Concur Invoice Professional Edition 管理のヘルプ

2017 年 5 月 Analysis/Intelligence Professional Edition 管理サマリー

最終更新日: 2017 年 6 月 2 日

モデルの変更

新しいフィールド: 会計カレンダー フィールド

このリリースでは、経費精算と請求書処理用の新しい会計カレンダー名関連のフィールドがあります。

説明: これらのフィールドは、7 月にリリースを予定している拡張会計カレンダー機能をサポートするモデルに追加されました。これらのフィールドを使用すると、拡張会計カレンダー機能に定義された会計カレンダーでレポートすることができます。拡張会計カレンダー機能がリリースされるまで、これらのフィールドにデータは入力されません。

新しい会計カレンダー名関連のフィールドは、以下のフォルダにあります。

  • [経費] > [経費精算レポート] > [レポート日とステータス] > [支払送信日の属性]
  • [経費] > [経費精算レポート] > [レポート日とステータス] > [現在の日付属性]
  • [経費] > [経費精算レポート] > [エントリ情報] > [取引日属性]
  • [請求書] > [支払申請の日付とステータス] > [現在の日付属性]
新しいフィルター: 最後の 7 日と前四半期

このリリースでは、経費精算用に新しい支払送信日関連のフィルターと支払日関連のフィルターがあります。

説明: これらのフィルターを使用すると、最後の 7 日と前四半期の支払送信日または支払日に基づいてレポートをフィルタリングすることができます。

支払送信日関連のフィルターと支払日関連のフィルターは、以下のフォルダにあります。

  • [経費] > [経費精算レポート] > [一般的なレポート ヘッダー フィルター] > [支払送信日に基づきフィルターを適用]
  • [経費] > [経費精算レポート] > [一般的なレポート ヘッダー フィルター] > [支払日に基づきフィルターを適用]

レポートの変更

新しい請求書レポート: 同席者の詳細

Analysis/Intelligence のお客様は、新しい同席者の詳細レポートを使用して、従業員別の支出、および関連する同席者を含む経費に関する同席者の情報を表示することができます。

同席者の詳細レポートは、全体像を提供するために実行したり、同僚、従業員以外のお客様、または見込み客の経費の対象として従業員が支出した金額を示す、選択された支払申請に関して実行したりすることができます。

レポートの場所

レポートは以下のフォルダにあります。

  • [分析] - [標準レポート] ‎> [請求書]
  • [インテリジェンス] - [標準レポート] ‎> [請求書]
上位の請求書支払先支出の詳細およびサマリー レポートに対するプロンプトの変更

上位の請求書支払先支出 - 詳細レポートおよび上位の請求書支払先支出 - サマリー レポートでは、新しいプロンプトが [プロンプト] ページに追加されています。新しいプロンプトには、支払処理日と最初の承認日のプロンプトが含まれています。請求書管理概要ダッシュボードでこれらのレポートをドリル レポートとして使用できるように、これらの変更が加えられました。

レポートの場所

上位の請求書支払先支出 - 詳細レポートは、以下のフォルダにあります。

  • [インテリジェンス] - [標準レポート] ‎> [請求書]

上位の請求書支払先支出 - サマリー レポートは、以下のフォルダにあります。

  • [分析] - [標準レポート] ‎> [請求書]
  • [インテリジェンス] - [標準レポート] ‎> [請求書]
更新後の Persona ダッシュボード: 請求書管理概要 (インテリジェンス)

請求書管理概要ダッシュボードでは、[経費タイプ別の支出傾向] セクションが、[経費タイプ上位 5 件] セクションに置き換えられ、ダッシュボードセクション (支払方法セクションを除く) ごとにドリルスルー詳細レポートがダッシュボードに追加されました。支払方法セクションのドリルスルー レポートは、4 月のリリースで追加されました。

経費タイプ上位 5 件

[経費タイプ上位 5 件] セクションには、請求書処理の経費タイプ上位 5 件に対する年累計支出のビジュアライゼーションが表示されます。経費タイプ別の支出は、ステータスが支払済の請求書から取得されます。

このセクションの情報は、支出を予測し、予算を立てる際に役立てることができます。

棒の上にポインタを合わせると、請求書処理の経費タイプ名および年累計に対する経費タイプに関連する支払済請求書からの合計支出が表示されます。

ドリルスルー レポート

請求書管理概要ダッシュボードの各セクションにはドリルスルー レポート アイコンが含まれています。アイコンをクリックすると、セクションの詳細レポートを含む、セクションに関連するレポートのリストが表示されます。リストの最初のレポートは、セクションに関連する詳細レポートです。

