリリースでは、仮払申請ワークフローの仮払申請の確認ステップを、申請者への仮払申請の発行が自動的に実行されるように設定することができます。これを体系的に実行することで、手動による発行のステップが置き換えられ、代わりに、このステップの条件の基礎となるルールおよびアクションの設定に基づいて、発行の承認済仮払申請が自動的に処理されます。
たとえば、このステップに関連する条件を指定し、許容される仮払申請発行が $1,000 以下に制限されるように設定します。現在は、申請者が現金額を入力すると、この金額を下回るか上回るかによって、それぞれ仮払申請を発行または却下するロジックが実行されます。管理者は同じ目的で各申請を確認する必要がなくなります。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、時間が短縮され、管理者の手動による確認ステップが体系的なステップに置き換えられ、お客様の大量のサイトにおける仮払申請管理者による発行エラーを防ぐことができます。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2021 年 8 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。
従業員のインポート
**計画変更** 820 として追加された EFT 補足詳細銀行口座のインポート新しい従業員インポート レコード セットの EFT 補足詳細銀行口座インポートが、オーバーナイトの従業員インポート ジョブに追加されます。この新規レコード セットは 820 レコード レベルであり、810 レベルのレコードと同じレコードが含まれます。また、将来必要となる情報のフィールドおよび検証が追加されます。
以下は、820 レコードにのみ含まれる補足フィールドです。
フィールド 20: 電話番号 (任意)
フィールド 21: 生年月日 (任意)
フィールド 22: 銀行支店住所 1 行目 (任意)
フィールド 23: 銀行支店住所 2 行目 (任意)
フィールド 24: 銀行支店住所の都市 (任意)
フィールド 25: 銀行支店住所の地域 (任意)
フィールド 26: 銀行支店住所の郵便番号 (任意)
以下の追加の通貨固有の検証がカナダ ドル (CAD)、インド ルピー (INR)、メキシコ新ペソ (MXN)、シンガポール ドル (SDG)、および日本円 (JPY) に追加されます。
CAD には個人住所 (フィールド 11 ~ 15) が必須です。
INR および SDG には銀行口座二次ルーティング番号 (フィールド 18) が必須であり、銀行の SWIFT/BIC を入力する必要があります。
MXN には銀行識別番号 (BIN) (フィールド 4) および TAXID (フィールド 17) が必須です。BIN は 8 文字または 11 文字の SWIFT コード、税 ID は RFC コード (13 文字 - 例: MALA780724988) または CURP コード (18 文字 - 例: GOJO601228HVZRML07) です。
JPY には、SWIFT/BIC (フィールド 4)、個人住所 (フィールド 11 ~ 15)、および銀行支店住所 (フィールド 6) が必須です。
業務目的/お客様にとってのメリット: Concur Expense は、支払処理で必要になる可能性があるすべての情報を含める必要があります。
詳細については、Shared: Employee Import Specification (英語のみ) を参照してください。
Expense Pay クラシック
**計画変更** すべての通貨の使用停止SAP Concur は、支払ソリューションのポートフォリオを支払プロバイダー対応ソリューションに移行するために、数年間にわたり取り組んできました。これは、既存の Expense Pay Global ソリューション (Bambora に対応) と、予定されている Expense Pay Flex ソリューション (Western Union Business Solutions に対応) によって証明されています。
現在、SAP Concur では、2021 年 12 月 31 日に従来の Expense Pay クラシック ソリューションの使用停止を計画しています。支払プロバイダーのソリューションを介して支払方針の次のフェーズに移行すると、この使用停止により、Expense Pay クラシックを使用しているお客様は、代替ソリューションの有効化を求められます。すべての通貨について、Expense Pay クラシックの支払は、2022 年 1 月 1 日をもって従業員およびクレジット カード会社への対応を終了します。Expense Pay クラシック を使用しているお客様には、この変更について直接に伝えられています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更は、今後の製品拡張とより充実した統合をサポートするための、支払プロバイダー対応ソリューションへの移行に含まれています。
