Concur Invoice Professional Edition 管理のヘルプ

2020 年 12 月 Request Professional Edition 管理サマリー

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リリース ノート サマリー

このセクションの項目は、今月のリリース ノートのサマリーです。Professional Edition のリリース ノートには、新機能 - Professional Edition からアクセスすることができます。

Concur Request の NextGen UI

**進行中** Concur Request エンド ユーザーのユーザー インターフェイス (UI) の更新

Concur Request ソリューションのユーザー インターフェイス エクスペリエンスの継続的な進化は、申請プロセスに対して最新の直観的かつ合理的なエクスペリエンスを提供する思慮深い設計および調査の結果です。

Concur Request のお客様は、強制的な移行よりも前に、NextGen UI をプレビューしてオプトインできるようになります。

業務目的/お客様にとってのメリット: 次世代の Concur Request ユーザー インターフェイスは、最新かつ一貫性があり、合理的なユーザー エクスペリエンスを提供するように設計されています。この技術により、ユーザー インターフェイスが拡張されるだけでなく、お客様の変化するニーズを満たすために、弊社がお客様のご要望により迅速に対応できるようにもなります。

管理

経費同席者フォームでの連結リスト データ タイプの利用開始

[フォームとフィールド] ([管理] > [経費] > [経費精算の管理] > [フォームとフィールド]) で、連結リストであるカスタム フィールドを経費同席者フォームに追加できるようになりました。経費同席者フォームは、Concur Expense、Concur Request、および Concur Invoice で同席者フォームの設定に使用されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により同席者機能が拡張され、連結リスト タイプのカスタム フィールドが使用可能になります。

API

List v4 API が利用可能

List API の新しいバージョンを利用できます。List v4 API によって、構成リストを表示し、SAP Concur 製品内で新しいリストを作成することができます。

業務目的/お客様にとってのメリット: List v4 API では、よりセキュアで新しく、きめ細かい方法が使用されます。この API では Universal Unique Identifier (UUID) が使用され、XML の代わりに JSON が使用されます。また、List v4 API への認証はユーザーまたは会社のアクセス トークンを使用して実行することができ、最小限の権限という原則を適用する機会が提供されます。

List Item v4 API が利用可能

List Item API の新しいバージョンを利用できます。List Item v4 API によって、リスト項目を取得および管理するソリューションが提供されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: List Item v4 API では、よりセキュアで新しく、きめ細かい方法が使用されます。この API では Universal Unique Identifier (UUID) が使用され、XML の代わりに JSON が使用されます。また、List Item v4 API への認証はユーザーまたは会社のアクセス トークンを使用して実行することができ、最小限の権限という原則を適用する機会が提供されます。

認証

**進行中** Director SAML サービスの非推奨化と SAML v2 への移行

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

Director SAML サービスのサポートは非推奨化されています。Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は間もなく、Director SAML を現在使用中のお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行のサポートを開始する予定です。

Director SAML を現在使用中のお客様は、SAML V2 にできるだけ早く移行することが推奨されています。

Director SAML サービスに対するサポートの非推奨化は、以下の要件に基づいて行われます。

  • SAP Concur 技術者と TMC が、SAP Concur の既存のお客様に対し Director SAML サービスから SAML V2 への移行をサポートします。
  • Director SAML を現在使用中のすべてのお客様は、Director SAML から SAML V2 への移行を完了しておきます。

Director SAML から SAML V2 への移行は、以下の一般的なステップに従って行う必要があります。

  • お客様が SSO 管理者としての役割を果たす管理者を特定し、適切な権限/ロールを割り当てます。
  • SSO 管理者が SAP Concur 技術者との調整に基づき、SAP Concur SP メタデータを取得します。
  • SSO 管理者が IdP の SSO 設定を SP メタデータからの情報に基づいて実行します。
  • SSO 管理者が IdP メタデータを IdP から取得し、そのメタデータを SAP Concur 技術者に提供します。
  • SSO 管理者が複数のテスト ユーザーを追加し、新しい SSO 接続をテストします。
  • テストが成功したら、会社が SSO を SAP Concur ユーザーにロールアウトします。

