Concur Invoice Professional Edition 管理のヘルプ

2018 年 12 月 Budget Professional Edition 管理サマリー

初回投稿

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予算項目: 新しい予算タイプの追加

SAP Concur では、新しい予算タイプである [Restricted Account (制限付口座)] が Budget に追加されました。Restricted Account (制限付口座) 予算タイプは、予算口座予算タイプと同じ機能を持ちますが、予算口座とは別に並べ替えて表示され、お客様が "通常の予算口座" と "制限付予算口座" を区別しやすくなります。

高等教育および公共セクターでは、制限付口座は補助金や目的主導予算の別名です。制限付口座の例には、新規調査プロジェクトの資金管理口座があります。組織に、$20,000 の予算と $10,000 の補助金があるとします。補助金は特定期間内に支出する必要があるため最初に使用されます。そうしないと期間の制限により補助金が失われることがあるからです。組織は制限付口座を設定し、期間の制限に日付範囲を使用します。予算 ($20,000) の残りは、日付範囲が長いと見込まれる通常の予算口座として設定します。

Restricted Account (制限付口座) 予算タイプは、[予算項目の追加] ウィンドウおよび [予算項目の修正] ウィンドウで設定します。

お客様は、[予算項目] ページを経由して予算タイプをインポートおよびエクスポートすることもできます。

また、予算タイプは監査ルールでの選択にも利用可能です。

予算タイプを [予算項目] で設定すると、その予算タイプが予算ダッシュボードの [予算概要] ページおよび [予算詳細] ページの予算カードに表示されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、予算口座予算タイプと制限付口座予算タイプを別々に並べ替えることで、お客様がそれらを区別しやすくなります。

予算ダッシュボード: 拡張された新しい検索フィルター

予算ダッシュボードの [予算概要] ページにある既存の期間フィルターは、1 つのフィルターで年度選択と期間選択を組み合わせた、より直感的なフィルターで置換されています。

新しいフィルターによって、予算ダッシュボードのユーザーは、予算説明、予算所有者、および予算カテゴリに関して予算をフィルタリングすることができます。特に、予算項目のページが複数ある予算ダッシュボード ユーザーは、レビューする項目または項目のグループを迅速に見つけられるようになりました。フィルター機能は、予算ダッシュボードの [予算概要][予算詳細] ページの両方で利用可能です。

また、予算期間の変更では、予算ダッシュボードの [予算概要] ページに戻る必要がなくなりました。お客様によって設定されたフィルターが 1 つの予算項目のみを返す場合、ユーザーは予算ダッシュボードの [予算詳細] ページに残ります。フィルターで複数の項目が返される場合、結果は予算ダッシュボードの [予算概要] ページに表示されます。

フィルター機能は、予算ダッシュボードの [予算概要] ページの新しい予算エクスポート オプションにも影響を与えます。これは、表示される結果がエクスポートされるためです。エクスポートされるものは、検索フィルターの結果に基づいて異なります。

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの機能により、お客様が検索している予算情報を迅速に見つけやすくなります。

監査ルール: 新しい予算項目

予算の監査ルールには、[予算タイプ][予算名]、および [予算期間] フィールドが含まれるようになりました。

たとえば、お客様は [予算タイプ] フィールドを使用して、経費精算レポートが設定されたしきい値を超えた場合に、経費精算レポートの提出から個人口座をブロックしたり、このフィールドを使用して制限付き口座に異なる規定外フラグ メッセージを提供したりすることができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの拡張によって、お客様は予算に対してより特定の監査ルールを設定することができます。

予算ダッシュボード: 予算概要はエクスポート可能

このリリースでは、予算所有者は予算情報を SAP Concur ユーザー以外のユーザーと共有することができます。予算ダッシュボードの [予算概要] ページの [Excel に出力] リンクをクリックすると、お客様は、一部の追加フィールドを含み、予算ダッシュボードのリスト ビューで利用可能な情報と同じ情報を Excel スプレッドシートにエクスポートすることができます。追加フィールドには、[Original Budget Amount (当初予算金額)][Adjusted Budget Amount (調整済予算金額)][期間タイプ][予算カテゴリー]、および [予算タイプ] が含まれます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能は、お客様が SAP Concur 以外のユーザーと予算情報を共有するために役立ちます。