このリリースでは、以下のセクションの詳細レポートがダッシュボードに追加されています。

  • 未払の古い請求書
  • 請求書支出合計
  • 経費タイプ上位 5 件
  • 支払先上位 10 社
  • 発注 vs 発注以外の支出
  • 発注採用

請求書支出合計および経費タイプ上位 5 件

[請求書支出合計] セクションと [経費タイプ上位 5 件] セクションには、同じ詳細レポートがあります。既存の [標準レポート] > [請求書] レポート – 請求書処理の経費タイプ支出傾向レポートを再利用しています。このリリースでは、請求書処理の経費タイプ支出傾向レポートに四半期別の合計と小計も含まれています。

支払先上位 10 社

[日付を選択] プロンプトで行った選択によって、ページに表示されるプロンプトが決定されます。たとえば、[支払処理日] オプションと [年累計] オプションを選択すると、[日付を選択] プロンプトと [ランク] プロンプトのみが表示されます。

発注 vs 発注以外の支出および発注採用

[発注 vs 発注以外の支出] セクションと [発注採用] セクションには、同じ詳細レポートがあります。

ダッシュボードの場所

請求書管理概要ダッシュボードは、Persona ダッシュボードの [クイック アクセス メニュー] ページから [請求書管理概要] をクリックしてアクセスできます。

Persona ダッシュボードは以下のフォルダにあります。

  • [インテリジェンス] - [標準レポート] ‎> [Persona ダッシュボード]

請求書管理概要ダッシュボードは以下のフォルダにあります。

  • [インテリジェンス] - [標準レポート] ‎> [Persona ダッシュボード] > [請求書管理概要]

ダッシュボードで利用可能な請求書レポートの場所

請求書処理の経費タイプ支出傾向レポートと上位の請求書支払先支出 - 詳細レポートを除き、請求書管理概要ダッシュボードで表示できるすべてのドリルスルー レポートは、以下のフォルダにあります。

  • [インテリジェンス] - [標準レポート] ‎> [Persona ダッシュボード] > [請求書管理概要] > [詳細レポート]

請求書処理の経費タイプ支出傾向レポートと上位の請求書支払先支出 - 詳細レポートは、以下のフォルダにあります。

  • [インテリジェンス] - [標準レポート] ‎> [請求書]

請求書管理概要ダッシュボードの詳細については、Chapter 16: Folder – Persona Dashboards in the Standard Reports by Folder ガイド (英語のみ) を参照してください。

更新済: E-Receipt が有効の従業員レポート

E-Receipt が有効の従業員レポートの [E-Receipt ステータス] プロンプトが、null (空白) の E-Receipt ステータスに対して更新されました。[選択解除] オプションが [E-Receipt ステータス] プロンプトに追加されました。これにより、お客様はオプション (はい、いいえ、両方) を選択しなくてもレポートを実行することができます。

  • レポートの生成時に [E-Receipt ステータス] プロンプトに対して [はい] を選択すると、E-Receipt が有効化された従業員がレポートに表示されます。
  • [いいえ] を選択すると、E-Receipt が無効化された従業員がレポートに表示されます。
  • [両方] を選択すると、E-Receipt が有効化された従業員と E-Receipt が無効化された従業員がレポートに表示されます。
  • オプション (はい、いいえ、両方) のいずれも選択しない場合、E-Receipt の有効化または無効化を行わなかった従業員、E-Receipt が有効化された従業員、および E-Receipt が無効化された従業員がレポートに表示されます。

レポートの場所

レポートは以下のフォルダにあります。

  • [分析] - [標準レポート] ‎> [E-Receipt]‬ > [E-Receipt が有効の従業員]
  • [インテリジェンス] - [標準レポート] ‎> [E-Receipt]‬ > [E-Receipt が有効の従業員]

その他の変更点

拡張会計カレンダーのオプトアウト オプション

Concur では、Analysis/Intelligence の拡張会計カレンダーを 7 月にリリースする予定です。拡張会計カレンダー機能は、7 月にすべてのお客様に対して有効化されます。

一般出荷向けに拡張会計カレンダーが 7 月にリリースされる前に、この変更の準備にさらに時間が必要な場合は、この機能を 2017 年 9 月まで延期することができます。

拡張会計カレンダー機能を延期するには、Concur クライアント サポートに問い合わせて、7 月の会計カレンダー更新からオプトアウトする旨を知らせてください。

よくある質問 (FAQ)

質問

回答

拡張会計カレンダー機能を有効にするには、何をする必要がありますか。

拡張会計カレンダー機能は、7 月にすべてのお客様に対して有効化されます。

この変更の準備にさらに時間が必要な場合は、どうしたらいいですか。

一般出荷向けに拡張会計カレンダーが 7 月にリリースされる前に、この変更の準備にさらに時間が必要な場合は、この機能を 2017 年 9 月まで延期することができます。