シングル サインオン セルフサービス オプションの詳細については、Shared: Single Sign-On Overview (英語のみ) および Shared: Single Sign-On Setup Guide (英語のみ) を参照してください。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

**進行中** HMAC の非推奨化と SAML v2 および SSO セルフサービス ツールへの移行

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

SAP Concur のハッシュベース メッセージ認証コード (HMAC) に対するサポートは、非推奨化されています。現在、Travel Management Company (TMC) と SAP Concur の担当者は、HMAC を使用するお客様に対し SAP Concur SAML v2 SSO (SAML v2) への移行をサポートしています。

SAP Concur では、お客様の管理者が SAP Concur のサポート担当者を介さずに SAML v2 接続を設定できるようにするシングル サインオン セルフサービス オプションを提供します。

シングル サインオン セルフサービス オプションの詳細については、Shared: Single Sign-On Overview (英語のみ) および Shared: Single Sign-On Setup Guide (英語のみ) を参照してください。

HMAC の非推奨化は、以下の 2 つのフェーズで行われます。

フェーズ I:

  • お客様は、アイデンティティ プロバイダ (IdP) または SAML 2.0 に準拠したカスタム ソリューションを保有している必要があります。
  • お客様が SAML v2 を使用して認証テストを開始します。
  • TMC が、SAP Concur の新しいお客様を SAML v2 にオンボーディングする準備を行います。
  • リリース ノートでお客様に HMAC の正式な非推奨化日が通知されます。正式な非推奨化日以降は、HMAC を使用して新規のお客様をオンボーディングすることはできません。新規のお客様は、SAML v2 にオンボーディングする必要があります。
  • HMAC を使用している既存のお客様は、SAML v2 に移行する必要があります。

フェーズ II:

  • TMC が、SAP Concur の既存のお客様すべてを HMAC サービスから SAML v2 に移行完了します。
  • HMAC サービスが非推奨化されます。フェーズ II の終了は 2021 年中頃を予定しています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、セキュリティが強化されるとともに、SAP Concur 製品およびサービスにログインするユーザーに対するサポートが改善されます。

認証管理

会社リクエスト トークンのセルフサービス ツール

SAP Concur は、2020 年 12 月 8 日に会社リクエスト トークンの新しいセルフサービス ツールをリリースしました。これにより、SAP Concur プラットフォームにおける API への接続時に、JSON Web トークン (JWT) を要求するために必要とされる会社リクエスト トークンを生成できるようになります。

会社リクエスト トークンの生成要件:

  • 新規ツールへのリンクを SAP Concur Client Web Services (CWS) から取得する必要があります。
  • CWS からクライアント ID を取得する必要があります。
  • 会社の管理者は、提供されたリンクから会社リクエスト トークンのセルフサービス ツールにアクセスするため、Web サービス管理者権限が必須です。
  • リクエスト トークンが発行されるには、クライアント ID (アプリ ID) に対する会社への接続許可が必要です。

JWT の取得要件:

  • SAP Concur CWS から提供されるクライアント ID
  • SAP Concur CWS から提供されるクライアント シークレット
  • 会社リクエスト トークン ツールで生成される会社 UUID
  • 会社リクエスト トークン ツールで生成される会社リクエスト トークン

Web サービス管理者権限を持つ管理者は、CWS で提供されるリンクから [会社リクエスト トークン] ページに移動し、[アプリ ID] フィールドに CWS から取得したクライアント ID を入力してから、[提出] をクリックして会社リクエスト トークンを生成できます。また、代替トークンを必要に応じて生成することもできます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この新しいセルフサービス ツールにより、必要な権限を持つ管理者が、SAP Concur の内部スタッフに頼ることなく会社リクエスト トークンを生成できるようになります。また、会社リクエスト トークンが期限切れになるか、失われた場合に、管理者はこの新しいツールを使用し、SAP Concur サポートの支援を受けることなく代替会社リクエスト トークンを生成することもできます。

