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2020 年 1 月 Expense Professional Edition 管理サマリー

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リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Professional Edition のリリース ノートには、新機能 - Professional Edition からアクセスすることができます。

管理

経費同席者フォームでの連結リスト データ タイプの利用開始 - 撤回

2019 年 11 月のリリース ノートでは、連結リスト データ タイプ機能が正式にリリースされる前に、"経費同席者フォームでの連結リスト データ タイプの利用開始" リリース ノートが誤って公開されました。この新機能は、今後リリースされる予定です。

連結リスト データ タイプ機能は、現在長期間のロードマップ上にある製品で計画されている今後の方向性の一環です。機能全体を正式にリリースする準備ができたら、この機能に関する追加情報を公開します。

この連結リスト機能は、一般に同席者レコードではサポートされず、従業員同席者 (SYSEMP) に非常に固有のユースケースでのみ使用できます。

認証

**進行中** HMAC の SSO セルフサービスへの移行開始サポートの終了

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

SAP Concur はまもなく、SSO オプションとしてのハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) を削除する廃止プロセスを開始します。HMAC の代替サービスは SAML SSO です。このサービスの設定はセルフサービス方式となります。お客様の管理者は SAP Concur 内でこの設定にアクセスして SAML 接続を完了します。

現在 HMAC を使用しているお客様の場合、リリースされ次第 SSO セルフサービス ツールに移行することをお奨めします (2020 年第 1 四半期を予定)。この新しい SSO セルフサービス ツールにより、複数のポータル (アイデンティティ プロバイダ) を追加できるようになります。

HMAC の廃止は、以下の 2 つのフェーズで行われます。

フェーズ I:

  • お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) またはカスタム SAML 2.0 ソリューションを保有している必要があります。

  • お客様が、新しい SSO セルフサービス ツールのテストを開始します。

  • お客様が、新しい SSO セルフサービス ツール (2020 年 第 1 四半期リリース予定) を使用する新規従業員に対するオンボーディングを準備します。

  • SSO ツールを使用できるようになると、リリース ノートでお客様に HMAC の正式な廃止日が通知されます。正式な廃止日以降は、HMAC を使用して新規クライアントをオンボーディングすることはできません。新規クライアントは、新しい SSO セルフサービス ツールを使用してオンボーディングする必要があります。

  • HMAC を使用している既存のクライアントを新しい SSO セルフサービス ツールを使用して移行する必要があります。

フェーズ II:

  • お客様は、引き続き新しい SSO セルフサービス ツールへの既存の HMAC クライアントの移行を進めます。

  • HMAC から新しい SSO セルフサービス ツールへの移行がすべて完了したら、HMAC サービスをシャットダウンします。フェーズ II の終了は 2020 年中頃を予定しています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

Budget Insight

Budget Insight (レガシー) の廃止 (12 月 31 日)

Budget Insight は、2019 年 12 月 31 日に廃止された予算管理ツールです。予算機能を使用するお客様には、新しい Budget 製品を導入することをお勧めします。

業務目的/お客様にとってのメリット: Budget Insight の廃止により、お客様に新しい Budget 製品を導入する機会が提供されます。この製品では、予算が可視化され、すばやい対処が可能になり、ほぼリアルタイムとなることで、高い価値が生み出されます。

カード

Visa VCF によるホテルおよびレンタカー取引の一致を拡張

Visa Commercial Format (VCF) 4.0 および 4.4 の形式による Visa カード フィードを使用しているお客様のため、SAP Concur では、ホテルおよびレンタカー取引の一致機能を拡張しています。この変更により、[Employee ID from Passenger Specific Data (乗客固有データからの従業員 ID)] の既存の構成と新規の構成すべてが、取引タイプに応じて、自動的にホテルおよびレンタカー データのチェックにも適用されるようになります。

この変更が機能に反映されるようにするため、[フィールド ラベルの構成対象ロッジ口座] ページのフィールド名が変更されます。[Employee ID from Passenger Specific Data (乗客固有データからの従業員 ID)] フィールドが、[Employee ID from Passenger Specific or Car Rental or Hotel Specific Data (乗客固有またはレンタカー/ホテル固有データからの従業員 ID)] という名称に変更されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、法人カード管理者による手動での従業員割当が必要となる、対象従業員の不明なロッジ取引の数が少なくなります。

Concur Open

Concur Open および Personalized Concur Open に対する変更 (12 月 19 日)

