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2020 年 3 月 Travel Professional Edition 管理サマリー

初回投稿

リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Professional Edition のリリース ノートには、新機能 - Professional Edition からアクセスすることができます。

ホテル

モバイル アプリの直接接続コンテンツ

2020 年 3 月 31 日より、モバイル アプリ ユーザーは、直接接続コンテンツ プロバイダからのコンテンツを購入および予約することができます。

これにより、SAP Concur モバイルアプリのホテル サービス V2 を介して、ホテル直接接続コンテンツを利用できるようになります。特に、ホテルへの直接接続コンテンツへの依存度が高い市場 (EMEA、APAC) で、顧客およびユーザーの満足度を高めることができます。

さらに、TMC パートナーが SAP Concur モバイル アプリで新しい TMC ホテルコンテンツを利用できるようにすると、GDS 関連のホテル予約数を削減してこれらの顧客の TMC 料を削減することで競争上の優位性を獲得できます。

鉄道

新しい SNCF (フランス国有鉄道) の API (PAO) の部分的な移行

SAP Concur は、SNCF 鉄道プロバイダによる新しい API である PAO (Portail d’Acces aux Offres) に接続することで、SNCF 鉄道プロバイダとの接続をアップグレードしました。

2020 年 3 月 16 日を目処に、この接続により SNCF Riva から SNCF PAO に移行し、Eurostar の継続的なサポートに加え、地域出張 (TER) コンテンツをお客様に提供できるようになります。

その他

**進行中** HMAC の SSO セルフサービスへの移行開始サポートの終了

SAP Concur はまもなく、SSO オプションとしてのハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) を削除する廃止プロセスを開始します。HMAC の代替サービスは SAML SSO です。このサービスの設定はセルフサービス方式となります。お客様の管理者は SAP Concur 内でこの設定にアクセスして SAML 接続を完了します。

現在 HMAC を使用しているお客様の場合、リリースされ次第 SSO セルフサービス ツールに移行することをお奨めします (2020 年第 2 四半期を予定)。この新しい SSO セルフサービス ツールにより、複数のポータル (アイデンティティ プロバイダ) を追加できるようになります。

HTTPS プロトコルはファイル転送で許可されなくなる

このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加するお客様および支払先に対し、SAP Concur では、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。

2020 年 2 月 24 日の午後 2 時 PST 以降、SAP Concur のファイル転送システムに接続すると HTTPS プロトコルは使用できなくなります。

この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。

一部の製品およびサービスが利用できない場合に表示されるホーム ページを変更

3 月下旬を目処に、ユーザーが SAP Concur にサインインした際に一部使用できない製品やサービスがある場合、ユーザーに表示される [ホーム] ページが変更されます。変更後の[ホーム] ページからは、利用できる製品およびサービスにアクセスできます。

この改善の導入前は、一部使用できない製品やサービスがあるときにユーザーが SAP Concur にサインインしようとすると、503 (サービスが利用不可) というメッセージが表示され、ユーザーの [ホーム] ページにはアクセスできませんでした。そのため、すべてのサービスおよび製品が利用できるようになってから SAP Concur にサインインするまで、ユーザーは待機する必要がありました。

この拡張により、他に使用できない製品やサービスがある場合でも、利用可能な製品およびサービスを使用するタスクを完了することができるようになります。

**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行

このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。

SAP Concur は、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティを、より効率的で安全な API を利用するファイル ルーティング プロセスに移行開始いたします。

この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。

TLS v 1.1 暗号化プロトコルに対するサポートの終了

SAP Concur は、TLS (Transport Layer Security) 暗号化プロトコルのバージョン 1.1 のサポート サイクルの終了を発表しています。よりセキュアな TLS のバージョン 1.2 のサポートは継続されます。その背景には、TLS プロトコルにより、電話またはコンピュータとクラウドベース サービス間のセキュアな双方向通信が可能になったことが挙げられます。

TLS v.1.1 の接続は 2020 年 2 月 20 日より拒否されています。

SAP Concur は、お客様のセキュリティと、よりセキュアで新しい TLS のバージョン 1.2 へのアップグレードのしやすさについて慎重に検討したうえで、このステップを実行します。この TLS v 1.1 のサポート終了計画により、お客様は TLS v 1.2 を使用して、安全かつよりセキュアな方法で SAP Concur ソリューションと通信できるようになります。

出張業務/技術の基本

**TMC プレビュー** Amadeus: Amadeus Ticket Changer (ATC) のサポート

これまで、SAP Concur では、Sabre (Sabre Automated Exchanges 経由)、Worldspan (Rapid Reprice 経由)、および Apollo (Worldspan の GDS 共通 Rapid Reprice 経由) 向けに、発券後の変更機能を提供してきました。