サポート問合せ権限の保持者

SAP Concur サポート ポータルのプロファイルへのセキュリティ/データ保護連絡オプションの追加 (12 月 3 日)

SAP Concur では、サポート問合せ権限の保持者 (ASC) がセキュリティまたはデータ保護のトピックに関して連絡する必要があるかどうかを指定できるオプションを SAP Concur サポート ポータルに追加しました。

この拡張により、セキュリティまたはデータ保護のトピックに関する会社内の連絡先と ASC が受信する通知について、より適切に管理できるようになります。

ファイル転送の更新

**進行中** SAP Concur レガシー ファイル移動の移行

このリリース ノートは、SAP Concur を使用してファイル送信を行う技術スタッフを対象としています。SAP では、データ交換に参加しているお客様および支払先向けに SAP Concur ファイル転送サブシステムの保守を進め、ファイル転送のセキュリティを強化しています。

SAP では、ファイルの移動で従来のプロセスを使用している SAP Concur エンティティを、より効率的で安全な API を利用するファイル ルーティング プロセスに移行を開始します。

従来のプロセスを使用するように現在エンティティが構成されているお客様は、現在から 2020 年終了までのいずれかの時点で、より効率的なプロセスへと移行されます。より効率的なプロセスに移行すると、次のような点が改善されます。

  • 従来のプロセスでは、お客様は、ファイル転送スケジュールが指定された時間に実行されるまで待機する必要がありました。より効率的で安全な API ベースのプロセスでは、SAP Concur からの抽出やその他の送信ファイルは、ファイルの作成直後から、既存のオーバーナイト処理期間中に利用できます。

この発表は、以下のファイル転送 DNS エンドポイントに関連します。

  • st.concursolutions.com

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、ファイル転送のセキュリティと効率が強化されます。

リリース ノート

公開されなくなるプレビュー リリース ノート

2021 年 1 月リリースより、SAP Concur Technical Publications ではプレビュー リリース ノートが公開されなくなります。この変更は、お客様へのご案内を合理化するために行われています。この変更により、各月次リリース サイクルに対して、ドラフト リリース ノートと最終リリース ノートの 2 つのリリース ノートのセットのみが公開されます。

2021 年リリース カレンダー (英語のみ) は、この変更を反映して更新されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、リリース ノートの通信が簡素化されます。

SAP Concur のプラットフォーム

**進行中** 既存の Concur Request API (v1.0、v3.0、v3.1) の廃止および使用停止 (2021 年 6 月 1 日)

今後のリリース (2021 年 6 月 1 日以降を予定) では、SAP Concur API ライフサイクルおよび非推奨ポリシーに基づいて、既存の Concur Request API (v1.0、v3.0、および v3.1) が廃止されます。これらの API は、Concur Request v4 API に置き換えられます。これらの API は、廃止後は SAP によってサポートされなくなります。

v1.0、v3.0、および v3.1 API の使用停止は、API の廃止から 3 カ月後に開始されます。使用停止となる特定の日付は、個々のお客様の API 移行によって異なります。

v1.0、v3.0、v3.1 の API タイムライン:

  • 非推奨 - 2020 年 3 月 1 日~ 2021 年 5 月 31 日
  • 廃止 - 2021 年 6 月 1 日~ 2021 年 11 月 30 日
  • 使用停止 - 廃止ステータスによる無効化から 3 カ月後に開始

業務目的/お客様にとってのメリット: Concur Request API v1.0、v3.0 および v3.1 では、セキュリティのベスト プラクティスではない、Oauth2 標準を満たしていない前の認証方法のみがサポートされます。また、Concur Request API の以前のバージョンでは、申請の承認ワークフローでの移動や、カスタムのシンプルな接続済リスト フィールドの管理の可能性が制限されていました。これらの問題は、新しい Concur Request v4 API で解決されます。

