Concur Invoice Professional Edition 管理のヘルプ

2021 年 6 月 Travel Professional Edition 管理サマリー

初回投稿

リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。 Professional Edition のリリース ノートには、新機能 - Professional Edition からアクセスすることができます。

API

Travel Profile v2 API - 携帯電話番号で括弧の使用が可能に

詳細については、SAP Concur Developer Center リリース ノート (2021 年 6 月 18 日に公開) を参照してください。

車両

車両比較表のフィルター調整

Concur Travel では、現在、出張者は検索結果ページにおいて、空港外および空港内のレンタカー ワークフロー内で車両タイプ別にフィルタリングすることができます。

すべてのレンタカー オファーは、車両カテゴリー、車両タイプ、トランスミッション タイプ、および燃料タイプを示す 4 文字のコード (ACRISS) に接続されています。これまで Concur Travel では、使用履歴に基づいて、これら 4 つの基準を組み合わせた車両タイプ/クラスの自己定義リストを使用していました。

このリリースを目処に、改訂済のハードコーディングされた車両クラス リストが検索結果比較表に適用されます。フィルタリングされた検索結果に表示される各車両カテゴリーは、対応する最初の ACRISS コード文字に接続され、既存の車両カテゴリーが反映されます。

以前に検索結果に表示されていた車両イメージは、車両カテゴリーの正しいインジケータではないため、削除されます。

この変更により、レンタカー検索の操作性が向上します。

フライト

**進行中** CIBT - レガシー統合の廃止

2020 年 2 月に、SAP Concur と CIBT (CIBTvisas) により、SAP Concur App Center を介した新しい統合方法が導入され、新しい CIBT アプリが使用可能になりました。CIBT とのレガシー統合方法は、移行期間中も引き続きサポートされますが、SAP Concur では、2021 年 8 月 1 日を目処に、最終的にレガシー バッチ ファイル プロトコルの統合方法を廃止する予定です。

SAP Concur App Center を介した新しい統合により、CIBT サービスを利用できる国が追加されます。デンマーク、フィンランド、アイルランド、ノルウェー、またはスウェーデンに基づく Concur Travel 設定にプロファイルが関連付けられている出張者は、CIBT ビザ サービスを使用できるようになりました。

CIBT は、SAP Concur の Itinerary API および Travel Profile API と統合されており、お客様および出張者へのサービスを改善するために、継続的なリアルタイムの旅程フローを促進するための App Center Connector をリリースしました。

CIBT は、より安定的でスケーラブルな統合により、より多くの国のお客様と旅行者をサポートできるようになります。この新しい統合方法では、Concur Travel の管理ユーザーの設定作業も軽減されます。

**進行中** Travelport 座席表のアップグレード

Concur Travel では、Travelport Universal API プラットフォームを使用した新規バージョンの座席表がサポートされています。

現在、SAP Concur は、事前選択されたお客様および TMC とパイロットを実施しています。このパイロットは、第 2 四半期末までに完了する予定です。さらに問題が見つからなかった場合は、すべての Travelport のお客様が 7 月上旬に新しい座席表エクスペリエンスを使用できるようになります。7 月のリリース ノートでは、事後通知として更新されたリリース タイムラインが提供されます。

新しい座席表のユーザー エクスペリエンスは、お客様のマイレージ会員ステータスと選択した運賃タイプを考慮した、正確で信頼性の高いものとなっています。古い座席表では、これらのいずれも考慮されていませんでした。

新しい座席表では、座席空き状況を把握しやすくなるため、座席予約の成功率が改善されます。新しい座席表エクスペリエンスは、Apollo および Worldspan を介した 90 を超える航空会社と、Galileo を介した 140 を超える航空会社で利用できるようになります。

陸上交通

Park 'N Fly の使用停止

現在、Concur Travel では、出張者に、予約時に特定の空港の近くにある Park 'N Fly 空港外駐車場を割引料金で購入する機能が提供されています。

この機能は、米国の多くの空港で空港内駐車場に代わる費用対効果の高い手段を提供するために提供されていました。

6 月のリリースでは、この機能は以下の理由で使用停止されます。

  • パンデミックが続くことで、Concur Travel から予約される Park 'N Fly の使用が減少し、サービスを維持するための要件と必要な機能の更新 (Park 'N Fly の場所の閉鎖に起因する空港の場所など) と相まって、この機能への将来の投資は非経済的になります。
  • 出張者は、Park 'N Fly 製品のほかにも、その他の空港外割引駐車場オプションを使用することができます。米国の場所に制限される一般的な駐車場ソリューションでは、世界中の空港外駐車場ランドスケープにわたるすべてのサービスや機能が完全には反映されません。
  • E-Receipt はサポートされていません (出張者に対する手動払戻処理が必要です)。

