2019 年 8 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー
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計画変更サマリー
このセクションの項目は、複数の SAP Concur 製品やサービスに適用され、今後のリリースに向けた変更のサマリーです。
SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
認証
これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。
**計画変更** IP 制限における変更ユーザーが SAP Concur にサインインするとき、検証プロセスの 1 つに IP 制限 (IRP) のチェックおよび IPR の準拠があります。IPR は、ユーザーが SAP Concur にサインインできる IP を制限するために会社によって定義された固有 IP または IP 範囲です。IPR は、許容可能な IP アドレスまたは IP アドレス パターン (もしくはその両方) のリストが含まれる文字列の場合があります。たとえば、"170.242.6.43;170.243.70.42;170.243.70.43;171.159.*.*" です。
現在、IPR は会社の出張構成ごとに設定されており、これによって多数の出張構成による会社のメンテナンス問題が発生し、エラーの機会がもたらされています。さらに、新しい出張構成は自動的に含まれないため、容易に忘れられる可能性があります。
今後のリリースでは、この設定は構成レベルの設定から会社レベルの設定に変更されます。この変更により、IPR の 1 つのセットが会社全体に適用されます。
この変更による影響を受けるお客様はごく少数です。さらに、影響を受けるお客様には、必要な設定変更を行うよう個別に SAP Concur より事前にご連絡いたします。
業務目的/お客様にとってのメリット: IPR を使用するお客様は、IPR が会社全体に適用されることが保証されます。
**計画変更** 新しい SAP Concur のサインイン ページ今後のリリースでは、SAP Concur [サインイン] ページが更新され、直接 SAP Concur ユーザー名/パスワード ユーザーとシングル サインオン (SSO) ユーザーの両方に対して新しいサインイン エクスペリエンスが提供されます。SSO ユーザーは、SP 初期化済 SSO サインイン プロセス (www.concursolutions.com) を開始できるようになります。
新しい [サインイン] ページには、2 ステップ サインイン プロセスが含まれます。これにより、セキュリティが強化され、最新の業界標準を満たし、サインインの成功率を高めます。この機能は、2019 年に向けて計画されています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、セキュリティが強化され、SAP Concur 製品およびサービスにサインインするユーザー エクスペリエンスが迅速かつ便利になります。
**計画変更** シングル サインオン (SSO) セルフサービス オプションシングル サインオンにより、ユーザーは 1 つの資格情報セットを使用して、複数のアプリケーションにアクセスできます。現在、SAP Concur では 2 つのサインインの方法があります。ユーザー名とパスワードを使用する方法か、または組織に対するユーザーのログイン資格情報など、アイデンティティ プロバイダ (IdP) の資格情報による SSO を使用する方法です。
SAP Concur では、シングル サインオン (SSO) の管理機能を SAP Concur 製品に追加する予定です。これにより、お客様に組織で SSO を設定するためのセルフサービス オプションが提供されます。SSO は現在、Concur Expense、Invoice、Request、および Travel でサポートされています。
新しいシングル サインオン (SSO) の管理機能は、既存の SSO 設定を使用しているお客様にとっては代替ツールであり、組織で SSO を導入しようとしているお客様にとっては新しいツールです。すべてのユーザーが新しい SSO セルフサービス ツールに移行するまで、既存の SSO 設定と新しい SSO セルフサービス ツールを両方とも使用できます。
新しい SSO の管理機能には、以下が含まれます。
組織で SSO を設定するための無料のセルフサービス オプション (この新機能は、すべてのお客様が自動的に使用できます)
SAML 2.0 に準拠し、現在の業界標準である新しい SAML2 サービス
プライバシーとセキュリティへの関心に対処するための暗号化された SAML アサーション
会社レベルでの SSO の強制 (SSO をオプションとして選択する機能も使用できます)
複数のアイデンティティ プロバイダ (IdP) メタデータをアップロードする機能
SAP Concur のサービス プロバイダ メタデータをダウンロードする機能
その他の SAP Concur 製品およびサービスは、この初回リリースの範囲外です。
この機能は、2019 年 9 月に予定されています。
業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、SAP Concur のお客様に SSO を設定するセルフサービス オプションが提供され、SSO を使用する既存のお客様は、ユーザーの SSO を管理するために、最終的には新しい SSO サービスに移行する必要があります。
Budget Insight
**計画変更** Budget Insight (レガシー) を 2019 年に廃止Budget Insight は、2019 年 12 月 31 日に廃止される予算管理ツールです。予算機能を使用するお客様には、昨年リリースされた SAP Concur の新しい Budget 製品を購入することをお奨めします。新しい Budget 機能では、豊富な機能、改善された UI、および SAP Concur 製品との追加統合が提供されます。特に、Concur Expense、Concur Invoice、および Concur Request からの追加の経費データが含まれています (これまでは Concur Expense および Concur Request のデータしか利用できませんでした)。
業務目的/お客様にとってのメリット: Budget Insight の廃止は、お客様が新しい Budget 製品を購入する機会となります。この製品では、予算が可視化され、すぐの対処が可能になり、ほぼリアルタイムとなることで、高い価値が生み出されます。