12 月 19 日に、Concur Open および Personalized Concur Open にいくつかの変更が加えられました。

  • 購読サービス: サービス ステータスの通知に関するメールおよび RSS の購読は、Personalized Concur Open を介してのみ使用することができ、お客様の組織に固有のサービス問題が表示されます。SAP Concur のお客様を対象とした、現在の Concur Open の購読は、Personalized Concur Open に移行されます。

  • 通知メールの "差出人" のアドレス: 通知メールのアドレスが、openupdates@concur.com から ConcurOpenUpdates@sap.com に更新されています。お客様は、@sap.com ドメインを信頼できる差出人のリストに追加していること、およびユーザーが個人のメール受信ボックス ルールを更新していることを確認する必要があります。

  • [Root Cause Analysis (根本的原因分析)] レポート: 各インシデントの後、先行 RCA レポートが公開され、その後、より詳細な分析と是正措置を含む最終 RCA レポートが公開されます。どちらのレポートも Personalized Concur Open のみでの公開となります。

  • サービスの利用可能性ステータス: お客様への影響がより的確に反映されるように、[Performance Issue (パフォーマンス上の問題)] アイコンおよび [Partial Performance Issue (部分的なパフォーマンス上の問題)] アイコンが Concur Open および Personalized Concur Open から削除されました。

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更によって、お客様に関するより適切な情報が提供される一方で、お客様以外でも入手できる情報の一部が削除されます。

Expense Pay - クラシック

(メキシコ) 非アクティブな銀行口座の閉鎖 (12 月 31 日)

このリリース ノートが適用されるお客様には、SAP Concur からそれぞれ連絡いたしました。

Expense Pay MXN 取引の払戻処理のためだけに、お客様の依頼に応じて SAP Concur が開設したメキシコの銀行口座を保有していたお客様が、過去 12 カ月間にその口座で取引を行っていなかった場合は、該当する非アクティブな口座が 2019 年 12 月 31 日に閉鎖されています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、SAP Concur は、現地のルールと規制に準拠しながら銀行の内部ガイドラインにも準拠できるようになりました。

その他

組み合わされた経費のカスタム フィールド

ユーザーは、手動で作成した経費エントリでのカード取引など、2 つの経費関連項目を組み合せることがあります。統合プロセス時には、最も重要な情報を存続させるために、ほとんどのフィールドが優先ルールに基づいてコピーされるか、無視されます。

現在、カスタム フィールドでは、2 つの項目 (この場合は、カード取引と経費) で異なる経費エントリ フォームが使用されている場合に、このプロセスによって予期しない結果が生じる場合があります。これにより、手動で作成した経費エントリのカスタム フィールド データを維持する必要がある場合でも、これらのデータが削除されてしまう可能性があります。

このプロセスは、1 月のリリースで変更される予定です。カスタム フィールドのデータは、以下の場合に維持されます。

  • 組み合わされる項目で同じ経費エントリ フォームが使用されているかどうかに関係なく維持されます。

  • データ タイプ (リストおよびテキストのみ) が同じ場合に維持されます。

  • データ タイプがリストの場合は、2 つのフォームで同じリストを使用する必要があります。

この変更の最初の適用対象は、データ タイプがリストまたはテキストであるカスタム フィールドのみとなります。その他のデータ タイプも経時的に含められます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ユーザーがカスタム フィールドでデータを再レンダリングする必要がある場合に、時間が短縮されます。

NextGen (次世代) Expense

**進行中** Concur Expense エンド ユーザーのための新しいユーザー インターフェイス

更新: お客様からのフィードバックに対応して活用し、円滑で正常な移行のための SAP Concur のコミットメントに合わせるために、次世代 Expense のための改訂された導入方針に取り組んでいます。

SAP Concur では、製品の一貫性のある改善に力を注いでいます。それらは提供する機能だけでなく、それらの機能を使用するエクスペリエンスについても言えます。ユーザーが技術にどのようにかかわるかは、ニーズおよび期待とともに経時的に変わります。SAP Concur は、常にお客様の声を聞き、ユーザー エクスペリエンスをどのように改善できるかについてのフィードバックを求めています。

NextGen Expense は SAP Concur ユーザー エクスペリエンスの継続的な進化です。これは、広範囲に及ぶユーザー調査およびデータ分析を行うことで構築されています。680 回もの 1 対 1 の対話、58 のユーザビリティ研究、3,000 を超える調査回答、毎月 13 億回ものユーザー アクションが行われました。