テスト エンティティ
**計画変更** テスト エンティティのログイン更新およびメール照合現在、一部の SAP Concur ユーザーは、テスト エンティティを使用して、ライブ本稼動エンティティにデプロイする前に、新しい設定を設定、テスト、およびトレーニングしています。本稼動エンティティは、ユーザーが経費精算レポートの提出や出張の予約などの実際の取引を実行する場所です。
現在、テスト エンティティは実装環境と呼ばれる個別の環境に存在しており、本稼動エンティティは本稼働環境と呼ばれる個別の環境に存在しています。テスト エンティティの安定性、パフォーマンス、監視、およびセキュリティを改善するために、SAP Concur では、Amazon Web Services (AWS) への移行の一環として、テスト エンティティと本稼動エンティティの両方を同じ環境に移行する予定です。
この変更により、同じ本稼動環境でテスト エンティティと本稼動エンティティの両方が共存することになります。
テスト エンティティのログイン ID の更新
現在は、テスト エンティティと本稼動エンティティは個別の環境に存在しているため、テスト エンティティと本稼動エンティティで同じログイン ID を更新することができます。将来的に、テスト エンティティと本稼働エンティティの両方を同じ AWS 本稼動環境に移行する計画により、各ログイン ID は一意である必要があるため、同じログイン ID を更新することはできなくなります。
この変更に対応するため、SAP Concur では、移行時とユーザー作成時の両方で、すべてのテスト エンティティのログイン ID に ".uat" ドメインが追加され、それらが一意であり、既存の本稼動ログイン ID と競合しないようになります。たとえば、johnsmith@123.com は johnsmith@123.com.uat となります。
この変更により、本稼働ログイン ID との競合を防ぐことができます。
ユーザー作成: さらに、お客様は、本稼動で使用する場合とまったく同じ従業員インポート ファイルを使用することができます。.uat ドメインは、FTP インポート、Excel インポート、エンティティの復元など、ユーザー作成のあらゆる面にも適用されます。
抽出: 勘定抽出または財務統合ドキュメントの生成時に、SAP Concur では、ユーザー作成時に追加されたログイン ID から .uat ドメインが自動的に削除されます。これにより、お客様による追加されたドメインの削除などのアクションを必要とせずに、現実的な抽出を生成することができます。
メール照合
テスト エンティティが AWS 本稼動環境に移行される場合、既存のテスト エンティティからの照合済のメールは新しいテスト エンティティには引き継がれません。そのため、ユーザーが将来のテスト エンティティで照合済のメール機能をテストする場合、従業員は本稼動エンティティで設定されているメールとは異なるメールを使用することをお奨めします。このプロセスは、既存のテスト エンティティのメールは、すでに本稼動で照合されている可能性が高く、別のエンティティで照合することができないために必要です。
ユーザーのメール アドレスに関しては、領収書認識サービスによってユーザーのメール アドレスが照合されます。そのため、ユーザー アカウントには、メール アドレスの 1 つのインスタンスのみを関連付けることができます。本稼動環境でテストする場合、お客様は、現在どの本稼動ユーザー アカウントにも関連付けられていない代替メール アドレスを使用する必要があります。お客様が対応するユーザー プロファイルにすでに関連付けられているメール アドレスを使用して本稼動でテストアカウントを設定しようとすると、照合プロセスが失敗します。
業務目的/お客様にとってのメリット: AWS に移行されると、テスト エンティティは、本稼動エンティティと同じセキュリティ、安定性、監視、およびパフォーマンスを得ることができます。
お客様通知
アクセシビリティの更新
SAP では、最新の Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) をより適切に満たすように変更を実装します。SAP Concur ソリューションに加えられたアクセシビリティ関連の変更に関する情報は、四半期ごとに公開されます。Accessibility Updates (英語のみ) ページで、四半期ごとの更新を確認することができます。
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
サポート対象ブラウザ
サポート対象ブラウザは、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。