**計画変更** 予算の見通しのワークフローステップ名を変更 - ステータス更新現在、SAP Concur では、この変更の再評価が進行中です。次のリリースでこの情報は削除されます。この変更が再度考慮される場合は、リリース ノート ドキュメントに情報が記載されます。
E-Receipt
**計画変更** 航空 E-Receipt の新デザインE-Receipt と容易な経費精算レポートへの継続的な取り組みの一環として、GDS およびいくつかの TripLink 取引からのチケットおよびクーポン データに基づいて SAP Concur によって生成される航空 E-Receipt のデザインが新しくなります。
新しい E-Receipt 形式は、8 月/9 月の時間枠を目標に段階的にリリースされます。
ユーザー/お客様にとってのメリット: この変更により、航空 E-Receipt は SAP Concur の標準 E-Receipt 形式となり、Concur Expense では、より一貫したエクスペリエンスがお客様に提供されます。この形式は、NextGen Expense を使用しているお客様にも使いやすい形式となっています。この変更により、新しい航空 E-Receipt の表示が遅くなることがあるなどの、エンド ユーザーのパフォーマンス/安定性の問題も排除されます。
ファイル転送の更新
**計画変更** SSH キーによる必須 SFTP2020 年 12 月 7 日時点で、非 SFTP (Secure File Transfer Protocol) プロトコルとパスワード認証は最終的に廃止されます。
新しいお客様の場合、6 月リリース以降は、すべての新しいファイル転送アカウントがセキュア シェル (SSH) キー認証による SFTP を使用する必要があります。
既存のお客様の場合、既存の非 SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証による SFTP に切り替える必要があります。パスワード認証を使用している既存の SFTP ファイル転送アカウントは、SSH キー認証の使用に切り替える必要があります。6 月リリース以降は、SFTP パスワード リセットの要求時に、パスワードをリセットする代わりに、お客様が認証用の SSH キーを入力する必要があります。
- この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st.concursolutions.com
st-eu.concursolutions.com
st-cge.concursolutions.com
st-cge-dr.concursolutions.com
vs.concursolutions.com
vs.concurcdc.cn
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。
**計画変更** ソース IP のチェック (EMEA)2019 年 9 月 16 日時点で、ヨーロッパ、中東、およびアフリカ (EMEA) のすべてのファイル転送アカウントに対して、ソース インターネット プロトコル (IP) のチェックが導入されます。
この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。
st-eu.concursolutions.com
新しいお客様の場合、新しいお客様の IP アドレスが導入中に SAP Concur によって SAP Concur のアクセス コントロール リスト (ACL) に追加されます。
既存のお客様の場合、ソース IP アドレスが SAP Concur のアクセス コントロール リスト (ACL) に追加されるように、今すぐ SAP Concur サポートに連絡してください。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。
製品設定 (Standard Edition のみ)
**計画変更** カスタム フィールドの継続的な UI 拡張製品設定のカスタム フィールドの管理モジュールでは、数週間のうちに引き続きユーザー インターフェイスが更新されます。計画されている UI の更新により、一部の既存の機能または設定の概観が変更されます。一部の小さな新しい機能拡張も追加される可能性がありますが、それらの機能は比較的軽微である予定です。既存の機能が削除される予定はありません。一部の変更は今後のリリースに合わせて発生しますが、その他の小さな変更は通知なしで発生します。
以下のページの UI が更新されます。
カスタム フィールドの管理
新しいフィールドの追加
業務目的/お客様にとってのメリット: これらの更新によって、エンドユーザーのエクスペリエンスが向上することで、カスタム フィールドの管理が改善されます。
**計画変更** 新規ユーザーに対する招待メールの更新Concur Expense、Invoice、および Request の Standard Edition にサインインするために新規ユーザーに送信される招待メールはまもなく更新されます。招待メールは、[製品設定] の [ユーザー] ページから新規ユーザーおよび既存のユーザーに送信できるオプション機能です。
招待メールの変更には以下の利点が含まれます。
ユーザーが SAP Concur の製品にサインインするリンクを簡単に見つけ、パスワードを変更できるように改善されたリンクの場所
明確化されたテキストおよび形式設定の変更
この変更は、新しいお客様と既存のお客様が利用できます。
業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、製品への初回サインイン時に、サインインやパスワード変更についての明確で簡潔な指示が提供され、ユーザーに対する招待メールが使いやすくなります。
リリース: ユーザー エクスポートで許可される複数のユーザーの一括編集この機能/変更のリリースが予定されています。この機能/変更の詳細については、該当する製品リリース ノートを参照してください。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書
月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。