2020 年 3 月のリリースでは、Amadeus Ticket Changer (ATC) for Professional edition による Amadeus 向け交換機能のサポートをご案内しています。ATC は、2020 年 4 月のリリースで Standard Edition で利用できるようになります。

Amadeus のお客様は、発券済みの予約をオンラインで変更できるようになるため、代理店に連絡する必要がなくなります。

**進行中** Apollo/Galileo: レガシー Web サービスから Galileo Web サービスへの移行

Travelport によるレガシー接続を廃止するため、Concur Travel では、XML Select 接続プラットフォームから Galileo Web サービス接続プラットフォームに移行しています。この変更により、SAP Concur のお客様に次のような利点がもたらされます。

  • Concur Travel の Apollo/Galileo サービスのスケーラビリティと安定性の向上

  • SAP Concur による Apollo/Galileo への接続に使用されていたレガシー コードの削除が可能 (それにより、内部処理が簡易化)

  • 簡易化された接続アプローチが使用されることでパフォーマンスが向上

  • 安定性が向上

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 3 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。

出張業務/技術の基本

**計画変更/TMC プレビュー** Travelport ブランド運賃 - 完全なサポート

2017 年時点で、SAP Concur では、すべての Apollo、Galileo、Worldspan のお客様に対するブランド運賃のサポートが制限されていました。

SAP Concur は、すべての Travelport のお客様に真のブランド運賃サポートを提供できるように、Travelport と協力して開発を行っています。特に、この開発により、Concur Travel が運賃を GDS PNR に保存する方法が変更されます。運賃の保存には、ブランド運賃航空会社のブランド種別が含まれます。この新しい運賃保存機能は、2 月 24 日の夕方以降にパイロット版で利用可能になりました。

**計画変更** Amadeus: Amadeus Ticket Changer (ATC) のサポート

これまで、SAP Concur では、Sabre (Sabre Automated Exchanges 経由)、Worldspan (Rapid Reprice 経由)、および Apollo (Worldspan の GDS 共通 Rapid Reprice 経由) 向けに、発券後の変更機能を提供してきました。

今後のリリースでは、Amadeus (Amadeus Ticket Changer (ATC) 経由) 向けの交換機能もサポートされます。この機能の詳細については、機能提供後すぐにお知らせします。

Amadeus のお客様は、発券済みの予約をオンラインで変更できるようになるため、代理店に連絡する必要がなくなります。

**計画変更** [承認してから予約] ユーザー権限

[プロファイル ユーザー] 権限は、Concur Travel で 2 つの目的に使用されます。最初に、Concur Travel のみ、または Concur Expense と統合された Concur Travel、または Concur Request および [予約してから承認] ワークフローと統合された Concur Travel を使用する設定において、お客様は、出張ウィザードで出張を予約するためのアクセス権は (まだ) 持つべきでないが、ユーザー プロファイルで出張関連のすべてのフィールド (座席や食事、マイレージ会員番号など) に入力するためのアクセス権はすでに持っている必要があるユーザーに、この権限を割り当てることができます。

また、Concur Travel が Concur Request および [承認してから予約] ワークフローで統合されている設定でこの権限を使用することもできます。このコンテキストでは、これを使用することで、申請承認を受ける前に出張ウィザードで出張予約をするためのユーザー アクセスを制限しながらも、引き続き承認済み申請から出張予約を行えるようにすることができます。

これらの 2 つの使用ケースを明確に区別するため、SAP Concur では、承認済み申請から出張予約を行うことができるユーザーの権限として、新たに [承認してから予約] を導入することを計画しています。

**計画変更** HRS: ホテル パッシブ セグメントの更新

標準化の取り組みの一環として、SAP Concur では、すべての GDS に対する標準のホテル パッシブ形式を更新します。

SAP Concur がすべてのホテル パートナーを新しいホテル プラットフォーム (HS2) に移行すると、代理店代行パートナーは、Concur Travel ですべての非 GDS のホテル コンテンツ用の 1 つの形式に対して関連するルーチンをプログラムすることができます。

**計画変更** Real ID

米国運輸保安局は、2020 年 10 月 1 日以降に米国内に入国するには、すべての旅行者が Real ID 準拠の運転免許証または条件を満たすその他の ID (パスポートなど) を提示する必要がある旨を通知しています。

