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2020 年 5 月 Travel Professional Edition 管理サマリー

初回投稿

リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Professional Edition のリリース ノートには、新機能 - Professional Edition からアクセスすることができます。

フライト

払戻申請順番待ちに追加された Cleartrip セグメントが含まれるユーザーが放棄した旅程

2020 年 4 月 17 日より、SAP Concur ソリューションでは、Cleartrip API による予約のパッシブ セグメントが含まれるユーザーが放棄した PNR または不明な PNR の順番待ちロジックが変更されています。このような PNR は、払戻申請順番待ちに追加されるようになりました。

この変更の前は、修正タイム ウィンドウ内でユーザーによって終了されなかった Cleartrip セグメントが含まれるユーザーが放棄した PNR または不明な PNR は、発券の順番待ちに移動されていました。チケットはすでに発行され、支払は処理されているため、これは、即時発券直接接続のフライトの予約に関する SAP Concur ソリューションの標準ロジックと一致しています。

PNR を払戻申請順番待ちに追加することで、TMC は手動による介入が必要な予約があると認識でき、未完了の予約について出張者をフォローアップすることができます。TMC は、予約を (可能な場合) キャンセルして払い戻すか、またはそれぞれが関連するルーチンで処理できるように手動で処理を完了するようにするかを出張者と連携して判断することができます。これにより、TMC がそれぞれのアカウントに対する Cleartrip の請求と顧客に対する請求書との突合処理を行う際のサポートも改善されます。

ホテル

**進行中** モバイル アプリの直接接続コンテンツ

SAP Concur ソリューション モバイル アプリ ユーザーは、ホテル サービス V2 からコンテンツを購入、予約、およびキャンセルできるようになります。

出張者は、どのデバイスからでも出張を予約できるようになります。3 月 31 日を過ぎると、出張者は、SAP Concur ソリューション モバイル アプリ内から、ホテル サービス V2 で提供されるホテルを検索、予約、およびキャンセルすることができます。

Sabre: ホテル - 宿泊サポートのコンテンツ サービス

Sabre の従来のホテル API から移行するための Sabre の要件に従って、2020 年 5 月 1 日より、Concur Travel は Sabre の新しい Content Services for Lodging APIs (CSL) に移行されます。

これらの新しいサービスは、よく似ていますが、従来のホテル サービスとの下位互換性はありません。エンドユーザーの場合、この移行による予約機能やホテル予約の確認機能への影響はありません。TMC の場合、Concur Travel では、CSL を使用してホテル コンテンツを利用することにより、暗号化されたホスト コマンド (HOT、HOD、HRD、HOX、および XI など - Sabre SAN-15891 を参照) を使用して、現在のミッドオフィス プロセスへの影響を最小限に抑えるためにできることはすべて行われました。ライブのホテル セグメントは、従来の API と同じ構造で予約されます。Sabre Red 360 からオフラインで全 CSL ホテル予約を予約する Concur Travel パートナーは、これらの予約がユーザーの出張旅程に表示されるようになることを期待できますが、Concur Travel では、これらの予約を修正またはキャンセルすることはできません。これらは "読み取り専用" 状態になります。

ユーザーは、ホテル予約の検討時と確定時に差異がないことを確認する必要があります。また、Concur Travel で当初予約されていた既存の予約を変更またはキャンセルしようとする際にも、差異がないことを確認する必要があります。ホテル予約が Concur Travel 以外で予約および確定された場合、その予約のユーザーによる変更またはキャンセル機能が制限される場合があります。

Starwood ロイヤルティ番号が使用不可に

Marriott International は、2016 年に Starwood Hotels を買収した後、Starwod のロイヤルティ プログラムであるスターウッド プリファード ゲスト (SPG) 番号を廃止し、影響を受ける出張者を BonVoy と呼ばれる Marriott 独自のロイヤルティ プログラムに変換しました。ただし、古い SPG 番号はまだ Concur のユーザー プロファイルに残されており、引き続き、XML プロファイルの同期プロセス中に一部の TMC によって追加されます。これにより、ユーザーが Marriott を予約しようとすると、一部のシナリオでエラーが生成されます。

2020 年 5 月より、SAP Concur ソリューションでは、ユーザーのプロファイルから古い SPG ロイヤルティ番号が削除され、ユーザーのプロファイルに新しい SPG ロイヤルティ番号を書き込むことができなくなります。XML プロファイル同期によって取得されるこのような番号はすべて無視され、出張プロファイル 2.0 API では戻されなくなります。

ユーザーが Marriott を予約する際の SPG 関連のエラーもなくなります。

その他

保留の管理およびユーザーの消去の説明の更新

[管理] > [会社] > [データ保持] ページに表示される [保留の管理およびユーザーの消去] データ保持機能の説明が更新されました。

この更新により、[データ保持管理者] ロールのあるユーザーが [ユーザー保留][保留解除]、および [ユーザー消去] の各ボタンを見つけることができる場所について、より正確な情報が提供されます。