さらに、SAP は現在の Concur Request API と新しい Concur Request v4 API (ISO の互換性はなし) との間で後方互換性プロジェクトを実行して、前のバージョンで管理されたユース ケースのほとんどを Concur Request v4 API でも管理できるようにします。

セキュリティ

更新済: VIP の F5 クライアント SSL プロファイルにおける非セキュア プロトコルおよび暗号のサポート終了 (10 月 7 日)

これらの変更は、セキュアな認証の保持に対する SAP Concur の継続的な取り組みの一環です。

10 月上旬、SAP Concur のネットワーク チームは、コンテンツ配信システムの設定により、以下に示す一覧内のプロトコルがしばらくの間ブロックされていたことに気付きました。

そのため、F5 クライアント SSL プロファイルを変更するというお客様への通知は不要でした。既存のプロファイルのこうした側面は実際には利用できなかったためです。SAP Concur では、強力なセキュリティプロファイルを維持するため、10 月 7 日に F5 クライアント SSL プロファイルも変更しました。

つまり、以下のプロトコルはすでにブロックされているため、お客様に及ぶ新たな影響はありませんでした。

  • SSL v2
  • SSL v3
  • TLS v1.0
  • TLS v1.1
  • 3DES 暗号スイート

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、製品およびサービスのセキュリティが継続的に確保されます。

ユーザー インターフェイス

[国] ラベルの更新

ユーザー インターフェイスのインスタンス [国] は、[国/地域] に更新されています。

業務目的/お客様にとってのメリット: この変更により、グローバル ユーザー エクスペリエンスが改善されます。

計画変更サマリー

このセクションの項目は、今後のリリースを予定している変更のサマリーです。SAP は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。

管理

**計画変更** レポート自動作成設定の一時的な削除

2020 年 11 月のリリースで、[レポートの自動作成] 設定がすべての Concur Request ポリシーに対する [新規申請ポリシー] および [申請ポリシーの修正] ページ ([管理] > [申請] > [申請ポリシー]) に追加されました。

[レポートの自動作成] の設定に関して、お客様がこの設定を利用できるようになる前に追加の改善が必要であるとの決定が行われました。[レポートの自動作成] 設定は、[新規申請ポリシー] ページおよび [申請ポリシーの修正] ページから一時的に削除されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新では、設定機能の改善がサポートされます。

同席者

**計画変更** 従業員同席者検索の拡張

これらの変更は、NextGen UI エクスペリエンスの一部でもあります。

検索結果の絞り込みに使用できる追加のフィルター オプションがまもなく提供されるため、ユーザーは想定経費に同席者として追加する従業員を検索する際に、従業員の識別を正確かつ効率的に実行できるようになります。

現時点では、姓名以外で検索できるフィールドがないため、従業員の同席者の検索は難しい状態です。

この更新により、従業員の同席者の既定の検索オプションビューにメール アドレスと国フィルターが自動的に追加されます。

この機能の更新には、以下の利点があります。

  • 従業員を正確に識別できる (特に従業員の姓名が同じ場合)
  • 関連する検索結果の絞り込みに役立つフィルターを提供することで、従業員検索の効率が向上する
  • 従業員同席者管理が簡素化され、SYSEMP 同席者タイプの同席者データの更新に同席者インポートを使用する必要がなくなる
  • 同席者検索に非アクティブな従業員を追加できる (オプション)

業務目的/お客様にとってのメリット: この更新により、従業員の同席者の検索がより効率的になります。さらに、SYSEMP 同席者タイプの同席者データを更新するために同席者インポートを使用する必要がなくなるため、従業員の同席者の管理が簡素化されます。

お客様通知

このセクションの項目では、すべてのお客様向けに参照資料が提供されます。

SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors

「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)

月次ブラウザ証明書

月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートで提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。