セキュリティ

**進行中** 一部のメール サブドメインの変更

SAP は、SAP から送信されるすべてのメールについて、ドメイン ベースのメッセージ認証 (DMARC) メール セキュリティ プロトコルを採用しています。そのため、SAP Concur 組織から送信される一部のメールのメール アドレスは、@sap.com ルート ドメインから送信されなくなります。代わりに sap.com のサブドメイン ("example" がサブドメインである @example.sap.com など) から送信されるようになります。

組織でメール アドレスの許可リストを管理している場合は、以下のドメインからのメールを含めるように許可リストを更新します。これで、sap.com ルートドメインとそのサブドメインから送信されたメールを受信できるようになります。

  • @info.sap.com
  • @mail.sap.com
  • @*sap.com

DMARC コンプライアンスにより、SAP からお客様に送信されるメールのセキュリティが強化されます。

その他

**進行中** HMAC の非推奨化による SSO セルフサービスへの移行開始

SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されています。現在、Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、HMAC を使用するお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行をサポートしています。

SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介さずに SAML v2 接続を設定できるようにするシングル サインオン セルフサービス オプションを提供します。

この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

**進行中** ファイル転送に使用できる期限付き PGP キー

SAP Concur 製品に転送されるファイルは、SAP Concur の公開 PGP キー concursolutionsrotate.asc を使用して暗号化する必要があります。

  • キー ファイルはお客様のルート フォルダ内にあります。
  • キー ID 40AC5D35
  • RSA 4096 ビット署名および暗号化サブキー
  • キーの有効期間は 2 年間です。
  • 期限切れ前のキーの交換は、お客様の責任となります。
    • 次の期限日: 2022 年 9 月 4 日
    • SAP Concur では、お客様のルート フォルダ内にある現在の期限付き公開 PGP キーを、有効期限の 90 日前に交換する予定です。

SAP Concur の旧 PGP キー (キー ID D4D727C0) は、既存のお客様に対しては引き続きサポートされますが、将来的には非推奨化される予定です。

SAP Concur では、より安全性の高い期限付きの公開 PGP キーをファイル転送に使用することを強くお奨めします。より安全性の高い期限付き公開 PGP キーのファイル転送における使用を促進するため、SAP Concur は 2021 年 1 月 15 日 (金) に既存のお客様のホーム フォルダにこのキーを追加しました。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com
  • mft-us.concursolutions.com
  • vs.concursolutions.com
  • st-eu.concursolutions.com
  • mft-eu.concursolutions.com

期限付き公開 PGP キーは、ファイル転送の安全性を高めます。

**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行

このリリース ノートは、SAP Concur ソリューションを使用してファイル移行を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur ソリューションでは、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。

SAP Concur では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を進めています。

従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2021 年 7 月 31 日までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。

  • 従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur ソリューションからの抽出やその他の送信ファイルをファイルの作成直後から既存のオーバーナイト処理期間内に使用できるようになります。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。

サブ URL の命名規則の更新

総合的なクラウド プラットフォーム戦略の一環として、SAP はデータ センターに基づき、SAP Concur ソリューションへの接続に使用される URL に対するより一貫性の高い命名規則を導入します。ユーザーは引き続き www.concursolutions.com にアクセスでき、サインイン プロセスの中で正しい URL またはシングル サインオン (SSO) に自動でルーティングされます。

この変更前、変更中、変更後のいずれかの時点で割り当てられた北米または EMEA 地域のデータ センターからお客様のデータが移動される予定はありません。

この変更により、世界の全地域において今後の URL が統一され、ユーザーが適切なデータ センターにリダイレクトされるセントラル URL が実現します。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2021 年 6 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

管理

**計画変更** 通知サービスへの出張メールの移行、信頼できる差出人のリストの更新

2018 年以降、メール通知サービスのほとんどを新しいクラウド プラットフォームに移行しました。この移行により、送信 IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングしている会社は、新しい IP アドレスを信頼できる差出人のリストに追加する必要があります。これにより、ユーザーが SAP Concur からのメールを受信できるようになります。

2021 年には、すべてのお客様を対象に、Concur Travel から送信されたメールを、新しいクラウド プラットフォームで実行されているメール通知サービスに移行する予定です。さらに、EMEA のデータセンター (DC) 限定で、すべての SAP Concur ソリューションに対して IP アドレスの更新を行う予定です。組織の準備を整えるために、2021 年 7 月 1 日までに変更を行うことをお奨めします。

当初、この移行の影響を受けるのは、Concur Expense を使用している会社のみでした。今後は、Concur Travel からのメールでも新しいメール インフラストラクチャが使用されます。

Concur Expense を使用している北米のデータ センターをご利用のお客様は、すでに IP アドレスを許可リストに追加しており、影響を受けません。

Concur Expense なしで Concur Travel を使用している北米のデータ センターをご利用のお客様は、IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングする場合、この変更による影響を受けます。

IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングする EMEA のデータセンターをご利用のすべてのお客様が、この変更による影響を受けます。これには、Concur Expense を使用しており、すでに信頼できる差出人のリストに IP アドレスを追加しているお客様が含まれます。SAP Concur には、メールの送信元となる追加の IP アドレスが含まれています。

この新しいサービスにより、安定性とセキュリティが向上します。これにより、メールの処理および配信にかかる時間が大幅に短縮されます。

フライト

**計画変更** [第一 GDS および Southwest 直接接続を選択] の使用停止

Concur Travel では、GDS および Southwest 直接接続 (WNDC) の両方を有効化しているお客様に対して [第一 GDS および Southwest 直接接続を選択] 機能を使用停止する予定です。この機能は、業界標準のブランド運賃コンセプトよりも前に構築されたため、この機能がブランド運賃で予想どおりに機能するように更新するには、広範なコード変更が必要になります。SAP Concur は、引き続き Concur Travel で Southwest ブランド運賃を検索および予約できるようにするため、この機能を使用停止することを決定しました。

2021 年 7 月 26 日を目処に、すべてのお客様の関連する設定は無効化され、削除されます。すなわち、この更新が行われた後は、お客様には直接接続からの Southwest コンテンツのみが表示されます。

この変更により、直接接続が有効化されている場合に、Concur Travel における Southwest Airlines のフライトおよび運賃の取得方法に関する設定が簡素化されます。また、GDS へのスキャンは実行されなくなるため、お客様はこれらのスキャンの削減も確認できます。

プロファイル

**計画変更** XML プロファイル同期の利用不可 (12 月 31 日)

Concur Travel ユーザー プロファイル データを TMC パートナーと同期するために使用される XML プロファイル同期は、2021 年末を目処に使用できなくなります。すべてのパートナーは SAP Concur の担当者に連絡して、Travel ユーザー プロファイルを管理するために Travel Profile v2 API を採用することが推奨されます。

XML プロファイル同期は、不安定さなどの問題により、2016 年に正式に使用が停止されました。Travel Profile v2 API が従来の同期プロセスを置き換えるために構築されました。その安定性と完成度が一定の水準に達したため、複数のプロファイル同期オプションを維持する理由がなくなりました。

旅行業務/技術の基本

**計画変更** PNR 順番待ち処理 - 必須 ID の注釈

Concur Travel でオフライン予約およびオンライン予約の更新を処理するには、特定の情報が PNR に存在する必要があります。現在、以下のすべてが必要な情報です。

  1. 会社 ID (CLIQCID)
  2. 出張構成 ID (CLIQCONFIGID)
  3. ログイン ID (CLIQUSER)

ただし、これまでこれらはすべて必須とされていましたが、SAP Concur では、必須フィールドがない場合に PNR が必ずしも却下されませんでした。この更新により、これらの要件が強制されます。必要な情報が不足している Sabre、Amadeus、または Worldspan の PNR はすべて却下され、エラー キューに入れられます。必要な情報が不足している Galileo および Apollo PNR は却下されます。

Concur Travel では、出張構成 ID を使用して出張を正しい設定に一致させます。この情報は、Compleat 統合されたお客様を識別するためにも使用されます。これがないと、Concur Travel/Compleat 統合機能を使用できません。

TripLink

**計画変更** plans@concur.com 機能の廃止

2021 年 7 月 22 日を目処に、確認メールを plans@concur.com に転送する機能が廃止されます。同じ機能は、引き続き plans@tripit.com で使用することができます。plans@tripit.com に送信される確認メールが Concur Travel と自動的に同期されるように、ユーザーは TripIt と Concur Travel のアカウントをリンクしておく必要があります。

より充実したサービスが TripIt Pro から提供されるため、SAP Concur では plans@concur.com のサポートを廃止いたします。plans@tripit.com への出張計画の転送により、plans@concur.com と同じ機能が提供されるだけでなく、出張者に人気のある出張アプリの TripIt と出張者向けの特典を使用する際の出張者の満足度も向上します。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

アクセシビリティ

アクセシビリティの拡張

SAP では、最新の Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) をより適切に満たすように変更を実装します。SAP Concur ソリューションに加えられたアクセシビリティ関連の変更に関する情報は、四半期ごとに公開されます。Accessibility Updates (英語のみ) ページで、四半期ごとの更新を確認することができます。

ブラウザ証明書およびサポート対象の設定

月次ブラウザ証明書およびサポート対象の設定

SAP Concur リリース ノート - 月次ブラウザ証明書」ドキュメントには、現在および計画ブラウザ証明書の一覧が示されています。このドキュメントは、その他の SAP Concur 月次リリース ノートでも入手できます。

Concur Travel & Expense Supported Configurations – Client Version ガイドが、設定ガイド、ユーザー ガイド、およびその他のテクニカル ドキュメントとともに提供されています。

Subprocessors

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur list of Subprocessors

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