**計画変更** レガシー クレジット カード フィードの廃止

レガシー クレジット カード フィードをクレジット カード情報のインポートに使用している Concur Travel のお客様は 4 社以下です。しかし、この方法による機密情報の転送は、SAP Concur のセキュリティに関するベスト プラクティスを反映していません。少数のお客様がまだこの機能を使用されているため、よりセキュアな代替手段があることを前提に、クレジット カード フィードを廃止します。2020 年 7 月 1 日を目処に、既存のクレジット カード フィードは利用できなくなります。

データ交換の目的でサポートされるメカニズムの数を削減することにより、SAP Concur は、当社のお客様のためにセキュリティの強化と使いやすさの向上に注力することができます。

**計画変更** レガシー HR フィード エディターの廃止

レガシー HR フィード エディターは、ユーザー情報を Concur Travel にインポートするための旧式の方法であり、ご利用のお客様は 5 社未満です。この機能を使用されているお客様は少なく、より優れた代替手段があることから、クレジット カード フィードを廃止します。2020 年 7 月 1 日を目処に、HR フィード エディターによるフィードは利用できなくなります。影響を受けると思われる場合は、SAP Concur サポートまたは TMC に連絡して最適なソリューションを特定してください。

データ交換の目的でサポートされるメカニズムの数を削減することにより、SAP Concur は、当社のお客様のためにセキュリティの強化と使いやすさの向上に注力することができます。

**計画変更** レガシー出張アシスタント フィードの廃止

レガシー出張アシスタント フィードは、ユーザー情報を Concur Travel にインポートするための旧式の方法であり、ご利用のお客様は 5 社未満です。この機能を使用しているお客様は非常に少ないため、出張アシスタント フィードの廃止を予定しています。2020 年 7 月 1 日を目処に、データは出張アシスタント フィードを介してはインポートされなくなります。影響を受けると思われる場合は、SAP Concur サポートまたは TMC に連絡して最適なソリューションを確認してください。

データ交換の目的でサポートされるメカニズムの数を削減することにより、SAP Concur は、当社のお客様のためにセキュリティの強化と使いやすさの向上に注力することができます。

**計画変更** Sabre: ホテル: Content Services for Lodging のサポート

Sabre が新しい Sabre ホテル宿泊プラットフォームを導入しました。これは統合サービスとともに動作し、一般に Content Services for Lodging (CSL) と呼ばれます。現在のホテル サービスをご利用のすべてのお客様は、2020 年春を目処に、新しい CSL に移行する必要があります。

Concur Travel では、新しい CSL サービスが使用されますが、ホテル セグメントは CSL 形式では作成されません。Concur Travel では、ホテル API で現在使用されているものと同じ形式 (旧形式) で、すべてのホテル予約が作成されます。Concur Travel では、スキャン回数を同じに維持すべく尽力しますが、新しい価格検証ステップをプロセスに導入することで、ショッピング/価格設定イベントごとに少なくとも 1 回はスキャンが追加される可能性があります。

ユーザーは現在の予約フローへの変更を確認することはできませんが、予約機能全体または幅広いホテル オプションを改善するために、追加のデータ要素が表示される場合や、使用できる場合があります。

**計画変更** 払戻申請順番待ちに追加された Cleartrip セグメントが含まれるユーザーが放棄した出張

SAP Concur では、Cleartrip API による予約のパッシブ セグメントが含まれるユーザーが放棄した PNR または不明な PNR の順番待ちロジックが変更されます。今後、このような PNR は払戻申請順番待ちに追加されます。

PNR を払戻申請順番待ちに追加することで、TMC は手動による介入が必要な予約があると認識でき、未完了の予約について出張者をフォローアップすることができます。TMC は、予約を (可能な場合) キャンセルして払い戻すのか、またはそれぞれが関連するルーチンで処理できるように手動で処理を完了するようにするのかを、出張者と連携して判断することができます。

これにより、TMC がそれぞれのアカウントに対する Cleartrip の請求と顧客に対する請求書との突合処理を行う際のサポートも改善されます。

**計画変更** Worldspan: 運賃の保存の変更

長年にわたって、SAP Concur では Worldspan の運賃の保存について複数のオプションをサポートしてきました。これは Worldspan PNR サポートにとって非常に複雑でした。最近、[バンドルされていないエコノミー運賃を除外] オプション (FXD 修飾要素) などの旧来のオプションのいくつかが、最新の市場運賃とうまく適合されていないことがありました。

サポート コストを削減し、Worldspan のお客様に対して最新の価格設定方法を使用するために、SAP Concur はいくつかの変更を行いました。その他の優先度の高い取り組みがあるため、追って通知が行われるまで残りの設定は更新されません。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。