SAP Concur メール: **進行中** メール インフラストラクチャの変更 - 信頼できる差出人のリストへの IP アドレスの追加

SAP Concur では、製品から SAP Concur ユーザーへの送信メールに関して新しいメール インフラストラクチャに移行中です。このため、送信 IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングする会社は、新しい IP アドレスを信頼できる差出人のリストに追加して、ユーザーが SAP Concur からメールを受信できるようにする必要があります。

Concur Expense のみ: 現在、ここで説明されている問題は、Concur Expense を使用し、かつ IP アドレスに基づいて受信メールをフィルタリングしている会社にのみ影響することに注意してください (これには、会社が Concur Expense 自体を使用しているか、SAP Concur 製品またはサービスと統合された Concur Expense を使用しているかを問わず、Concur Expense のすべてのエディションが含まれます)。現在のところ、その他の SAP Concur サービス (Concur Travel や Concur Pay など) には影響しません。

2019 年の第 1 四半期を目標として、追加の変更を行う予定です。追加の変更のタイミングに関する詳細については、リリース ノートを確認してください。

SAP Concur メール: **進行中** メール形式の更新

SAP Concur では、すべてのメール通知の形式を更新中です。この変更により、SAP Concur サービス全体で、新しい一貫したルック アンド フィールが提供されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: 更新された一貫性のある表示にすることを目的としています。

計画変更

このセクションの項目は、今後のリリースを予定しています。Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

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予算: **計画変更** まもなく利用可能になるワークフロー

将来のリリースでは、予算のワークフローを利用できるようになります。ワークフローでは、承認および処理ステップによる請求書、経費精算レポート、および支払申請のルーティング方法が定義されます。SAP Concur の予算の柔軟なワークフロー機能を使用することで、会社は、固有のニーズに合わせてワークフローを設計することができます。

予算の確認がないと、期末または年度末までに予算が完全に消費されてしまい、組織の選択肢が制限されたり、予算所有者の予算が超過したりする場合があります。さらに、早期支出によって、それほど重要ではない支出に早期に予算が消費されることで、(組織にとって) より重要な支出が却下されることになります。

ワークフローで予算確認を組み合わせることで、価値が高まります。監査ルールとワークフロー ステップ ルールを使用することで、組織は、組織固有のニーズに応じた微調整を行い、予算をより適切に制御することができます。

また、支出明細がいつ予算の執行と見なされるかを決定することも重要です。ほとんどの組織では、支出明細が支払われるときが執行となります。この場合、(すべてではなくとも) ほとんどの承認ステップで承認を受けています。その他の組織では、それよりもかなり早い時期に執行が行われます。購入申請または事前申請が承認されると、それらは直ちに "約束済" と見なされます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、たとえば、予算期間または予算年度のあまりに早期に予算超過が発生しないように、お客様が予算支出を制御できるようになります。

組織管理: **計画変更** シングル サインオン (SSO) セルフサービス オプションが SAP Concur でまもなく使用可能

シングル サインオンにより、ユーザーは 1 つの資格情報セットを使用して、複数のアプリケーションにアクセスできます。現在、SAP Concur では 2 つのサインインの方法があります。ユーザー名とパスワードを使用する方法か、または組織に対するユーザーのログイン資格情報など、アイデンティティ プロバイダ (IdP) の資格情報による SSO を使用する方法です。

SAP Concur では、シングル サインオン (SSO) の管理機能を SAP Concur に追加する予定です。これにより、SAP Concur のお客様が組織に対する SSO を設定するためのセルフサービス オプションが提供されます。SSO は現在、Concur Expense、Concur Invoice、Concur Request、および Concur Travel でサポートされています。

その他の SAP Concur 製品およびサービスは、この初回リリースの範囲外です。

新しいシングル サインオン (SSO) 機能には、[管理] > [会社] > [組織管理] ページからアクセスできます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、SAP Concur のお客様に SSO を設定するセルフサービス オプションが提供されます。

