2020 年 11 月 Travel Professional Edition 管理サマリー
初回投稿
リリース ノート サマリー
サポート問合せ権限の保持者
SAP Concur Support のオンライン スケジュールSAP Concur Support では、サポート問合せ権限の保持者 (ASC) がサポート エンジニアとのミーティングをスケジュールできるオンライン スケジュール機能を実装しました。
オンライン スケジュールにより、サポート問合せ権限の保持者 (ASC) は、SAP Concur Support のエンジニアとのミーティングを容易にスケジュールすることができます。
ホテル
Amadeus ホテル パッシブ セグメントの変更SAP Concur ソリューションの 11 月のリリースでは、Amadeus でホテル用のパッシブ セグメントを作成するために使用するテンプレートが修正されます。従来どおり、引き続きホテル用のパッシブ セグメントを作成します。ただし、11 月のリリース後は、パッシブ セグメントから [クレジットカード保証] フィールドが削除されます。これにより、支払形式 (クレジットカード) 情報が送信されないようにします。
SAP Concur ソリューションはこの措置を講じることで、PCI 支払カード情報の安全性が損なわれる可能性を回避します。
カスタム ホテル ソーシング - プロバイダによって制御される並べ替え (料金レベル)この更新により、カスタム ホテル ソーシング プロバイダが Desktop ユーザーの料金の並べ替え順序を上書きできるようになりました。モバイル ユーザーはこの機能を利用できません。
お客様には、カスタム ホテル ソーシング プログラムに参加しているプロバイダによって指定された順序で料金を表示できるというメリットがあります。
プロファイル
CTE でのカナダの個人保護プログラム番号2020 年 11 月 5 日、カナダの旅客保護プログラム (PPP) 義務をサポートするため、Sabre は拡張を行い、乗客ごとに 2 つの DOCO/R SSR (米国のレッドレスナンバー用に 1 つと、カナダの渡航番号用に 1 つ) を許可しています。それまでは、乗客が保持する DOCO/R SSR は 1 人につき 1 つのみでした。カナダの渡航番号は、"CAN" という文字で始まります。"CAN" 以外の文字で始まるドキュメント番号で入力された DOCO/R はすべて米国のレッドレスナンバーとみなされます。現時点では、その他の国では DOCO/R を使用していません。
この拡張により、CTE でカナダの渡航番号を使用する出張者がサポートされるようになります。
[プロファイル] ページ UI での携帯電話番号の検証これまでは、ユーザーが [ユーザー プロファイル] ページで携帯電話番号を追加または更新すると、ページの設定に応じて、さまざまなエントリ検証が行われる場合がありました。[Concur モバイル デバイス] セクションの [携帯電話番号] フィールドには、ダッシュ、スペース、および数字のみが許可される厳重な検証ルールが適用されている場合がありました。ただし、[連絡先情報] セクションの [携帯電話] フィールドには、検証ルールが適用されていませんでした (すべての文字が許可されていました)。このため、ユーザーの携帯電話番号を削除または編集しようとしたときに、重複エントリやその他のデータ関連の問題が発生することがありました。
この拡張により、UI 動作の一貫性が確保され、携帯電話番号に関連するバグが減っています。
その他
VIP の F5 クライアント SSL プロファイルにおける非セキュア プロトコルおよび暗号のサポート終了10 月上旬、SAP Concur のネットワーク チームは、コンテンツ配信システムの設定により、しばらくの間非セキュア プロトコルがブロックされていたことに気付きました。
そのため、F5 クライアント SSL プロファイルを変更するというお客様への通知は不要でした。既存のプロファイルのこうした側面は実際には利用できなかったためです。SAP Concur では、強力なセキュリティプロファイルを維持するため、10 月 7 日に F5 クライアント SSL プロファイルも変更しました。お客様に及ぶ新たな影響はありませんでした。
この更新により、製品およびサービスのセキュリティが継続的に確保されます。
悪意のあるドメインに関するアラート悪意のあるドメインの可能性がある一覧については、Concur Travel の 11 月のリリース ノートを参照してください。この一覧は完全なものではなく、ドメイン名内に SAP Concur ソリューションのブランドから派生した不適切な用語を含み、不正である可能性が高いサイトの存在についての最初の警告として示しています。
お客様は、SAP Concur ソリューションを使用する状況において、これらのドメインを回避する必要があります。一部のドメインは登録されている可能性がありますが、注意する必要があります。
このアラートにより、製品およびサービスのセキュリティが継続的に確保されます。
シングル サインオン (SSO) セルフサービス オプションSAP Concur は、11 月のリリースで、シングル サインオン (SSO) セルフサービス ツールを SAP Concur 製品に追加しています。この新しいツールにより、お客様は組織の SSO を SAP Concur のサポートなしで設定することができます。SSO は現在、Concur Expense、Concur Invoice、Concur Request、および Concur Travel でサポートされています。
この機能により、SAP Concur の新規のお客様に SSO を設定するセルフサービス オプションが提供されます。また、SSO を使用しており、最終的には新しい SAML v2 サービスに移行する必要がある既存のお客様にも、ユーザーの SSO を管理するためのオプションが提供されます。
お客様および支払先のファイル転送から削除された 2 つの SSH 転送暗号のサポートこのリリース ノートは、SAP Concur ソリューションを使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。セキュリティで保護されたさまざまなファイル転送プロトコルを使用してデータ交換に参加するお客様および支払先に対し、これらのファイル転送のセキュリティを強化するための変更を行っています。
この変更により、ファイル転送のセキュリティが強化されます。
**進行中** Director SAML サービスの非推奨化と SAML v2 への移行Director SAML サービスのサポートは非推奨化されています。Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は間もなく、Director SAML を現在使用中のお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行のサポートを開始する予定です。
Director SAML を現在使用中のお客様は、SAML V2 にできるだけ早く移行することが推奨されています。
この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
