2020 年 9 月 Expense Professional Edition 管理サマリー
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リリース ノート サマリー
認証
**進行中** Director SAML サービスの非推奨化と SAML v2 への移行これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。
Director SAML サービスのサポートは非推奨化されています。Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は間もなく、Director SAML を現在使用中のお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行のサポートを開始する予定です。
Director SAML を現在使用中のお客様は、SAML V2 にできるだけ早く移行することが推奨されています。
Director SAML サービスに対するサポートの非推奨化は、以下の要件に基づいて行われます。
SAP Concur 技術者と TMC が、SAP Concur の既存のお客様に対し Director SAML サービスから SAML V2 への移行をサポートします。
Director SAML を現在使用中のすべてのお客様は、Director SAML から SAML V2 への移行を完了しておきます。
Director SAML から SAML V2 への移行は、以下の一般的なステップに従って行う必要があります。
お客様が SSO 管理者としての役割を果たす管理者を特定し、適切な権限/ロールを割り当てます。
SSO 管理者が SAP Concur 技術者との調整に基づき、SAP Concur SP メタデータを取得します。
SSO 管理者が IdP の SSO 設定を SP メタデータからの情報に基づいて実行します。
SSO 管理者が IdP メタデータを IdP から取得し、そのメタデータを SAP Concur 技術者に提供します。
SSO 管理者が複数のテスト ユーザーを追加し、新しい SSO 接続をテストします。
テストが成功したら、会社が SSO を SAP Concur ユーザーにロールアウトします。
SAML v2 への移行の詳細については、SSO Service: Overview Guide (英語のみ) および Shared: SSO Management Setup Guide (英語のみ) を参照してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
**進行中** HMAC の非推奨化と SAML v2 および SSO セルフサービス ツールへの移行これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。
SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されています。現在、Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、HMAC を使用するお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行をサポートしています。
2020 年第 3 四半期中に、SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介することなく SAML v2 接続を設定できるセルフサービス ツールを提供する予定です。
HMAC の非推奨化は、以下の 2 つのフェーズで行われます。
フェーズ I:
お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) または SAML 2.0 に準拠したカスタム ソリューションを保有している必要があります。
お客様が SAML v2 を使用して認証テストを開始します。
TMC が、SAP Concur の新しいお客様を SAML v2 にオンボーディングする準備を行います。
SSO セルフサービス ツールを使用できるようになると、リリース ノートでお客様に HMAC の正式な非推奨化日が通知されます。正式な非推奨化日以降は、HMAC を使用して新規のお客様をオンボーディングすることはできません。新規のお客様は、SAML v2 にオンボーディングする必要があります。
HMAC を使用している既存のお客様は、SAML v2 に移行する必要があります。
フェーズ II:
TMC が、SAP Concur の既存のお客様すべてを HMAC サービスから SAML v2 に移行完了します。
HMAC サービスが非推奨化されます。フェーズ II の終了は 2021 年中頃を予定しています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
会社請求の取引明細書
週次取引明細書レポート作成通知購入カード所有者が、週内に購入カード取引のインポートごとに自動的に作成されたすべての会社請求の取引明細書レポートをまとめた週次メール通知を受信するようになりました。週次メール サマリーは、木曜日のグリニッジ標準時 (GMT) の午前 2 時に送信されますが、オフにすることはできません。たとえば、太平洋標準時 (PST) タイム ゾーンのユーザーには、水曜日の夕方にメールが送信されます。
また、備忘メールは、レポートが提出されるまで毎週送信されるようになりました。
これまでは、カード所有者は、新しい取引をインポートするたびに直接送信されるメール通知を 1 通受信していました。新しい週次サマリー通知によって、前の通知プロセスが置き換えられます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、レポートの自動作成プロセスが調整され、経費アシスタントと同じタイミングおよびメール通知テンプレートが提供されます。
ファイル転送の更新