拡張会計カレンダー機能を延期するには、Concur クライアント サポートに問い合わせて、7 月の会計カレンダー更新からオプトアウトする旨を知らせてください。

既存の会計カレンダーは移行されますか。

はい。7 月に機能が有効化されるお客様のカレンダーは移行されます。会計カレンダーが 7 月に有効化されることをオプトアウトするお客様のカレンダーは 9 月に移行されません。これらのお客様は、9 月のリリース後にカレンダーと予算を自分で入力する必要があります。

BI マネージャーによって追加された予算は移行されますか。

はい。カレンダーに依存しない会計年度 (カレンダー年と一致しない会計年度) を入力していない場合に限り、7 月に機能が有効されるお客様の予算は移行されます。カレンダーに依存しない会計年度の予算は移行されません。

自社の会計年度はカレンダー年と一致しているため、これまで会計カレンダーを作成する必要がありませんでした。

この新しい機能は私たちに影響がありますか。

予算機能が拡張されているため、予算は会計四半期に一致するよう調整されます。BI マネージャーが予算を追加および更新するためには、会社で会計カレンダーを定義する必要があります。

実用的アラートの変更はありますか。

将来のリリースでは、会社の会計四半期と一致する追加の実用的分析 [予算の % 値] アラートがあります。

Cognos モデルの変更はありますか。

はい。7 月のリリースで、会計年度をサポートするための追加フィールドが利用可能になります。

これらのフィールドに関する追加情報は、7 月のリリース ノートに記載されます。

Cognos レポートの変更はありますか。

会計年度に一致させることができる部門マネージャー概要ダッシュボードの拡張バージョンは、将来のリリースでリリースされます。

今後のリリース ノートに追加情報が提供される予定です。

拡張会計カレンダーの詳細については、この管理サマリーの計画変更の下にある **計画変更** 拡張会計カレンダー リリースノートを参照してください。

計画変更

その他の変更: **計画変更** 拡張会計カレンダー

Concur では、Analysis/Intelligence の拡張会計カレンダーを 7 月にリリースする予定です。会計カレンダーにより、組織は、標準のカレンダー年に依存せずに自組織の会計期間を定義することができます。多くの組織は、固有のカレンダーを定義して財務会計レポートをモデル化し、事業における期間を反映して、直接の競合会社と結果を比較し、1 月における期末の繁忙期を回避します。

新しい会計カレンダーでは、柔軟性が向上し、詳細が提供されます。現会計年度と過去の会計年度、およびこれらの会計年度のすべての会計期間が表示されます。

会計年度には開始日付と終了日付があります。うるう年や、会計年度の短縮または延長に対応するため、各年の長さは異なる場合があります(組織は、会計年度の開始日付を変更するときに会計年度を短縮または延長します)。会計年度は、前の会計年度と重複することはできません。また、会計年度間に間隔があってはいけません。

新しいカレンダーでは、会計年度内の会計期間の長さは異なる場合がありますが、一般的には月を表します。

Analysis/Intelligence の今後の変更点

拡張会計カレンダーのリリースにより、BI マネージャーでは会計四半期に合わせて予算を作成できるようになります。現在、BI マネージャーでは、暦四半期に合わせた予算のみを作成できます。

この変更により、拡張機能が追加されます。たとえば、Concur では、部門マネージャー概要ダッシュボードや経費管理概要ダッシュボードなど、既存の標準レポートとダッシュボードを更新するため、これらを会社の会計四半期に合わせることができます。

また、Concur では、追加の実用的分析 [予算の % 値] アラートが導入され、(会計カレンダーを指定した会社の) 会計四半期中に予算が定義したパーセントに達すると、アラートが BI マネージャーに送信されます。現在の実用的分析 [予算の % 値] アラートは、暦四半期に基づいて送信されます。