**進行中** HMAC の非推奨化による SSO セルフサービスへの移行開始SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されています。現在、Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、HMAC を使用するお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行をサポートしています。
SAP Concur の 11 月のリリース (11 月 14 日予定) では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介さずに SAML v2 接続を設定できるようにするシングル サインオン セルフサービス オプションを提供する予定です。
この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。
**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行このリリース ノートは、SAP Concur ソリューションを使用してファイル移行を行う技術スタッフを対象としています。SAP Concur ソリューションでは、データ交換に参加しているお客様および支払先向けにファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。
SAP Concur ソリューションにより、ファイルの移動で従来のプロセスを使用しているエンティティは、より効率的で安全な API を利用するファイル ルーティング プロセスに移行が開始されます。従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2020 年終了までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。
この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。
UI ラベルの拡張 - [国] ラベルの更新ユーザー インターフェイスのインスタンス [国] は、[国/地域] に更新されています。
この変更により、グローバル ユーザー エクスペリエンスが改善されます。
計画変更サマリー
このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
重要: ここに記載されている計画変更は、この SAP Concur 製品またはサービスに影響を与える拡張および修正として予定されている内容を網羅していない場合があります。複数の SAP Concur 製品またはサービスに適用される計画変更は、統合されたドキュメントに記載されています。2020 年 11 月: 共通の計画変更 Professional Edition 管理サマリー で入手可能な追加の計画変更管理サマリーを確認してください。
フライト
**計画変更** AirPlus A.I.D.A.Concur Travel での機能の廃止
SAP では、お客様に最大の価値を提供するため、ソリューションとポートフォリオを継続的に検討しています。使用率が低く、プログラムに変更が加えられることから、Concur Travel では現在の AirPlus A.I.D.A. 機能が廃止されます。
AirPlus A.I.D.A. 機能の廃止は、現時点では 2021 年 2 月のリリースを予定しています。
**計画変更** CIBT - レガシー統合の廃止
2020 年 2 月、SAP Concur と CIBT により、Concur App Center を介した新しい統合方法が導入され、新しい CIBT アプリが使用可能になりました。CIBT とのレガシー統合方法は、移行期間中も引き続きサポートされますが、SAP Concur では最終的にレガシー バッチ ファイル プロトコルの統合方法を廃止する予定です。2020 年 2 月のリリース ノートで発表された当初の廃止日は 2020 年 11 月でした。お客様とビジネス パートナーが移行にかけられる時間を増やし、Covid-19 のパンデミックによって一部の組織が受ける影響を少しでも緩和するために、SAP Concur では移行期間を延長することを決定しました。廃止は、2021 年の後半を予定しています。廃止日に近づいたら、詳細を提供する予定です。
**計画変更** 次世代の AA AirPass プログラムアメリカン航空の AirPass プログラムに参加している会社では、間もなく、Concur Travel でアメリカン航空の次世代 AirPass プログラムに対応できるようになります。このプログラムでは、出張者が無制限の航空運賃を前払い固定レートで購入できます。
AirPass では、正規運賃のインベントリを使用して、最終座席空き状況および柔軟性が提供されています。また、AirPass は、出張者の AAdvantage メンバーシップ番号に関連付けられています。
プロファイル
**計画変更** 従来の Travel Profile 1.0 API/Profile エンドポイントの廃止現在サポートされている Travel Profile API のバージョンは 2.0 です。ただし、ユーザー プロファイルを取得するために Travel Profile 1.0 API/Profile エンドポイントを引き続き呼び出しているお客様およびパートナーがまだ存在しています。この古いエンドポイントは 2020 年 12 月リリースで完全に非推奨化される予定です。ユーザーは、この日付よりも前に Travel Profile 2.0 API に切り替える必要があります。
サポートされているプロファイル データ交換のメカニズムの数を削減することで、SAP Concur ソリューションでは、SAP がサポートするお客様のためにセキュリティを強化し、使いやすさを向上し、追加機能を提供することに注力することができます。
**計画変更** Travel Profile 2.0 API の出張構成パラメータSAP Concur ソリューションでは、オプションのパラメータを Travel Profile 2.0 (TP2.0) API/サマリー取得エンドポイントに追加しています。これにより、呼び出し元が 1 つまたは複数の出張構成に関連付けられたユーザーを取得できるようになります。
この変更の前は、TP2.0 API の呼び出し元がアプリに関連するすべてのユーザーを取得していました。この変更により、TP2.0 API の呼び出し元は、オプションで 1 つまたは複数の TravelConfig ID をパラメータとして GET 呼び出しに提供し、ユーザー プロファイルを関連する TravelConfig 内のユーザー プロファイルにフィルタリングすることができます。
この拡張により、Travel Profile 2.0 の呼び出し元がユーザー プロファイルのセットを小さなセットにフィルタリングできるようになるため、プロファイルを CTE と同期するために必要な時間、帯域幅、およびリソースの量が削減される可能性があります。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors
「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書
月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。