**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。
SAP Concur では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を開始します。
従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2020 年終了までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。
従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。
財務統合
SAP の Concur ソリューションとの統合 (ICS) への差分計上の追加SAP は、以前に計上された経費精算レポートの差分計上を可能にするため、SAP の Concur ソリューションとの統合 (ICS) を更新しました。初期の機能セットでは、エンド ユーザーが計上された経費精算レポートを撤回できるようになります。初期リリースの場合、エンド ユーザーは経費精算レポートのカスタム フィールド (レポート ヘッダー、エントリ、明細、および配賦レベル) のみを変更して、再提出することができます。再提出された経費清算レポートは、再度、承認ワークフローを経由し、承認されると SAP ERP に再計上されます。
この機能は、以下の SAP ERP の ICS を含む Concur Expense Professional Edition の NextGen UI を使用するお客様が使用することができます。
SAP ECC
SAP S/4HANA
SAP S/4HANA Cloud
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、エンド ユーザーは一時的な原価対象情報を含む経費精算レポートを提出し、払戻が遅れることなく、それらを後で更新することができます。この機能では、元の転記の反対仕訳が処理され、最終転記に経費精算レポートに対する修正が含まれるようになります。
NextGen UI
**進行中** Concur Expense エンド ユーザーのユーザー インターフェイス (UI) の更新Concur Expense ソリューションのユーザー インターフェイス エクスペリエンスの継続的な進化は、経費精算レポートを作成および提出するための最新の直観的かつ合理的なエクスペリエンスを提供する思慮深い設計および調査の結果です。
Concur Expense のお客様は、強制的な移行よりも前に、NextGen UI をプレビューしてオプトインできるようになります。
業務目的/お客様にとってのメリット: 次世代の Concur Expense ユーザー インターフェイスは、最新かつ一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、ユーザー インターフェイスが拡張されるだけでなく、お客様の変化するニーズを満たすために、弊社がお客様のご要望により迅速に対応できるようにもなります。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 9 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。
Expense Pay
**計画変更** (エジプト) [銀行口座番号] フィールドの更新エジプトの銀行システムの変更に対応するため、Concur Expense では次の 2 つの方法で [銀行口座番号] フィールドが修正されます。
フィールドの文字制限が 20 文字から 29 文字に増加します。
このフィールドは、[銀行口座番号] から [IBAN] に名称変更されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、エンド ユーザーは IBAN 番号をプロファイルに入力して、支払がエジプトの銀行システムで拒否されないようにすることができます。
出張手当サービス
**計画変更** 複数出張の同日共有の計算オプションSAP Concur では、新しい出張手当サービスを使用しているお客様に対し、複数出張の同日共有の新しい計算オプションを提供する予定です。
一部の国では、複数の単独出張が同じ日付に行われた場合、各出張の合計出張時間が合計されて、その日付の単一の出張手当が決定されます。これが出張手当サービスの新機能です。
お客様は、この新機能を使用して、同じ日付を共有する 2 つの旅程の動作を定義することができます。たとえば、ユーザーが午前中に 1 つの出張を終了し、その後の同じ日に別の出張を開始する場合などです。
オプション:
別々に計算する - Concur Expense では、出張ごとに金額が個別に計算されます。
例 1: ユーザーに 4 時間の出張と 6 時間の別の出張があった場合、ユーザーは 4 時間の手当と 6 時間の手当を受け取ります。
例 2: ユーザーに国内出張と国外出張があった場合、ユーザーは国内手当と国外手当の両方の手当を受け取ります。
時間を合計して計算する - Concur Expense では、各出張の時間数が合計され、その合計に基づいて手当が計算されます。
例 1: ユーザーに 4 時間の出張と 6 時間の別の出張があった場合、ユーザーは 10 時間の手当を受け取ります。
例 2: ユーザーに国内出張と国外出張があった場合、ユーザーは最も高い手当 (国外手当) を受け取ります。
設定された調整は、[出張手当調整] ページの [払戻の詳細] ビューでユーザーに表示されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能は、出張手当の旅程において同日に複数の出張が行われる場合に特別な計算を実行できるようにするための拡張です。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書
月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。