今後のリリース ノートに追加の情報が提供される予定です。

業務目的/お客様にとってのメリット: この機能により、クライアントは標準のカレンダー年に依存せず柔軟に各自の会計期間を定義することができます。

管理に表示される内容

[管理] > [経費] および [管理] > [請求書].のレポート構成ツールで、拡張会計カレンダーを使用できます。

また、[会計カレンダーの設定] タブは [会計カレンダー] に名前が変わりました。

会計カレンダーにはボタンが 5 つ用意されています (以下の表に記載)。

ボタン

説明

新規

管理者は新しい会計カレンダーを作成できます。

修正

管理者は既存の会計カレンダーを修正できます。

アクティブ化

管理者は会計カレンダーをアクティブ化できます。

非アクティブ化

管理者は会計カレンダーを非アクティブ化できます。

削除

管理者は会計カレンダーを削除できます。

構成/機能のアクティブ化

Concur では、Analysis/Intelligence の拡張会計カレンダーを 7 月にリリースする予定です。

会計カレンダー (Professional) にアクセスするには、以下の操作を実行します。

  1. [管理] > [経費] または [請求書] > [レポート構成] (左側のメニュー) をクリックします。[レポート構成] ページが表示されます。

  2. [会計カレンダー] タブをクリックします。

詳細については、Shared: Reporting Configuration Setup Guide (英語のみ) を参照してください。

会計カレンダー (Standard) にアクセスするには、以下の操作を実行します。

  1. [管理] > [経費の設定] または [請求書処理の設定] > [レポート構成] をクリックします。[レポート構成] ページが表示されます。

  2. [会計カレンダー] タブをクリックします。

詳細については、Shared: Reporting Configuration Setup Guide for Concur Standard Edition (英語のみ) を参照してください。

その他の変更: **計画変更** [レポート構成] ページの変更

Concur Professional の [レポート構成] ページ ([管理] > [経費] または [請求書]) の [BI (Business Intelligence) マネージャーの設定] タブの名前が [優先設定] に変更されます。また、このページの [BI マネージャーの設定] は、設定のわかりやすさを改善するために名前が変更されます。

業務目的/お客様にとってのメリット: これらの変更によりタブが使いやすくなり、今後追加される優先設定に対応するよう、タブの使用目的が拡張されます。

管理に表示される内容

このタブの名前は [優先設定] に変更され、設定の名前は次のように変更されます。

  • [BI マネージャー フィールドがブランクである場合、BI マネージャーにレポート承認者を使用する] 設定の名前は [BI マネージャーがブランクである場合、BI マネージャーにレポート承認者を使用する] に変更されます。
  • [Cognos へのリンクを BI マネージャー フィールドへの入力を完了したユーザーに許可] 設定の名前は [BI マネージャーの [レポート] メニュー オプションを表示する] に変更されます。

[優先設定] タブの場所

[優先設定] タブ (Professional のみ) にアクセスするには、次の操作を実行します。

  1. [管理] > [経費] または [請求書] > [レポート構成] (左側のメニュー) をクリックします。[レポート構成] ページが表示されます。

  2. [優先設定] タブをクリックします。

詳細については、Shared: Reporting Configuration Setup Guide (英語のみ) を参照してください。

構成/機能のアクティブ化

Concur では、この変更は自動的に実行されます。構成ステップまたはアクティブ化ステップはありません。

その他の変更: **計画変更** 2017 年 8 月 18 日における Microsoft IE バージョン 10 ブラウザに対するサポートの終了

Concur 製品での Microsoft Internet Explorer (IE) バージョン 10 ブラウザのサポートは、2017 年 8 月 18 日に終了する予定です。Concur では、IE バージョン 10 を使用しているお客様はその日付より前に最新の IE ブラウザのバージョンに更新するか、別のサポート対象ブラウザをインストールして使用することを強く推奨しています。

その他の変更: **計画変更** TLS v 1.0 暗号化プロトコルに対するサポートの終了 – 米国のデータセンターへの移行日を変更

以下の日付を確認してください。

- 欧州のデータセンター: 2017 年 4 月 4 日火曜日に完了

- 米国のデータセンター: 2017 年 7 月 12 日水曜日に移行

Concur は、TLS 暗号化プロトコルのバージョン 1.0 に対するサポート サイクルの終了を発表します。よりセキュアな TLS の 1.1 および 1.2 バージョンは引き続きサポートされます。その背景には、TLS プロトコルにより、電話またはコンピュータとクラウドベース サービス間のセキュアな双方向通信が可能になったことが挙げられます。

バージョン 1.0 に限定されたブラウザまたは電話を使用して Concur ソリューションにログインしている Concur ユーザーは 1% に満たないため、このサポートの中止による影響を受けるユーザーは非常に少数です。

新しいサポート終了日付に注意してください。

お客様がサポート終了について理解し、ブラウザのセキュリティ設定に必要な手動の変更を加えるのに十分な時間をもうけるため、サポートの終了日付を変更しました。これらの変更については、今後のサービス リリースで詳しく説明します。

業務目的/お客様にとってのメリット: Concur は、お客様のセキュリティと、より新しくセキュアな TLS の 1.1 および 1.2 バージョンへの容易なアップグレードの両方について、慎重に検討したうえでこのステップを実行しています。TLS v 1.0 の使用終了計画により、お客様は TLS バージョン 1.1 以上を使用し、安全かつセキュアな方法で Concur サービスと通信できるようになります。