Concur Invoice Professional Edition 管理のヘルプ

2020 年 12 月 Invoice Professional Edition 管理サマリー

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リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Professional Edition のリリース ノートには、新機能 - Professional Edition からアクセスすることができます。

認証

**進行中** Director SAML サービスの非推奨化と SAML v2 への移行

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

Director SAML サービスのサポートは非推奨化されています。Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、Director SAML を現在使用中のお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行のサポートをまもなく開始する予定です。

Director SAML を現在使用中のお客様は、SAML V2 にできるだけ早く移行することが推奨されています。

Director SAML サービスに対するサポートの非推奨化は、以下の要件に基づいて行われます。

  • SAP Concur 技術者と TMC が、SAP Concur の既存のお客様に対し Director SAML サービスから SAML V2 への移行をサポートします。

  • Director SAML を現在使用中のすべてのお客様は、Director SAML から SAML V2 への移行を完了しておきます。

Director SAML から SAML V2 への移行は、以下の一般的なステップに従って行う必要があります。

  • お客様が SSO 管理者としての役割を果たす管理者を特定し、適切な権限/ロールを割り当てます。

  • SSO 管理者が SAP Concur 技術者との調整に基づき、SAP Concur SP メタデータを取得します。

  • SSO 管理者が IdP の SSO 設定を SP メタデータからの情報に基づいて実行します。

  • SSO 管理者が IdP メタデータを IdP から取得し、そのメタデータを SAP Concur 技術者に提供します。

  • SSO 管理者が複数のテスト ユーザーを追加し、新しい SSO 接続をテストします。

  • テストが成功したら、会社が SSO を SAP Concur ユーザーにロールアウトします。

シングル サインオン セルフサービス オプションの詳細については、Shared: Single Sign-On Overview (英語のみ) および Shared: Single Sign-On Setup Guide (英語のみ) を参照してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

**進行中** HMAC の非推奨化と SAML v2 および SSO セルフサービス ツールへの移行

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されています。現在、Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、HMAC を使用するお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行をサポートしています。

SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介さずに SAML v2 接続を設定できるようにするシングル サインオン セルフサービス オプションを提供します。

シングル サインオン セルフサービス オプションの詳細については、Shared: Single Sign-On Overview (英語のみ) および Shared: Single Sign-On Setup Guide (英語のみ) を参照してください。

HMAC の非推奨化は、以下の 2 つのフェーズで行われます。

フェーズ I:

  • お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) または SAML 2.0 に準拠したカスタム ソリューションを保有している必要があります。

  • お客様が SAML v2 を使用して認証テストを開始します。

  • TMC が、SAP Concur の新しいお客様を SAML v2 にオンボーディングする準備を行います。

  • リリース ノートでお客様に HMAC の正式な非推奨化日が通知されます。正式な非推奨化日以降は、HMAC を使用して新規のお客様をオンボーディングすることはできません。新規のお客様は、SAML v2 にオンボーディングする必要があります。

  • HMAC を使用している既存のお客様は、SAML v2 に移行する必要があります。

フェーズ II:

  • TMC が、SAP Concur の既存のお客様すべてを HMAC サービスから SAML v2 に移行完了します。

  • HMAC サービスが非推奨化されます。フェーズ II の終了は 2021 年中頃を予定しています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

認証管理

会社リクエスト トークンのセルフサービス ツール (12 月 8 日)

SAP Concur は、2020 年 12 月 8 日に会社リクエスト トークンの新しいセルフサービス ツールをリリースしました。これにより、SAP Concur プラットフォームにおける API への接続時に、JSON Web トークン (JWT) を要求するために必要とされる会社リクエスト トークンを生成できるようになります。

会社リクエスト トークンの生成要件:
  • 新規ツールへのリンクを SAP Concur Client Web Services (CWS) から取得する必要があります。
  • CWS からクライアント ID を取得する必要があります。
  • 会社の管理者は、提供されたリンクから会社リクエスト トークンのセルフサービス ツールにアクセスするため、Web サービス管理者権限が必須です。
  • リクエスト トークンが発行されるには、クライアント ID (アプリ ID) に対する会社への接続許可が必要です。
JWT の取得要件:
  • SAP Concur CWS から提供されるクライアント ID
  • SAP Concur CWS から提供されるクライアント シークレット
  • 会社リクエスト トークン ツールで生成される会社 UUID
  • 会社リクエスト トークン ツールで生成される会社リクエスト トークン

Web サービス管理者権限を持つ管理者は、CWS で提供されるリンクから [会社リクエスト トークン] ページに移動し、[アプリ ID] フィールドに CWS から取得したクライアント ID を入力してから、[提出] をクリックして会社リクエスト トークンを生成できます。また、代替トークンを必要に応じて生成することもできます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この新しいセルフサービス ツールにより、必要な権限を持つ管理者が、SAP Concur の内部スタッフに頼ることなく会社リクエスト トークンを生成できるようになります。また、会社リクエスト トークンが期限切れになるか、失われた場合に、管理者はこの新しいツールを使用し、SAP Concur サポートの支援を受けることなく代替会社リクエスト トークンを生成することもできます。

サポート問合せ権限の保持者

SAP Concur サポート ポータルのプロファイルへのセキュリティ/データ保護連絡オプションの追加 (12 月 3 日)

SAP Concur では、サポート問合せ権限の保持者 (ASC) がセキュリティまたはデータ保護のトピックに関して連絡する必要があるかどうかを指定できるオプションを SAP Concur サポート ポータルに追加しました。