一部の製品およびサービスが利用できない場合に表示されるホーム ページを変更

ユーザーが SAP Concur ソリューションにサインインした際に一部使用できない製品やサービスがある場合は、ユーザーに表示される [ホーム] ページのバージョンが変更され、利用できる製品およびサービスにアクセスできるようになります。

この改善の導入前は、一部使用できない製品やサービスがあるときにユーザーが SAP Concur ソリューションにサインインしようとすると、503 (サービスが利用不可) というメッセージが表示され、ユーザーの [ホーム] ページにはアクセスできませんでした。そのため、すべてのサービスおよび製品が利用できるようになってから SAP Concur にサインインするまで、ユーザーは待機する必要がありました。

この拡張により、他に使用できない製品やサービスがある場合でも、利用可能な製品およびサービスを使用するタスクを完了することができるようになります。

古いサインイン手順が使用不可に

2019 年 10 月 31 日に、SAP Concur ソリューションには、ユーザーが SAP Concur にサインインするための新しい手順が導入されました。

この新しいサインイン手順が導入されてからは、新しい [サインイン] ページからサインインするか、古いサインイン手順に戻すかをユーザーが選択できました。5 月のリリースより、古いサインイン手順は使用できなくなります。

新しいサインイン手順では、セキュリティが強化され、SAP Concur 製品およびサービスへのユーザーのログインがさらに迅速かつ便利になります。この変更によって、すべてのユーザーのサインイン手順が統一されます。

**進行中** HMAC の SSO セルフサービスへの移行開始サポートの終了

SAP Concur ソリューションでは、まもなく、SSO オプションとしてのハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) を削除する廃止プロセスが開始されます。HMAC の代替サービスは SAML SSO です。このサービスの設定はセルフサービス方式となります。お客様の管理者は SAP Concur ソリューション内のこの設定にアクセスして SAML 接続を完了します。

現在 HMAC を使用しているお客様の場合、リリースされ次第 SSO セルフサービス ツールに移行することをお奨めします (2020 年第 2 四半期を予定)。この新しい SSO セルフサービス ツールにより、複数のポータル (アイデンティティ プロバイダ) を追加できるようになります。

この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行

このリリース ノートは、SAP Concur ソリューションを使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur ソリューションでは、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。

SAP Concur ソリューションにより、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティは、より効率的で安全な API を利用するファイル ルーティング プロセスに移行が開始されます。

この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。

支払のプロファイル形式および旅程変更の従来の通知の廃止

SAP Concur ソリューションでは、セキュリティに関するベスト プラクティスの準拠について、製品およびサービスが継続的にレビューされます。弊社の認証インフラストラクチャのセキュリティ改善の一環として、OAuth トークンの処理のために、ユーザーまたは会社のプロファイル、支払形式、および旅程に関する通知の廃止が決定されました。

認証を別の方法で処理するために、これらの通知リファクタリングするのではなく、削除するということは、非常に低い使用率と高いエラー率 (配信の失敗) の両方によって決定されました。

プロファイルと FOP 変更に関する通知は、先ごろ 2020 年に無効化されました。旅程変更に関する通知は、2020 年 5 月または 6 月に無効化される予定です。

この変更により、すべてのお客様のセキュリティが向上します。

新しい言語のサポート (タイ語)

この変更によって、ユーザーはタイ語で表示されるように SAP Concur ソリューションの UI テキストを設定できます。

この言語をリストに表示するには、この言語を有効化する必要があります。言語が有効化されている場合、ユーザーが SAP Concur ソリューションの [サインイン] を開き、使用可能な言語リストを表示すると、リストにタイ語が表示されます。

米国データ センターに接続するユーザーのリダイレクト

5 月以降は、www.concursolutions.com から米国データ センターに接続するユーザーが us1.concursolutions.com にリダイレクトされます。

この変更によって、SAP Concur データ センターの URL 形式が、すべてのデータ センターで一貫したものになります。たとえば、EMEA データ センターに接続するユーザーは、eu1.concursolutions.com にリダイレクトされます。

旅行業務/技術の基本

Southwest Airlines の更新

Southwest Airlines は、現在 Apollo および Worldspan GDS に完全に参加しています。フライト スケジュールおよび運賃コンテンツは、Southwest Airlines から許可を取得した US ベースの代理店が使用できるようになります。

**TMC プレビュー** Amadeus: Amadeus Ticket Changer (ATC) のサポート

これまで、Concur Travel では、Sabre (Sabre Automated Exchanges 経由)、Worldspan (Rapid Reprice 経由)、および Apollo (Worldspan の GDS 共通 Rapid Reprice 経由) 向けに、発券後の変更機能を提供してきました。

2020 年 3 月のリリースで、SAP Concur チームは、Amadeus Ticket Changer (ATC) for Professional edition による Amadeus 向け交換機能のサポートを発表いたします。ATC は、2020 年 4 月のリリースで Standard Edition で利用できるようになります。

Amadeus のお客様は、発券済みの予約をオンラインで変更できるようになるため、代理店に連絡する必要がなくなります。

**進行中** Apollo/Galileo: レガシー Web サービスから Galileo Web サービスへの移行

Travelport によるレガシー接続を廃止するため、Concur Travel では、XML Select 接続プラットフォームから Galileo Web サービス接続プラットフォームに移行しています。この変更により、SAP Concur のお客様に次のような利点がもたらされます。