お客様は決められたカットオーバーよりも前に、NextGen Expense をプレビューしてオプトインできるようになります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この結果は次世代の Expense ユーザー インターフェイスで、現代的で一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、UI が拡張されるだけでなく、お客様の変化するニーズを満たすために、SAP Concur がお客様のご要望により迅速に対応できるようにもなります。

クイック経費

**進行中** クイック経費 v1 およびクイック経費 v3 の廃止

2020 年 3 月 31 日で、クイック経費 v1 および クイック経費 v3 の API は廃止されます。現在ご使用のすべてのお客様は、できるだけ早くクイック経費 v4 に移行することをお奨めします。

定義および追加情報については、非推奨ポリシーを参照してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、2 つの旧式 API が削除されます。

セキュリティ拡張

印刷用レポート/請求書でのグラフィック関連サポートの終了 (1 月 31 日)

現在、お客様は、印刷用レポート (または印刷用請求書) 機能を使用して、メール送信、オンライン表示、または印刷される、独自の経費精算レポート、請求書、および支払申請を設定およびカスタマイズすることができます。お客様はグラフィック (通常はロゴ) を追加することもできます。

2020 年 1 月 31 日を目処に、セキュリティ要件を満たすため、SAP Concur では、印刷用レポート (または印刷用請求書) 機能を使用して設定されている経費精算レポート、請求書、および申請におけるあらゆる種類のグラフィックに関するサポートの終了を予定しています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、SAP Concur のお客様のセキュリティが強化されます。

TLS v 1.1 暗号化プロトコルに対するサポートの終了 (1 月 30日)

SAP Concur は、TLS (Transport Layer Security) 暗号化プロトコルのバージョン 1.1 のサポート サイクルの終了を発表しています。よりセキュアな TLS のバージョン 1.2 のサポートは継続されます。その背景には、TLS プロトコルにより、電話またはコンピュータとクラウドベース サービス間のセキュアな双方向通信が可能になったことが挙げられます。

この変更は 2020 年 1 月 30 日に行われます。

業務目的/お客様にとってのメリット: SAP Concur は、お客様のセキュリティと、よりセキュアで新しい TLS のバージョン 1.2 へのアップグレードのしやすさについて慎重に検討したうえで、このステップを実行します。この TLS v 1.1 のサポート終了計画により、お客様は TLS v 1.2 を使用して、安全かつよりセキュアな方法で SAP Concur ソリューションと通信できるようになります。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 1 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

カード

**計画変更** Amex ビジネス カードの接続 (US)

SAP Concur では、まもなく American Express (Amex) ビジネス カードの接続が提供されます。Amex ビジネス カードの直接接続機能により、お客様は Concur Expense で Amex ビジネス クレジット カードに接続できるようになります。

Amex ビジネス カード機能には、以下の機能が備わっています。

  • Amex から SAP Concur への取引の自動日次更新の提供 (Concur Expense ユーザーは、取引を更新するために Amex にサイン インする必要はありません)

  • SAP Concur 経費アシスタントとの互換性の提供

  • すべての補足カード取引を表示しなくても、第 1 カード所有者による取引の管理が可能

  • 取引に対する代理およびプロキシ機能のサポート

  • 外国取引を処理するための取引通貨の提供

  • 利用可能な取引の表示の使用

  • 標準レポートでの Concur Analytics の使用 (未提出取引を含む)

この機能は、2020 年第 1 四半期を予定しています。今後のリリースで、その他の国が追加される予定です。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、SAP Concur のお客様にビジネス カードの接続が提供されます。

財務統合

**計画変更** SAP Payroll 統合

Concur は、Concur Expense を SAP Payroll に接続するため、SAP との新しい統合を作成しました。この統合は、SAP ECC 、S/4HANA (オンプレミス)、または SAP S/4HANA Cloud 向けの SAP ICS (Integration with Concur Services) を基盤としており、お客様は財務計上を設定して利用している必要があります。この統合により、Concur Expense で対象となる給与計算伝票のポーリングが行われ、該当する伝票が処理のために SAP Payroll に取り込まれます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この統合により、お客様は財務統合を使用して、給与計算情報を Concur Expense Professional Edition から SAP Payroll に取り込むことができます。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。