業務目的/お客様にとってのメリット: この拡張により、セキュリティまたはデータ保護のトピックに関する会社内の連絡先と ASC が受信する通知について、より適切に管理できるようになります。

Concur API

List v4 API が利用可能

List API の新しいバージョンを利用できます。List v4 API によって、構成リストを表示し、SAP Concur 製品内で新しいリストを作成することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: List v4 API では、よりセキュアで新しく、きめ細かい方法が使用されます。この API では Universal Unique Identifier (UUID) が使用され、XML の代わりに JSON が使用されます。また、List v4 API への認証はユーザーまたは会社のアクセス トークンを使用して実行することができ、最小限の権限という原則を適用する機会が提供されます。

List Item v4 API が利用可能

List Item API の新しいバージョンを利用できます。List Item v4 API によって、リスト項目を取得および管理するソリューションが提供されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: List Item v4 API では、よりセキュアで新しく、きめ細かい方法が使用されます。この API では Universal Unique Identifier (UUID) が使用され、XML の代わりに JSON が使用されます。また、List Item v4 API への認証はユーザーまたは会社のアクセス トークンを使用して実行することができ、最小限の権限という原則を適用する機会が提供されます。

カスタム フィールド

経費同席者フォームでの連結リスト データ タイプの利用開始

[フォームとフィールド] ([管理] > [経費] > [経費精算の管理] > [フォームとフィールド]) で、連結リストであるカスタム フィールドを経費同席者フォームに追加できるようになりました。経費同席者フォームは、Concur Expense、Concur Request、および Concur Invoice で同席者フォームの設定に使用されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により同席者機能が拡張され、連結リスト タイプのカスタム フィールドが使用可能になります。

ファイル転送の更新

**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行

このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。

SAP Concur では、現在、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを対象に、API を使用した、より効率的で安全なファイル ルーティング プロセスへの移行を開始します。

従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2020 年終了までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。

  • 従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。

財務統合

財務統合サービスが利用可能

財務統合サービス (FIS) では、財務システムへの財務転記を行うために、外部システムと SAP Concur から生成された財務ドキュメントとのやり取りが可能になります。

このサービスでは、承認済経費精算レポート、仮払申請、請求書などの使用可能なデータオブジェクトを要求する自動化されたソリューションが提供されます。オブジェクトをお客様の内部 ERP にインポートすることができ、その後、統合によって Concur Expense または Concur Invoice (もしくはその両方) に転記確認を返送することができます。

財務統合サービスは、カスタム コネクター、SAP Concur App Center のアプリケーション、およびお客様が構築した統合と連動します。

詳細については、Shared: Financial Integration Service Setup Guide (英語のみ) を参照してください

業務目的/お客様にとってのメリット: FIS には、いくつかの利点があります。

  • SAP Concur と ERP 間の経費精算レポートおよび支出の可視性の完全なエンドツーエンドワークフロー。

  • お客様の ERP から、双方向通信を介して転記フィードバックを SAP Concur に送信できるようになりました。

  • 転記フィードバックは SAP Concur に取り込まれ、そこでレポートを修正するか、修正のために従業員に返送し、ERP に再転記することができます。

  • システム間の精度および同期の改善。

  • このプロセスでは、ほぼリアルタイムな転記とフィードバックがお客様に提供されるため、夜間処理は不要になります。

リリース ノート

公開されなくなるプレビュー リリース ノート

2021 年 1 月リリースより、SAP Concur Technical Publications ではプレビュー リリース ノートが公開されなくなります。この変更は、お客様へのご案内を合理化するために行われています。この変更により、各月次リリース サイクルに対して、ドラフト リリース ノートと最終リリース ノートの 2 つのリリース ノートのセットのみが公開されます。

2021 年リリース カレンダー (英語のみ) は、この変更を反映して更新されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、リリース ノートの通信が簡素化されます。

ドラフト リリース ノートおよび最終リリース ノートの公開日付の詳細については、2021 年リリース カレンダー (英語のみ) を参照してください。

セキュリティ

更新済: VIP の F5 クライアント SSL プロファイルにおける非セキュア プロトコルおよび暗号のサポート終了 (10 月 7 日)

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

10 月上旬、SAP Concur のネットワーク チームは、コンテンツ配信システムの設定により、以下に示す一覧内のプロトコルがしばらくの間ブロックされていたことに気付きました。

そのため、F5 クライアント SSL プロファイルを変更するというお客様への通知は不要でした。既存のプロファイルのこうした側面は実際には利用できなかったためです。SAP Concur では、強力なセキュリティプロファイルを維持するため、10 月 7 日に F5 クライアント SSL プロファイルも変更しました。

つまり、以下のプロトコルはすでにブロックされているため、お客様に及ぶ新たな影響はありませんでした。

  • SSL v2

  • SSL v3

  • TLS v1.0

  • TLS v1.1

  • 3DES 暗号スイート

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、製品およびサービスのセキュリティが継続的に確保されます。

ユーザー インターフェイス

[国] ラベルの更新

ユーザー インターフェイスのインスタンス [国] は、[国/地域] に更新されています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、グローバル ユーザー エクスペリエンスが改善されます。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 12 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

Concur Invoice

**計画変更** [請求書] ページの [購買へすべて送信済] リスト ビューからの Excel 形式でのダウンロード

今後のリリースでは、お客様は、[請求書] ページの [購買へすべて送信済] リスト ビューで [Excel としてダウンロード] リンクをクリックすることで、データをエクスポートできるようになります。

エクスポートできる項目の最大数はありませんが、エクスポートする項目が多いと、エクスポート プロセスに時間がかかる場合があります。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、お客様は請求書データを柔軟に処理できるようになります。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。