トレーニング管理: **計画変更** ページの最適化および再配置

[トレーニング管理] ページを簡素化するため、このページのタブがなくなりました。[代替 URL] タブの現在のコンテンツのみが残ります。

この変更に加えて、[トレーニング管理] ページへのアクセスが、[組織管理] から [ツール] に移行します。

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更によって、このページが見つけやすく、使いやすくなります。

テスト ユーザー管理: **計画変更** テスト ユーザー取引の消去機能の廃止

SAP Concur は、テスト ユーザー管理機能において Concur Expense、Concur Invoice、Concur Travel、および Concur Request からテスト ユーザーの取引を削除する機能を廃止する予定です。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、SAP Concur は、多くのお客様が使用する機能の開発およびメンテナンスにリソースを費やすことができるようになります。

SAP Concur: **計画変更** 新しい SAP Concur のサインイン ページ

SAP Concur は、新しい [サインイン] ページを追加する予定です。これにより、ユーザー名とパスワード認証情報を使用してログインするユーザーのログイン エクスペリエンスが更新されます。現在のシングル サインオン (SSO) ユーザーは、ログイン時に追加の認証情報を入力する必要がなくなります。この機能は、2019 年に向けて計画されています。

新しい [サインイン] ページの機能には、以下が含まれます。

  • 2 ステップ ログイン: セキュリティが強化され、最新の業界標準を満たし、ログインの成功率を高めます。

  • マルチアカウント ログイン: 管理者が複数のアカウントを使用してログインすることができます。

  • パスワード ヒントの削除: ユーザーおよび SAP Concur のセキュリティが強化されます。

  • ユーザー アバター: ユーザーのエクスペリエンスが向上します (将来のリリースに向けて計画中)。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、セキュリティが強化され、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザー エクスペリエンスが迅速かつ便利になります。

ファイル転送認証: **計画変更** セキュリティ アップデート

SAP Concur は、SAP Concur との間でファイルを転送するお客様向けに、認証の設定を更新する予定です。更新後の設定では、認証の試行を 5 回失敗したユーザー アカウントはロックされます。一部のアカウントではすでにこの設定が使用されていますが、この変更により、すべてのアカウントがこの設定を使用するように更新されます。この認証の変更は、ファイル転送プロセスのみに影響し、主要な SAP Concur アプリケーションログインには影響しません。

自身のアカウントからロックアウトされたお客様は、SAP Concur サポートにアカウントのロック解除を依頼することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様がファイルの抽出およびインポートにアクセスする際のセキュリティが向上します。

その他: **計画変更** 無効化されているユーザー データのアーカイブ

SAP Concur は拡大し続けているため、お客様の期待およびビジネス ニーズを満たすことができるように、システムのパフォーマンスを改善するステップを実行する必要があります。

全体的な目的は、運用データストア内に保存されているデータ量を削減することで、SAP Concur サービスのパフォーマンスを大幅に改善することです。運用システムのデータを削減することで、サーバー メモリをより効率的に使用することができ、取引の処理時間が短縮されます。このため、SAP Concur では、雇用主によって少なくとも 3 年間無効化されているユーザーに対するアーカイブ プロセスを開発しています。アーカイブ プロセスにより、"無効化された" ユーザー データが運用データストアから別のレポート データストアに移動されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: 無効化されたユーザー データを移動することで、取引の処理時間が早くなります。さらに、非アクティブなユーザーの個人情報に対して、より安全な環境が提供されます。

Concur Expense および Concur Request

Budget Insight: **計画変更** Budget Insight (レガシー) を 2019 年に廃止

Budget Insight は、2019 年 6 月 30 日に廃止される予算管理ツールです。予算機能を使用する予定のお客様には、今年前半にリリースされた SAP Concur の新しい Budget 製品を購入することをお奨めします。新しい Budget 機能では、豊富な機能、改善された UI、および SAP Concur 製品との追加統合が提供されます。特に、Concur Expense、Concur Invoice、Concur Travel、および Concur Request からの追加の経費データが含まれています (これまでは Concur Expense および Concur Request のデータしか利用できませんでした)。

業務目的/お客様にとってのメリット: Budget Insight が廃止されることで、お客様には SAP Concur の新しい Budget 製品を購入する機会が与えられます。この製品では、予算を表示、処理可能、ほぼリアルタイムにすることで高い価値が生み出されます。

お客様通知

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。