2016 年 12 月 Request Professional Edition 管理サマリー
申請
パッシブ承認利用可能
このリリース以前は、申請承認日が過ぎても、申請のステータスは承認待ちのままで、出張と申請ステータスの間に不整合が生じていました。パッシブ承認機能を使用すると、承認者は承認待ちの申請に対応するかどうかを選択することができます。承認者が申請に対応しない場合、申請はパッシブ承認アクションにより更新されます。パッシブ承認機能には、以下の機能が含まれています。
承認待ち申請の有効期限の期間 (日単位: 事後提出) を設定する機能。有効期限に達すると、パッシブ承認アクションが申請に適用されます。
パッシブ承認アクション (承認または差戻し) を選択する機能。
申請の最終承認日の数時間前にパッシブ承認アクションをトリガーする機能。最終承認日は、出張で設定されます。パッシブ承認アクション設定は、ポリシー レベルで設定されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: パッシブ承認オプションは、Concur Travel スタンドアロンに存在します。この機能の前は、申請において、承認者が最終承認日前に申請を承認しなかった場合、出張はキャンセルされました。申請のパッシブ承認機能を使用すると、お客様は最終承認日前に自動承認 (または差戻し) を設定することができます。この設定により、出張がキャンセルされなくなります。この機能は、承認期限が短い国において重要なものです。多くの国では、出張が時間内に承認されない場合に出張をキャンセルするのではなく、承認なしでも出張者に出張を予約させることを選択しています。
承認後の出張更新利用可能
Concur では、承認後の出張更新機能が申請に追加されました。会議に出席する前に出張者が出張を予約し、その会議が延期または移動されることがよくあります。出張申請がすでに承認されている場合、TMC に連絡して、高い予約料金を支払わないと、計画を変更することができません。承認後の出張更新機能を使用すると、ユーザーは TMC を通さずに承認済みの申請に変更を加えることができます。この機能には、以下の機能が含まれています。
ユーザーは承認済みの申請を撤回し、その申請に関連する出張を変更して申請を再提出することができます。出張の最終承認日がすでに過ぎている場合、ユーザーは申請の撤回後 24 時間以内に申請を再提出する必要があります。24 時間以内に申請を再提出しない場合は、出張はキャンセルされます。
承認期限が変更されず、すでに過ぎている場合、ユーザーは撤回後 24 時間以内に出張を変更して申請の承認を受ける必要があります。それ以外の場合、出張はキャンセルされます。
新しいワークフロー変数である、以前に承認された金額を使用すると、管理者は、以前に承認された金額と新しい金額の差額に基づいてワークフロー ステップ ルールを設定することができます。Concur では、金額が大幅に変更されていない場合は、再提出された申請の承認をスキップすることをお勧めします。
再提出後に申請の承認を受ける必要があるけれど、承認期限前に承認が得られない場合、出張はキャンセルされます。承認後の出張更新機能は、この機能をサポートする TMC とお客様のみが利用することができます。
業務目的/お客様にとってのメリット: 承認後の出張変更は、Concur Travel スタンドアロンに存在します。この拡張により、お客様は、申請と統合された出張を使用して、承認後に出張を更新することができます。また、出張の更新後に 2 回目の承認を必要とすることもできます。
オンライン ヘルプ - 新しい言語利用可能
Concur では、お客様が利用できる翻訳済みオンライン ヘルプが更新および拡張されました。2016 年 12 月のリリースでは、[ヘルプ] メニュー リンクにより、新しい翻訳済みヘルプが表示されます。以下の言語が、Tier 2 から Tier 1 になりました。
チェコ語 (cs)
デンマーク語 (da)
フィンランド語 (fi)
韓国語 (ko)
ノルウェー語 (no)
ポーランド語 (pl)
ロシア語 (ru)
さらに、既存の Tier 1 言語の翻訳が更新されました。
業務目的/お客様にとってのメリット: 新しいヘルプコンテンツにより、現在 21 の言語で翻訳が提供され、エンド ユーザーである世界中のお客様が成功できるよう多くの情報が提供されます。
リリース ノート管理サマリーがオンライン ヘルプで利用可能
Concur では、リリース ノート情報と管理サマリーを表示する新しいページを追加して、オンライン ヘルプで利用できるリリース ノート情報が拡張されました。[新機能] リンクと [リリース ノート管理サマリー] リンクが、すべての管理ユーザーに対し、オンライン ヘルプの左側のメニューに表示されます。
リリース ノート管理サマリー (HTML 形式) は、すべての Tier 1 言語に翻訳されます。管理者は、全リリース ノート (英語のみ、DOC と PDF 形式) とリリースカレンダーを表示することもできます。翻訳済み管理サマリーは、月次リリース直後にこれらのページから利用できます。
業務目的/お客様にとってのメリット: [新機能] ページには、リリースごとに Concur によって提供されるすべての情報が表示されます。これにより、多忙な管理者は 1 つの場所ですべての情報を確認することができます。新しい管理サマリーの翻訳により、グローバルな管理者は自分の言語で月次変更サマリーを取得することができます。
ConcurSolutions.com のサインイン ページのバックグラウンド イメージの更新
四半期ごとに、[サインイン] ページ上の循環バックグランド イメージが、新しいイメージで更新されます。サインイン ページに適用されます。プロフェッショナル バージョンと標準バージョンの両方に適用されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: 新しいデザインが [サインイン] ページに追加されます。
管理
インポート/抽出管理者 – ジョブ実行確認および変更ログ
このリリースでは、インポート/抽出管理者ツールのオプションを使用してインポート/抽出ジョブを実行すると、インポート/抽出管理者ロールとインポート/抽出監視ロールに確認メッセージが表示されます。さらに、ジョブが依頼されると、アクションが変更ログ ツールに記録されます。このツールには、ジョブ実行を行う従業員のメール アドレスが監査目的で記録されます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、ジョブの実行を確認する 2 番目のステップを管理者に実行させることで、ジョブが誤って実行されないようにすることができます。
**近日中** 2017 年 3 月における TLS v 1.0 暗号化プロトコルに対するサポートの終了
Concur は、TLS 暗号化プロトコルのバージョン 1.0 に対するサポート (2017 年 3 月) サイクルの終了を発表します。引き続き、よりセキュアな TLS の 1.1 および 1.2 バージョンがサポートされます。背景として、TLS プロトコルにより、電話またはコンピュータとクラウドベース サービス間のセキュアな双方向通信が可能になります。バージョン 1.0 に限定されたブラウザまたは電話を使用して Concur ソリューションにログインしている Concur ユーザーは 1% に満たないため、このサポートの中止による影響を受けるユーザーは非常に少数です。
業務目的/お客様にとってのメリット: Concur は、お客様のセキュリティと、より新しくセキュアな TLS の 1.1 および 1.2 バージョンへの容易なアップグレードの両方について、慎重に検討したうえでこのステップを実行しています。TLS v 1.0 の使用終了計画により、お客様は TLS バージョン 1.1 以上を使用し、安全かつセキュアな方法で Concur サービスと通信できるようになります。