2018 年 7 月 Request Professional Edition 管理サマリー
初回投稿
Request
Concur Open のパーソナライズ – 7 月末を予定Concur Open は SAP Concur のリアルタイム サービス ステータス ダッシュボードで、限定された SAP Concur サービスおよびすべてのデータ センターの広範囲に及ぶ機能停止およびインシデントを表示します。Concur Open では、現在のサービス ステータスおよび過去 20 日間のインシデント履歴が表示されます。
7 月末を目処に、Concur Open に新しい機能が追加されます。ユーザーは、Concur Open にアクセスし、Concur サービスの利用可能状況を表示することができます。削除される機能はありません。ただし、このリリースでは、SAP Concur ユーザーが Concur Open にログインして以下を行うことができます。
- 会社固有のサービスおよびデータ センターのサービス ステータスを表示する
- 会社固有のサービスに影響を与えるインシデントに関する更新のために購読オプションにアクセスする
- 詳細な根本的原因分析情報および各インシデントに対して SAP Concur が行った対策を含む過去 2 年間のサービス履歴を表示する
業務目的/お客様にとってのメリット: お客様は Concur Open を使用して、SAP Concur サービスの機能停止、ステータス、および利用可能性を監視します。この新機能を追加すると、お客様は自身のサービス ステータスおよび利用可能性についてのパーソナライズされたビューを利用できるようになります。SAP Concur の目標は、インシデント/機能停止についてのより正確で透明性の高いビューを提供することです。
オンライン ヘルプの [処理者プライバシー保護方針] リンク[処理者プライバシー保護方針] リンクは、SAP Concur フッターで利用可能です。
ただし、SAP Concur の一部のページにはフッターが表示されません。この場合、ユーザーはホーム ページに戻って [処理者プライバシー保護方針] リンクをクリックできます。
また、このリリースでは、[処理者プライバシー保護方針] リンクをオンライン ヘルプで利用できます。
SAP Concur のプラットフォーム
Callout サーバー要件の更新SAP Concur は、SAP Concur Platform Callout をサポートするサーバーをアップグレードします。このメンテナンスには、運用プロキシの移行 (北米データ センターのみ) および VM への PWS サーバーの移行 (EMEA および北米データ センターのみ) が含まれます。VM への PWS サーバーの移行は、2018 年 5 月 2 日に完了しました。運用プロキシの移行は 2018 年 5 月 9 日に開始され、2018 年 8 月 3 日に完了します。
これらのサーバーでは、以下の機能がサポートされています。
- 同席者データ取得の呼び出し
- リスト項目取得の呼び出し
- イベント通知の呼び出し
- 外部 URL 起動の呼び出し
- Concur Salesforce Connector
このメンテナンスによって、SAP Concur では、お客様の呼び出し URL に対して以下の要件があることに注意してください。
- エンドポイントは SSL/TLS を使用して保護されます。
- エンドポイントでは最低でも TLS 1.0 が使用されますが、TLS 1.2 が優先されます。
- エンドポイントでは、キーのサイズが 1024 ビットを超える Diffie-Hellman 暗号スイートが使用される必要があります。
- SSL および標準は進化し続けているため、許可される暗号スイートの特定のリストは公開されていませんが、一般に、現代の産業でサポートされているリストが使用されることが推奨されます。
- エンドポイントには、検証可能な有効なルートへのチェーンを含む SSL 証明書が存在する必要があります。追加の証明書をインストールせずにチェーンを検証できない場合は、SAP Concur からの呼び出しに失敗します。
- 北米データ センターからの Concur の呼び出しトラフィック (一般的ではない) によるアクセスのホワイトリストを作成するお客様は、アクセス制御リストを IP 12.129.29.86 に更新する必要がある場合があります。
業務目的/お客様にとってのメリット: このメンテナンスによって、現在のハードウェアでの保証期間切れの問題が軽減されます。
Concur Request APIs v4.0 の利用開始Concur Request APIs v4.0 の利用が開始されました。