  • Concur Travel の Apollo/Galileo サービスのスケーラビリティと安定性の向上

  • SAP Concur チームによる Apollo/Galileo への接続に使用されていたレガシー コードの削除が可能 (それにより、内部処理が簡易化)

  • 簡易化された接続アプローチの使用によるパフォーマンスの向上

  • 安定性が向上

**TMC プレビュー** Travelport ブランド運賃 - 完全なサポート

2017 年、SAP Concur ソリューションでは、すべての Apollo、Galileo、Worldspan のお客様に対するブランド運賃のサポートは制限されていました。

SAP Concur ソリューションは、すべての Travelport のお客様に真のブランド運賃サポートを提供できるように、Travelport と協力して開発が行われています。特に、この開発により、Concur Travel が運賃を GDS PNR に保存する方法が変更されます。運賃の保存には、ブランド運賃航空会社のブランド種別が含まれます。この新しい運賃保存機能は、2 月 24 日の夕方以降にパイロット版で利用可能になりました。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 5 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

管理

**計画変更** [承認してから予約] ユーザー権限

[プロファイル ユーザー] 権限は、Concur Travel で 2 つの目的に使用されます。最初に、Concur Travel のみ、または Concur Expense と統合された Concur Travel、または Concur Request および [予約してから承認] ワークフローと統合された Concur Travel を使用する設定において、お客様は、出張ウィザードで出張を予約するためのアクセス権は (まだ) 持つべきでないが、ユーザー プロファイルで出張関連のすべてのフィールド (座席や食事、マイレージ会員番号など) に入力するためのアクセス権はすでに持っている必要があるユーザーに、この権限を割り当てることができます。

また、この権限は、Concur Travel が Concur Request および [承認してから予約] ワークフローと統合されている設定で使用することもできます。このコンテキストでは、これを使用することで、申請承認を受ける前に出張ウィザードで出張予約をするためのユーザー アクセスを制限しながらも、引き続き承認済み申請から出張予約を行えるようにすることができます。

この変更により、いかなる状況においても出張を予約することができないユーザー ([プロファイル ユーザー] 権限) と、承認済み申請からの出張のみを予約できるユーザー ([承認してから予約] 権限) との区別が明確になります。

**計画変更** レガシー クレジット カード フィードの廃止

レガシー クレジット カード フィードをクレジット カード情報のインポートに使用している Concur Travel のお客様は 4 社以下です。しかし、この方法による機密情報の転送は、SAP Concur のセキュリティに関するベスト プラクティスを反映していません。少数のお客様がまだこの機能を使用されているため、よりセキュアな代替手段があることを前提に、クレジット カード フィードを廃止します。2020 年 7 月 1 日を目処に、既存のクレジット カード フィードは利用できなくなります。

サポートされているデータ交換のメカニズムの数を削減することで、SAP Concur ソリューションでは、お客様のためにセキュリティを強化し、使いやすさを向上することに注力することができます。

**計画変更** レガシー HR フィード エディターの廃止

レガシー HR フィード エディターは、ユーザー情報を Concur Travel にインポートするための旧式の方法であり、ご利用のお客様は 5 社未満です。この機能を使用されているお客様は少なく、より優れた代替手段があることから、クレジット カード フィードを廃止します。2020 年 7 月 1 日を目処に、HR フィード エディターによるフィードは利用できなくなります。影響を受けると思われる場合は、SAP Concur サポートまたは TMC に連絡して最適なソリューションを特定してください。

サポートされているデータ交換のメカニズムの数を削減することで、SAP Concur ソリューションでは、お客様のためにセキュリティを強化し、使いやすさを向上することに注力することができます。

**計画変更** レガシー出張アシスタント フィードの廃止

レガシー出張アシスタント フィードは、ユーザー情報を Concur Travel にインポートするための旧式の方法であり、ご利用のお客様は 5 社未満です。この機能を使用しているお客様は非常に少ないため、出張アシスタント フィードの廃止を予定しています。2020 年 7 月 1 日を目処に、データは出張アシスタント フィードを介してはインポートされなくなります。影響を受けると思われる場合は、SAP Concur サポートまたは TMC に連絡して最適なソリューションを確認してください。

サポートされているデータ交換のメカニズムの数を削減することで、SAP Concur ソリューションでは、お客様のためにセキュリティが強化され、使いやすさが向上します。

旅行業務/技術の基本

**計画変更** HRS -ホテル パッシブ セグメントの更新

標準化の取り組みの一環として、SAP Concur ソリューションにより、すべての GDS に対する標準のホテル パッシブ形式が更新されます。

SAP Concur ソリューションですべてのホテル パートナーが新しいホテル プラットフォーム (HS2) に移行されると、代理店代行パートナーは、Concur Travel ですべての非 GDS のホテル コンテンツ用の 1 つの形式に対して関連するルーチンをプログラムすることができます。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。