v4.0 では、既存の Request エンドポイントで大幅な拡張が行われ、お客様またはパートナー (もしくはその両方) が Concur Request と連携して以下を実行するための機能が提供されます。
- 既存の事前申請に関する詳細情報の取得
- 既存申請の作成、読取、更新または削除
- 利用可能なアクション (提出、承認、撤回、キャンセル、終了、再オープン) のいずれかによる、承認フローにおける既存申請の移動
- 申請の想定経費 (出張セグメントを含む) のリストの取得
- 申請の想定経費の作成、読取、更新または削除
- 旅行会社のオフィスの情報の取得
また、Concur では、リスト管理データのユーザー エクスペリエンスも改善しました。申請ヘッダーおよび申請エントリにおける申請作成、読取、および更新 API のシンプルな接続リストデータがサポートされます。
背景: SAP は、エンドツーエンドの統合を簡素化するため、引き続き API およびツールに重点を置いて投資を行っています。
SAP Concur では、オープンなエコシステムによってお客様の視野が拡大すると強く信じています。オープンなエコシステムによって、内部システム、支出、およびパートナー データを動的が接続されて、事業を発展させることができる強力な洞察が得られます。
概要セクションにリストされている機能を調べて、以下に示すいくつかの既存のプロセスが API によってどのように簡素化されるか確認してください。
- 人事システムで承認されたオフサイト トレーニングに対する Concur 出張申請の自動作成
- 社内ポータルの "Manager" ウィジェットへの承認待ちの事前申請の表示
今後のリリースでは、その他の API 機能の追加も計画しています。
アクセス許可: 最新の認証サービスと Concur の新しい OAuth2 フレームワークに基づく Concur Request APIs v4.0 では、既存のユーザー レベル権限に加えて、会社レベル権限の権限も管理します。お客様やパートナーは、1 つのトークン/権限を使用し、すべての会社ユーザーの代理で Request を操作できるようになります。
業務目的/お客様にとってのメリット: これらの拡張により、Request を含む Concur のプラットフォームを使用する開発者向けの追加オプションおよび機能が提供されます。
計画変更
このセクションの項目は、今後のリリースを予定しています。Concur は、ここで言及された機能拡張/変更の導入を延期、または削除する権利を有します。
**計画変更** 2018 年 9 月 1 日に終了予定のプレーン テキスト FTP のサポートSAP Concur は、SAP Concur との間でデータを転送するためのプレーン テキスト FTP のサポート終了について発表しました。
プレーン テキスト FTP は、セキュリティ保護されたプロトコルではなく、固有のセキュリティ脆弱性があります。2018 年 9 月 1 日に、SAP Concur Operations は、ファイル転送インフラストラクチャに対してセキュリティ アップデートを適用します。これにより、お客様のデータを保護し、SAP Concur Trust Platform の監査されたセキュリティ要件を満たすための継続的なコミットメントの一環として、プレーン テキスト FTP の使用が制限されます。
詳細については、Plain Text FTP Retirement FAQ を参照してください。
ユーザーへの影響: 2018 年 9 月 1 日以降は、プレーン テキスト FTP を使用した、従業員、リスト、同席者などのファイル タイプであるインポート ファイルのアップロードと、SAE などの抽出ファイルのダウンロードは、SAP Concur の Filemover システムで許可されません。これにより、お客様による Concur Travel、Concur Expense、Concur Invoice などの SAP Concur 製品のご使用や、お客様の財務システムへの統合アクティビティが大きな影響を受けます。2018 年 9 月 1 日を越えて延長する例外はありません。
お客様通知
SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors「Concur Non-Affiliated Subprocessors」のリストは、こちらに提供されています: SAP Concur Non-Affiliated Subprocessors (英語のみ)
月次ブラウザ証明書月次ブラウザ証明書は、現在および予定の両方とも、その他の SAP Concur 月次リリース ノートに提供されており、新機能 - Professional Edition からアクセスできます。